気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

シン・ゴジラ

2016年08月15日 | 「 えいが 」
庵野監督の映画なので少々警戒していた。
(エヴァのことがあるから)
だが、映画評を見ると概ね好評であり
中には絶賛というものもあった。

で、観て来た。
なるほど、これならば何の文句もない。
最初にゴジラが上陸した際の姿には
「なんじゃコレは」とあっけにとられたが、
二度目の鎌倉への上陸シーンは
「そうそう、こうでないと」と
しかも、要所要所でゴジラシリーズの
テーマ曲やサウンドが使われていて
ゴジラ初期の世代には垂涎物。

そして、なにより力を入れたという
「もし巨大生物が上陸したら」というシュミレーションが
「そうやろうなぁ」というグダグダ感を再現しつつ
スクリーンに投影される。
しかも、上層部のどうしようもない感と対比させる
現場の人間の使命感に燃える姿が良い。

あと、「やられたなぁ」と感じたのが
CGのクオリティ。
ハリウッドクラスの生々しいリアルさを見せるのではなく
ほんの少しミニチュア合成っぽい表現を
意図的にしていると思う出来がなんともいえない味を・・。
これぞ日本特撮の真骨頂というように感じて嬉しくなった。
(自分だけかもしれないが)

ラストのゴジラを封じ込める方法の
賛否はあるかもしれないがこれはこれでいいと思う。
最後は軍事力ではなく知恵と捨て身の勇気なんだと・・・。

庵野監督を再評価できるすばらしい出来でした。
(でもエヴァはもういいけどね)
コメント
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