エコテロリストといわれているイーストに潜入した
女性走査官のサラは彼らがなぜそれを行うのかを知り、
彼らに同情しながらも、
それをとめる為に上司に連絡をした。
彼女の報告を聞いた民間調査会社の上司は
テロの対象が顧客でないという理由でそれを黙殺した。
もちろん、そのテロの内容が副作用がありながらも
市販されている抗生物質を、その製造会社の
役員たちのパーティでの飲み物に混入させるという、
会社が宣伝する、多少の副作用はあっても
その効果が優れているということが本当なら大丈夫という
理由からだが、その副作用の現実を知ったサラにしたら、
どうにも釈然としない。
テロを成功させ、一時解散することに決めたイースト。
自分の生活に戻ったサラだったが・・・。
利益優先の今の社会で、事の大小はあっても、
現実にあることなのではないかと思える話からすると、
イーストの肩を持ちたくなってしまう。
だが、その反面、それによって被害を受ける人もいるとなると・・。
ラストからエンディングにかけての映像は、
イーストとは違う理想的な方法を・・・人の良心を
信じるというサラの新たな戦いを見せてくれてはいるのだが、
自分としては、長い戦いになりそうだなと思わずにはいられなかった。