
今までの更新で、『射手座の日』ネタ、『2012年12月22日』ネタの『マヤ・アステカ神話』=『諸太陽の時代=円環的時間』、
『ロジャー・ゼラズニイ』の『光の王』ネタ、『ゾロアスター教』由来の『弥勒』ネタ繋がりの『仏教』=『輪廻転生』、
ハルヒと関連ありそうで、両者に共通なのは『ループ』。
偶然、『ゾロアスター教』も『ニーチェ』経由で『永劫回帰=ループ』繋がり。
2003年の『七夕ラプソディ』『エンドレスエイト』、2004年の『ハルヒ劇場』『消失』、2005年の『陰謀』、と『ループ』が関連した事件が、事件の中でも『重要』な印象がありますので、コジツケしてみました。
『陰謀』での『みくる(大)』の『大きな分岐点』も、『ループ』絡みと勝手に解釈して、関連させました。
というか、まず結論有りきで、補強証拠だけを集めて強引にコジツケると、どうにでも連鎖出来ると言う実例ですね。
別の材料だけを使ってコジツケれば正反対の結論も出せるでしょう。
そういう『どっちもアリ』という状況をどう切り抜けるか、という困難がキョンに降りかかる話が、『分裂』~『驚愕』の展開なのだと仮定すれば、
『まず結論ありき』の、いい加減な仮説も本編に無関係ではない、むしろ本編の構造の忠実な『投影』と言えるかもしれない、などと勝手に思っております。
『ループ』への対処法は、
①『諸太陽の時代』式=古いループを捨て、新たなループを更新し続ける
②『解脱』式=ループから脱出する
③『救世主』式=ループを終了させ、ループしない時間を始める
という付き合い方がコジツケられるかと。
『ニーチェ』については、高校の頃は『他人を気にせず、自分の価値観を貫け』という主張をした、と思っていたのが、
成人してから、『永劫回帰』の思考実験に注目すると、
『選択を迫られた時は、その選択肢の内容を何度でも選択したいかどうかを判断基準に、後悔しない様に選択をしろ』と主張するのが中心だったのかも?と思う様になりました。
今回は
④『ツァラトゥストラ』式=『最高のループをせよ』
という『ループ』への対処法だと解釈。
『God』の反対=『Dog』→『犬の反対=猿』、必ずしも『犬の反対=神』には成らない、という連想は、以前、言葉遊びだけネタにしておきましたが、
今回は『猿』→『サル状態』→『歓喜仏』→『聖天=歓喜天』と強引にコジツケ。地味に『永劫回帰への対処法=永久に繰り返したい事をやれ』を踏まえてるのが幸せ。聖地巡礼のとき、神呪寺に『聖天』が在るのに気付いて、いつかネタにしようと思っていたので、出来てよかったです。
『ガネーシャ』は『象頭』。『大根』が好物なのだそうで、『二股大根』が供物だという説も有るようです。
以前ネタにした『十一面観音』が連鎖しました。『身体提供』=『捨身飼虎』に通じますし、『聖天=ガネーシャ』の『性欲の肯定』は『犬のディオゲネス』みたいですね。
『女体化』だなんて、『キョン子』は『分裂』~『驚愕』の謎に関係していたんですねえ。『キョン子ブーム』には、あまりの偶然に谷川さんも驚いたのではないかと勝手に思うことにしました。
面白いハルヒ同人誌紹介
9682『Wiiのゲームがこんなだったらいいのになあ本。』:ラストでみうらさんとヒロセさんが会話なさっておられるので、この本は合同誌、と思われます。
ネタ出し・作画は、キョン妹・みくる活躍ステージがみうらさん、谷口・古泉・長門・朝倉活躍ステージがヒロセさん…で良いのでしょうか。
架空のゲームの展開を漫画の形で一冊という、同人ならではの本。実に良く出来た本で、このネタを思いついて作品化したのが勝ちだと思います。
折角思いついたのに、採算が合わないから没にしている例も多いのではないでしょうか。
ハルヒダンス誕生の裏話(?)。骨格は時空改変ネタ。「キョンの一日」を土台に事件発生→解決。
キョン妹に起こされるところから谷口のダンス勝負申し込み(国木田が審判)、「意外に熱血」古泉の手つなぎダンスレッスン…キャラ達の、いかにも有りそうなストーリーへの絡み方が上手い。心で薔薇を作れと言う古泉に笑いました。
朝倉襲撃ネタで、朝倉&長門W浴衣でリズム特訓、という本当に見てみたい「見せ場」。
ユーロビート盆踊りでつぶされるコンピ研、原作でもこういうやられ方しそうですね。カクカク無表情で踊る長門に爆笑。
みくる×キョンで、「今までの曲のおさらい」という展開も、上手くキャラ特性を活かしてますね。朝比奈さん、こういうガッツは有りそうですから。
京アニもやらなかった、ステージキャラ総出で「ハレ晴レ」、でもハルヒは不機嫌で…ラストで広げた風呂敷が見事に畳まれて、感動します。
原作破壊しなくてもこれだけ面白く出来る、という実証ですね。お色気シーン皆無でも満足ですし。すぐに脱がしてしまいたくなるので、ちょっと反省しました。
夏服ver、確かに見てみたいですね。
狗古堂『チャイルドイズム』:犬居なぎさんのちび朝倉ネタ1頁漫画連作。フルカラー漫画なのが凄い。相変わらず青の使い方が綺麗です。
web漫画のよりぬきだそうで、まとめて下さって感謝であります。いきなり冒頭で「小さい魅力」に笑いました。
キョンがロリコン、というのは原作もそうだと思うのですが、「四つん這い+鞭」…ここのキョンはロリだけではありません。長門が呆れ気味なのが良いですね。
朝倉シャワーシーンカット、ネタの練り込みに、「大道芸・舞台芸」的な読者との相互作用による「挑発」「サービス」が織り込まれているのが、ダレのない展開の理由かと。犬居さんは描けば描ける方なので残念ですが。
今回、ちび朝倉全裸とか半裸がちょっと有るだけで、パンちらも無いネタ出しで十分面白いです。英語で怯える「ちび朝倉」は可愛過ぎです。
犬居さんのキャラ造形は幼い雰囲気を表現すると力を発揮するのかもしれません。あどけない表情付けが上手です。(長門の凍りついた表情は爆笑。芸幅は広い方。)
最近、商業の健全が18禁並みにエロに走っているので、9682もそうですが、こういう禁欲的ネタ出しの同人が現れたということは、そろそろ振子が逆に振れるのかもしれませんね。
私は年寄りですから、「すぐパンツ」「すぐ裸」でいきますが。
フィギュアになりたい族(未塗装)『パラレルデイズ・クロッシングデイズ』:ハルヒとキョンの幸せな日々を正面から映像化する漢、osさんの今回は健全本。表紙のハルヒが実に幸せそう。
馴れ初めをハルヒ視点とキョン視点で其々漫画化。ノロケ話というか、恥ずかしいモノを読むと脳の活性化には良いですね。精神的健康に良いです。良い読後感。
今回はパンチラすら出さずに、面白く読める話を描くという作品三連打ですね。本当に転換期かもしれません。身体より心ですか。
のいぢさんやツガノさんのハルヒのエゴ丸出しハルヒは、ちょっと意地悪さが含まれてるんですけど、osさんのハルヒは、勝手を言ってても憎めません。エゴを出してる表情も可愛らしい。絵柄が得してます。
女の子の可愛らしさは、その娘の短所にも貫徹する、というのは賛成です。キャラ作りの理想として、参考にしたいところですね。
好きな表情は、髪型変えてるのに気付かれた時の「ドキ」の顔です。ラストの、交際を初めて知った振りする団員達とキョンの微妙な雰囲気が笑いました。こうなりますよね。
私の好きな同人は、こういう「作品のツボ」を踏まえている作品ばかりですが、「作品の空気を作る要の部分」は、オリジナルもパロも区別無いですから、これを踏まえる力が有れば、どんなジャンルに行っても面白い作品が描けると思いますね。
紹介はまだまだ続きます。次回は「朝倉総受け」で一冊お描きになった『ぶるぅらいん』さん等。
『ロジャー・ゼラズニイ』の『光の王』ネタ、『ゾロアスター教』由来の『弥勒』ネタ繋がりの『仏教』=『輪廻転生』、
ハルヒと関連ありそうで、両者に共通なのは『ループ』。
偶然、『ゾロアスター教』も『ニーチェ』経由で『永劫回帰=ループ』繋がり。
2003年の『七夕ラプソディ』『エンドレスエイト』、2004年の『ハルヒ劇場』『消失』、2005年の『陰謀』、と『ループ』が関連した事件が、事件の中でも『重要』な印象がありますので、コジツケしてみました。
『陰謀』での『みくる(大)』の『大きな分岐点』も、『ループ』絡みと勝手に解釈して、関連させました。
というか、まず結論有りきで、補強証拠だけを集めて強引にコジツケると、どうにでも連鎖出来ると言う実例ですね。
別の材料だけを使ってコジツケれば正反対の結論も出せるでしょう。
そういう『どっちもアリ』という状況をどう切り抜けるか、という困難がキョンに降りかかる話が、『分裂』~『驚愕』の展開なのだと仮定すれば、
『まず結論ありき』の、いい加減な仮説も本編に無関係ではない、むしろ本編の構造の忠実な『投影』と言えるかもしれない、などと勝手に思っております。
『ループ』への対処法は、
①『諸太陽の時代』式=古いループを捨て、新たなループを更新し続ける
②『解脱』式=ループから脱出する
③『救世主』式=ループを終了させ、ループしない時間を始める
という付き合い方がコジツケられるかと。
『ニーチェ』については、高校の頃は『他人を気にせず、自分の価値観を貫け』という主張をした、と思っていたのが、
成人してから、『永劫回帰』の思考実験に注目すると、
『選択を迫られた時は、その選択肢の内容を何度でも選択したいかどうかを判断基準に、後悔しない様に選択をしろ』と主張するのが中心だったのかも?と思う様になりました。
今回は
④『ツァラトゥストラ』式=『最高のループをせよ』
という『ループ』への対処法だと解釈。
『God』の反対=『Dog』→『犬の反対=猿』、必ずしも『犬の反対=神』には成らない、という連想は、以前、言葉遊びだけネタにしておきましたが、
今回は『猿』→『サル状態』→『歓喜仏』→『聖天=歓喜天』と強引にコジツケ。地味に『永劫回帰への対処法=永久に繰り返したい事をやれ』を踏まえてるのが幸せ。聖地巡礼のとき、神呪寺に『聖天』が在るのに気付いて、いつかネタにしようと思っていたので、出来てよかったです。
『ガネーシャ』は『象頭』。『大根』が好物なのだそうで、『二股大根』が供物だという説も有るようです。
以前ネタにした『十一面観音』が連鎖しました。『身体提供』=『捨身飼虎』に通じますし、『聖天=ガネーシャ』の『性欲の肯定』は『犬のディオゲネス』みたいですね。
『女体化』だなんて、『キョン子』は『分裂』~『驚愕』の謎に関係していたんですねえ。『キョン子ブーム』には、あまりの偶然に谷川さんも驚いたのではないかと勝手に思うことにしました。
面白いハルヒ同人誌紹介
9682『Wiiのゲームがこんなだったらいいのになあ本。』:ラストでみうらさんとヒロセさんが会話なさっておられるので、この本は合同誌、と思われます。
ネタ出し・作画は、キョン妹・みくる活躍ステージがみうらさん、谷口・古泉・長門・朝倉活躍ステージがヒロセさん…で良いのでしょうか。
架空のゲームの展開を漫画の形で一冊という、同人ならではの本。実に良く出来た本で、このネタを思いついて作品化したのが勝ちだと思います。
折角思いついたのに、採算が合わないから没にしている例も多いのではないでしょうか。
ハルヒダンス誕生の裏話(?)。骨格は時空改変ネタ。「キョンの一日」を土台に事件発生→解決。
キョン妹に起こされるところから谷口のダンス勝負申し込み(国木田が審判)、「意外に熱血」古泉の手つなぎダンスレッスン…キャラ達の、いかにも有りそうなストーリーへの絡み方が上手い。心で薔薇を作れと言う古泉に笑いました。
朝倉襲撃ネタで、朝倉&長門W浴衣でリズム特訓、という本当に見てみたい「見せ場」。
ユーロビート盆踊りでつぶされるコンピ研、原作でもこういうやられ方しそうですね。カクカク無表情で踊る長門に爆笑。
みくる×キョンで、「今までの曲のおさらい」という展開も、上手くキャラ特性を活かしてますね。朝比奈さん、こういうガッツは有りそうですから。
京アニもやらなかった、ステージキャラ総出で「ハレ晴レ」、でもハルヒは不機嫌で…ラストで広げた風呂敷が見事に畳まれて、感動します。
原作破壊しなくてもこれだけ面白く出来る、という実証ですね。お色気シーン皆無でも満足ですし。すぐに脱がしてしまいたくなるので、ちょっと反省しました。
夏服ver、確かに見てみたいですね。
狗古堂『チャイルドイズム』:犬居なぎさんのちび朝倉ネタ1頁漫画連作。フルカラー漫画なのが凄い。相変わらず青の使い方が綺麗です。
web漫画のよりぬきだそうで、まとめて下さって感謝であります。いきなり冒頭で「小さい魅力」に笑いました。
キョンがロリコン、というのは原作もそうだと思うのですが、「四つん這い+鞭」…ここのキョンはロリだけではありません。長門が呆れ気味なのが良いですね。
朝倉シャワーシーンカット、ネタの練り込みに、「大道芸・舞台芸」的な読者との相互作用による「挑発」「サービス」が織り込まれているのが、ダレのない展開の理由かと。犬居さんは描けば描ける方なので残念ですが。
今回、ちび朝倉全裸とか半裸がちょっと有るだけで、パンちらも無いネタ出しで十分面白いです。英語で怯える「ちび朝倉」は可愛過ぎです。
犬居さんのキャラ造形は幼い雰囲気を表現すると力を発揮するのかもしれません。あどけない表情付けが上手です。(長門の凍りついた表情は爆笑。芸幅は広い方。)
最近、商業の健全が18禁並みにエロに走っているので、9682もそうですが、こういう禁欲的ネタ出しの同人が現れたということは、そろそろ振子が逆に振れるのかもしれませんね。
私は年寄りですから、「すぐパンツ」「すぐ裸」でいきますが。
フィギュアになりたい族(未塗装)『パラレルデイズ・クロッシングデイズ』:ハルヒとキョンの幸せな日々を正面から映像化する漢、osさんの今回は健全本。表紙のハルヒが実に幸せそう。
馴れ初めをハルヒ視点とキョン視点で其々漫画化。ノロケ話というか、恥ずかしいモノを読むと脳の活性化には良いですね。精神的健康に良いです。良い読後感。
今回はパンチラすら出さずに、面白く読める話を描くという作品三連打ですね。本当に転換期かもしれません。身体より心ですか。
のいぢさんやツガノさんのハルヒのエゴ丸出しハルヒは、ちょっと意地悪さが含まれてるんですけど、osさんのハルヒは、勝手を言ってても憎めません。エゴを出してる表情も可愛らしい。絵柄が得してます。
女の子の可愛らしさは、その娘の短所にも貫徹する、というのは賛成です。キャラ作りの理想として、参考にしたいところですね。
好きな表情は、髪型変えてるのに気付かれた時の「ドキ」の顔です。ラストの、交際を初めて知った振りする団員達とキョンの微妙な雰囲気が笑いました。こうなりますよね。
私の好きな同人は、こういう「作品のツボ」を踏まえている作品ばかりですが、「作品の空気を作る要の部分」は、オリジナルもパロも区別無いですから、これを踏まえる力が有れば、どんなジャンルに行っても面白い作品が描けると思いますね。
紹介はまだまだ続きます。次回は「朝倉総受け」で一冊お描きになった『ぶるぅらいん』さん等。