年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『Steinsgate』と『涼宮ハルヒの驚愕』の間…知人の結婚祝本表紙用『漆原るか』イラストです。

2011-07-04 20:23:33 | 涼宮ハルヒ
知人の結婚祝本の表紙用イラスト、初描き『漆原るか』君です。
311の惨事で暗い時代ですが、明るいニュースでした。

21世紀は、4人に一人が一生独身になるんじゃないかとかいう未来予測もあるそうなので、
いろんな意味でめでたいことですね。


『Steinsgate』、オカリンが『ドクターペッパー』党なのが親近感が沸きますね。

あれは小学生の頃、

私が風邪を引いたとき、

母が、


『大人用のバファリンを、半分に割って飲ませたら

「小児用バファリン」と同じくらいの薬効成分の分量になるんじゃないか』


と思って、
(最近流行の『勿体無い精神』ってこういう行動を誘発するんですよね。別に買う金が『勿体無い!』)

内なる因果律の命ずるままに私に処方したところ、

私が腹痛を起こして、病院に行くことになり、

病院の自販機で買った瓶入りの『ドクターペッパー』を飲んだのが初めてです。

それ以来、コーラより好きな飲料になっております。



馬場さんの話では、

『バファリン』は腹痛を起こす『アスピリン』を、

『緩衝制酸剤』で包んで胃に優しくしたものなのだそうで、

割ったりしたら、折角の緩衝剤が無効化してアスピリンが胃粘膜保護を抑制、

腹痛を起こすのは当たり前だそうで。


ちなみに、

『小児用バファリン』は『アスピリン』でなく、『アセトアミノフェン』という成分を使っている


『まったくの別物』


だそうです。



…『少ない大人用バファリン』


じゃなかったんですね。


母が、『高度経済成長』出来たと考えると、

失われた20年を30年にしようとしている私は、出来が悪いドラ息子ですね。
(世界経済が今よりチョロかった訳じゃないでしょう)




本題に戻って、

『Steinsgate』、青木さんに見せていただいた範囲では『まゆしー』が大変なことになっていて、

OPの歌詞にあるように、ハッピーエンドを求めて、オカリンはループに突入する展開になるのかも。


これ、『涼宮ハルヒの驚愕』の



『藤原』が『死んだ姉=みくる』を生き返らせるべく歴史改変を目指す



という展開と重なりますよね。

…いうまでもなく、『まどかマギカ』の『ほむほむ』の『ループ』とも重なっていて面白いですが。



前回の更新で、


『藤原』は性別が『男』だから、『ほむほむ』のときは共感できた『ハッピーエンドのためのループ』が共感できない、


ということを書いてましたが、


不思議なことに、『オカリン』は男なのに、かなりドキュンなのに、



『オカリン、はやくループして、まゆしーを救うのだ!』
『オカリン、ヒーローになれ!』



という応援の気分です。

人間なんていい加減なものだと割り切る前に、違いの出た理由を考えると、



『姉=みくる』の死はセリフで語られるだけ              ←→ 『まゆしー』の死は、視聴者の眼前でショッキングに描かれている

『藤原』は主人公『キョン』と対立している立場            ←→ 『オカリン』は主人公

『藤原』は私の好きなキャラ『佐々木さん』を見下すような態度をとった ←→『オカリン』、実は良い所ある、というエピソードが描かれていた



…最後のは私情ですが、

まあ、『主人公』である『オカリン』は、『隠れた良いところ』が表れるエピソードを本編中でフォローしてもらってる、

というのは大きいですよね。


私は個人的に、

谷川先生の芸風は、真実を隠すことで読者を情報不足にして、ミスリードを起こさせ、


『どんでん返し』


を効果的に引き起こすというものではないか?と勝手に思っている訳ですが、

その芸風が、『驚愕』で『みくるの死』が『セリフ』で語られるだけ、という展開に帰結していると思います。




映像に依存できるアニメと文字ネタの表現方法の優劣を比較してもしょうがないかもしれませんが、



『描写』するか、

『セリフ』で流すか、



は、メディアの特性を超えて、



受け手が感じる『キャラの死の迫真性』



を左右すると思います。


セリフで流されると、軽い印象になっちゃうような気が。

それが自分の中で重要な位置を占めてないキャラの口からだと尚更。


もともと、『長門』派ですから、『みくる』の比重が軽かったのが、

『佐々木』ファンになったせいで、『藤原』の印象が悪くなって、



『みくる』の死で『藤原』が悲しんで、騒動を起こしていた



となると、私、『姉弟』好きだからぶち切れませんけど、


『せっかく死人が出たのに、効果的じゃないなあ』


と『フラクタル』と同じ印象を持ちました。

谷川先生、『絶望系閉じられた世界』でも、人の死を軽く書くのがカッコイイと思うところがあるのですが、


ハルヒは人が死なない世界だから安心して読めると思っていた読者の方は、



殺さなくても、弟が姉を救うために必死になる事件を起こしておけば済んだのになあ、



とか思ってしまうんじゃないか、とか思ってしまいます。
(セリフの中での死はノーカウントだと寛大にスルーしてくれるかもしれませんけど)




『まどかマギカ』

『まみ』さん、『さやか』、『まどか』の死は劇的に描かれていました。


『Steinsgate』

『まゆしー』の死は、『オカリン』の今まで見せたことの無い取り乱しようも相俟ってショッキングに描かれてました。



どちらの『死』も、



『こんな酷い運命が変えられるなら…!』



と、受け手に、ループするキャラの心情を共有させる効果があったと思います。

『効果的な死』。




阪神大震災の経験者の谷川先生としては、



『商売道具としての死』



を売るのは許容できないのだろうと思います。

殺さない展開が無理だったようには見えないので、なぜ殺したかは今後の続編の行間を読む上での宿題ですね。



蛇足1。

以前、

ヤマカン監督が、


『人の命はそんなに重いものでしたっけ?』


『自分はリビアの死には共感できない』


とインタビューに答えてることを捉えて、

『養老孟司』先生の


『人は身近な人の死しか悲しめない』


という説に『ヤマカン』監督は立っていないという解釈を書きましたが、

『オトナアニメ』のインタビュー読み返してみると、



『他人の死は共感できない』



と仰ってるのは明らかですが、



『人の命は重くない』という発言が



『身近な人の死にも共感できない』



と明言してると考えるのは意地悪すぎると思うので、

養老説に立っていないと断言するのは私の勇み足だったと思いました。


その解釈を撤回したとして、

原恵一監督が、


視聴者が怒るのは、自分の演出が視聴者を動かしたからだ


と解釈していたように、

ヤマカン監督も、自分がリビア人の死に共感出来ないことを理由に反論するのではなく、


死を軽く描いていることに不快感を感じた人間が出たのは、自分の死の演出が人の心を動かせるからだ


と良い方に考えたら良かったと思いました。

別に、殺人描写で『爽快感』を与えたかったわけじゃないんでしょうから。



本題。

『涼宮ハルヒの驚愕』が扱った


『姉の死』


ですが、偶然にも、『フラクタル』の脚本担当した『岡田磨里』先生が脚本の『あの花』も、


『姉の死』


を扱っていたことを思い出しました。『めんま』、『聡志』君と言う弟がいましたね。


『驚愕』、

『ループ』は『まどか』『Steinsgate』と被って、

『姉の死』は『あの花』と被るという…


『めんま』の弟君が藤原より可愛らしいので『驚愕』はこの点でも分が悪いですね

聡志君、ちょっと擦れた態度も可愛らしい。

藤原は屈折し過ぎ?イライラしてきます。


『麻枝准』先生の『AngelBeat!』の『SSS』が『SOS団』より活躍していた、とか前に書いてましたが、

ハルヒが、


『用はありません』


と排除した『普通人』の、『じんたん』『ぽっぽ』『あなる』『ゆきあつ』『つるこ』たち


『超平和バスターズ』


の方が、2011年、『SOS団』より世界を大いに盛り上げていたような気がします。



原始的な方法でも、少年達が『飛翔体』を作って打ち上げるというのは見ていてワクワクしました。

『驚愕』では、『宇宙人』『未来人』『超能力者』『神』、これだけ揃っていて、

力を合わせて何かをやり遂げてる感が伝わってこないのが勿体無い。


皆が知らないうちにαβに分裂していたせいで、

『佐々木団』『SOS団』の判り易い対決は『涼宮ハルヒの分裂』で終了してしまい、

世界の大変化のせいで、キャラたちが『流されてる』うちに終わりがきてしまった感じがします。


…まあ、『ハルヒ』の方が、人の心がバラバラで、状況に流されてるという『世界のリアル』を忠実に反映しているともいえます。

『あの花』が世界を美化しすぎなのかもしれません。


ただ、『人の黒い面』については『あの花』の方がストレートですね。
(デフォルメされてるとも言えますが)

みんな黒い下心ありありでロケット運ぶシーンも凄かった。


ただ、そういうキャラの本心が見えない『虚々実々』が『ハルヒ』の面白さではあるので、

黒い下心ありありの凄まじいシーンが抑制されてることを問題視するわけにも行きません。


『目的』が違うなら、手段も当然違ってくるわけで、

たとえば、『ハルヒ』シリーズが、真相を伏せて読者をどんでん返しに掛けるための壮大な罠であると仮定した場合、

シリーズの結末までは、すべての文言は『ミスリード』の手段に過ぎず、

通常の小説のような『起伏』を期待しちゃイカンのかも知れないと思っております。
(勝手な決めつけ済みません)


私の『脳内妄想』では、『驚愕』は事件の一面だけを伝えていて、

鶴屋さんや、喜緑さん、古泉の暗躍は隠されているということになっております。

藤原や橘さん、ヤスミや佐々木さんも、キョンが見たとおりの人物ではないでしょうし、

もっと活躍していると思います。


ミスリードのために、真実を隠して、事態の一面を表面的になぞっただけから、

『まどか』『Steinsgate』『あの花』と比較して盛り上がらなかったのではないかと思います。

『分裂』~『驚愕』の騒動など、『大事の前の小事』なのではないでしょうか…?

今後の展開が楽しみです。


また、『陰謀論者』、『トンデモ好き』としては、『ハルヒ』の真価は、

単なる『ラノベ』、『娯楽』ではなく、

トンデモコジツケの素材となる『情報片』を大量に含んでることにあります。


『黒幕』からのメッセージとか、

『アカシックレコード』から谷川先生が受け取った世界の真理が暗号化されてるとか、

出雲系神道カルトの情報操作の一翼を担ってるとか、まあ、いろいろ妄想できそうですね。



蛇足2。

『さがら総』先生の『変態王子と笑わない猫』と『ハルヒ』の共通点をコジツケしといたら、

『変態王子』3巻で、


『タカビーな女が転落死のピンチ?』

『大量のハムスターをクッションに敷くというアイディアが出る』

『主人公の友人が、高く売れる収穫物を育てている』(麻薬ネタ?)


というところが、『驚愕』の、


『ハルヒが墜落死させられそうになる』

『ハムスターつかみ取りを入団テストにしようというアイディアが出る』

『小麦粉が入ったビニール袋を持って交番の前をフラフラして誰が一番に職質されるか競争』(麻薬ネタ!)

『麻薬かと思えるような甘い香り』(麻薬ネタ!)


と対応していて、偶然は面白いと思いました。特に、『ハムスター』が被るのは面白いですね…



他にも、『ハルヒ』は、『原発』ネタ仕込んでる?とかコジツケしていて、実際、『驚愕』でも、


『放射性物質を体内で飼ってる』


という文が出てきてましたが、

『浜岡原発』が建ってるのが


『さがら層』


という地層だそうで、『原発』ネタでも『さがら総』先生、『ハルヒ』と対応してますね。



『変態王子』2巻は『洪水』ネタでしたが、今回、『驚愕』に、


『水害時に使う土嚢』


という文が登場して、偶然は面白いですね。


『土嚢を見るような目』


という表現もあるのですが、九曜さんのキョンへの視線の形容としては不自然ですよね?

何の暗号??



蛇足3。

『変態王子』の舞台は、東京都『狛江市』あたりじゃないかと思うのですが、

『マリみて』の志摩子さんの実家の寺のモデルが『深大寺』だという説も有って、結構近いのが面白い。


『マリみて』では『チャオソレッラ』で志摩子さん、イタリア旅行に行きますが、

『変態王子』3巻で、


『猫神』憑きの『筒隠家』の先祖が『イタリア』に関係が有った

新登場キャラは、聖歌隊で、『イタリア』から戻ってきた

筒隠家の長女が交換留学で『イタリア』に行くことになりそう


と、急に『イタリア』づいてます。偶然の一致は面白い。



『変態王子』3巻で、筒隠家の結婚式は『神道式』だと明かされましたし、

『マリみて』では、『紺野緒雪』先生、『キリスト教』より『仏教』をプッシュしたい様ですね?
(玲ちゃんも志摩子さんの寺の檀家だった筈ですし、紺野先生、番外編の『釈迦みて』の方が楽しそうですし。)

じつは、最近流行の『キリスト教はバカ』という『禁書目録』的な傾向の一翼を担う作品なのかもしれませんね。

『釈迦みて』は『仏教』ですけど、『日光月光』先輩の元ネタ『日光月光』は、佐藤任先生の『密教の神々』によれば『薬師』の脇侍だそうで、

『薬師』は『スサノヲ』の本地だったはず…『出雲』!!


だいたい、『筒隠』という名前も、『筒』が『星』の古語だという説があるわけで、

『月見里』が『山無し』ということだとすると、『筒隠=星が隠れる』ということなら、『夜空に雲がある』…

『筒隠=出雲』?

…『出雲系カルト』の影響が??

紺野先生が、どうも、マリみてで、なんらかのトラブルに巻き込まれたご様子なのですが、

さがら先生も、3巻後書で、編集さんとのトラブルがあったことが明かされておりまして、


『朝霧の巫女』の宇河先生、『かんなぎ』の武梨先生、同様、『神道系カルト』絡みのトラブルでしょうか?
(ああもう、何の根拠も無いトンデモ妄想すみません!陰謀論好きなもので…)



アニメ版『Aチャンネル』(黒田bb先生原作・Studio五組制作)も、府中の『大国魂神社』参道が登場してますので、

『変態王子』『マリみて』の近所なのですが、『大国魂神社』近辺は、『武蔵国造・兄多毛比』の屋敷跡があったといわれ、この人、

『国造本紀』によれば『出雲国造』の家系なんですよね。…『出雲』!!

最近、『国造本紀』を特集した『歴史読本』出してる『新人物往来社』は2010年に角川が買収して、
2011年の7月号表紙に『ハルヒ』を出させられてましたよね…


奥付の編集部の表紙解説に一切『ハルヒ』が言及されてなくて、

角川に押し付けられた『新人物往来社』の不愉快さ、反発が伝わってきました。


『新人物往来社』、『55』周年だそうで、ハルヒコジツケでやたら登場した『55』つながり。


最近知った話では、映画版『20世紀少年』(浦沢直樹先生原作・東宝)は『日本テレビ開局55周年』記念作品だったそうで…

なぜ『55』?


偶然は面白いですね。











最新の画像もっと見る