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僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

天地明察…①地獄へ

2012年09月12日 | 何でも掲示板



夕方より調子が悪いと思っていたが
真夜中にそれは最悪の方向へ突き進んでいった


トイレに行きたい

よくあること…


便器に座っても何もできない!?
しかも痛い

何が痛いって
お腹が痛いんだよ
下腹
どんなふうにって言われても
とにかく痛い


何もできないんだから
あきらめて戻ってくる

あっちを向いても
こっちに替えても
痛いんだよ


時計を見ると
夜中の1時
今は騒ぐ時間じゃないだろ…

ああしてみたりこうしてみたりと
格闘すること数時間
とても我慢できなくなり
頭の中は救急車119番することでいっぱいになる
でも交通事故とかじゃないし
めったなことで使ってはいけないとの思いが戦う

5時半を回って空が白み出した頃
家族を呼び起こし車で病院へ


救急受付にはお兄さんとお姉さんがいた


お姉さん「電話はしましたか?」
「してません」
お姉さん「電話してないと見られないことがあるんですよ」
「はい」    (知りませんでした、でもだから救急なんじゃないのかな)

お兄さん「コレ書いて下さい」
「はい、、」   (震える手で現状を書く)


お兄さん「超音波を当てますからズボン下ろしてね」
「はい」     (あぁよかった一応診察してもらえるらしい)
お兄さん「どうして痛くなっちゃったか分かる?」
「いいえ」    (そんなこと聞かれても分からないから来たんけど)
お兄さん「お酒飲み過ぎちゃったとか」
「え?」     (それって冗談なの?笑ってないけど)
お兄さん「石がここにあるけど、こーゆーのは一般受付行ってもらいたいんだよな」
「あぁ?」    (我慢できないから来たんだけど…)

お姉さん「予約出しておきますから、時間になったら一般受付して下さい」
「な、何時ですか?」
お姉さん「8じ、あっ8じ15分からですね」


そう言われたのが6時過ぎでした
薄明かりの病院のベンチにしがみついて
進まない時計の針を見ながら
今地球は宇宙のどの辺を漂っているのだろうと考えている

つづく
コメント
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