ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

アフィリエイト戦争の勝者はどこだ?!―BL0Gによるプロモーションの可能性

2005年08月04日 | 検索・ポータル
既にネットビジネスを目指すものの主戦場がアフィリエイトになったことは今更言うことではないが、エキサイトなど国内組みの動向を見ても、いよいよ熾烈な争いになってきたことは間違いがないだろう。それを「ブログ広告」と呼ぶのか、「アフィリエィト」と呼ぶのかは別にして、その本質に違いはない。果たしてこの「アフィリエィト戦争」を制するのは誰なのだろうか。

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Yahoo!とgoogleの争いもさることながら、ここに「国内組」エキサイトや、売り場としての「ビッターズ」が参戦し、アマゾン、楽天といった既存二大巨頭を含めると、PLAYERはでそろったという感じだろうか。

しかしこれらを眺めても、いまだ圧倒的な勝者が生まれる姿は描けない。むしろgoo、livedoorを含めた新たなPLAYERの参入と、そのための消耗戦の様相をていするのではないだろうか。そう思う理由は簡単だ。いずれのPLAYERも何か足りないのだ。

このアフィリエィトビジネスの勝者足りうるための条件とは何だろうか。個人的には、以下の4ポイント、もしくは5ポイントを押さえることが必要だと思う。

1)BLOGやSNSのようなアフィリエイターと「顧客の接点」を有する
2)広告主、あるいは広告主としての「売り場」を有する
3)その両方を結ぶつけるための「場」や「仕組」を有する
4)利用者あるいは「決済」可能な会員を有する

と3)もしくは4)の一部として、

5)携帯・テレビといったPC以外への拡大の可能性を有する

仮にブログやSNSを中心としたアフィリエィトビジネスで勝者足りうろうとすると、このような条件を満たす必要があるのだろう。しかもこれらはこれを用意すればそれで終わりではない。不足分を提携で補ったり、あるいは自社で補ったりしたとしても、これらの要素が単体で揃うだけでは意味がなく、それらを有機的に結びつき、ユーザー(アフィリエィターであり顧客)から見て、簡易に利用可能であり、魅力的である必要がある。結局は利用者が魅力を感じなければそれだけのものでしかないのだから。

このアフィリエイト戦争こそ、モノをどれだ売るかといった単純な戦争ではなく、「仕掛け」をどう作るかといった「知恵」と「技術」が問われるものだ。ここをどう制するかこそ、今後の分水嶺となりうるだろう。

 PPC広告から主戦場はアフィリエイトへ ―BLOGによるプロモーションの可能性

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