
◎2010年8月15日(日)
午後から大間々で用事があった。それだけで行くのはもったいないので、朝起き抜けに、午前中は足尾の山に行くことにした。大間々はその帰り道。時間の制約もあるので、取りあえずは細尾峠に行き、後は薬師岳に行くか中禅寺湖方面にするかは、その場で決めることにする。122号線の旧道は、一時、通行止めにはなっていたが、もう、足尾側からも入れるようになっている。迷わず、旧道に入る。下の沢でキャンプをしている方がかなりいる。ここに来るまでも、渡良瀬川の上流でテントがいくつか目についた。
細尾峠には車が1台もなかった。そうだろう。こんな真夏に、何も見所のない山域を好きこのんで歩く人なんかいない。いきなり、アブの大群に襲われる。どうしようか。天気はどうもぱっとしないが、そのうち暑くなるだろう。ふと、薬師岳から三ノ宿山を歩いた際、かなり暑い思いをしたことを思い出した。今日は茶ノ木平へのハイキングとしようか。
出発は8時40分。ずっとササの間に残された小径歩き。後ろを振り向いても、いつもなら見えるはずの薬師岳が見えない。くすんだ天気のせいもあるが、生い茂った草木で隠れているというのもあるのだろうか。雨量計を過ぎ、鉄塔の立つ中腹の高台に着く。歩いて15分ほどだが、もう、汗でびっしょりだ。ここは風通しがいい。陽射しが強くなりつつあり、じわりじわりと暑くなっている感じだ。ただ、ここはともかく、樹林の中の日陰の歩きだから、まだ救われる。幾分、急になっているようだが、身体はついて行ける。今日は体調がいいのかな。
(篭石の石仏)

1時間ちょうどで篭石に着いた。昭文社版には「男体山眺望」と記されているが、どこに男体山が見えるの?下のいろは坂を走る車のエンジン音がけたたましく聞こえるだけ。ここで大好きな石仏に出会う。2体あるが、1体は首欠け。そして、いつもの不動明王。年代は読み取れず。おにぎりを1個食べる。ここからはほぼ平坦。1,617.8mの三角点を過ぎ、あっという間に明智平の分岐点に着いてしまった。9時50分。コースタイムは1時間50分だから、40分の短縮だ。ここのところ、だらけた歩きが続いていたが、今日は汗だくながらも締まりのある歩きを楽しんでいる。ようやく秋の気配だとすればうれしい限りだ。
(木に貼り付けた御札をあちこちで見かけた)

(中禅寺湖の眺めもぱっとしない)

取りあえずは茶ノ木平に向かう。だれも歩いていない。景色が望めない。笹ヤブと樹林の中の退屈な歩き。茶ノ木平へのショートカットはロープが張られている。時間もあるし、律儀に踏み込まないことにする。左手に建物が目に付いた。寄り道して見て来るか。アンテナ施設。看板にはFMの中継地らしい。戻る。たいした収穫はない。10時20分、いわゆる茶ノ木平。男体山には雲がかかり、中禅寺湖の西側も景色もぱっとしない。
一服して帰ることにする。ここで明智平への道をとる。しばらく行くと、さっきのロープが張られたところに出た。片方だけふさがっているのもおかしなものだ。ここで、腹が緊急事態。まだ、平地だからいい。だけど、平地だからこその弱点もある。100mほど奥に行き、太い木を見つけた。身を隠すには手頃。隠れるまでもない。だれも歩いていない。だが、万が一もある。しかし、アブと蚊には見つかって、集中攻撃。短時間で済んだからまだいい。
せっかくだからと、観瀑台のある明智平に足を向ける。過去にそこから華厳の滝を眺めた記憶はあるが、50mばかり下った時点で、到着まで延々と下りが続きそうで引き返した。行きは楽々、帰りはゼイゼイではせっかくの快適歩きもこれで終わりになる。やはり、引き返しはつらかった。
(薬師岳。電線がじゃま)

(細尾峠)

篭石でまた休憩。アミノバイタルを含む。暑くなってきた。汗を吸いきった手拭いではフォロー出来ず、タオルを出す。たちまちタオルも重くなる。ようやく薬師岳が見えた。行きたいけど、時間もない。11時50分、細尾峠に戻る。結局、だれとも出会うことはなかった。
午後から大間々で用事があった。それだけで行くのはもったいないので、朝起き抜けに、午前中は足尾の山に行くことにした。大間々はその帰り道。時間の制約もあるので、取りあえずは細尾峠に行き、後は薬師岳に行くか中禅寺湖方面にするかは、その場で決めることにする。122号線の旧道は、一時、通行止めにはなっていたが、もう、足尾側からも入れるようになっている。迷わず、旧道に入る。下の沢でキャンプをしている方がかなりいる。ここに来るまでも、渡良瀬川の上流でテントがいくつか目についた。
細尾峠には車が1台もなかった。そうだろう。こんな真夏に、何も見所のない山域を好きこのんで歩く人なんかいない。いきなり、アブの大群に襲われる。どうしようか。天気はどうもぱっとしないが、そのうち暑くなるだろう。ふと、薬師岳から三ノ宿山を歩いた際、かなり暑い思いをしたことを思い出した。今日は茶ノ木平へのハイキングとしようか。
出発は8時40分。ずっとササの間に残された小径歩き。後ろを振り向いても、いつもなら見えるはずの薬師岳が見えない。くすんだ天気のせいもあるが、生い茂った草木で隠れているというのもあるのだろうか。雨量計を過ぎ、鉄塔の立つ中腹の高台に着く。歩いて15分ほどだが、もう、汗でびっしょりだ。ここは風通しがいい。陽射しが強くなりつつあり、じわりじわりと暑くなっている感じだ。ただ、ここはともかく、樹林の中の日陰の歩きだから、まだ救われる。幾分、急になっているようだが、身体はついて行ける。今日は体調がいいのかな。
(篭石の石仏)

1時間ちょうどで篭石に着いた。昭文社版には「男体山眺望」と記されているが、どこに男体山が見えるの?下のいろは坂を走る車のエンジン音がけたたましく聞こえるだけ。ここで大好きな石仏に出会う。2体あるが、1体は首欠け。そして、いつもの不動明王。年代は読み取れず。おにぎりを1個食べる。ここからはほぼ平坦。1,617.8mの三角点を過ぎ、あっという間に明智平の分岐点に着いてしまった。9時50分。コースタイムは1時間50分だから、40分の短縮だ。ここのところ、だらけた歩きが続いていたが、今日は汗だくながらも締まりのある歩きを楽しんでいる。ようやく秋の気配だとすればうれしい限りだ。
(木に貼り付けた御札をあちこちで見かけた)

(中禅寺湖の眺めもぱっとしない)

取りあえずは茶ノ木平に向かう。だれも歩いていない。景色が望めない。笹ヤブと樹林の中の退屈な歩き。茶ノ木平へのショートカットはロープが張られている。時間もあるし、律儀に踏み込まないことにする。左手に建物が目に付いた。寄り道して見て来るか。アンテナ施設。看板にはFMの中継地らしい。戻る。たいした収穫はない。10時20分、いわゆる茶ノ木平。男体山には雲がかかり、中禅寺湖の西側も景色もぱっとしない。
一服して帰ることにする。ここで明智平への道をとる。しばらく行くと、さっきのロープが張られたところに出た。片方だけふさがっているのもおかしなものだ。ここで、腹が緊急事態。まだ、平地だからいい。だけど、平地だからこその弱点もある。100mほど奥に行き、太い木を見つけた。身を隠すには手頃。隠れるまでもない。だれも歩いていない。だが、万が一もある。しかし、アブと蚊には見つかって、集中攻撃。短時間で済んだからまだいい。
せっかくだからと、観瀑台のある明智平に足を向ける。過去にそこから華厳の滝を眺めた記憶はあるが、50mばかり下った時点で、到着まで延々と下りが続きそうで引き返した。行きは楽々、帰りはゼイゼイではせっかくの快適歩きもこれで終わりになる。やはり、引き返しはつらかった。
(薬師岳。電線がじゃま)

(細尾峠)

篭石でまた休憩。アミノバイタルを含む。暑くなってきた。汗を吸いきった手拭いではフォロー出来ず、タオルを出す。たちまちタオルも重くなる。ようやく薬師岳が見えた。行きたいけど、時間もない。11時50分、細尾峠に戻る。結局、だれとも出会うことはなかった。
たそがれオヤジさんにとって、細尾峠は足尾の範疇なのですね。言われてみれば御尤もなのですが、今の今まで日光と思っておりましたです。
木に貼り付けられた御札なんですが。
平成21年9月吉祥日。
熊野修験道・・・。
は、含まれていませんでしたか?
最近、あちこちで見かけます。以前からあったんですかね。それとも・・・。
夏峯ルート、熊野修験者に先を越されたか・・・。
日光修験道は、熊野の流れを汲むといわれていますが、もともとあちらの方の入ブがおおいのでしょうか。それとも、日光修験道の方々が熊野修験道をかたっているのでしょうか・・・。
取り敢えず、もう一度、御札を良く見てみますワ。
細尾峠はやはり足尾エリアですよ。茶ノ木平にあったFM電波施設も、住居表示が足尾町湖南と記されていました。
この細尾峠、実は、車にしろ、細尾から入ったことも下ったこともありません。いつも足尾からです。ぶなじろうさんがタクシーに乗られた細尾側に下りようと思ったのですが、帰りがそろそろタイムだったものですから、そのまま足尾に下りました。
そういえば、改めて5月のぶなじろうさんの茶ノ木平紀行を読み直しさせていただきましたが、ほぼ同じ時間をかけての歩程でしたね。それでも、自分にはちょっとした自己満足でした。
夏休みに、久しぶりに山へ行ってきました。土合を起点にして、白髪門から朝日岳へ、さらに清水峠を経て谷川岳に続く、いわゆる馬蹄形縦走を計画しましたが天候悪化のため、朝日岳までとなってしまいました。
土合の駐車場から登山道に入ると、間もなく急峻な登りになります。耐えに耐えて2時間くらい頑張りますと、左の木立の間から、谷川岳東面のマチガ沢や一の倉沢の大岩壁が、振り返れば天神平へのロープウェーが眼下に見えてきます。やがて樹林帯を抜け、ひと登りすると松の木の頭です。会津や日光尾瀬の山々から赤城山、谷川連峰などの360°のパノラマが広がります。右手前方には、爺岩、婆岩が一対の門のように聳え、その奥に白髪門頂稜が見えます。一休みして歩き出します。岩屑の歩きずらい道に変わると、頂上はすぐです。やっと、白髪門の頂上に着きました。北側に突如、笠ヶ岳が現れます。さらに左に目をやると上越国境の山々がたおやかなスカイラインを描いています。この山は谷川岳の絶好の展望台として人気があるとのことですが、今日はまだ三人の登山者に会っただけで静かな山です。
ここから朝日岳までは起伏に富んだコースが続きます。下っては登る、繰り返しが始まります。しばらく下ってから、7月中旬ならニッコウキスゲに埋め尽くされている草原の中を笠ヶ岳山頂を目指して登ります。リンドウが紫の可憐な花で迎えてくれると頂上です。しばらく景色を堪能したら、また、下って小烏帽子、大烏帽子山へ登り返します。尾根伝いのコースは、左側はクマザサと這松におおわれた急な斜面、右側は草原のなだらか斜面のなかを行きます。リンドウをはじめ、赤紫や白い花をつけた可憐な花がたくさん咲いてます。
花は終わってますが、エーデルワイスが登山道に現れてきます。足の踏み場がないほどの群落がたくさんあります。日本百名山の功罪でしょうか至仏山や早池峰山では踏み荒らしや盗掘でひどい状況ですが、ここは登山者が少ない故に、自然がそのまま守られているように思いました。左に緩やかな草原と池塘が現れ、岩稜を登るとひょっこりと朝日岳の頂上へ出ました。正面にジャンクションピークが大きく聳え、右には草原が広がって池塘が点在しています。草原には宝川温泉からのと清水峠からのコースに木道が敷かれていて、時折舞い降りる霧に包まれ、静寂な雰囲気です。
小雨が降ってきました。天気予報を調べるとこれから悪化するようなので、とりあえずここで幕営し、翌日下山することにしました。今度は、エーデルワイスが咲いている時期に計画したいと思います。
自分のブログで、俺ださんの山行への逆コメントを記すのは控えさせていただきます。せっかくの谷川岳の記録ですから、ご自分のブログで写真付きでアップするのも一つの手かと。(http://blogs.yahoo.co.jp/nippondanjibanzai)。