
◎2014年12月27日(土)
加波山神社(7:55)……加波山山頂(9:15~9:30)……丸山(10:00)……一本杉峠(10:10)……足尾山(10:45~10:50)……きのこ山(11:40~12:15)……憩いの森(12:40)……加波山神社(13:30)
加波山事件のことは知っていても、加波山そのものはハイキングの対象にするような山ではなく、ただの地名か丘のような所とばかりに思っていた。山であることを知ったのは最近のこと。自分の、茨城の山に関する見識はこんなものだ。
実家に行くついでもあったので、遠回りして、どこか、茨城方面の山にでも行こうかと、思い立ったのが加波山。ネットで調べると、この山が標高709mもあることを知った。里山としては、歩き甲斐もあるだろうと期待する。どうせ歩くなら、一般的な周回コースにしよう。
(北関東道から筑波山、加波山。両者に共通する「波」は何だろうか。気になった)

加波山神社(真壁拝殿)の駐車場に車を置く。他に車はない。実は、ここに至るまで散々迷った。自分の車のナビに「加波山神社」のマークはなく、「目的地に近づきました」で放り出された。その辺をぐるぐる回り、一時は「樺穂小学校」に改めてセットしたりした。ようやく神社の看板を見つけて駐車場に入れた次第だが、登山口という感覚で神社を探したため、周囲に民家が続く風景にはかなりの違和感があった。こんなところから加波山を目指したら、相当な距離を歩かねばならないのではないかと。気温は-4℃。出がけの群馬よりも寒い。
(加波山神社・真壁拝殿)

(正面に加波山)

(筑波山)

(寝不動尊)

神社の向かいに「加波山→」の標識があってほっとした。ということは、正面に見える山が加波山か。右手奥には筑波山。舗装道を歩き、民家の間を抜けて行くと「寝不動尊」の鳥居。ここには「二合目」の石標が置かれ、「登山道→」の標識もある。一合目は出発地の加波山神社だろうか。鳥居を入って行くと神社。これが寝不動尊。ここで、ハイキングコースはすぐに分岐する。「三合目」に向かうのと「五合目」ストレートコース。ここは地道に三合目経由を選んだ。
(フェンスの中に不動明王)

しっかりした道ではあるが、周囲の枝葉は枯れてヤブっぽく見える。この頃から、砕石工場かと思うが、その機械音と言うか積み出しの音がずっと続き、止んだのは昼休みの時間帯だけだった。かなり大きな砕石工場なのだろう。今日は騒音の中の歩きでもあった。
右に進入禁止の、見た目、土産屋といった感じの施設があり、大きなガラスの中に弁慶だか天狗のような人形?石像?、不動妙王がおさめられていた。「岩切大権現」とあるが意味不明。その先、「加波山本宮参道」の石柱があって、鳥居がある。何だか、ごちゃごちゃしたハイキングコースだ。
(ハイキングコース)

(これは飛んで来たのだろうか。周囲に大きな石はない)

落葉が積もったクネクネ道を淡々と登る。階段付きもあったりする。周囲の景色は臨めず、せいぜい筑波山がちらっと見える程度のもので、歩きの面白みはない。しばらく登ると五合目の石標が目に入った。三合目と四合目は見ていない。三合目に向かうルートを取ったつもりでいたが見失ったのか。もっと気になったのは、寝不動尊からの分岐、ここで合流かと思ったが、なぜか合流すべきストレートコースが視界に入らない。
続いて「三十五丁」の丁石。これも加波山神社からの距離だろうか。丁と合目が混在している。いずれも、この先、探しながらの歩きをしているわけでもないので、気づかないで素通りしたのがかなりあったかもしれない。
このハイキングコース、楽勝かと思っていたが、なかなか侮れない。自分には案外の苦痛な歩きになり、しばしば立ち休みをし、見晴らしのない歩きから早いとこ解放されたい気分だけが募っている。
(北側に見える尾根)

燕山方面から続く北側の尾根が見えてきた。まだ高い。あちらから歩いた方が良かったかなぁと、ちょっと後悔したが、初めての山域だし、地理的にも不案内だから、ここを選んだのは仕方がない。
(ここでほっとしたが…)

(すぐに林道を横切る)

(林道から筑波山。だけど、この山、近づいて見る山ではないねぇ。アンテナがはっきりだ)

植林と自然林が混在したような樹林の中に入った。ようやく山道に入り込んだような気分になった。大きな岩や石があちこちにある。だが、これは長くは続かず、林道のようなところに出た。今日は加波山神社周辺マップを刷り出し、それを見ながら歩いているが、この林道、マップ上では、八合目と九合目の間にある営林署道路だろう。これをまたいで、向かい側の階段を登る。筑波山も大分大きく見えるようになった。この林道からの筑波山の眺めが、今日はベストだったかもしれない。富士山を探したが、見えない。
(山頂も間近っぽい)

(最初に見た神社。山頂から先、足尾山方面は、この後ろから続く)

(山頂の本殿)

(そして三角点)

石造物が次々と目に入るようになった。石碑、石標、石燈籠…。そろそろ山頂も近づいたようだ。石祠やらを見ながらカーブして登って行くと、社務所のような家屋があって、奥に行くと神社。「加波山大神社」とある。家屋を回り込んで、先に進む。庚申塔、記念碑が続く道を登って行くと、巨岩や倒れた石碑が出てきて、ここもまた「加波山大神社」とある神社に着いた。おそらく、ここが加波山の山頂か。この神社がおそらく本殿だろう。
周囲をぶらぶらすると三角点があった。しばらく休み、菓子パンを食べる。マップを改めて見ると、他に「たばこ神社」というのがあるが、途中でもこの先も見ることはなかったし、その下にある拝殿も見なかった。マップでは下から道なりになっている。そのつもりで登ってきたが、どういう歩きをしていたのだろう。拝殿のところには駐車場があるようだ。車道寄りに他のいくつかの神社があったかもしれないが、今日は神社めぐりをしに来たわけでもないので、改めて見に行くまでもないか。
※この周辺、後でハイトスさんの記録を拝見した。どうも、自分はハイトスさんが下られたところを登ったようだ。これでは、見るべきところも見られなかったはずだ。七合目碑も山椒魚谷碑も縁がなかった。
(今回、一番のお気に入り石仏)

最初に見た大神社の脇から縦走路に入る。標識があって、ここは「ふれあいの道」になっているようで、まずは一本杉峠に向かう。反対側は「雨引山・燕山」とある。まだ神社の境内といった感じで、庚申塔、石祠、石仏が続く。
(旗立石)

(自衛隊機はここに突っ込んだようだ)

(ここは歩いていて気分が良かった。風で、ササがさらさらと音を立てていた)

ようやく山らしい雰囲気になって、緩い斜面を下る。しかし、まだまだごちゃごちゃしている。「旗立石」。加波山事件の際、ここで旗でも上げたのか。続いて「殉職之碑」。航空自衛官2名の名前が刻されている。ここで昭和47年に訓練機が墜落したようだ。
ササの間の道を下る。しばらくは何もないと思ったが、大山神を祀った石碑があった。空いているところに次々と置かれていく感じがする。途中、外れた踏み跡を追ったばかりに、おかしなところに出そうで引き返す。階段を下って行くと、正面に丸山らしきピークと風車が2基見えてくる。ここで、逆方向から来る本日初のハイカーと出会う。ハイカーというよりもトレランの方だ。山歩きの人に関しては、今日は、この方ともう一人だけとの出会いであった。
(鞍部の林道に出る)

下りきると林道に出た。そして、これまた石のモニュメントが置かれている。この地域、石材加工業が盛んなせいか、山にも石の置物がやたらとある。ちょっと風車を見物。「風力発電所 ウィンド・パワーつくば」とあった。えらい長ったらしい解説板があったが、一企業の事業らしい。
(丸山)

(振りかえって加波山)

(丸山の山頂かと思う。箱があった。中は見なかった)

正面に丸山が見えている。別にこの山に登る必要はなく、林道を歩けばその先にも行けるのだが、一応、目障りなので、登ってみる。ヤブをちょっと行く。バラ系のトゲもあちこちにある。一番高いところまで登ったが、大した山でもなく、展望はない。せいぜい、樹の間に足尾山が見える程度だ。ここに山名板があったようだが、これは見逃した。さっさと下る。ヤブの中を適当に下りたが、そのうち、しっかりした山道に出た。この山道、さっきの風車から巻いた道だったようだ。
(これを撮った直後に滑って尻もち)

気持ちの良い下りがちょっとばかり続いた。ここは、きっと滑るだろうなと思ったら、やはり、瞬間、滑って、手とズボンが泥だらけになってしまった。べっとりして、しばらく歩いて、乾かしてから叩く方がいいだろう。
(一本杉峠)

(ここはゴミだらけだった)

一本杉峠に着く。また林道。標識があって、ここは「きのこ山4.5km」に従う。次は足尾山を目指す。舗装林道歩きは嫌だから、すぐに山道に入る。標識はなく、明瞭な踏み跡が続いていた。ゴミの投擲が多いところで、ビニール袋がそこいらじゅうにある。登って下ると、また林道。あまり意味もなかった。
(男女の分岐)

引き続き、林道から離れる。ちょっと行くと、「男坂」と「女坂」の分岐。無理をしたくもないので女坂を選んだ。周辺にハイカーがいたら、きっと男坂にしたろう。幅の広い、作業道のようなものが続いている。しかし、実際に歩ける部分は狭く、真ん中を歩いたりすると、滑ったり、深い落ち葉の堆積にはまったりしてしまう。
東屋に出た。ここで男女が合流だろうか。足尾山まではこのままかと思ったら、またまた林道。その先の踏み跡はなく、ここは、林道を歩くしかない。少し歩いて、脇道の踏み跡に入った。
(足尾山へ)

(足尾山山頂の足尾神社本殿)

雑木の中を歩いて足尾山。山頂には石祠。これが、足尾神社の本殿。作業中の方がお二人いらした。正月に向けてか、掃除をされていらっしゃる。後ろから登って来たので、大きく回って、正面から上がった。展望はいくらか良くなった。振りかえると加波山も見えている。だが、周囲は木立ちですっきりしない。
周辺を掃き清めていらしたのは氏子の方々だろうか。いろいろとお話を伺った。今、ここにある石祠の社殿、東日本大震災で崩れ、かろうじて手直しはしたが、来年には建て替えとのことだ。よく見ると、確かに柱も上が浮いている。初詣にここまでいらっしゃる方も多いとのこと。また、今朝までは、ここから富士山も見えていたが、もう霞んで見えなくなったそうだ。これは残念。
タバコの一本も吸うつもりでいたが、お掃除中に失礼かと思い、長居もせずに次のきのこ山に向かった。三角点は、これまた加波山と同じで、探さないとわからないレベルで目立たない。
(足尾神社拝殿。ここまでは下の林道からすぐだ)

ちょっと下ると足尾神社の拝殿。ここでもお一人お清め中。ご苦労様です。途中、「水戸驛構内人力車組合」の寄贈碑があった。この辺になると、皇紀二千六百年のお祝い碑が目に付く。下ると、またかと思うほど、林道に出た、鳥居の脇に解説板があった。足尾山も、万葉の時代は「葦穂山」と呼ばれていたとのこと。樺穂小学校の名前もこれに由来するのだろうか。
(ハンググライダーの離陸ポイント)

ここからしばらくは林道歩き。ハンググライダーのスタート地点らしく、15人ほどたむろしていた。横目で見やりながら通過したが、半分はジイチャン、バアチャンだった。「空を飛ぶ」。その年になってまで夢を追うのは素晴らしいことだと思います。
林道に車の通行はあるが、決まってバンタイプだから、パラなりハンググライダーの利用者運搬専用道といったところだろうか。スタートポイント、さっきは進行左側だったが、その先、右にもあった。
(林道歩き。今日はこればっか)

(きのこ山)

林道から外れ、左に山道が続いていた。行ってみたが、左下にどんどん下って行く。これはまずいだろうと、休憩がてらタバコを吸って休んだが、下のヤブで、ザワザワと派手な音が聞こえたので、そそくさと退散し、林道に戻る。
また林道歩き、林の中の道に入っても、長くは続かない。ようやく、きのこ山らしき山が見えてきたが、間近になると、さっきまでしっかりと「きのこ山●km」と記されていた道標も、ここではただの「休憩所60m→」となった。林道のカーブ地点で、右下には、またハンググライダーの離陸ポイントがあり、8人くらいが準備中。こちらはパラグライダーコースだろうか。
休憩所に向かうと、そこには東屋があり、「きのこ山」の看板があった。もしかして、これがきのこ山? ちょっとガックリ。林道を歩いて来ると、ピークと言うよりも、ただの延長の平地だ。すぐ脇に数mほど小高いところがあって、これが正式なピークかと行って見たが、ひどいヤブで行くのはあきらめた。
まぁ、いいやと、東屋で湯を沸かして、カップラーメンとおにぎりを食べる。それにしても、さっきのパラグライダーコース、どうも記憶がある。30数年前のことだが、友達に誘われて、断りきれずに講習を受けに来たことがある。宿泊付きだった。数回来てやめた。友達はその後も続けていた。場所は筑波山の麓といったアバウトな記憶だったが、もしかして、ここだったのではないだろうか。あの時、どうせやるならハンググライダーのつもりでいたが、インストラクターから、ハングはパラが終わってからと言われ、腐りながらパラを習った。結局は半端に終わったが、続けていたら、かなりの出費だったろう。
(右のグリーンのヘリを下る)

(いい感じではあったが、この「いい感じ」、今日、どこでもすぐに終わってしまった)

食事を終え、下りの準備をしていると、本日2人目のハイカーがやってきた。「ここがきのこ山ですか」とおっしゃる。自分の後ろを歩いていたのかなと思ったが、岩瀬駅から歩いて来て、これから筑波山に向かうとのこと。今、12時15分だ。ここから筑波山までどれくらいの時間がかかるかは知らないが、山頂に着く頃には日没ではないだろうか。山小屋がある話も聞かない。その後どうしたんだろうか。
このまま林道歩きかなと思ったが、向かいに「伝正寺・真壁駅→」の道標があり、パラグライダー基地スロープの脇の小道を下って行った。このルートもまた林道を2つほど越える。この道、落ち葉がたっぷりで、隠れた石に気を遣う。やがて、「みかげ憩いの森」に入った。案内図板を見ると、この中を歩けば、林道歩きをしなくてもいいようだが、「伝正寺」の標識は見かけず、単に「市街地」になってしまった。とりあえず、憩いの森の探索道を下る。ここは整備されていて、階段もある。
(東屋から加波山を眺める)

途中の東屋で休み、地図を広げる。自分のいる場所がさっぱりわからない。予定では、伝正寺経由で真壁城跡を回って戻るつもりでいたが、どうもそれからは離れているようだ。
林道に出た。この林道は車両通行止めになっていた。しばらく林道を歩くと、民家が見え出し、普通の車道になった。右手先には加波山が見えるので、戻る方向だけはわかる。地形図を出してつぶさに道路状況を見ながら歩くと、自分の場所がほぼわかった。やはり、マーカーを記していた伝正寺コースからはかなり離れていた。城跡はあきらめるとしよう。
(右手に歩いたコースを眺めながらの車道歩き)

人通りの少ない車道をずっと歩く。右手には、今日歩いた山並みが見えている。石材屋が多いのには驚いた。草木ダム周辺どころではない。こんなにあって、商売が成り立つのだろうかと、余計な心配をしてしまった。道端には、やはり、庚申塔、馬頭観音碑、石仏が続く。
(ようやくフィニッシュ)

(駐車場)

(ゴロニャンされてもなぁ。今、家に帰れば、ワンコが4匹もいるんだよ。連れて帰れないよ)

ようやく、加波山神社の駐車場に着いた。他に車が3台とネコ1匹。神社に改めて入ってみたが、人の姿は見えなかった。車は加波山のハイカーのだろうか。
本日の加波山、初めての山域ゆえ、周囲の山の状況もよく知らずに来てみたが、林道をやたらと横切り、どうもしっくりしないままで終わってしまった。コースの選択を間違えたかもしれない。ただ、紅葉の頃に来れば、きれいだったろうなと思うところはいくつかあった。次回、こちらに来る際には、じっくりと情報を集めてからコースを選定ということにしよう。
(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
※その後、2019年2月3日に加波山の北側を歩いてみた。その記事は⇒こちら
加波山神社(7:55)……加波山山頂(9:15~9:30)……丸山(10:00)……一本杉峠(10:10)……足尾山(10:45~10:50)……きのこ山(11:40~12:15)……憩いの森(12:40)……加波山神社(13:30)
加波山事件のことは知っていても、加波山そのものはハイキングの対象にするような山ではなく、ただの地名か丘のような所とばかりに思っていた。山であることを知ったのは最近のこと。自分の、茨城の山に関する見識はこんなものだ。
実家に行くついでもあったので、遠回りして、どこか、茨城方面の山にでも行こうかと、思い立ったのが加波山。ネットで調べると、この山が標高709mもあることを知った。里山としては、歩き甲斐もあるだろうと期待する。どうせ歩くなら、一般的な周回コースにしよう。
(北関東道から筑波山、加波山。両者に共通する「波」は何だろうか。気になった)

加波山神社(真壁拝殿)の駐車場に車を置く。他に車はない。実は、ここに至るまで散々迷った。自分の車のナビに「加波山神社」のマークはなく、「目的地に近づきました」で放り出された。その辺をぐるぐる回り、一時は「樺穂小学校」に改めてセットしたりした。ようやく神社の看板を見つけて駐車場に入れた次第だが、登山口という感覚で神社を探したため、周囲に民家が続く風景にはかなりの違和感があった。こんなところから加波山を目指したら、相当な距離を歩かねばならないのではないかと。気温は-4℃。出がけの群馬よりも寒い。
(加波山神社・真壁拝殿)

(正面に加波山)

(筑波山)

(寝不動尊)

神社の向かいに「加波山→」の標識があってほっとした。ということは、正面に見える山が加波山か。右手奥には筑波山。舗装道を歩き、民家の間を抜けて行くと「寝不動尊」の鳥居。ここには「二合目」の石標が置かれ、「登山道→」の標識もある。一合目は出発地の加波山神社だろうか。鳥居を入って行くと神社。これが寝不動尊。ここで、ハイキングコースはすぐに分岐する。「三合目」に向かうのと「五合目」ストレートコース。ここは地道に三合目経由を選んだ。
(フェンスの中に不動明王)

しっかりした道ではあるが、周囲の枝葉は枯れてヤブっぽく見える。この頃から、砕石工場かと思うが、その機械音と言うか積み出しの音がずっと続き、止んだのは昼休みの時間帯だけだった。かなり大きな砕石工場なのだろう。今日は騒音の中の歩きでもあった。
右に進入禁止の、見た目、土産屋といった感じの施設があり、大きなガラスの中に弁慶だか天狗のような人形?石像?、不動妙王がおさめられていた。「岩切大権現」とあるが意味不明。その先、「加波山本宮参道」の石柱があって、鳥居がある。何だか、ごちゃごちゃしたハイキングコースだ。
(ハイキングコース)

(これは飛んで来たのだろうか。周囲に大きな石はない)

落葉が積もったクネクネ道を淡々と登る。階段付きもあったりする。周囲の景色は臨めず、せいぜい筑波山がちらっと見える程度のもので、歩きの面白みはない。しばらく登ると五合目の石標が目に入った。三合目と四合目は見ていない。三合目に向かうルートを取ったつもりでいたが見失ったのか。もっと気になったのは、寝不動尊からの分岐、ここで合流かと思ったが、なぜか合流すべきストレートコースが視界に入らない。
続いて「三十五丁」の丁石。これも加波山神社からの距離だろうか。丁と合目が混在している。いずれも、この先、探しながらの歩きをしているわけでもないので、気づかないで素通りしたのがかなりあったかもしれない。
このハイキングコース、楽勝かと思っていたが、なかなか侮れない。自分には案外の苦痛な歩きになり、しばしば立ち休みをし、見晴らしのない歩きから早いとこ解放されたい気分だけが募っている。
(北側に見える尾根)

燕山方面から続く北側の尾根が見えてきた。まだ高い。あちらから歩いた方が良かったかなぁと、ちょっと後悔したが、初めての山域だし、地理的にも不案内だから、ここを選んだのは仕方がない。
(ここでほっとしたが…)

(すぐに林道を横切る)

(林道から筑波山。だけど、この山、近づいて見る山ではないねぇ。アンテナがはっきりだ)

植林と自然林が混在したような樹林の中に入った。ようやく山道に入り込んだような気分になった。大きな岩や石があちこちにある。だが、これは長くは続かず、林道のようなところに出た。今日は加波山神社周辺マップを刷り出し、それを見ながら歩いているが、この林道、マップ上では、八合目と九合目の間にある営林署道路だろう。これをまたいで、向かい側の階段を登る。筑波山も大分大きく見えるようになった。この林道からの筑波山の眺めが、今日はベストだったかもしれない。富士山を探したが、見えない。
(山頂も間近っぽい)

(最初に見た神社。山頂から先、足尾山方面は、この後ろから続く)

(山頂の本殿)

(そして三角点)

石造物が次々と目に入るようになった。石碑、石標、石燈籠…。そろそろ山頂も近づいたようだ。石祠やらを見ながらカーブして登って行くと、社務所のような家屋があって、奥に行くと神社。「加波山大神社」とある。家屋を回り込んで、先に進む。庚申塔、記念碑が続く道を登って行くと、巨岩や倒れた石碑が出てきて、ここもまた「加波山大神社」とある神社に着いた。おそらく、ここが加波山の山頂か。この神社がおそらく本殿だろう。
周囲をぶらぶらすると三角点があった。しばらく休み、菓子パンを食べる。マップを改めて見ると、他に「たばこ神社」というのがあるが、途中でもこの先も見ることはなかったし、その下にある拝殿も見なかった。マップでは下から道なりになっている。そのつもりで登ってきたが、どういう歩きをしていたのだろう。拝殿のところには駐車場があるようだ。車道寄りに他のいくつかの神社があったかもしれないが、今日は神社めぐりをしに来たわけでもないので、改めて見に行くまでもないか。
※この周辺、後でハイトスさんの記録を拝見した。どうも、自分はハイトスさんが下られたところを登ったようだ。これでは、見るべきところも見られなかったはずだ。七合目碑も山椒魚谷碑も縁がなかった。
(今回、一番のお気に入り石仏)

最初に見た大神社の脇から縦走路に入る。標識があって、ここは「ふれあいの道」になっているようで、まずは一本杉峠に向かう。反対側は「雨引山・燕山」とある。まだ神社の境内といった感じで、庚申塔、石祠、石仏が続く。
(旗立石)

(自衛隊機はここに突っ込んだようだ)

(ここは歩いていて気分が良かった。風で、ササがさらさらと音を立てていた)

ようやく山らしい雰囲気になって、緩い斜面を下る。しかし、まだまだごちゃごちゃしている。「旗立石」。加波山事件の際、ここで旗でも上げたのか。続いて「殉職之碑」。航空自衛官2名の名前が刻されている。ここで昭和47年に訓練機が墜落したようだ。
ササの間の道を下る。しばらくは何もないと思ったが、大山神を祀った石碑があった。空いているところに次々と置かれていく感じがする。途中、外れた踏み跡を追ったばかりに、おかしなところに出そうで引き返す。階段を下って行くと、正面に丸山らしきピークと風車が2基見えてくる。ここで、逆方向から来る本日初のハイカーと出会う。ハイカーというよりもトレランの方だ。山歩きの人に関しては、今日は、この方ともう一人だけとの出会いであった。
(鞍部の林道に出る)

下りきると林道に出た。そして、これまた石のモニュメントが置かれている。この地域、石材加工業が盛んなせいか、山にも石の置物がやたらとある。ちょっと風車を見物。「風力発電所 ウィンド・パワーつくば」とあった。えらい長ったらしい解説板があったが、一企業の事業らしい。
(丸山)

(振りかえって加波山)

(丸山の山頂かと思う。箱があった。中は見なかった)

正面に丸山が見えている。別にこの山に登る必要はなく、林道を歩けばその先にも行けるのだが、一応、目障りなので、登ってみる。ヤブをちょっと行く。バラ系のトゲもあちこちにある。一番高いところまで登ったが、大した山でもなく、展望はない。せいぜい、樹の間に足尾山が見える程度だ。ここに山名板があったようだが、これは見逃した。さっさと下る。ヤブの中を適当に下りたが、そのうち、しっかりした山道に出た。この山道、さっきの風車から巻いた道だったようだ。
(これを撮った直後に滑って尻もち)

気持ちの良い下りがちょっとばかり続いた。ここは、きっと滑るだろうなと思ったら、やはり、瞬間、滑って、手とズボンが泥だらけになってしまった。べっとりして、しばらく歩いて、乾かしてから叩く方がいいだろう。
(一本杉峠)

(ここはゴミだらけだった)

一本杉峠に着く。また林道。標識があって、ここは「きのこ山4.5km」に従う。次は足尾山を目指す。舗装林道歩きは嫌だから、すぐに山道に入る。標識はなく、明瞭な踏み跡が続いていた。ゴミの投擲が多いところで、ビニール袋がそこいらじゅうにある。登って下ると、また林道。あまり意味もなかった。
(男女の分岐)

引き続き、林道から離れる。ちょっと行くと、「男坂」と「女坂」の分岐。無理をしたくもないので女坂を選んだ。周辺にハイカーがいたら、きっと男坂にしたろう。幅の広い、作業道のようなものが続いている。しかし、実際に歩ける部分は狭く、真ん中を歩いたりすると、滑ったり、深い落ち葉の堆積にはまったりしてしまう。
東屋に出た。ここで男女が合流だろうか。足尾山まではこのままかと思ったら、またまた林道。その先の踏み跡はなく、ここは、林道を歩くしかない。少し歩いて、脇道の踏み跡に入った。
(足尾山へ)

(足尾山山頂の足尾神社本殿)

雑木の中を歩いて足尾山。山頂には石祠。これが、足尾神社の本殿。作業中の方がお二人いらした。正月に向けてか、掃除をされていらっしゃる。後ろから登って来たので、大きく回って、正面から上がった。展望はいくらか良くなった。振りかえると加波山も見えている。だが、周囲は木立ちですっきりしない。
周辺を掃き清めていらしたのは氏子の方々だろうか。いろいろとお話を伺った。今、ここにある石祠の社殿、東日本大震災で崩れ、かろうじて手直しはしたが、来年には建て替えとのことだ。よく見ると、確かに柱も上が浮いている。初詣にここまでいらっしゃる方も多いとのこと。また、今朝までは、ここから富士山も見えていたが、もう霞んで見えなくなったそうだ。これは残念。
タバコの一本も吸うつもりでいたが、お掃除中に失礼かと思い、長居もせずに次のきのこ山に向かった。三角点は、これまた加波山と同じで、探さないとわからないレベルで目立たない。
(足尾神社拝殿。ここまでは下の林道からすぐだ)

ちょっと下ると足尾神社の拝殿。ここでもお一人お清め中。ご苦労様です。途中、「水戸驛構内人力車組合」の寄贈碑があった。この辺になると、皇紀二千六百年のお祝い碑が目に付く。下ると、またかと思うほど、林道に出た、鳥居の脇に解説板があった。足尾山も、万葉の時代は「葦穂山」と呼ばれていたとのこと。樺穂小学校の名前もこれに由来するのだろうか。
(ハンググライダーの離陸ポイント)

ここからしばらくは林道歩き。ハンググライダーのスタート地点らしく、15人ほどたむろしていた。横目で見やりながら通過したが、半分はジイチャン、バアチャンだった。「空を飛ぶ」。その年になってまで夢を追うのは素晴らしいことだと思います。
林道に車の通行はあるが、決まってバンタイプだから、パラなりハンググライダーの利用者運搬専用道といったところだろうか。スタートポイント、さっきは進行左側だったが、その先、右にもあった。
(林道歩き。今日はこればっか)

(きのこ山)

林道から外れ、左に山道が続いていた。行ってみたが、左下にどんどん下って行く。これはまずいだろうと、休憩がてらタバコを吸って休んだが、下のヤブで、ザワザワと派手な音が聞こえたので、そそくさと退散し、林道に戻る。
また林道歩き、林の中の道に入っても、長くは続かない。ようやく、きのこ山らしき山が見えてきたが、間近になると、さっきまでしっかりと「きのこ山●km」と記されていた道標も、ここではただの「休憩所60m→」となった。林道のカーブ地点で、右下には、またハンググライダーの離陸ポイントがあり、8人くらいが準備中。こちらはパラグライダーコースだろうか。
休憩所に向かうと、そこには東屋があり、「きのこ山」の看板があった。もしかして、これがきのこ山? ちょっとガックリ。林道を歩いて来ると、ピークと言うよりも、ただの延長の平地だ。すぐ脇に数mほど小高いところがあって、これが正式なピークかと行って見たが、ひどいヤブで行くのはあきらめた。
まぁ、いいやと、東屋で湯を沸かして、カップラーメンとおにぎりを食べる。それにしても、さっきのパラグライダーコース、どうも記憶がある。30数年前のことだが、友達に誘われて、断りきれずに講習を受けに来たことがある。宿泊付きだった。数回来てやめた。友達はその後も続けていた。場所は筑波山の麓といったアバウトな記憶だったが、もしかして、ここだったのではないだろうか。あの時、どうせやるならハンググライダーのつもりでいたが、インストラクターから、ハングはパラが終わってからと言われ、腐りながらパラを習った。結局は半端に終わったが、続けていたら、かなりの出費だったろう。
(右のグリーンのヘリを下る)

(いい感じではあったが、この「いい感じ」、今日、どこでもすぐに終わってしまった)

食事を終え、下りの準備をしていると、本日2人目のハイカーがやってきた。「ここがきのこ山ですか」とおっしゃる。自分の後ろを歩いていたのかなと思ったが、岩瀬駅から歩いて来て、これから筑波山に向かうとのこと。今、12時15分だ。ここから筑波山までどれくらいの時間がかかるかは知らないが、山頂に着く頃には日没ではないだろうか。山小屋がある話も聞かない。その後どうしたんだろうか。
このまま林道歩きかなと思ったが、向かいに「伝正寺・真壁駅→」の道標があり、パラグライダー基地スロープの脇の小道を下って行った。このルートもまた林道を2つほど越える。この道、落ち葉がたっぷりで、隠れた石に気を遣う。やがて、「みかげ憩いの森」に入った。案内図板を見ると、この中を歩けば、林道歩きをしなくてもいいようだが、「伝正寺」の標識は見かけず、単に「市街地」になってしまった。とりあえず、憩いの森の探索道を下る。ここは整備されていて、階段もある。
(東屋から加波山を眺める)

途中の東屋で休み、地図を広げる。自分のいる場所がさっぱりわからない。予定では、伝正寺経由で真壁城跡を回って戻るつもりでいたが、どうもそれからは離れているようだ。
林道に出た。この林道は車両通行止めになっていた。しばらく林道を歩くと、民家が見え出し、普通の車道になった。右手先には加波山が見えるので、戻る方向だけはわかる。地形図を出してつぶさに道路状況を見ながら歩くと、自分の場所がほぼわかった。やはり、マーカーを記していた伝正寺コースからはかなり離れていた。城跡はあきらめるとしよう。
(右手に歩いたコースを眺めながらの車道歩き)

人通りの少ない車道をずっと歩く。右手には、今日歩いた山並みが見えている。石材屋が多いのには驚いた。草木ダム周辺どころではない。こんなにあって、商売が成り立つのだろうかと、余計な心配をしてしまった。道端には、やはり、庚申塔、馬頭観音碑、石仏が続く。
(ようやくフィニッシュ)

(駐車場)

(ゴロニャンされてもなぁ。今、家に帰れば、ワンコが4匹もいるんだよ。連れて帰れないよ)

ようやく、加波山神社の駐車場に着いた。他に車が3台とネコ1匹。神社に改めて入ってみたが、人の姿は見えなかった。車は加波山のハイカーのだろうか。
本日の加波山、初めての山域ゆえ、周囲の山の状況もよく知らずに来てみたが、林道をやたらと横切り、どうもしっくりしないままで終わってしまった。コースの選択を間違えたかもしれない。ただ、紅葉の頃に来れば、きれいだったろうなと思うところはいくつかあった。次回、こちらに来る際には、じっくりと情報を集めてからコースを選定ということにしよう。
(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
※その後、2019年2月3日に加波山の北側を歩いてみた。その記事は⇒こちら
筑波山の「波」は容易に想像できるとおり、防波堤の意味があると聞いたことがあります。
たぶん「築波」⇒「筑波」なのでしょう。
余談ですが「紫峰」とも呼ばれてますね。
肝心の「加波」は?と言われると、、、わかりません(^^;)
あまり人気のない山のようですが
人気になるのは眺望の良い山なんでしょうかね~
筑波山の波は防波堤ですか。なるほど「築波」ですか。知りませんでした。
だとすれば、加波山にも、そんな意味合いのものが込まれているのかもしれませんね。
いろいろ調べると、筑波山は万葉集でかなり詠まれているようですが、そんなきれい事の山ではなく、いかがわしい山だったようですね。
これに対して、加波山は天狗の山ですか。
仰せのとおり、眺望はまったくありませんでした。この山、ハイキングには向きませんね。むしろ、神社巡りをする気分で歩いた方がいい山だろうと思いました。
翌日、国道50号を挟んで反対側の山を徘徊し、地元の方に「あれが加波山だよ」と教えて頂いたところで、とてもタイムリーな記事で興味深く読ませてもらいました。
神社巡りの一環として、そのうち行ってみます。
「波」は、私も長年ず~っと気になっておりました。
ぶなじろうさんの仏頂山、高峯紀行を拝見し、水戸線50号を挟んで、そんなところにある山なのかと、地理的な位置関係を知った次第で、そこで、今度行ってみようかなと思ったわけなのですよ。
ぶなじろうさんは、もしかして、加波山は行かれたことないのですか?茨城の山に精通されているようで、てっきりと思っていたのですが。
「神社巡りの一環」。その趣旨で行かれることをお薦めいたします。間違っても、「山歩き、ハイキング」という観点からは行かない方が無難でしょう。
ぶなじろうさんが行かれたら、ぜひ、「波」の解明の糸口を見つけてきてくださいよ。
それはさておき,長い林道歩き,お疲れ様でした。
此処も,舗装されてなければ,ナンボか良い尾根なんですが,昔から舗装されてましたしネ。それに,きのこ山周辺はパラグライダーの送迎が盛んで落ち着いて歩けないんですヨ。
まぁ,次回,もし歩かれるなら,燕山や雨引山がオススメですヨ。此方は,ほぼ未舗装だし,自然林も多いですしネ。
ちなみに,寝不動尊のところは,たそがれオヤジさんが三合目へ,ハイトスさんは舗装路の急坂を登って5合目へ向かったようですが,不動尊の右手?だかに山道があって,此れを登ると,舗装路を歩かずに5合目に出られます。まぁ,サンショウ谷や拝殿もそう大したモノではありませんが。。。
ナビで 加波山や足尾山やきのこ山と出ていたので 次回は・・
などと考えていたのですが・・・なんとも こんな感じなのですね(^_^;)
丸山の山頂?にあった箱♪
浦島太郎 さんに ならずに良かった(笑)
年末 バタバタしていますか?
たそがれさんと備前楯山での偶然の出逢いは
今年の大きな出来事のひとつです(^^)
この近辺が瀑泉さんの自主トレエリアだろうとは思っておりました。
私、この辺は筑波山しか知らないのですよ。ですから、知名度的に次の加波山となったようなものです。
加波山に登ったら、周囲の山に目を向けて、次の候補を選ぶつもりでもいたのですが、展望もからきしで。
お薦めは燕山、雨引山ですか。検討させていただきます。
しかし、その舗装林道には閉口いたしました。またか、またかで出くわしてしまう。結局、林道をメインに歩いて、ピーク、ピークで登った方が速い感じもいたしました。無理に山道を歩いてもあっけない距離ですしね。
三合目から先、瀑泉さんご指摘の山道を辿ってはいるようです。舗装道を見ることはありませんでしたから。でも、採石場の音がガンガン聞こえて、山を歩いている感じはいたしませんでしたよ。
音も石の置物も、風車も、そしてパラグライダーも、加波山はとにかく賑やかな山ですね。
といった感じで、加波山はお薦めです。ぜひ、いらしてください。
ただし、その節は、私の歩いたコースではなく、瀑泉さんご紹介の、反対側の雨引山、燕山を含めた側の周回をされた方がいいでしょう。もっとも、ごちゃごちゃしたところがお好きでしたら別ですが。
丸山の箱、実はちょっと手をかけたのですよ。でも、得体の知れないものが入っていたらとんでもない後悔をしそうなのでやめました。何かの工具を入れた箱のようなものでしたけど。
年末はバタバタもパタパタもありませんわ。今日あたりは、朝から酒を飲んでおりました。こういう天気の悪い日は、山に行けない十二分な理由になりますのでほっといたします。
manaさんは水沢山で登り納めですか?まだ2日ありますよ。バタバタでしょうか。
猫にもすり寄られたんですね。メス猫のようですが連れてってくれではなくて、なんかくれといったところでしょう(笑)・・・・雨引山から眺める加波山と筑波山は良かった印象があります。加波山は縦走しかしていないので、様子が分かり参考になりました。よく吟味しないといけないようですね・・ところでPの近くのたばこ神社には寄られなかったのですか?きっとその画像が出てくると思ったのですが・・・お疲れ様でした。今日は歩かれてるんでしょうか。
我が家の2階から、自衛隊のアンテナとクリーンセンターの煙突の丁度中央に筑波山の双耳峰が見えます.そこから左に加波山が僅かに見えるのですが、筑波ほど意識して見た事はありません.又、登ろうか、、と、思った事もありませんねぇ.
どうも、上の方まで道路がある山はテンションが上がらず苦手なのですよ.たそがれさん、よく途中で止めませんでしたね.似合わない等とつぶやきながら回ってしまう、ある種のエネルギーを持ち合わせてるのでしょうか?
又、来年も楽しいレポをお願いいたしますね.
たそがれさんや、ご家族の皆様の毎日が幸せで暖かな一日であります様に・・・