フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

sky shock スプリング購入

2008-01-26 | 自転車
久しぶりに自転車の話。

「青空号」と名付けた水色のBD-1。(モノコックのカプレオ)
年始の頃、パーツをいくつか買って取り替えてみた。


まず、サドル。

オリジナルのBD-1ロゴ入りのVELOのサドル。
どーも私のおしりに合わない。

常々よさそうなものを探していたのだが、いろいろ見た結果、ボントレガーのRACE LUXなるサドルを購入してきた。
コンフォート系のサドルで、5000円なり。

店の完成車を見ると、しっかりトレックの十万円そこそこのはもちろん、数十万円のものにまで使われていた(笑)

ボントレガーのパーツをトレック以外の自転車に取り付けていいのか? という問題はさておき、これがなかなか調子よくて気に入っている。以前のものは、それほどお尻がいたくはならないものの、何かお尻周辺の筋肉が変に緊張して疲れる感があって2時間を超えて走るのは辛かったのだった。


もう一つ買ったのは、ワイズロードのsky shockなるBD-1用のサスペンション用のバネ。

エアサスとバネがあったのだけれど、バネの方がルックス的にオリジナルBD-1に近いことと、エアサスはメンテが必要と聞きめんどうそうなのと、バネの方が安価なのでこちらにした。

取り付けは、意外に簡単。多少の自転車のメンテをやるひとならおそらく楽勝。5mmの六角レンチが2本必要とか、ネジ止め材が必要とかあるので、ちょっと工具類は購入前に店員さんに確認しておいた方がよいかも。

数十キロ使ってみた感想としては、なかなかグッド。

オリジナルのエラストマーよりもだいぶ硬いサスにはなるけれど、体重約65kgの私にはちょうどよくなったように感じる。

リヤにしっかり感が増えて、エラストマーに不満があったわけではないけれど、より効率良くペダリングできるようになった感じがする。ごつごつして余計にお尻が痛くなるなんていうことはない。

特にフロントは素晴らしいと思った。
ハンドリングがより安定した感じ。以前よりもスピードを出したときの安心感が増した。

私の感覚ではシルキーライドという感じではないけれど、しっかりバネが振動を吸収してくれる感覚があって乗車感も好ましい。

あと、手放し運転が可能になった。
これってなんかものすごくうれしい。

オリジナルは、手放しをはじめるとすぐにハンドルが振動をはじめてしまってとてもそんなことはできなかった。その振動が出なくなり、おお、いーねー、って感じ。さすがに小径タイヤなので、レーサーのように流しながらペットボトルの水を満ち足りた気分で飲む、なんていうのとは少し違うけれど。

ついでと言ってはなんだが、いろいろ話題となっている、カプレオブレーキのカタカタ音がだいぶ減った。見れば、フロントサスの振動が以前よりだいぶ少ない。というか、動いてないみたいだ!? カタカタ音は完全に消えたわけではなけれど、舗装路でも路面状態によっては我慢の限界になりそうだった音が、それがそこそこ許せる程度の発生頻度になった。次はフロントブレーキをLXあたりにでも変えようかと思っていたところなので、これもうれしい。しばらくブレーキはこのままで行くことに決めた。

気になるのは、フロントサスが関節を持っているので、折りたたみ時にサスがぶらぶらしてしまうところ。
悪影響はなさそうだけれど、輪行の多い人にはどうなんだろうか。

ネット上では、BD-1のモノコックボディにこのスカイショックをつけると異音が発生する時があるとの情報があるけれど、私のは全然平気。バネ式は大丈夫なのだろうか?


というわけで、ある程度スポーティーにBD-1を乗りたいのであれば結構良いんではないかしらと思う次第である。
のんびり乗りたい人には、サスが硬くなってしまうのは良くないかもしれないかも。


というわけで、サドルもサスもお気に入り。
しばらくは寒いし、レーサーに乗ると凍ってしまうのでリフレッシュしたBD-1で写真でも撮りながらのんびり飛ばして走ろうと思う。

暖かい息と冷たい息

2008-01-25 | 演奏や練習に関して
息には、暖かい息と冷たい息があるのだそうである。


和楽器だか雅楽の世界で言われる言葉らしい。

これはフルートの師匠から聞いた話で、その後、ググってもあまり情報は多くないので、確度の高い話は何もわからなくて、この件の話はすべて、「どうやら~らしい」「たぶん~と思う」「もしかしたら~じゃないかなぁ」「いやいや、~かも」

という程度なんだけれど。


暖かい息、というのは、寒いときに手のひらを「はぁ~」って暖めるときの息の使い方。

冷たい息、というのは、熱いスープを冷ますような「ふぅっ~」という息の使い方。


尺八だかの世界では、そこはもっと暖かい息で、とか、冷たい息で、という指示がされるらしい。
以前私のオケで尺八と琴と共演したけれど、またそのような機会があれば直に尺八さんに聞けるのになあと思う。


フルートでは聞いたことはない息のあり方である。

普通の良い音?は暖かい息で吹いて、プシューみたいなところは冷たい息。

フルートは、暖かい息しか使わない。
そして、暖かい息で吹いたときにのみ音が良く出るように設計されている。

フルートは、少なくともクラシック音楽では、口の中を広げて吹くという奏法しかない(と思う)。暖かい息を使う顎の状態から、そのまま唇を閉じればフルートのアンブシャーになる。


篠笛は、フルート吹きの私が吹いたら上手いと言われるので、きっと暖かい息で吹くのが主、龍笛は全然吹き方が違うと言われたことがあるので、冷たい息で吹くのが主、なのだろうかと想像される。
尺八は、あれほどの音色の幅を持っているので、それらを自在に使い分けるのであろう。


何でこんな話が出たのかというと、レッスン時の雑談でピッコロがちゃんと吹ける人はフルートも上手い、という話が出たとき、フルートは全然すかすかな音しか出ないのに、ピッコロだと”そこそこ”吹ける人がいるが何故か?という質問を私したときの師匠からの回答が、この息の使い方についてである。

要は、フルートをしっかり鳴らせない人は、「暖かい息」の使い方が上手くできていない。

ふむふむ。何となく納得できる感じがする。と思った。


というわけで、今後は「冷たい息」研究をしていこうと思う、今日この頃である。


フルート吹きなんだから、「暖かい息」こそ研究対象であるべき、というのが当たり前のようだけれど。
チッチッチッ
違うんだよぉ~(笑)


じゃあ、どこで「冷たい息」なんて使うともくろんでいるのか。


やっぱり、ジャズ系の音楽をやるとき。
ジャズをかじり始めた頃、汚い音がどうにか出ないものかと四苦八苦(笑)していたので、その継続課題という意味がある。なかなか演奏機会なんてないんだけどね。

何か日本の作曲家の作品をやるとき。
身近なところでは、例えば宮崎アニメで使われるような曲(久石譲氏の曲。素晴らしい!)など。素朴な日本風メロディーを演奏するとき、フルートぶりぶりの音だとちょっと違うかな、と思うときが多々ある。そんな時、ちょっと和風なニュアンスの音が出るとかっこいいじゃぁありませんか。

もちろん西洋の音楽でも。
”天の声”的なソロや、他の楽器の上に乗るようなメロディーやオブリガートでは、もちろん暖かい息で。
他の楽器群を突き抜けた・・・天と地の間を突き抜けるような・・・龍笛的な・・・ニュアンスを出したいときは、「冷たい息」のエッセンスを入れてみる。

と思ってみた。

もし実現できれば、すっごくかっこいいでしょう?


でもなー。

きっと自己満足度120%でいろいろ凝ってみても、オケや吹奏楽の周囲の人からは「いつも通り」「今日は少し調子悪い?」「輪をかけて汚い音」ぐらいにしか認識されないだろうなぁ(泣)

ヘッドフォンを買ってご機嫌

2008-01-24 | 楽器、その他
年末に、iPodが壊れた。
大ショック。

壊れたのはiPod mini。
ナノではありませぬ。ミニ。

ロックレバーがロック状態のままバカになってしまった。

あとは、シャッフル再生されているのを見ているだけで一時停止はおろか、音量さえも変えることができず電池切れを待つばかり。


修理しようかどうしようか悩んだ末、結局ナノを購入。

最近のiPodは、まともな取説はおろか、充電器も付属してないんだ。
これにはびっくり。

こりゃあ、相当な自信だね、アップル。

近頃の電子機器といえば、携帯電話にしろデジタル一眼レフにしろ、取説は私の食べたことのあるどのステーキよりも厚いのに(笑)


ヤマダ電機に行ったついでにオーディオ売り場をいろいろ物色していたら突然iPodで使う携帯用折りたたみヘッドフォンが欲しくなって、その後いろいろ試聴した末、ビックカメラで(笑)JBLのReference410なるものを買った。

ヘッドフォンが欲しくなったきっかけはオーディオテクニカのATH-ES5が気に入ったから。


同じような折りたたみ型をいろいろ視聴すると、全然音質が許せなかったり、音質は良くてもちょっと耳障りで聞き疲れしそうだったりで、音の雰囲気が良くてリラックスして聞けそうで、フィット感の良いこのJBLに決定。


最初は、いくら折りたたみと言ってもそれまで使っていたカナル型に比べれば全然かさばるので、出張とかそういう時だけ使おうと思っていたけれども。家でしばらく聞いていたらますます気に入った。

確かに、同クラスやそれよりももっと高級な他のヘッドフォンに比べると、全然音の立ち上がりが悪くて楽器のアタックがあいまいだとか、音像が平坦でしかももやがかかったような感じだとか、自称音楽家としては許せないところもあり、それに加えてケーブルがちゃちですぐに断線しそうだとか、ボリュームは不要とか、気に入らないところもたくさんある。


でも、なぜか気に入った。

国産の優秀な製品とは明らかに個性が違うし、やっぱりなんというか、音の雰囲気が気に入ったとしかいいようがない。

耳につくような脚色がされていないのと、音が明瞭すぎない(というか、不明瞭)なので、ついつい音を真剣に聞こうとしてしまう自称音楽家としてのサガが刺激されないから安心してリラックスできるのかもしれない。


これまではiPodではジャズばかり聞いていたけれど、クラシックもiPodに転送して聞くようになった。

すっかり通勤タイムがご機嫌な今日この頃なのであった。

弦の目線

2008-01-23 | バイオリンでアマオケ挑戦記
昨秋、念願の(?)バイオリンで管弦楽デビューをした話は書いた。

実はその後、もう一つ管弦楽のステージに乗っている。


それは何かというと、私のデビュー戦のVオケ演奏会にエキストラで来てくれていた人がいて、その人の所属する楽団(ここではIオケとしよう)の方にエキストラでずうずうしくも乗ってしまったのである。要するに、互いのオケでエキストラ交換をしているところに便乗させてもらったということ。

Vオケの一ヶ月後がIオケの演奏会だったので、私の技量からすると無謀以外の何者でもない。

我ながら度胸が据わっているなあと人ごとのように関心してしまう(笑)。


当然Vオケの演奏会前はIオケの曲の練習なんてできる余裕があるはずもない。Vオケ終了後、一息つきつつ、そろそろさすがにやばい、と楽譜を改めてよく見るとこりゃー大変だ!、と顔面蒼白になりつつ練習を再開始した。


そんなんだから、ブログ更新なんていう時間も気持ちの余裕も余計になくなり・・・というのが師走の初旬まで。


技量の余裕がないのは変わっていないけれど、通常の合奏練習はVオケの演奏会までは周りを見る余裕なんて全くなかったが、Iオケの練習からは一山越えたこともあり、周りを見渡すことが少しできるようになった。


そこで感じたこと。


各弦のパートトップはものすご~~~く大事!

こんなことに全然気がついていなかったのかっ、と言われてしまいそうだけれど。吹奏楽や管弦楽の管セクションの人がイメージする大事さとはニュアンスが違うと部分に気がついた。というか、気づかされた。


それまでは、弦はみんなで集まって同じことやってるだけ(失礼!)なんだから、どこに座ろうと関係ないよねぐらいに思っていた。


吹奏楽のクラリネットと似たような環境で、座った場所で影響されるのは、隣が上手だと自分も吹きやすい、とかその程度。

弦も同じだろう、形の上でトップがあるのでは・・・位の認識だった。
Vオケの時は、まあ自分が下手だから隣の上手な人に合わせられれば、まあ正解、みたいな感じでやっていたし。


ところがっ


トップ(&トップサイド)にナイスな人が来るのと来ないのとでは、弾きやすさが全然違う。

後ろの人は前の人の背中を見ながら弾くので、その影響が大きい。これが想像以上に大きい。それは、弦が上下するという管にはない視覚効果によるものなのか? 配置の関係なのか?


トップがボーイングを間違えれば、その他のプレイヤーは「今間違えたの私? もしかしてボーイング変更!?」とすご~い緊迫感が走る。

トップが入りで入らなかったり落ちたりすると、後ろも当然のことのようにつられてしまう。というか、つられないようではその人個人はアンサンブルできていない、あるいはするつもりのない人である。と思う。
もしくは前列が信用されてないとか(笑)。

もちろんザッツはトップを信用するし、テンポの変わりもトップの解釈に合わせる。


まあ、言葉にしてしまえばなんでもない当たり前のこと。


Iオケの練習の帰り。

Vオケの何人かを車で送りつつ、練習を振り返りつつのナイショ話。


あそこのアチェレ、バラバラでしたね。トップに合わせようと思うんだけれど、私の席からはイマイチ見えなくて。どうしてます?
あぁ、結構トップの人も走ってますよね~ だから私はコンミス見てるんですけど。
そうなんだ~、では、コンミスはどうです?
みんながコンミスについてきてませんね~。指揮もよくわからないし。
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・


あそこの入りがわからないですねぇ。みんな指揮がわからなくて混乱してましたよね。
私、2ndの2プルの表の人が絶対間違えないって気がついたんです。あの指揮なのに入りも間違えないし、落ちたりもしないですよ。すごいです。信用できますよ。いつもその人に合わせてます。だから入りは完璧ですよ。何の心配もないです。
そーなんですかっ。すごく良いこと聞きました。次は注意してみます。
 ・・・次回練習終了後・・・
ホントだホントだ。あの人、全然落ちないですね。いったいどうやって数えてるんだろう。あの指揮で。特殊な才能でもあるのかしら。
そうなんですよね、ほんとすごいですよね。
でも、時折ボーイング間違えてませんでした・・・?
あ、ボーイングは良く間違ってますよ・・・・
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・


私の前におじいちゃん二人組のプルトがあって、その二人がどうにも曲に乗りきれて無くて、どうにも惑わされちゃうんですけど、どうしたらいいですかね?
あー、私、去年そのおじいちゃんの後ろだったのですごく弾きにくかったです。今年はその人より前のプルトなので大丈夫ですよ。ホントに前で良かったです。
あのーっ。で、どうしたら惑わされないですかね?
うーん・・・そんな方法無いんじゃないかな。大変ですよね、あのプルトの後ろだと。
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・



「普通の」弦楽器奏者であると、胸を張って(?)言えるようになるには、まだまだ道のりが長そうな気配がするのであった。

選曲と流れ者

2008-01-21 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
私がまだアマチュアオーケストラに所属してあまりたたない頃。

ブラームスを選曲すると、団員が増える。

そんな話をある団員から聞いた。

まー、よほど選曲の方針が違わない限り、吹奏楽ではほとんど聞かないことだたので、やっぱ、オーケストラというのはそちらとはだいぶ人種の違う人たちのあつまりなんだなぁ。そう軽く考えていた。
実際、その後そのオケでブラームスを選曲したことがあったが、それによって目に見えて団員が増加したということはなかった。


さて、最近我々のFオケの方でもブラームスを演奏したわけだったが、その練習を始めてすこし経った頃、一人のご年輩の木管楽器奏者が入団してきた。

そのN氏、相当のベテランと見受けられる感じの人で、特殊楽器だし、おそらく引く手はいくらでもありそうだし、別にわれわれのような弱小のオケを選ぶ理由もなく、ちょっと怪しい感じはしたが、まあ、来てくれるということなのでもちろん歓迎した。


無事(?)その演奏会も終了。

その後はファミリー向けの軽い曲の演奏がしばらく続くことになったが、N氏はさっぱり顔を見せていなかった。


その間、我々は次の定期演奏会に向かって選曲作業を進めていた。

選曲に残った二曲のうちの一曲は、某ロシア作曲家の超有名曲。
バイオリンをはじめとするソロの美しい、あの曲である。


選曲係から団員にそれを知らせたところ、N氏を含む二人の年輩団員からクレームがついた。
よほどご年配の方には、過去のご経験から、それはそれは辛い思い出だったのだろう・・・・・


それはいいのだけど、そのあとのN氏の言い方(メールの書き方)がすごかった。

自分には演奏困難だからやめてほしいと素直に書けばいいものを。

 選曲の経緯を公表しろ
 無料とはいえ、お客さんに聞かせるレベルにはできない。
 曲の難しさを知っているのか(自分は経験者だから知っている)
 「冒険」も遭難してしまっては「無謀」
 プロでも躊躇する選曲
 現状では、人手不足、人材不足
 前回演奏した曲をアンサンブルの観点から聞き直せ
  ・・・云々


さぞやご自分はこれまで遭難されてきたことなのだろう。

それに続いて「ご提案」があった。
何曲か候補として、ベートーベン、モーツァルトの交響曲からいくつかが示されていた。じっくりと練習することができ、名曲なのだそうだ。

チューバ団員もいるとか、トロンボーンとか、木管とかの都合も考えて選曲しているとか、そういう事情には全く御眼中にはないようだ。

そして、メールの最後が気が利いている。
彼は、メールを書いている時点で関東からは遠い某所にいて、「第九」なのだそうだ。


はいはい。

要は、ご自分のお好みの曲以外は、やりがいがなく、プロも敬遠し、我々には全く無謀でなんですね。


その後もメールは続き、どうしてもそのフランスものをやりたいならば各パートはオーディションで決めろ、等々と言ってきたようである。


こんなことがあったよ・・・とむかついたのでミクシーに書いたら。

そこはやはり吹奏楽やオケ経験の長い強者たち。

「そういう奴、どこに行ってもいるわけで」
「ウチにもそんなのいました」

至って冷静な友達の、冷静なレス。

もちろん、こういうレスを想像してたし、期待していた。
そんな奴にいちいちむかついてたら、こういう団体やってられないよね。

ただ、我々のFオケは小規模ながらもアットホームで、比較的一般にそういうありがちなワガママトラブルはほとんどないのがいいところで。久しぶりに世間一般であるところにはあるムカツキを感じた。また、それが若い人の集まりでそういうやつがいたのならまだしも、もう少しマシな分別があってもよい年配ジジイだったのが余計にむかついてしまったのだった。


その後団員投票により、そのフランスものに選曲が無事決定した。

すっかり顔を見せなくなっていたN氏は、最近辞意を表明してきたとの話を聞いた。
ちょうど入れ替わりのタイミングで、上手な人が団員となってくれた。

続 ピッコロの高音域

2008-01-15 | フルート本体
別にピッコロに限ってではないけれど。

先日、楽器の音の出具合が良くなったと書いた。

その後師匠に「その後調子いいですよ~」という話をしたところ。


普段使わない音は出ないからね、と言いつつ、
出ない音が出るようになるには、「ふっきれる」まで吹き込む必要がある、ということ。

これは、長時間演奏するという意味ではなさそう。思いっきり、ビキーッ、という感じで前回は吹かれておられたので、要は、やはり何か憑きものを追い払うかのような吹き方を、憑きものを払いのけるまで、つまりある線を越えるまで、吹き込むということのようだ。

周囲のヒンシュクを顧みず、ffffffぐらいの勢いで、最高音域を、ビキーッ、とやる。これをしばらく続けると、全然出にくい鳴っていない音が、かすれたようにわずかに出るようになり、そこである一線を越えるとラクーに出るようになる。(こともある・・・かも)

不思議だ。


先日の吹奏楽の練習では、なんか楽器(フルート)の中音域の鳴りがよくないなー、と感じたので、これは吹き込みが足りてないかな? ということで、この超高音域 ビキーッ を試してみた。
(最高音C、その上のC#、D。・・・その上は運指を覚えてない・・・笑)


当然のことながら・・・・隣の人からのドヒンシュク。(笑)
くれぐれも安全運転には気をつけましょう。


すると、あーら不思議。
とまではわからな買ったけれど、音の出がスムーズになったような、ならないような!? どちらかというと、スムーズになった・・・?ということにしておこう。

ま、吹奏楽の練習だったので正直なところ、自分の音がよく聞こえるわけではないので効果のところはよくわからない・・・・。

ま、ちかぢかオケに行った時にでももう一度試してみるかな。
誰かの鳴っていない楽器を発見したときにでも試させてもらうのもいいかもしれない。


ずいぶん昔に、楽器をクールダウンしてからしまうと良かった、という話を書いたことがあったように思うが、この ビキーッ についてもしばらくあれこれ試してみようと思う。


そうそう。

たまに楽器屋さんで、試奏しているひとがやたらと高音域をビキーッと汚い(失礼!)音でならそうとしている人がいる。

きっと、そのうちの何割か(笑)はこのような音の出の改善を試みようとしていた人なのかもしれないなぁ、と思った。

実際のところはどうなんだろう・・・?

まさか、店内で試奏している知らない人(しかも専門家の可能性あり)に向かって、「ビービーウルサイんですけど何やってるんですか? それに何か意味あるんですか?」とは聞けないしなぁ・・・・笑

ピッコロの音程修正

2008-01-12 | レッスン
レッスンを通じて、何となく自分のピッコロの癖がわかってきた。

全般に、高音域が高くて低音域が低い。というか、高音が低い。チューニングの抜き方を少し変えて、上の方をより高めに意識して吹くと今のところはよさそうな感じ。

Fisが高い。中音も高音も。

対策として、右手小指を放す・・・とそこそこよさそうだけれど、これが意外に難しい。もともとフルートでも高音Eは小指を放す習慣があるので押しても押さなくてもどちらもできるけれど。Fisでこれをやると、しかも中音域もでは、そのあとの運指がほにゃらら~(笑) たったこれだけのことなのにねぇ。なにか複雑怪奇なトリル運指を初めてやったような感じ。慣れというのは恐ろしい。結局これはフレーズの中で使うのは実用的ではないという結論。練習も大変だしね。

音程の問題ではないけれど、中音Eのアタックが難しい。というか、そもそも音が出にくい。
対策として、右手中指を頭部管側に少し傾けて・・・トリルキーを少し押す。と、アタックが楽にあたるようになる。いいね、これ。

ただし、フルートでこれをやると音色が露骨に変わってしまうのであまりやらないそう。バスフルートもこの音はでにくいらしく、こちらでも頻繁に使うテクらしい。

ということで、レッスンの終わりにはお決まりの?「よくなったね~、音程もすごくよくなった」にて、今の課題のモーツァルトのフルートコンチェルト1番は終わりにして、次からは2番にしましょう、になった。

今月のうちにピッコロに慣れてしまいましょっていうことで。

ピッコロの音程

2008-01-10 | フルート本体
私のピッコロは、フィリップハンミッヒ。
その中の、下のグレードだったと思う。いつ買ったのかな、と保証書を見ると、なんともう十年近く前になる

あんまり吹いてないなぁ~
思えば、あの外山雄三やるときに、思い切って買ったのだった。
やたらと音量を要求されたので、それだけを考えれば、もしその時に既に販売されていたとしたら、サンキョウのピッコロなんて比較的安価だしぴったしだったかも!?

このハンミッヒ。

師匠曰く、古いタイプのスケールだそうだ。(現在はどうだか知らない)

トラベルソのように、先に行くに従ってすぼまっている。
音色重視?かなにかで、ベーム式になっても古いタイプの形状のままひきずっているのだそうだ。フルートはみんな円筒だし、最近のピッコロは円筒も見かける・・・というか、私がこのピッコロを買った時、あまりに先すぼまりの円錐で驚いたものだった。掃除棒通すのも大変だし

で、音程の話。

十年もたつのに、イマイチ音程がつかめないな~とは思っていた。

この古いタイプのピッコロは、どれもみな低音域は高く、高音域は低くなるのだそうだ。

そうなんだ~(気が付けって??)
どーりで・・・・なんだ・・・むぅ・・・

フルートと見事に逆なので、それはそれは戸惑うわけだよねぇ。
そうわかってしまえば、何となく音程もとれるようになる気がする。(気がするだけかも)

レッスンの最後には、無事「音程もすごく良くなったね~」とのお言葉をいただく。どこまで信じて良いかはわからないが


最近の楽器は、このような古いスケールのものと違って、何も考えずに音程がとれる楽器が多くなってきているとのこと。

安いところでは、バーカートのGIPPOとか・・・とか・・忘れた・・・が何も考えずに音程がとれるぐらいに良くなっているらしい。上記のクセを修正する習慣がついているピッコロ吹きにはその違和感に驚くほど変わっているとか。

修正する習慣のない人には、当たり前のように音程良く演奏できる・・・らしい。
いいね!


けれど、よほどのことがないと私はピッコロを買う予定などないので、最近出たらしいもっともっと安価なパールのピッコロとか、今のところその辺のあたりしか興味はないかな

ピッコロの高音域

2008-01-07 | レッスン
だーいぶブログサボってるな・・・

Vオケ終了後、12月初旬にもうひとつトラで、しかもバイオリンでステージに乗っかってしまったため、それまで以上に時間と気持ちに余裕がなくなってしまったことが最大の理由。

フルート吹きの・・・といいつつも、フルートの話題が浮ばない・・・(笑)

もうひとつの理由は、Vオケで知り合った人からミクシーに呼ばれてしまったこと。前にも会社関係者から来ない?みたいな話はあったけれどもやんわりお断りしてた。でも今回は断る理由が見つけられず・・・!?

これをまともにはじめると、本気で寝不足になる。

毎日いろいろ更新してコメントつけてブログまで書いている人もいるけれど、大変だよなぁ、と思う。人によってミクシーの時間帯があったりして、そういう人間観察も、面白いといえば面白い。


さて・・・久しぶりに本職のフルート(ピッコロだけど)の方で各話題ができた!?(笑)


ピッコロには、かなり苦手意識がある。

いろいろ苦手は苦手で、そのうちのひとつが最高音域。


ヒット率が低い、というより全然あたらない、に近い。

吹く頻度は低いにもかかわらずちゃんと調整には持っていっているので、この点は抜かりない。

けど、出ない。

楽器を選んだときは、ピッコロも得意っぽい音大生(但し一流の学校ではない)をつれていって吹かせてもいるので、楽器が悪いわけではない・・・はず。

まぁ、実力かな。

そう思っていた。


最近、レッスンでピッコロを持っていっている。

フルートでモーツァルトの協奏曲1番と2番をやって、そのあとどちらかをピッコロでやってみましょう。という話になっていたので、1番のほうをはじめた。


ちょろちょろ、と先生が私の楽器(ハンミッヒ)を吹いてみて。

高い音が出ないなー。あんまり吹いてないからかなー、とか言いつつ。

おっ、という感じである時最高音域が「ピキッ」という感じで出た。

すると、不思議なことに、目に見えて出るようになる。しばらく先生が吹いて、よく出るようになったよ、と言って楽器を戻してくれた。


その頃には既に、耳が「き~ん・・・」となっていたが・・・(笑)


それが年末のこと。


年が明けて、一度吹いてみたら。

なーんと。(今までに比べたら)何の苦もなく、と言っていいぐらい最高音域が出る出る。


話には聞いていたが、本当にそういうものなんだ。

先生の所には、プロとしてやっている(何のプロかは不明)生徒さんも、楽器が鳴らないから少し吹いてほしい、と言って楽器を持ってくることがたまにあるそうだ。


不思議なこともあるもんだ。

これで、幸先の良いことに、年初から苦手意識が一つ解消した??