フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

ピッコロの二つの呼吸

2010-11-28 | 演奏や練習に関して
ピッコロの左手親指Hキーのタンポが破れたので、修理に行った。
なんでこのキーには二つ孔があるのだろう。不思議だ。
二つのうち片方が新品、もう片方が古いタンポとなる。大丈夫なのか少し不安。

待ち時間の間に、雑誌を読んだところ、ひっかかった記事があった。(パイパースだったか、ザ・フルートだったか・・・?)

ピッコロには二つの呼吸法があるとの話。
一つは、腹式呼吸。
もう一つは、一般的に管楽器にはよくないとされている胸式呼吸。
しかも、胸式呼吸はピッコロには有用とまで書いてある。

しかし!

その理由も、使うと良い場面も書いてなかった(と思う)。
試してみようと思ったが、今となっては腹式と胸式を切り替えるのって、極めて困難(悩)。


しばらくは夜も眠れなそうだ(笑)

トレーニング用の楽器と、教育効果の楽器

2010-11-22 | フルート本体
そのA先生と二重奏の練習をしたとき、彼女の楽器を少し使わせていただいた。フルートマスターズの胴体に、故師匠から購入したというブランネンの頭部管。どちらも銀。このブランネンは、師匠の前にはやはりどこかのプロの人がオーダーして作ったのものだそうで、標準品とは少し?違うらしい。

A先生曰く、この頭部管はどこに息が当たっても何となく音が出てしまい、間違ったまま吹いてしまうこともできる。吹くのが難しいので、訓練用と思って使っている。とのこと。
確かに吹かせてもらうと、輪郭がくっきりとした音で、音の立ち上がりが鋭く息の支えが強くないとならない。

こういうところは、私のマテキ君に近い所があるかも。
私が最初に習った先生は金のマテキを使っていたが、この間違ったままでもそこそこ吹けてしまうが、違和感は演奏者にも聞く人にも残ってしうので、結局その先生は他の楽器に乗り換えていた。
当時はその意味が私にはわからなかったが、だいぶたってからちょっと同意する。


私が師匠に、○ヤザワの楽器はどう思いますか?と聞いたことがある。某楽器店のフルートフェアで試奏してみたのだが、好き嫌いも良否もよくわからなかったので、ちょっと意見を聞いてみたくなった。
その時の返答は、楽器が悪いということはないけど、教育効果はないね、というお答えだったと思う。なるほど、とストンと納得した記憶がある。

サンキョウとかムラマツとかの定評ある老舗の楽器は、ある意味「こうやって吹けばいいんだよ」と教えてくれるところがあって(今はどうかわからない)、いよいよ物足りなくなったり教えてもらうことが少なくなると、「じゃ、もっと高級な楽器を買ってね」(笑)と言われることになる。そうやって天下のAD(絶版)からSRへステップアップする。(笑)

今はそういう時代ではないので、教育効果がある楽器が一番正しいなんていうつもりはない。
どう吹いても(良くない音が)それなりに出てしまう楽器は自分が好きならリスクは覚悟で使えばいい。でも、訓練にはならないと思う。
今度A先生に教育効果なら抜群と思われる、アキヤマのオーバル頭部管を使ってもらって、感想を求めてみようと思う。でも、きっとあの手のやつはお好みではないだろうなぁ。

そろそろ回想でも。

2010-11-18 | 演奏や練習に関して
今年の春に、私の師匠が突然スポーツ中の事故で亡くなったこともあり、また私がこの初夏から、楽しくやりがいのある職場から重要ではあるけれどもなんかやってること無駄だらけ感あふれる職場に異動になったこともあり、どうもこのところフルート活動に気合いが入っていない・・・さては鬱か。

で、なんとなく自転車買ってみたり(笑)。
鬱な時の気分転換には、文章書くのもいいらしいが、これが続かないし(笑)


そう悪いことばかりというわけでもなくて、9月には師匠が存命中であれば実施されたであろうおさらい会の日に、門下生有志が集まって発表会をやろうという企画が実施された。

私の知る限りでは、師匠の門下生にはフルートの先生が二人いる。

そのうちの一人の先生が音頭をとってくれて、発表会が無事行われた。
とても、ありがたいこと。

そして、もう一人の先生は普通に仲が良かったので、発表会でデュエットした。
練習期間も回数もとれなかったので、ありがちながら、ドップラー。
さすがに相手が専門家だと、すぐにまとまって楽しい。


ソロ曲は、やはり師匠存命だったらカルメンファンタジーでもと思っていたが、追悼の意味もあるかな(さぼりとも言う)ということで前回と同じプーランクのフルートソナタにした。

前回と違うのは、一楽章しか演奏しなかったのを、全曲にしたこと。

ふつうにおさらい会だったら、なかなか全曲やることもないだろうし。
プロの伴奏ピアノだと、午前中はじめてのピアノ合わせ、午後本番なんてことになりがちで、事実前回の演奏はかなりドキドキで、ピアノに振り回された感があるうちに演奏が終わってしまった。
今回はとあるアマオケで一緒にバイオリンを弾いていた美女!人妻バイオリニストが、実はかなりピアノが上手で(一説には教えてもいるらしい)、しかも「フルート演奏するんですって?」と声をかけてくれたのがきっかけで、その上伴奏も快く引き受けてくれたので、ピアノ合わせも何度かすることができ、かつお互いにアンサンブルできていく過程も楽しめたし、このあたりはかな~りラッキーだったと思う。本番も、振り回された感はもちろんなく、アンサンブルを堪能できたし、よかったよかった。


発表会終了後、デュオしてくれた先生(A先生とする)から連絡があり、あるヨガスクールのクリスマス会で演奏することになったから、一緒にどうかとお誘いがきた!
A先生と、そのお友達のギターの先生、ギターの先生の弟子、と私の4人で、まあ、クリスマスにありがちな曲を演奏するということに。
ギター伴奏のソロもやれ、とのご指令。ギターとやったことなんかないので、ちょっとうれしい。やっぱギター伴奏といえば、ボサノバもいいけど、ピアソラでしょ? しかも伴奏費用かからないし(笑)。


ちょっと真面目に練習しなければ、と思うだけで日々が通り過ぎて行く今日このごろ。
新たなネタもとは乏しいものの、故師匠のレッスンや雑談内容など思いつくままに書いて気分転換しつつ、エンジンかけて行こうかと思ってみた。

バネ感

2010-11-04 | 自転車
RNCの感想。

よくできたクロモリフレームは「バネ感」がある、と言われているけど、それが最近よく感じるようになった。
カーボンバックのアルミでは、踏むとその分は進むけれど、以上。という感じ。
クロモリになると、踏んだことに対する反応は一瞬遅れるけれど、その分蓄えられたエネルギーがエンジンのように回って押し出されて行く感じ。アルミとは少しこぎ方のコツが違う感じ。
フルカーボンはあまり乗ったことがないが、少ない経験からすると、踏むとすっとフレームが前へ出て行く感じ。

フレームはどの材質がいいか?と言われると、レース指向とかいろいろ好みによって違うけれど、フレームの乗り味を趣味として楽しみたいのであれあば、クロモリかカーボンが面白いと思う今日この頃。

クロモリはロングライドに向いている、とよく言われるが、実際にその通りと思う。
走行スピードはそう変わっていないとしても、クロモリに変えてからは、走行後の印象として今までの2/3位の距離しか走っていないような感覚がある。

なかなか面白いので、オススめではないが、嗜好品としても考えるのであればクロモリフレームは楽しいと思う。