フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

音の良くなる石の写真

2006-04-28 | 関連グッズ
音の良くなる石。

興味を持っていただけた方が少しはいらっしゃったようなので、写真を撮ってみました。

汚い写真で申し訳ありません。電灯色蛍光灯が光源なので・・・
わかりにくいですが、色は、白いものと、うすピンクです。
ピンクは、ナントカ水晶??
穴が開いています。アクセサリー用と思われます。

直径は約6mmです。
6mmがいいのかというとそういうわけではなく、単に大きいと頭部管の中に入らないからだそうです。

石の名前はわかりません。
いろいろな石やその組み合わせで音が変わるそうです。(私は未確認)
数は二つがいいそうですが、人によって違うかもしれません。

時間のある方は、仮に騙されても安価と思われるのでおためしくださいませ。
ホントに音が変わります。

17.0mmの不安

2006-04-27 | フルート本体
フルートを少し長くやっているひとだったら、17mmといえばすぐにわかる。
頭部管の反射板の位置のこと。
掃除棒のガーゼを差し込むのとは反対側にある17mmゲージを使って、時々反射板の位置を確認するのがフルート吹きとしてのたしなみ。

昨日、ある石ころを頭部管の中にいれると音が良くなるなんていううさん臭い話を書いたのだけれど、これをしょっちゅうやるとその17mmの位置がずれる可能性がある。反射板の位置を決めているヘッドスクリューを触らなくてはならないからである。

ところが、この17mm合わせがやっかい。

掃除棒のゲージを頭部管に突っ込んで、掃除棒に刻まれている17mmのマークが唄口の穴の中心にきているかを確認するのだけれど、これがなんともわかりずらい。

まずゲージ部分が、刻まれている溝の真ん中なのか縁の部分で見ればいいのか、よくわからないものもある。低価格な楽器についている細い金属の掃除棒では、斜めに差し込めてしまうので余計に話がややこしい。

しかも、見る角度とか、掃除棒の差し込み方とかそんな不安定な要素が多くて、見る角度、見る人、気分、照明条件、体調等によってかなりずれてしまう。
アナログの体重計を斜めから数字を読もうとする、といえば分かりやすいかな。

リペアの時、お店の人が合わせてくれる17mm(おそらくこちらが正しい)と、自分がこうと思う位置がどうしても合わなくて、見方を教えてもらったことがある。

それは、頭部管を反対側にして(胴部管側を左手側に持つ)見ると良いと言うこと。確かに、通常の位置で見るのと、反対にしてみるのではやはり微妙に位置が変わって見える。
これはこれで困ったことだ。

こんなことでは、世の中にはこの17mmにヒステリックになってしまった人も何人かはいることだろう。なんといったって、この位置がずれると「音程のバランスが崩れたり、音色が悪くなる」のだから、アマチュアとはいえフルートエンスージアスト(熱中している人)にとっては死活問題である。

しかもこの17mm。教科書にはそう書いてあるものの、世の中では普遍なものではないらしい。
管楽器のダクのホームページを見るところ、17.0、17.3、17.4mmなど、メーカーや年代によって「推奨位置」がいろいろ違うようだ。
不幸にしてそのホームページに紹介されていない楽器を所持していた場合、自分はいったいどの数値に合わせればわからず不安のどん底に落とされることになる。

数値があったとしても、まだ安心できない。

例えば私のように、アキヤマの頭部管(ダク曰く、推奨17.3mm)をサンキョー(ダク曰く、推奨17.0mm)の楽器に差し込んで使う場合。どちらかに合わせるべきなのか、中間を取るのか???

楽器屋さんの店員さん、リペアさんでさえ、そんなエンスーな数字をいちいち根拠を持って知っている人なんてほとんどいないのだ。仮に若いお姉ちゃん店員が教えてくれたとしても、それが正しいという保証は全くないのだ。


少し話は変わるが、私がハン○ッヒのピッコロを買ったとき、こんな話を聞いた。

ハン○ッヒの楽器は、一つ一つ、最適な位置に反射板位置が調整されて出荷されているのだという。
店員さんとしては、それほど綿密に品質管理されているのだということを言いたかったのだろう。

私は、聞いてみた。
では、その最適位置は何かに記録が残されているのか、私はそれを知ることができるのか。

答えはNo。

では、リペアで反射板をさわったとき、どうやって反射板の位置を戻すのか?
店員さん ・・・・・・・・・・・・・・

精神衛生上とても悪そうなので、それ以上聞くのはやめておいた。

今は、ピッコロをいつも調整してもらっているリペア屋さんがハン○ッヒについて詳しい感じなので、お任せである(普通の8.5mmより、長めらしい)。
一応念のため、自分の掃除棒にマジックでハン○ッヒの位置を書いてもらった。
とても精神衛生に良く効くおまじないである。


そこで現在のところの結論。

理想:
自分の聴感で最適位置を判断する。
特にプロフェッショナルなピッコロ吹きはこういうことをするらしい。たぶん、ハン○ッヒの最適位置調整方法も(本当に調整しているなら)これ。
私の場合、それを試すこと自体が神を冒涜する行為であるということを、試してみたらわかった。

現実:
リペアさんに合わせてもらったり自分が合わせて、ここのはずと決めたら以後、神の領域と思い一切関知しない。
もしリペアさんに反射板ずれてましたよーと言われても、昨日と今日で推奨位置が変わったんだな、神様も気紛れだなぁぐらいに考え、くよくよしない。

これがベスト。

音の良くなる石

2006-04-26 | 関連グッズ
レッスンでは、前回の音の良くなるサンダルに引き続き、音の良くなる「石」の話が出た。

「知ってるようで知らないオーケストラ楽器おもしろ雑学事典」緒方英子 (著)の中で、水晶のアクセサリーを身につけていると音が良くなる、みたいな話が紹介されている。
信心深い私は、そーとーうさんくさいと思いつつ安い水晶のブレスレットを買って、実際に腕につけてオケのtuttiに臨んだ。

しかし、全然効果がわからなかったぞ! ぷんぷん。
まあ霊感商法みたいなものなので、怒っても仕方ないのだが。

なので、レッスン師匠までもが、水晶が効く、という話をしだしたときは、おーい! と思った。

良く聞いてみると。

今度の水晶は、身につけるのではない。
なんと、頭部管のヘッドスクリューの中に小さな水晶の玉を入れてしまうというものであった!!

ほんとですよー、と言いながら師匠は自分の楽器のヘッドスクリューを外すと、中から本当に色の違う二つの小さな玉が出てきた。

正気ですか、師匠!

試してみる? といいながら、今度は自分の鞄の中をごそごそ。
しばらくして、いろいろな色の玉がたくさん入った小さな透明ビニール袋が出てきた。

まさか、いつも持ち歩いているんですか、師匠!

玉を見せてもらうと、真ん中に糸を通す穴があいている。アクセサリー用だ。どうやらユザワヤのアクセサリーコーナーあたりで探しているらしい。

水晶も色のついたものや、その他の石も混ざっている。
この石の種類や個数によって効果が変わるので、いろいろな組み合わせを試しているという。

今のところ、個数は二つでこの組み合わせがベスト、という二個の色違いの玉をいただいた。霊感商法の無料サンプルをもらってしまったような気分。

早速、先のサンダルに引き続き Before-After を試すことに。

まず、本日のレッスン課題冒頭部分をまず吹いてみる。
その後、このビーズ玉を頭部管の中に入れて、再度レッスン課題に挑戦。

おおおっ!!
これは効果がある。すごく、息が抜けて音が通る感じになった。

でもジャズを吹くには、抵抗感が少なくなって音がクリアになってしまうのでちょっと嫌かな。ちょっと突き刺さる? そんな感じ。
クラシックにはいいかもしれない、という第一印象。

今度は別の楽器に入れてみよう。

しかしなんと言っても、いままでいろいろ試したフルートの霊感商法的グッズのなかでは、コストパフォーマンス最高だ。たぶんこの手の玉は、何百円もしないでしょ? 明らかにわかる効果もあるし。

難点は、頭部管の中で固定していないので、からからと音がすること。
これは合奏で退屈なときには、シェーカーにもなる?という利点がある。
師匠も、スタジオ録音でこれを使っていて、からからうるさいと注意されたそうだ。
大丈夫ですか? 師匠!

注意点としては、楽器屋さんに持っていくときには必ず取り出しておくこと。
楽器屋さんは絶対にいい顔しないから、という(当たり前だ!?)。

年に何回か?は、「先生の生徒さんが先日いらっしゃいましたよー」と言われてしまうそうだ。みんなに勧めて、みんな取り出さないで楽器屋さんにいくんだなぁ。ふふふ。
今度、わざわざ玉を取り出さないで師匠の良く行きそうな楽器屋に調整でも出してみるか。

音が良くなるサンダル

2006-04-25 | 関連グッズ
私がレッスンについている師匠。よくサンダル履きされている。

たまたま、そのサンダルの話になった。
それは、驚いたことに、音の良くなるサンダルなのだそうだ。

見た目は、ふつーの、ベルトが二本ついた、健康サンダル。
ぶつぶつがたくさんあるやつ。
見たところ、○○靴流通センターで1300円、みたいな。


試しに履かせて頂くことに。

Before-Afterを確認するため、まずは履かないで高い音を出してみましょう。

で、高いC(上加線五本)は出る。C#もなんとかでる。
Dは・・・・と思ったら運指が違ってた・・・教えてもらう・・・まあ、なんとか出る。

次に、件のサンダルを履く。

Dは・・・・うーん。確かにちょっと出やすくなった感じ・・かな。


そのサンダル。履いた感じが、ただの健康サンダルとひと味違う。
全体に足のアーチ部分は高くできていて、つま先とかかと部分が大きく窪んだ感じ。
きちんと履いてみると、かかととつま先でサンダルを鷲づかみにするような感覚になる。

本来は、肥満などでX脚やO脚になり、膝を痛めてしまった人向けのメディカルな製品らしい。ちゃんとした立ち方に矯正?するのが目的で、ドイツ?で開発されたとか。詳細不明。

立ち方がよくなると、演奏姿勢や使う筋肉等に良い影響がでるので「音が良くなる」なんていうことになるのだと想像できる。

フルートの最高音域がなかなか出せない人にこのサンダルを履かせると、出せるようにになるなどの効果があるらしい。
この音域は息のスピードというか、全身の支えが必要ってことなのかな。

なので、あまり上手でない人ほど効果があるのだとおっしゃる。
初心者~音大生レベル(音大生って上手いんじゃないの?)に試させるとテキメンだとか。


なんだか、フルートを吹くのも全身の筋肉を使ってるのだなぁ・・・と実感。

と思っていたら、次はあやしーい方法も教えてくれた。
それはまたこんど。

ポータブルオーディオの車内騒音

2006-04-20 | 楽器、その他
今日の朝、久しぶりに電車で隣のヘッドホンからの漏音に悩まされた。

車内中に響きわたるような騒音をたてるのは、不良っぽい若者(男性)、ということがほとんどではある。しかし、こういうタイプの大迷惑人は、朝の通勤時間はほとんど見かけない。


朝の時間帯にうるさいのは、何故かほとんど決まって比較的若い女性である。隣にいると耳障り。一人はさむとあまり気にならなくなる。その位の、中位の迷惑度。

朝に限って言えば、フツーの男性サラリーマンはほとんどうるさいことはない。自分も迷惑を受けているので、周囲を気遣っているからなのだろうと推測する。そこで、電気製品に強くない(?)フツーの女性が結果的に迷惑者として残ってしまっているのではないかと思う。

というわけで、朝はヘッドホンをしている女性には近寄らないようにしている。

しかし公共の乗り物なので、必ずしもそれがうまくいかないのが辛いところ。今日は、最初のうるさい女性は途中で降りたのだが、次に隣に座った女性も同じくうるさかった・・・・・


そこで思った。
ヘッドホンから騒音って、人によって気にならない人もいるのだろうか。


例えば、学校から漏れてくるブラスバンド部の練習の音。

私なんかは、ロングトーンなんかの音がかすかに聞こえてくると、かえって心地よいぐらいだけれど。
おそらく、それが鬱陶しくてしかたがない人もいるはず。

同じように、他人のヘッドホンから漏れてくるシャカシャカしたリズム。
心地よく聞いている人は、果たしているのか、いないのか。

そんなことを、一度ポータブルオーディオメーカーに聞いてみたいと思った鬱陶しい朝ではあった。

フルートフェア

2006-04-16 | フルート本体
レッスンのついでに、銀座山○楽器に久しぶりに行ってみた。

ちょうど、フルートフェアをやっている。週替わりでいろいろなメーカーの技術者が来ていて、予約すればその場で楽器を見てくれる。メーカーの営業さんも来ていて、試奏しながらいろいろ話が聞けるというもの。

今日はミヤザワフルートの日。
早速吹かせてもらった。

ミヤザワフルートといえば、あの赤○りえさんの使用楽器?(不明)でもあり、いつだったかアメリカ系の音がする? という話を聞いたことがある。(真偽に自信は全くなし)

ということで、私としては何故かミヤザワにプアマンズヘインズを期待してしまう。残念ながら、期待は裏切られてしまうのだが。

展示されている楽器の中に、試作中というものがあった。
それは、キーメカニズムが新しくなっているという。左手親指のキーの取り付け角度が全然違うとか、キーの連動のさせかたが全然違うとか、少しよく見ると確かに新しいことがよくわかる。見た目はかなり重くなっていそうなのだが、数グラムしか変わっていないという。

以前から、新しいキーメカニズムとしてピンレスというのがある。詳しいことは私の理解では書けないので省くことにして、要は、ピンを突き刺してキーを固定するというという比較的不安定な要素をなくすことによりキーの耐久性を高めるということらしい。
いくつかのメーカーではピンレスとか左ピンレスとかのオプションがあって、若干費用がかかっているようだ。

私が10年以上前にマテキの楽器を買うとき、その左ピンレスなるものを勧められた。しかし、それは「メカニズムとして」良くできてるということ。音色や演奏性には影響がないみたいで、自分にとっての効用がよくわからないのでそれを採用しなかった。

それよりもっと前、20年ぐらい前に買ったサンキョウシルバーソニックも、もちろんピンレスではない。

しかしどちらも、オーバーホールを必要とはいわれない。ピンの部分にガタがきているという話もない。要するに、現行メカニズムで私にとって十分な耐久性を持っているということになる。単に私の使い方が、たまたま楽器に負担を与えていないというだけのことなのか。それとも、20年でオーバーホールが必要になるものを、40年持たせようと言うものなのか? それとも、単に職人としての自己満足なのか。

新しい設計の楽器の方が必ずしも音がいいのかというと、そうではない。音量や効率という意味では良くはなっているのだろうけど。

音が良くなるわけではないのに、そして体感できる耐久性が上がるわけでもないのに、新しいキーメカニズムに+αの費用を払うのはどんなものか。キーメカニズムのオプション費用を見ながら良く思う。

理想の音のために、このようなキーメカニズムになりました。そういうものが見てみたいなぁ、と思いながらフルートコーナーを離れた。


その足で、久しぶりにCDを買った。
Jeremy Steig (Jazz Flute)+Vic Julis (G)の、IMPROVISED というジャズ。

このCD、山○楽器の推薦コメントを読んで買ったのだけれど。その通りなかなか面白いアルバムだ。ちゃんと誰か店員さんが聞いてコメントをつけているんだ、と当たり前なことに感心しながらこのブログを書いている。

演奏会終了後のコメント

2006-04-12 | 演奏や練習に関して
先週末、とある吹奏楽団の演奏会にエキストラで出演した。
(いつも、ブログの話題が一拍半ぐらい遅れる・・・)
いつも、私のオケで一緒に演奏している仲間の何人かが所属している吹奏楽団である。

その吹奏楽団には、オケで私と一緒にフルートを演奏しているKさん(女性)も所属していた(休団中)。

演奏会終了後、演奏を客席で聴いていたKさん。
終演後の舞台袖へ来て、指揮者と話をしている。リハーサルの時より、バランスは良かったですよ。お客さんが入って音の響きが変わったのもあるかもしれませんが、(金管がリハーサルで)疲れちゃったからっていうのもあるんでしょうね。

 ・・・・おいおい。(^^;)

その後楽屋へ来て、演奏後の満足感に浸るフルートパートの面々の前で多くのご講評を披露し始めた。リハーサル「よりは」よかったけれど音程がすごく悪かった、バランスが、リズムが、云々・・・・。その毒舌(じゃなくて、講評)を端で聞いていた私は、肝を冷やす。
(私はクラリネットで出演したので、特には心的被害なし)

Kさんは、そういう毒舌(じゃなくて、講評)キャラとして既に定着しているのか、私以外の人たちは至って冷静というか、普通のまま。場の空気が寒くなったふうではない。
フルートの男性はにこにことやりとりをしている。「いやあ、あれはいままででの中で最高によかったんだよ。ほんとなら誉めてもらってもいいぐらいだ・・・」(一同爆笑)


ステージの後かたづけもほとんど済んだ頃、舞台袖でKさんとニアミスしたので、表面上はにこやかに会話をしてみた。

普通は演奏会後って、実際はどうあれ、良かったです、って普通いうもんじゃないの?
いいえ、そうではないですっ。悪かったときは悪かったってはっきり言ってあげないと、次の時に良くなりませんっ。
そお? 誉めてあげた方が、良しがんばるぞって、来年もっとよくなるんじゃないの?
そんなことはないですっ。はっきり言ってあげて直させないと、自分が戻ってきたときにあんまり下手なままじゃこまりますっ。

うーーん・・・。
いろいろなスタンスってあるもんだなぁ・・・(^_^;)

普段私と一緒にオケで演奏していて、何を考えているのか心配になってきたぞ・・・・

演奏会ビデオ編集中

2006-04-10 | 演奏や練習に関して
今、ビデオ編集をのろのろと進行中。内容は、先日行われた我がオーケストラのファミリーコンサート。

今回はいろいろとビデオカメラを借りてきて、三台体制で撮影に臨んだ。
一台は正面から撮る据え置きカメラ。二台目は、一人専属カメラマンをつけて斜め方向からいろいろと動かして撮る。三台目は、ホルンの後方に固定して常に指揮者を撮影。


ということで、1時間強の演奏×2回ステージ ×3台 =6本のビデオテープの映像をまずはPCに取り込んでみた。
100GB位容量が必要で、途中でHDD変更したりで大変。ビデオ編集は金と時間がかかりますなぁ。

それでもPCの性能が不十分で、ノンリニア編集(PCを使ったビデオ編集)が夢の装備だったほんの少し昔に比べれば、それでもタダみたいなものではある。昔ながらのテープtoテープのビデオ編集なんて、とてもやってられないし。
なんたって、フツーのB5ノートパソコン+外付けハードディスクだけで充分に編集できちゃうんだから、いい世の中になったものだ。


前回の定期演奏会の録画では録音レベルの設定ミスがあり、せっかく外付けマイクをつけたのに音が歪んでしまったという失敗があった(他のカメラの内蔵マイクの音でカバーした)。

その反省をもとに、リハーサルでオケにffを出してもらい録音レベルの設定をした。ので、この点はばっちり。

もう一つの前回の反省点は、カメラ毎に色がばらばらであったこと。
で、今回はちゃんとステージ上で全てのカメラのホワイトバランスを取った。カメラ毎の色の個性は仕方ないけれど、いかにも色がばらばら、ということはなくなった。


カメラさん(映像関連でも音楽家でもない、フツーの私の同僚)も、私関連の演奏会録画を何回か経験していただき、だいぶ慣れてきている。
最初の頃はソロがあっても、その音がどのような形をした楽器から出ているのか、それがどこにいるのか、さっぱりわからなかったそうだ。しかし今ではかなりのヒット率で撮影してもらえている。感謝。

今回は二回ステージだったので、二回目の演奏ではステージ進行もしっかりと飲み込んでもらっていてより無駄のないカメラワークになっていて感心した。従って二回目のステージは、編集がとっても楽。

本来であれば、事前にステージ進行とスコアを見ながら綿密な打ち合わせ・・・と行きたいところだけど?
そこまで望むのはムリというものだろう。ただでさえ遠いところ、午前中のリハーサルから来てもらっているのだから。


それでも、今回の撮影で惜しかったところ。

1)予定表では60分ステージだったので、80分テープで充分だと思っていた。ところが、指揮者のべしゃりが長かった? ために、2/3台のカメラでアンコールがあと少し、というところでテープが切れてしまった。当然録音もここで終わり。
従って、最後の数分は指揮者用カメラの映像と、ホルンの音ばかりがやたらとでかい音声のみ。 ありゃりゃ~!

二回目の演奏では長時間モードで録画したので、なんとか全部を納めることができた。

じゃあ、一回目のとぎれはどうしよう?
と、ここからが編集マジック??

テープの途切れた部分から後の部分の音声を、二回目演奏からコピーアンドペーストしてみた。すると、ちゃ~んと一回目の指揮者映像と、二回目の音声がシンクロしている(ように見える)ではないかっ。

ふふふ。このまま黙っていればお天道様にもわかるまい。
便利な世の中になったものだ。

ちゃんと二回とも同じテンポで演奏していた、ということには驚き。多少テンポが違うぐらいなら編集でなんとかなっちゃうんだけどね。


2)クラリネットのソロがあるのだけれど、クラリネットをアップにしようとすると、その前のフルート(私のこと)が邪魔!であった。
毎回なにかしらこういうことは起きる。やっぱり、この辺も最初に見ておかないとだめだなあ。カメラ位置も限られるので、ある程度はしかたがない。

2回目のステージでは少しカメラ位置を変えて?、私も少し意識した?ので少し写るようになった(笑)。
映像編集時にクラリネットのソロの時は全体映像にスイッチしてなんとか誤魔化してカバー。クラリネットさん、ごめんね。


切り張り編集は一通り終わったので、あとは映タイトルや映像効果入れと、DVDオーサリング(DVDメニュー作成)が残る。

まだまだ先は長い・・・・・

演奏と体重

2006-04-06 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
オーケストラで、私の後ろでクラリネットを吹いている人のうちの一人。
我々のオーケストラに入って一年にもう少し。それまでは(今も)吹奏楽を長く続けていたが、管弦楽ははじめて。

吹奏楽に比べると、2ndであってもずっと演奏は強い緊張を強いられていて大変なようだ。前々回のベト3(英雄)の時は、GPの日でさえ食事が全く喉を通っていなかった。脇から見ていて笑えた。

いやいや、そんなことは言ってはいけない。

自分も昔は笑ってしまうほど緊張していた。はじめて交響曲で1stを吹いたときとか、ソプラノ歌手が来てフルートが大変だったときとか。本番の二ヶ月ぐらい前から機嫌が悪くなって、当時はまだ新婚だったのにもかかわらず家でケンカが絶えることなく、それはそれは大変な騒ぎだった。


我がオーケストラは先日のファミリーコンサート終了後、初見演奏モードに入っている。曲は、チャイ5(チャイコフスキー作曲、交響曲第五番)。

この曲は、なぜかどこへ行っても人気。あまオケのベテランならば、一度やったからもういいやー、という人も多いと思う。それでも私のオケでははじめてということ。
このチャイ5、数えてみると私がかかわるのは4回目になる。パートはいろいろだけど。アシ(アシスタント)も含めて。

初見合奏では緊張するというのはよくわかる。特に管弦楽では、吹奏楽に比べて管楽器が「やらかしてしまった」時の周囲や自分に与える影響が大きい。

しかし私は少なくとも初見ではないので、初見合奏だからといっていまさら緊張はしない。どちらかというと周りのアラばかりが聞こえてきてしまう、あまり愉快ではない合奏だ。

しかし、件のオケ初級者クラリネットさんの、交響曲の初見合奏となれば、それはそれは大変だったようだ。
あとで聞くところによると、初見練習後に体重が500g減っていたというではないか!

妙案である。

一週間、交響曲の初見をやれば3kgの減量ができるぞ!?