フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

出世を考えない人たち?

2008-03-31 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
先日の木管アンサンブルの練習に、ある会社オケの演奏会チラシを持ってきた人がいる。
某IT系超有名外資系企業の社員のオーケストラ。もちろん、アマチュア。(のはず・・・)

演奏会には一度行き、また行けなかった演奏のDVDを一度見せてもらったことがある。

・・・・はっきり言って、上手い。上手すぎる。
・・・・上手すぎるので、とてもまともに仕事をしているとは思えない!?
 ま、会社がでかいから、100人ぐらいはさぼってても全く大丈夫だとは思うが(笑)
 文化活動にも理解ありそうだし?


チラシを受け取ったとき、私は言った。
「ここのオケさぁ、うますぎだよ。聞いてると、この人たち、いったいなんなの? って感じだよね~(かなり嫌みっぽい雰囲気で)」

すると、それを聞いていた別の人からちゃちゃが入る。
「なんで? すっごい上手で、いいなぁっ、って感じじゃない??(心底楽しそうに)」


このやりとりで、如何に自分の性格がひねているかが露わになり、少し反省する(泣)。

 ・・・・しかし、反省するも、もう直る見込みはないので、開き直ることにする。サルの反省。
 ・・・・こんなことをもう何度も考えたことか(笑)


パンフの配布主・・・このオケの団員・・・元契約社員?らしく、今はそのIT会社の社員ではない・・・が、いろいろ内情?を教えてくれた。

「ここの人たちさあ、みんな仕事ができないふりしてるんだよ。」
「できない・・ふり?」
「だって、仕事が増えると活動できなくなるでしょ? それに、出世なんか全然考えてないみたいよ」

・・・予想は当たった。 やっぱ、そういう人たちだよねぇ。 激しく納得。

他にも。

「海外出張で楽器を買ってくる人多数」
「みんな自宅に防音設備(アビテックスなど)を持っている」
「チャットに反応のないときは、(アビテックスに)籠もっている時」
「他の名前の知れた有名アマオケとの掛け持ち多数」
「音大出の人多数」・・・上手いわけだ。でもなぜ音大を出てIT企業なのだ?


超一流企業のサラリーマンも、好きな音楽するために頑張っているんだね~、と感心し、見習わねば(何を?)と思う今日この頃なのであった。

また試奏してみた。

2008-03-25 | フルート本体
今度は頭部管。
マンケ(MANCKE)という。ドイツ製。

まだ日本に入ってきたばかりだけど、すごくいいよ・・・と先生が言うので、じゃ、早速行ってみます、と言ったら、まだ店頭においてないかも・・・と、そのままその日本の代理店になったという銀座の某楽器店に電話してくれて・・・そのまま某楽器店へ行き、冷やかし半分で申し訳ないとは思いつつ・・・・遠慮なく(笑)試させていただいた。


先生の言うには、シェリダンとかラファンとか、そういう系(どういう系?)を選ぶのだったら、十分選択肢になるだろうという話。

実はラファンはそうとう昔に目白の楽器店で少し試奏したことがある程度、シェリダンは・・・記憶にない・・・けどたぶん一度ぐらいはどこかで吹いたかも?・・・という程度なので、そういう系がどういうものかはっきりしたイメージはない。

まあ、それでも私の独断と偏見で言うならば、ここでいうそういう系とは、誰でもキレイな音が比較的容易に出せて、テクニックも容易で、毎回きちんとテストをパスしなければならない音大生のような方々に人気。というイメージ(たぶん間違っていると思う・・・)。ムラマツの本体にラファンの頭部管、というのがそのスジでは定番の組み合わせ・・・という噂が昔はあったようななかったような。


そのシェリダンの工房から独立したのがマンケさん?・・・らしい。

ということは、こーいう吹き心地だよね???・・・例えるならば、ドイツワインのような、甘くて飲みやすい・・・というのに近いイメージを予想してみた。


出してきてくれた頭部管は計10本。

総銀、金製、銀製ゴールドライザー、木製、銀製木リップ(!)、木製ゴールドライザー(!!)、etc.

  ・・・・なんというか、壮観。


管は細身でできていて、私の銀の標準管厚のサンキョウではずぼずぼ。
テープ二枚張りでなんとか安定した。
購入時にそんなに膨らませても大丈夫か? ちょっと不安はよぎる。
ドイツの楽器は細いのかしら。

逆に、試奏なら、大抵の楽器なら差し込むことができそうなので、わざわざ行ったけどダメだった・・・・という危険性は低い。
(店員さんは知名度を上げたいと言っていたが、私はお金も貰ってないしアフェリエイトみたいなこともしてないので、あえて試すべきだというお勧めはしない(笑))


とにかく、上に書いたようにバリエーションが多い。
出して貰った10本はみんなどこかしらの材質が違う仕様。
カットが違うのかは不明。

とにかく、いろんな材料でいろいろ作ってみたら面白かったのでみんなカタログに載せちゃった感じ??


吹いた感じは、どれもやっぱり爽やかに甘くて飲みやすい。
予想は見事的中!

また、吹いてみると突然腕があがったような感じがするよ、と先生に言われていたが、確かにそんな気がして気持ちが良い。
跳躍とか、低音域とか、pの高音域とか、自分がちゃんと練習していてなおかつ調子がよいときにあたるかどうか、というのがふつうにあたっちゃう感じといえばいいか。

やっぱり、そのスジの人向き?

ま、吹奏感では私にもだいぶ向いている(笑)とはおもったんだけれど、これらのバリエーションの中で一番気に入った銀製木リップで30万円弱、総銀でもそれよりビミョーに安いくらい・・・・なので、この点ではかなり私には向いていない(号泣)。

ちょっと調べたらアメリカの市販価格の方が全然安いぞー。ガンバレ円高!?


そしてついでと言ってはなんだが、これよりは身近な値段の、サンキョウの新しい頭部管のシリーズは試せないか聞いてみた。

が、残念ながら在庫なし。
前のとどう違うの?と聞いてみたら、店員さんがカタログを見ながら言うには、以前のモデルと名称が変わっただけ、とのこと。

前に聞いた別のお店の人の言うこととちょっと食い違っているので、実際のところどうなのかは保留となってしまった。

この問題については、そのうち別の機会に解決予定。

次はバッハ・・・

2008-03-23 | レッスン
レッスンの方は、モーツァルトが終わり(あきらめ??)、次はバッハにしようかということになった。

管弦楽組曲2番か、ブランデンブルグの5番か・・・といったところだが、楽譜が見つけやすい(見つかった)という理由で管弦楽組曲に。レッスン帰りに銀座に寄ってすぐに見つかったのがこれ。

わざわざ新宿のあそこまで行ってまたうっとうしい思いをするのもなんだし、次のレッスンまでに時間がないし、銀座でそのまま買ってきた。
(知人のオーボエ吹きもレッスンではフルート用の楽譜を使うことが多いらしく、やはり新宿まで行ったことがあるが、やっぱり私と似たような感想をもったらしく、以後は迷わずそこの通販にしているそうである(笑))


さて、ペータースの楽譜は、同じ楽譜に見えるのに全然値段が違うのがあった。よく見ると、値段の高い方は伴奏CD付き。

モーツァルトもそうだけど、このペータースの伴奏CDは評判が良いらしい。でも高いねぇ・・・

実際、レッスンではこのモーツァルト伴奏も最後に使った。レッスンでいろいろ言われることがきっちりと守られていている伴奏で(?)いろいろと勉強になる。


ということで、値段の高い(笑)CD付きの楽譜を購入してみた。


さて。

ろくに練習する間もなく次のレッスン。

バッハのことは何も知らない私。


とりあえず、この組曲(スイート)は何の曲か質問してみた。
宗教曲じゃぁないんだよね?

まあ、世俗曲ということらしい・・・


あんまりこういうこと書いていると、あまりの無知さに、バッハ好きの方々に半殺しにされるかも・・・!?


で、ついでにこんな話も出た。


フーガとカノンの違いは知っていますか?

いえ、全然・・・・・


パルティータとスイート(組曲)の違いは知っていますか?

いえ、全く・・・・・


まぁ、私の理解したところの、かな~りアバウトに言えば。

フーガとカノンの違いは、どちらも概ねカエルの合唱のように同じ音型が続いて出てくるのだけれど、カノンは同じ音で続く。フーガは4度か5度違う音で続く。

パルティータもスイートも同じ舞曲集なんだけれど、パルティータは舞曲だけで、スイートはOvertureがつく。

どうやら、そういうことらしい。
(詳しくは、ググるとたくさん出てくるので・・・)


これで、バロック無知の私も、一挙にバッハ通だぜ!?

4kHzのこと。

2008-03-17 | 楽器、その他
最近、何故か4kHzが身の回りのあちこちで気になったり目に付いたり話題になる。

 よん きろ へるつ。 と読む。

何が4kHzかというと、音の周波数のこと。要は、空気の一秒間に4000回の振動である。

この4hHzというのがおよそどのくらいの音かというと、ピアノの最高音のあたり。
ピッコロの最高音、とも言う。


最初の4kHzとの出会いは、音声の波形編集ソフト。

PCM-D50で録音した木管アンサンブルだが、もちっと音色に艶が出ないものか? と思ってイコライザーを見ていたら、プリセット設定の「ラウドネス」では、4kHz近辺を持ち上げるようになっていた。

ラウドネスというのは、私の生半可な知識では、オーディオ音量を下げて聞く場合に人が聞きやすくなるように低音と高音域をちょっと持ち上げてあげる処理のことである。

そうか。いわゆる「高音」というのは4kHzあたりのことを言うらしい、と思った私は、オーボエの音の艶を出す →倍音を強調する →イコライザーで高音域をあげる →高音ってどのあたり? →4kHz! というとりあえずの結論を得た。

で、波形編集ソフトで4kHz近傍をちょちょっと持ち上げてみると。

おお。

確かに音色が変わって、つやが出た(気がする)ぞ。

D50よりも、サンヨーのボイスレコーダーの方が音色に艶があるような気がするのだが、もともとは音声用なので、それを聞き取りやすいようにそのあたりの周波数のチューニングが違うからかもしれない。

ググってみても、この辺りの周波数は音色に大きく関連している・・・という旨の記事もすぐに見つかった。


聴力検査。

健康診断での聴力検査。低音と高音の二つの音を聞かされた。
幸い、聴力は正常と出て ホッ。
音楽やっていていつもいつも爆音(笑)の中にいるので、いつもどきどきなんだけど。

この聴力検査マシン上の表示をちらり、と見たら、低音は500Hz(だったとう)、高音は4000Hzと書いてあった。

それだけのことなんだけど、ちょっと最近の4kHzとのご縁を感じたのだった。


レッスン。

ピッコロレッスン時の雑談。

4kHzというのは、人間の最も敏感な周波数で・・・大音量で聞き続けると気が狂ってしまって・・・死に至ることもある??? うんぬん。

この音は、ピッコロの最高音域で、ピッコロ奏者は既に右耳はやられてしまっている(!)のでいいが、その隣に来る人・・・ハープとか、アルトフルート(笑)とか・・・はたまったものではないので、逃げる(笑)とか耳栓をするとか・・・マジで注意しないとだめだよ・・・という話。


そこでネットでググってみるといろいろ出てくる。

4kHzが一番人間が敏感に聞き取れること・・・
人類の進化の過程でそのようになった(らしい)こと・・・
大音量が原因の難聴はそのあたりが聞こえなくなる・・・
 etc.etc......


調べてみればみるほど、音楽家と関係の深い周波数だ。


4kHzチェッカー(仮称)があると面白いと思った。
チューナーのように、音がでたり音(特定周波数の音量=>音質)を表示する。

音色判定ごっこができる。(かも)
簡易難聴検査ができる。(かも)
ピッコロ最高音のチューニングができる。(誰も近づかない・・・)
嫌な奴を撃退できる。(ほんとかよ?)


今後は、4kHzに注意して演奏しようと思った。
   ・・・・・・が、何をどうしたらいいかさっぱりわからない(笑)

久しぶりの試奏

2008-03-12 | フルート本体
バイオリンの弓の、毛替えをした。

実は、これは初めての経験だったりする。
そんなんでいいのか? という問題はさておき、毛を取り替えることで、すこし音の出方がスムーズになったような気がする・・・・以外は何もコメントする技量も経験も持ち合わせていない。

さて、その毛替えには2時間ほど時間がほしいということだったので、その間、そのあたりをぶらぶらすることにした。

ということで、毛替えをお願いした弦楽器店と同じ系列の(同じ店の)管楽器店へ行ってみた。


私はその管楽器店の別の支店には一時期いろいろお世話になっていたが、このお店はそれほどでもない。が、店員さんの異動の関係で、顔見知りの店員さんがいる。

というわけで、その店員さんと雑談を少し。


そこでゲットした情報としては、最近サンキョウが頭部管のカットを変えたということ。
そうしたら、だいぶよく売れているらしいということ。

う~ん。
カットを変えたなんて全然知らなかった。最近管楽器系の雑誌とか全然読んだりしないから、すっかり情報うとくなってるなぁ。
(確かに、ホームページを見てみると頭部管の情報が変わっていた)

そのうち、試奏したり、いつものリペアの店の人に聞いたり、師匠に聞いたりしてみよう。

たぶん、アンダーカットとかざっくりとやっちゃって、初心者受けする他のメーカーのマネにしてるんじゃないかなぁ。と想像する。そういけば、最近立ち読みした某管楽器系雑誌で、最近のフルートメーカーの頭部管の傾向を危惧する記事があったけど、このあたりが震源の一部??とか思ってみたりした。今はまだ私の勝手な想像で、詳細不明。


そして。

そのお店はあまり高価な楽器をたくさん置く店ではないが、例のヤマハの、新製品の、Merveilleなるモデルが置いてあると聞いた。最近はあまり新製品に興味はなかったが、これはちょっと興味あったので、早速試させていただくことにした。

まずは、頭部管の歌口から中をのぞいてびっくり。
強烈にえぐっちゃってますっっ

まるで、だいぶ前に見た、某メーカーの初心者向けモデルのよう。

アンダーカットは少なければ少ないほど偉い、ぐらいに思っている(まぁ、ある程度は必要だが・・・)私のような少々偏屈なマニアにはアレルギー寸前。


実際に吹いてみると・・・

さすがはヤマハさん!
ぐりぐりアンダーカット頭部管にありがちな、吹っ飛んだというか、飛び散ったような音はぜんぜん出てこない。

音色は、明るく、(良い意味で)ふわふわと浮遊感のある、柔らかい音。
強く吹き込んでも破綻しないのはハンドメイド(半田付け)らしいところではある。雑に吹いても、息をまとめないで吹いても、その独特なふわふわとした柔らかい音は変わらない。耳障りにならない。

ある意味すごい。
店員さんと感心してしまった。

通常ハンドメイドは、慣れるまで吹くのが大仕事だけれど、このフルートは全然楽ちん。
新品なのでまだちょっと鳴りの重いところがあったけれど、いずれは篠笛のように?より爽やかになりそうな予感。


たぶん、息の圧力のない初級者でも、逆にハンドメイドをばりばり吹きこなしてしまう人でも、同じように柔らかくて、ハンドメイドらしい透明感のある音が出せそうだと思う。

ヤマハのこのモデルの、何やらうさんくさくて怪しい宣伝文句は、嘘ではない。と思った。


音程も、いい。というか面白いかも。
(ヤマハのホームページを見ると、このモデル独特の音程設計をした旨の記述がある・・・)

最近はいろいろと、い音だから音程高めにとるとか、師匠にいろいろ聞いていることもあり、ちょっと音楽的音程を試してみることが多くなっているが、あまりそういうことを気にしなくても何となく音楽的な音律になっている感じがする。私の楽器では何も考えずに吹くとどうもつまらないと最近思うことが多くなっているが、そういうことは長いとは言えない試奏の時間ではあったが、全然なかった。

ヤマハの技術に私はまんまとやられてしまったのか?


じゃあ、この楽器を気に入ったのか?

そういわれると、実はどうも良くわからない。
ちなみに、同じヤマハのビジューはかなり気に入っている。


音色は、明るいと言うよりは、もう少し渋い方が好きかな。
暗い音もたまには出せる方がいい。
試奏の間は吹くのは楽しかったが、ビジューのように継続的に楽しいと思えるかどうかは、まだ良くわからない。すぐ飽きるかもしれないし、ずっと楽しいかもしれない。


やはり、この楽器のいいところは、誰でも、恐らく誰もが良いと言える音を出せるところにあるのか。

私の現在のところの結論は、この楽器は究極の「初心者向け」楽器であると思う。
プアマンズ○○、ならぬ、ビギナーズビジューか。

ビジューは、初心者や、それに毛が生えた程度の中級者には難しすぎる。

ここの店員さんの話では、この楽器は専門家(どういう専門家かは不明。演奏家? レッスンだけの人?)も買っていくそうである。「ビギナーズ」とは書いたが、馬鹿にしてそう書いたのではなくて、万人に安全に対応できる、という意味で考えている。
アマチュアはいろいろうんちく含めて過程を楽しめばいい(笑)けど、プロは結果一発だから、安全運転も大事だしね。


最近、団塊の世代あたりを中心に、数十万円もする高級な自転車が売れているそうである。

そういう層の、フルートを始めた、あるいは復活した、という人が、中高生が使うような子供向け楽器では嫌だ、もっと良い楽器をよこせ、金はあるぞ、という人たちを対象にした企画ではないかという気がする。

ある意味、上級者のみを対象としたのではない、初めての高級モデルかも???

そう考えると、Merveilleは楽器の世界ではすっごい画期的。

自転車だって車だって、高級車には、スポーツ(競技、あるいは体育会系)指向とコンフォート指向の方向性がある。
楽器だって同じようにいくつかの方向性があってもよかったはず。


楽器屋さんとしても、お金のある初心者が来て○○さん(←ここでは有名フルーティストとする)と同じ楽器をくれ、というノリでいきなりウン百万を買ってしまうような人がきて(実際多いらしい・・・)も安心して勧められて、しかもその後良心の呵責に悩まされないですむ(店員に良心があれば、の話・・・笑)、数少ない高級楽器だと思われる。


でも、みんながみんな、こういう方向に走ってしまったら困るな。

今の自動車のように、みんな同じになってつまらなくなっているようにはならないでね。


一応自転車乗りでもある私が、もし誰かに90万円のMerveilleか、60万円を超えるマドン(有名メーカーのマニア垂涎スポーツ自転車)のどちらを買う? と聞かれたら。

ビジューを買います、と今のところは答える・・・気がする(笑)。

で、このビジューといろいろ迷って、結局旧タイプの頭部管のついた(笑)サンキョウを買うのかも??

アンサンブルの本番

2008-03-10 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
週末、木管アンサンブルで一曲演奏した。
いつもオケの練習で使っている公民館のお祭りがあり、各団体には出演権、というか出演義務があって、これにエントリーして出演したのである。

今回は、新しく来てくれたメンバーを入れて木管五重奏のアンサンブルを結成。新しいメンバーといっても、それはオケから見ればの話で、木管アンサンブルとしてみると「いつもの」メンバーではある(笑)。

曲数が少ない(変奏曲一曲)ことと、知ったメンバーなので、いつもよりも少し深く練習できたと思う。
テンポ、ritやaccel、和音、リズムの取り方、等々をじっくりとみんなで合わせられることはなかなかなかったから良かったな、と思う。前にも似たメンバーで同じ曲をやったことはあるけれど、今回に比べると練習に妥協がたくさんあった。

本番も、合わせる約束をしたところはほとんどクリアーできたし、何より楽しかったし、なかなか良かったと思う。

このための練習を集中して数回しているが、久しぶりに長時間吹いていたためか、本番も楽器の鳴りが良い。

アンサンブルが一番練習中に吹いている時間が長いからかもしれない。
普段はあまり(ほとんど)フルート練習してないし、オケの練習は待ちが長くて楽器に息を入れてる時間って短かそうだし(笑)


楽屋から出たとき、出演前でスタンバっていた中学生らしきブラスバンド部員の中から、「あれ、さっき演奏していた人たちじゃない?」という声が聞こえてきた。

お、それって褒め言葉だよね??
  (演奏を聴いてくれていて、それで注目してくれた、と都合良く(笑)解釈)
我々はね、君たちが生まれてくる前から楽器やってるのよ! どうだ!!

と、少し思ってみたりした。

自分もおやじだけど、まだまだガキだなって思う。
でも、みんな同じようなものだよね?


昼間にこの「オーケストラ」の行事。

疲れるので、そのまま帰宅しようとたくらんでいたが、午後は「吹奏楽」の練習がある。木管アンサンブルのメンバーがこれに参加しているので(もちろん私も)、まさか練習行かないで帰るつもり?という目で見るので、そのまま吹奏楽の練習へ。

ついでに夜は、「木管アンサンブル」の練習。


うう・・・・本気で疲れた。

でも、一番大事(!)な、「打ち上げ」という行事をしていない・・・・・・・・・
近々やる予定の打ち上げでは、ちょっとおいしいお酒が飲めそうだね。


さて、これでやっと落ち着いて練習できるよ。

でも、何の?

エキストラで出るクラリネット?
早く出て来いと矢の催促のバイオリン?
6月にやるというらしい、木管アンサンブルのコンサート?
新しく始めたばかりの、次のオケの曲?

リガチャーのその後

2008-03-05 | 関連グッズ
クラリネットのリガチャーを買ったので、早速使ってみた。
少し前に書いたけど、入手したのはバンドレンの皮リガチャー。

使ってみた先は、今度エキストラで出る吹奏楽団での練習。
ここ数年毎年お世話になっているけど、今シーズンは初めての練習出席。

依頼が来たのは、吹奏楽向け交響曲のSolo、1st~3rdとパートのあるうちの、Soloクラパートの裏。
ま、今シーズン初回だし、吹奏楽のトラだし(←本来そういうことを言ってはいけないが)、ソロは表の人が吹くし、クラリネットはそれなりにたくさんいる(はず)だし、顔見知りも多くなってきているので、すっかり油断して練習に行った。


そしたら、なんと困ったことに。
Soloの表さんも1stさんもお休み!だとか。


れろれろ。


1パート一人なのはふつうは全然平気だけど。

リードもリガチャーも新品で様子がわからないし。
クラリネットも去年の年末コンサート以来吹いてないし。
 (正確には、一週間前のリガチャー選定時に少し吹いた)

なんと言っても、全然練習してないし。
CD聞きながら譜読みはしたけど、1、2楽章だけで、その後は寝てしまって全然記憶にないし~(泣)

今年最大のピ~ンチ!!


合奏開始15分前から、一夜漬けにもならないラストスパートをかけることになったのだった。(汗)


まぁ。合奏としては。今回は私以外にも今シーズン初めてのトラさんが多数いたので、通しと大まかな雰囲気の練習が主体。
無事大過なく(?)過ごすことができたのだった。

今度はちゃんと練習してきますね・・・・(本当かなぁ。)


依頼は交響曲の方だけだったけれど、それの練習が終わって「お疲れ様!」なんて言っていたら、ポピュラー系のステージにも乗ってもらったら?と指揮者さんがおっしゃりはじめ、とりあえず原譜を借りてその後の通し練習までご一緒させていただきました。

こちらのポピュラー系方は、やったことがあるような曲が大半(但し、フルートで・・・)なので、ほぼ問題なし(と本人は思っている)。

すみませんです。指揮者さんには気を遣っていただいてありがとうございますです。


さて、本題のリガチャーはというと。


今まで使っていたロブナーの厚ゴムに比べて、全体に鳴りは均一になって反応も軽くなり、長時間の吹奏楽練習にはけっこう助かった。(但し、ロブナーのゴム比。他の金属リガチャーに比べてどうかは不明)

音色は特に気になるところはなかったので、きっと良い(私の好みの)範疇にはいっているものと思われる。


高音域は全般に鳴りやすいのだが、上第四間のF、F#(実音Eb、E)が何故か出なくて困った。
リード振動の支点が定まらない?感じでどうにもならない。最初は、まじめに楽器が壊れたのかと思った。

一人しか高音パートいないしまいったなぁ・・・と思いつつ、リードにあたる部分のプレートを固めの皮(柔らかい皮、固めの皮、金属の三種が付属)から金属に交換してみた。


そうしたら、よりぱりっと高音域が出るようになった。
F#も問題なし。
そして、より楽ちんになった。


要は、単に慣れの問題っぽい。

あとはもう少しこのリガチャーの吹奏感というかクセに慣れれば、この金属プレートで今回のエキストラはなんとかなりそうな予感。


楽器というのは、楽に吹ければいいというわけではないが、バンドレンもロブナーと違う個性で面白い。もう一度どこかで以前使っていたのと同じロブナーを発見したら、こちらは高価ではないし、また買ってみてもいいかな、とも思った。

「理系R25」と、「音律と音階の科学」

2008-03-03 | 楽器、その他
少し前、駅でR25をもらってきたら・・・別冊ということで「理系」R25だった。
要は理系離れが進むと言われている昨今、もっと科学技術に興味を持とうよということなのか科学についていろいろな分野の話が紹介されている。

科学とは? ナノテクとは? 宇宙とは? 世界で一番○なものは? ○○は何故△△なのか? ミクロの世界は・・・等々。小さい時に読んだ科学の読み物みたいな記事がたくさんある。


これを読み進むうち、ちょっとショックを受けてきた。

ちっとも興味がわかないのである。

 ・・・・記事がつまらないというのではなくて。

なんというか、レンズをどうやって作ろうが、宇宙がどうなっていようが、顕微鏡の世界がどんなに幻想的であろうが・・・・そんなの関係な~い↓ って、脳みそがそっぽを向いている。


一応自分は理科系で工学部を出ている。

理科は好きな科目だったよ?


やばい。
こ、こ、これは。
か、か、か、か、加齢によるものか?


人間、好奇心をなくして勉強しなくなり脳に刺激がなくなると、あとは老化を待つのみ・・・
みたいな記事をどこかで読んだような?

まぢ、やばい。


本当に自分が好奇心というものを無くしてしまったのか??
なぜ? このあとどうなる??

いろいろ悩み、そうしたらふと、一番最近読んだ本を思い出した。


それは。
「音律と音階の科学」 ドレミは・・・はどのようにして生まれたか
という、銀座山野楽器で衝動買いした本。


おおーっ!
タイトルは立派に理系(っぽい)ではないか!!

よかったよかった。まだ人生終わっていないよ(笑)
ピタゴラスの時代の音楽は、数学や物理学と同等であったというから、立派に理系だし。ふふふ。


音階はどうやって作ったかとか、コードやコード進行はどういうものか、純正律や平均率やその他の音律はどんなものか・・・・

この本は面白かった。 ・・・・・って、単に難しい数式がなかったからか!?

音程の差を表すときに、どうして「完全」とか「増」「減」「長」「短」がいろいろついてわかりにくくなってるのとか。楽典を読むだけだと意味不明かつ無駄にしか思えない規則も、生い立ちを知るとちょっとかわいく思えてきたりする。いろいろなジャズ理論とかもそう。

特に吹奏楽の世界等で、ドミソのミは低く、ということのみを神託のように信じ、じゃあ、ソはそのままでいいの? とも考えたこともない潔癖症な人にはお勧めかも。
演奏が上手くなるとは決して言わないけれど、楽曲解釈の幅は広がるかも??


どうせなら、音律だけでなく、リズムについても言及して欲しかった。日本人になぜドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」がどこか懐かしく聞こえるのか、みたいな。

980円のまっぴ

2008-03-01 | 関連グッズ
先週、用事があったついでに新大久保の某楽器店に行ったら、なんとかセールとかで小物等が安く売っていた。

サックスのマウスピースの山があった。


うちには、一度やろうと思ってFgの友達(笑)から借りっぱなしのヤマハのテナーサックスがあって、付属のヤマハ純正デフォルトでついているマウスピースがいまいち吹けないので、違うのがないかなーと、一時期探そうと思っていたことを思い出した。


そのマウスピースの山は、楽器にはじめからついてくるやつと思われた。

ほとんどがアルト用だったが、テナー用を探すと、一個だけあった。
幸運なことに既にあるヤマハではなく、ヤナギサワのものだった。

見れば、ヤナギサワの新品マウスピースは1万うん千円している。


思わず、迷わずこれをつかんでレジで980円を払った。


ちょっと使ってみたら、付属のヤマハより、ぜんぜん調子がよさそう。
まぁ、まともに吹けるわけではないので実際の所は良くはわからないが、ラッキーな買い物であったとご満悦だ。


しかし。

いつまともに使うのだろうか・・・・・???