フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

ファミリーコンサート終了

2006-03-31 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
先週、我が弱小オーケストラのファミリーコンサートがあった。

なんと、今回は2回公演!

去年春のファミリーコンサートでは、お客さんが会場に入りきれなくなりってクレームの嵐。急遽オケ全体を少し奥へずらして椅子を運び込んだりして、開演が遅れてしまったのである。

バイオリン族の人たちは、文字通り目の前にお客さんがいるのでさぞや緊張を強いられたことだろう。

これが1000人クラスの音楽ホールで有料コンサートのことだったら、それはそれは凄いのだけども。
我々のファミリーコンサートで使用しているのは、200人収容の多目的ホール。入場無料!

それで、今回は2回公演して合計約300人はいったらしい。
もしも今回も1回だったら暴動が起きたかもしれないと、2回にしてよかったとホッと胸をなで下ろしているところではある。

はっきり言って、郊外で、駅から徒歩ではだいぶ不便な場所であるにもかかわらずそれだけ足を運んでもらえているのだから、地元に愛されている団体と言って良いらしいと思えたところが大きな収穫であった。

もう一つの収穫。

去年の秋~年末にかけて定期演奏会、お琴とのコラボ、ソプラノ歌手との競演、クリスマス。そして今回のファミリーコンサートと、活発な吹奏楽団並みのスケジュールをこなした。いつもエキストラ頼みの弱小団体なのによくがんばったよ。

2回公演で、2回目の方が慣れた(ダレた?)演奏になっていた。良く言えば、本番慣れして余裕ができたとも言える。

今年は、三流を脱して立派な二流オケになれるよう、ぼちぼちとやっていけるといいなぁ。
のんびりした雰囲気のメンバーを見ながら、打ち上げの時に思った。

披露宴に出席

2006-03-18 | 楽器、その他
前回、木管五重奏の本番の後に結婚披露宴会場まで電車を乗り継ぎダッシュでなんとか間に合ったところまで書いた。

その披露宴。
結婚したのは、私の大学の友人。
大学の吹奏楽団の仲間の一人。当時彼はユーフォニウムを吹いていた。

披露宴の受付で、二人のプロフィールが書かれた紙を渡された。
例の、知り合ったきっかけとか、最初のデートとか書かれているやつだ。

ところが、趣味の欄には当然のこととしてあると思われた「音楽」の文字がない。
ゴルフを少しやったが、今はほとんどやっていない、という旨のコメント。
つまり、無趣味ということらしい。

そんなものか。

私の座ったテーブル。隣は大学の友人でオーボエ吹きだった。
反対側の二人は、小学校のブラスバンドの友人だという。
対面の三人は、高校のブラスバンドの友人だという。

つまり、私のテーブルは全員ブラスバンド関係者ということがわかった。

それなのに、披露宴では楽器の余興演奏はなし。
そうなのかなぁ。
(楽器を続けているのは私だけらしい・・・・)

たまたま?ステージの後だったこともあり私は楽器を持っていたので、飛び入りでやっても良かったのだけど・・・

私の隣のオーボエ君の結婚式では、私はフルートを吹かされた。
彼は某有名楽器メーカーにお勤めで、社内結婚。
後で聞くところでは、出席していた友人達の多くは音大出だという。先に聞いていたら絶対に演奏は引き受けなかったのに!

旧友にも会えて楽しい時間ではあったけれど、せっかくの音楽仲間の結婚式で音楽に関する出し物がなく、趣味も音楽の記述がないのはちょっと寂しかった。


せっかくはじめたのだから、楽器は長く続けたいですよね。

木管五重奏の本番終了

2006-03-15 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
木管五重奏の本番が無事終了した。

この本番は、某アマオケ主催の、公開団内アンサンブル。
アンサンブルを始めた頃は5人中3人が団員であったが、今では自分以外の4人が団員となっている。

10時から、出演順にリハーサル。
当日は、私が夕方からこれまた遠く離れた場所で披露宴に出席しなければならないので、一番めの演奏にしてもらってある上に、開演時間まで早い時間にずらしてもらっている。

我ながらあつかましい。

ということで、うちから1時間半かけて集合の駅に集合。その駅から車(赤いプジョー)に乗せてもらって、道に揺られること(笑)40分。

10時の20分まえには会場に到着。
 ・・・・遠いぞぅ。

前にそこへ連れて行ってもらったときは車に酔いかけたけど、今回はちゃんと前に乗せてもらったので大丈夫だった。よかった。

リハーサルは、Ob嬢が渋滞のためやや遅刻。
それでも曲を2/3程度は通すことができた。

みんなにウケていたのは、遅刻してきたオーボエ嬢が、ホールに来てすぐに楽器を組み立て吹き始めたこと。
なんでそんなに早く準備できるんだー、と、特にFgの人が感心していた。

フルートなんて、組み立て簡単なのでそういう苦労とは無縁なのだが。
後で聞いてみると。

会場へ向かう車の中で、楽器のジョイント部分には前もってグリスを塗り終え、リードを水に浸し、ピーピーと音だし?まで完了させてきたという。
しかも、車(ダンナ様が運転)を会場の入り口に横付けさせ、そこからダッシュでホールに来たという。となりでリードをピーピーやられた運転手(ダンナ様)さんは、狭い車内でどんなにかうるさかっただろうと思うと結構笑える。

本番演奏は、大きな事故なく、縁石に乗り上げたり、ガードレールを倒したぐらいかな、で無事終了。

本番は私服。
なので、私はここで披露宴用衣装に着替える。
本番「終了後」に黒服に着替えるなんて、変な気分だ。

一緒に本番に乗ったHr嬢に、駅までの送迎を頼んである。
着替え終了後に会場出口に行くと、ちゃんと車が横付けで待っていてくれている。ほんとにありがとう。

当初の予定としてはその車の中で着替えようとも思ったのだが、車がS13シルビア!なので狭くてムリだよ、というヤンキーなHr吹きオーナーの一言で却下。
確かに、昼食時に乗せてもらった背高のっぽの軽自動車のほうが全然車内は広いよ。それだったら着替えもできそうだ。

車の中では、親切なヤンキーHr嬢の持ち物チェックがはいる。
あせって着替えたりしてるとよく忘れ物するからねー。

靴はいてる?
祝儀袋持ってる?
楽器は忘れてきてない?
時間に余裕があっても、そのへんふらふらしてちゃだめだよ。
・・・・・などなど。

 ・・・お世話になってます。m(_ _)m

その後は、1時間に3本しかない電車に無事に余裕で間に合い、その後2回の乗り継ぎも駅で迷子になることなく成功。駅スパート指定どおりの時刻に目的の浅草駅へ到着。それが披露宴開始の15分前。ここから徒歩15分の距離を10分で人混みの中を走る。前々日にコースの下見をしてあったので、迷うことなく想定どおり5分前にホテルに到着。

ふぅ。
汗だくだぜ。


・・・・・続く。かも。

血圧測定と音楽の相関関係

2006-03-09 | 楽器、その他
会社で、春の定期健康診断があった。
その自動血圧測定ゾーンでのこと。

測定中の精神安定のため、測定器が人工音声で注意を促すとともに音楽を流す。
曲は、サティのジムノペディ。
妙に無機質な電子チックな演奏で、血の通わない人間になりきるには良い感じだ。

しかし今日はなぜか、ジムノペディだけでなくクラシック音楽も聞こえる。
不思議に思ってよく探してみると、ラジカセから音楽が流れている。

曲は、シューベルトの未完成交響曲。
なぜだ?
血圧測定するにしては、感情の起伏が激しすぎる曲じゃないのか??

それだけならいい。

私にとって未完成交響曲は、前回の演奏会で演奏会したばかりの曲だ。
この部分では、××の音程がひどかったとか、どこの部分が破綻してたとか。
いろいろネガティブなことばかりが鮮明によみがえる。

これは血圧に効くぜ。

次にかかった曲がまた笑えた。

ドボルザークの弦楽四重奏アメリカ。
今週末に、われわれの木管五重奏で発表する曲だ。
アルファー波というよりは、アドレナリン系の曲だと思う。(第1楽章)
これもやはり二重の意味で、現在の私に精神安定的に良い曲とは言えない。

ここまで来ると、挑発されているとしか思えない。
受けて立ってやる。

血圧測定器に腕を通し、ジムノペディに気持ちを集中する。
ストレスと闘うため日頃行っている自律訓練法に従って、公式(呪文みたいなもの)を唱える。

すると。

やったぜ! 正常範囲をGET!
ふふふっ。
勝ち誇った気分だぜ。
これでどんな検査もクリア間違いなし??

掘り出し物市

2006-03-07 | フルート本体
銀座山野楽器で、フルート掘り出し物市というのをやっていると先生に紹介されたので、出かけたついでに行ってみた。

先生によると、初日の売り上げはけっこうあったらしい。
マニアックな中古やオールドがだいぶ安い。
なかには、お目当てを開店と同時につかみ、試奏もしないで買ってしまう人もいたとか。
私が行ったのは二日目であったが、リストの1/3は既に売れてしまっている。

今はサンキョウを充分に気に入っているので買い換えるつもりは毛頭ないのだけれど、目の保養でもしてみるか、という感じでながめていると、店員のお姉さんがいかがですか、と話しかけてくる。

なので、中古とオールドは何が違うのか、とか、このヘインズは引き抜きと表示してあるけど、どう見てもハンダ付けだとか、イジワル質問をかます。

試奏させていただいた。
4万番台ヘインズハンドメイド39万円(安!)と、ルイロット35万円。

このルイロット、なにやらフツーのフルートとメカニズムが違う。Aisレバー押すとHが出るとか、Fis用に?レバーがついてるとか、低いC#用に左手小指用のキーがあるとか。はたしていいんだか悪いんだか、判断がつかない。
試奏室が狭くて響くのもあってか、世間で言われるほどルイロットがいいものなのかよくわからなかった。値段を別にすれば、アキヤマの巻き管ルイロットモデルのほうがいいなぁ。
(初日はアキヤマもあったようだが、速攻で売れてしまったらしい)

ヘインズは、店員さん曰く、この4万番台というのは人気がないらしい。なので、フェアに合わせてかなり安くしていると。この製番による善し悪しは、ぽつりぽつりと2万番だか3万番台がいいとか聞くのだけれど、実際のところはよくわからない。

この4万番台のヘインズ。私が勝手に思っている、ヘインズはこうだ!というイメージとは違い、吹きやすいし、良く鳴る。
その代わりと言ってはなんだが、私のイメージ通りの甘い音が出ない。

タンポがいまいち合っていないこともあってか、私のサンキョウのほうが良いじゃん、という至極妥当な結論になった。(余計な散財しなくてよかったよかった)

でも、国産の安い総銀製新品を買うのであれば、この中古ヘインズハンドメイドも有りかもと思う。腐っても鯛は鯛だし。


この中古掘り出し物市、3/12日までなので時間のある人はぜひ。
もういいのは売れちゃったかもしれないけど。
楽譜売り場では、見切り?楽譜1050均一であったので、フルートで吹くタンゴ、カラオケCD付を買ってしまった。いつやるんだろ。

白昼のコピー

2006-03-06 | 楽器、その他
今日の会社での昼休み。

堂々と会社のコピー機で楽譜のコピーをしている人がいた。
同じフロアの、他課の人。
私はその人とはほとんど話をしたことはないのだが、トランペッターであることは漏れ聞いていた。

コピー機の前でなにやら横線とオタマジャクシが見えたので、「楽譜ですかー」と声をかけてみた。
一部だけコピーさせてもらおうと思って、と、全く悪びれた様子はない。
見ると、symphony No.5 とか書いてある。
運命ですねー
わかりますかー。
ドイツの楽譜で、なかなか大きさが合わないんですよ、という。
そうですよね、楽譜はどうしてあんな中途半端な大きさなんですかねー。私はいつも93%ぐらいでコピーしますよ、と言った。
あれ、わかるんですか? 何かやってるんですか? というので、
あ、私はフルートやってるんですー。
あぁ、確かに93でちょうど良いですねー。
どうもでしたー。
いいえぇ。(どういたしまして)

しっかし。
白昼堂々と会社のコピー機でプライベートコピーとは。

私はコピーが必要なときは、朝早めとか、残業で遅くなったときにこっそりとか。
それも、見つからないかと緊張しながら汗かいて・・・・・

いろんな人がいるもんだ。

木管アンサンブル練習 その3

2006-03-02 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
ドボルザークの練習のあと、モーツァルトの木管八重奏。

仕切っているHr嬢が、先生には、今日は1stClと2ndHrは今日は欠席だけど、1stClにはスーパー代奏者が来ますと言ってあるという。

ドボルザークが終わってモーツァルトの前の休憩時に、私がクラリネットを持って席に向かうと、先生が、あれ、クラリネットも吹くんですかー、とおっしゃる。

すると。

Hr嬢が言う。
みんな、いろんな楽器をやるんですよ。
例えば、今エーラー式(!)のクラリネットを吹いている人は、実はオーケストラでバイオリンを弾いている。

といえば、そういうHr嬢は、Fgもやっているし、コントラバスもやる。
Fgのうちの一人は、もとサックス奏者だし、実は昔、某フルートメーカーに勤めていたこともあり、フルートも吹く。

自分で言うのもなんだが、なんという楽器オタクの集まりなのだ。
先生も驚かれている模様。

良い集まりですね、と。
是非老人ホームまで続けてください。とも。

そうは思う。けど、そういう幸せはなんの小さなきっかけで終わるかわからない。
今を楽しまねば。

ということで、練習後は先生オススメの焼き肉屋さんに突入したのであった。

木管アンサンブル練習 その2

2006-03-01 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
昨日のつづき。
やっぱり、たまにはアンサンブル練習を先生に見てもらうのはいい。

例えば、ドボルザークの冒頭部分。
フルートが1小節目の裏(!)から、クラリネットが3小節目の裏(!)からそれぞれ16分音符で3度のトリル。そこにホルンが4拍目の裏(!!)から・・・

こういうややこしいのはなかなか合わないのだけど、ちゃんと交通整理ができてしまった。

今までは、フルートが嫌そうに始まり、クラリネットが怪しく入り、ホルンが右(Fl)見て左(Cl)見て、微妙にずれてますね、はい、轢かれちゃいました。みたいな。そして負傷して倒れているところを、Fgがマイペースで乗り越えていく・・・・

そして。

Flが、ちゃんと3、はい、1・・・とアウフタクトを出し、後に入るHrはFlやClを聞くのではなく、Flの出した最初のテンポ感で入ること。そうすると、あら不思議。その後のObやFgまですんなりといくのであった。

なるほど。
その他、モルトリタルダンド部分とか、多くの渋滞解消。地球は平和を取り戻したのである。