フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

仲良しフルート

2007-09-30 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
さて、Vオケ(私がバイオリンで図々しく顔を出している方のオケの仮称)である。

Vオケのフルートは女性が3人いるのだけれど、これがどうやら仲良しっぽい。
合奏中に、あれはこーした方がいいかも、等々私の横で(笑)和やかな雰囲気である。
今までいくつかアマオケは参加してきているが、高音木管パートで和やかななのって見たことがない。パート割りも1st、1アシ、2ndを順繰りにまわしているらしく、そういう点でも問題が起きていないようである。

あるんだねぇ、こういうところも。


Vオケ団員で私と前からの友人であるM君が、このフルートのうちの一人のSさんとつきあっている。らしい。

ここで都合の良いことに、Sさんはピアノの先生でもある。

M君に、アンサンブルをやろうよと持ちかけてみた。M君はクラリネットを吹くので、私のフルートと合わせる楽譜はたくさんある。もちろんピアノはSさんで、と自動的にそうなる。

新しい楽団で、アンサンブルを組めるようになるまで(=馴染むまで)はなかなか時間がかかるものだけれど、今回はとてもラッキーである。ふふふ。

早速顔合わせを兼ねてピアノ先生宅のピアノ教室にて、第一回のアンサンブル練習会が実施されたのであった。めでたしめでたし。


すると心配になるのが、これがいつまで続けられるのかということ。

この二人がもしも別れてしまえば、やはり存続はキビシイだろう。
末永い幸せを祈る。

ただ、めでたくご結婚されたとしても、いろいろな事情で存続が厳しくならないとは限らない。


私のFオケではピアノの先生が3人ほどいたのであるが、伴奏をお願いすると、何故か?お2人は次々に結婚されて休団や退団されてしまった(号泣)。

今は残りの一人のピアノ先生を、複数のアンサンブルユニットで取り合いとなっている状態。大変失礼ながらも、心の奥底では休/退団のないよう祈るばかりではある。


M君Sさんカップルは今のところ順調。
ただ、M君は誰とでも、友人づきあいがとても良い。なので、たまにはSさんが最優先なのだ、という態度をアピールしておいたほうがいいんじゃないの? と思うシーンが何度かあった。

彼女一辺倒だとそれはそれで嫌なヤツになってしまうが、とにかくその辺のバランスをM君には上手くとってもらって、楽しいアンサンブル生活が長く続くよう祈っている。
(おいおい、何を心配しているのだか・・・>私)

ジョイントの調整

2007-09-23 | フルート本体
演奏会も近いし、楽器(フルート&ピッコロ)を調整に持っていった。

フルートは、ヘッドジョイントのコルク交換を最近したので、増し締め。

新品楽器やコルク交換直後は、コルクの縮みが大きいので初期ゆるみがでる。ゆるむと、頭部管自体の響きがいまいちになってしまう・・・らしい。

頭部管の接続部分の境目あたりと軽く指でもって、コンコン、と軽くたたいて確認している・・・・けど、そういうシーンは私の行く店でしか見たことはない。

コルク増し締めと共に、本管の方の様子を見てもらう。
とても安定しているね~、とのこと。
よかった、よかった。
サンキョウは造りもいいし、ちょくちょく調整にも出しているし、使い方もいい(?)し、唾液や汗の質も悪くないらしいので、最近はほとんど狂わない・・・ので費用もほとんどかからない。ので助かる。

今回、サンキョウ用に使っているアキヤマ頭部管も持っていって様子を見てもらった。

若干の増し締め&チューニングの後、本管につけて吹いてみると・・・

あれれ? 鳴りがバラバラだよん。
特にEbがつまった音。特に右手の音のつながりが良くない。

ということを訴え、少し聞いてもらうと。

それは頭部管のジョイントがあってないね、とおっしゃる。

え~! ちゃんとあきやまさんに合わせてもらったのに・・・のに・・・
使っていて摩耗でもしてしまったか。

試しにと、頭部管の接続部に吸い取り紙を挟んで接続。
それで吹いてみると、だいぶ音のつながりがよい・・・

そういうわけで、アキヤマ頭部管のジョイント摺り合わせも調整。

すると、上から下まで、みごとにきれーに、音がつながる、つながる。
音色や音量ムラ一切なし。
スバラシ!

いいね、サンキョウの楽器(笑)

私のマテキでは、ここまではキレイに音がつながらないよ。
 (もしかして要調整?)

音の鳴りにムラがあると本管の調整をどうしても疑っていたけれど、実は全然違うところに原因があるんだなぁ。

こういうのを経験すると、新品楽器を選定するのってどういう意味があるの? と思ってしまう。それ以前にきちんと調整されているかが重要だなあとも思う。少なくとも国産だったら、楽器そのもののばらつきよりも、こういう細かい調整のばらつきによる吹奏感の違いの方が大きいなんて可能性もあるかも。

仮に3本選定したら、その中で一番良いと思ったものより、一番悪いと思ったやつをきちんと調整した方が全然良いものだったなんてザラにありそう・・・


ピッコロも修理した。

前回の合奏の前に、キーの動きが悪くオイルを注したがわるかったのか、オイルがしみ出して調整紙について、その調整紙が半分剥がれてプラプラ・・・・
(ちゃんと注してはならない場所には気をつけていたつもりだけど(泣))

合奏中に青ざめたね。

変にオイルを注すと、それがしみ出してフェルトやコルク、調整紙をはがしてしまうので要注意。原則としてそういうのがくっついている近傍にはオイルは注さないのだけど、それでも伝っていってしまうことがあるらしい。

まいった。

このオイル事件も、無事解決してもらう。

ついでに(?)もともと動きが悪いと感じていた原因も発見してもらって退治。調整紙についた接着剤がはみ出て(よくわからない・・)、それが他のキーと干渉していたということらしい。

ピッコロってすごく微妙な楽器だ。

今回は演奏会が近いにもかかわらず調整紙の貼り替えをしているので、初期変動がありそうで怖いけど、「次の演奏会はいつ?」と聞かれてから厚み調整している(精神衛生上も重要!)ので、きっとそれまでは大丈夫と思われる。


だいぶ長丁場の調整だったけれど、久しぶりにフルートの話をたくさんした(笑)し、のどのつかえもとれたし、めでたしめでたし。

さあ、これで安心してバイオリンの練習をしよう!?

ポジションのエチュード

2007-09-19 | バイオリンでアマオケ挑戦記
バイオリンの、ハイポジションのエチュードを買ってみた。

ハイポジションというのは、要するに高音域を弾くときの左手の位置。3rdポジションが出来るようになったらオーケストラに参加しましょうとはよく見かけるが、このレベルだと2ndバイオリンが出来るか出来ないかぐらいの音域。1stバイオリンとなると、5th、7thぐらいはマスターしておかないとね、となる。

今のところは2ndバイオリンでかなりあっぷあっぷなのだけれど、次の演奏会が終了すれば技術的にも精神的にも余裕ができる予定(希望)なので、次なる目標に行く足がかりにしてみようかなと。

上手だけれどさほど上手でない人も、2ndよりも1stバイオリンの方が簡単だよ、と言う。なぜならば2ndは内声が出てきてリズムなどが難しいから。ハイポジションの問題さえクリアすれば、絶対に1stの方が弾きやすい、という。

実は、今2ndを弾いていて一番困っているのがトレモロの部分。トレモロだからやっていることは単純で、3度とかのインターバルが続くだけ。それがナゼか、これが長く続くとかなり高い確率で「落ちて」「固まって」しまう。どんなに早いパッセージでも、落ちることはないのに、のに、のに・・・。信じられないことだけれど、トレモロの連続は現在の最大の鬼門となっている。フルートには、こういうことは滅多にないからか・・・?

トレモロが嫌だからハイポジションに挑戦しようというわけではないが。


Vオケも小規模なオケなので、他にもたくさんトラが来る。なかには長年顔見知りで、お互いに行き来する仲になっている人もいる。
あるトラさんが、今度は○○をやるんですけど、またお願いしますね、という話になる。それを聞いた私の友人Oさんは、じゃあ、私も一緒に行きますかっ、と誘ってくれる。そのトラさんもお願いします、と私に言う。じゃあ、楽譜見て考えますね、と答える(おいおい、そんなんでいいのか。。。。?)。

本来なら技術的にはあり得ない感じだけれど、まあ、次の演奏会が終わったら一皮むけて余裕が出来ている(予定)なので、まぁ、いっかぁ。
人材豊富なフルートやクラリネットでは、考えられないことだよねぇ。

そろそろマンネリで惰性になってきた管楽器生活。弦ももう少し上手になるといろいろ違う世界が開けて面白そうだ。
ということで、まずは教本は買ってみたというわけ。オケ曲の練習の合間に少しずつやれば、そのうちできるようになることでしょう(笑)。タネは蒔いてみないと芽は出ないし。出る保証はないけど。


中身は期待通り、というかそういうのを探して買ったのだが、無味乾燥以外の何ものでもないエチュード。
大人になってこういうのをやってみると、それはそれで面白い。指の器械体操のための単純なパターンの繰り返しにすぎないのだが、私の音楽歴自体は短くないので、音楽的に楽しむ余地もある。

が、きっと子供には苦痛以外の何ものでもないだろうな・・・・と思う。

と思いながら教本をめくってみたら・・・


なんとこの教本は子供向けに書かれたものだった。

教本には古びた写真が時折挿入されているが、それは、たくさんの小学生ぐらいの子供が、校庭だか講堂だかで朝礼のように列をなしてバイオリンを弾いているのである!!

教本のコメントには、子供に「宿題」を出すのはこうしよう・・みたいなものまである・・・

か、可愛そうすぎる。うるうる(涙)

ご幼少の頃からバイオリンを持たされ、雨の日も風の日も雪の日も嵐の日も、母親に連れられ、元気に外で遊んでいる友達を横目にレッスン通い。レッスンでは先生に、家では母親に、なんでこんなこともできないのか、と罵詈雑言をあびせられ・・・!?

おお、壮絶な母子模様が目に浮かんでくるようだ。
スポ根、というか、音根??


そのような苦難を乗り越ることのできたほんの一握りの人たちが、こうやってアマオケで(もちろんプロも)上手に弾いているんだね。 うるうる(涙)


音楽は、なかなか参入障壁の高い趣味だなあと改めて思った今日この頃であった。

オケ挑戦の方は

2007-09-17 | バイオリンでアマオケ挑戦記
バイオリンで挑戦しているオケ(仮にVオケ)ではあるが、私がフルートで所属している方のオケ(同Fオケ)に比べて、弦の人数が少ないという難点がある。

数年前のFオケも弦は瀕死の人数であったが、一進一退ながらも最近は少し増加傾向あるので、めでたいことである。

その人数の少ないところに足を突っ込んでしまったので(まあ、少ないから呼んでくれたというのはあるので、有り難いというべきか・・・)、Vオケは上手ではない楽団(O氏談)であるものの、大変な目にあってしまっている。

大変な目といっても、プルト弾きや一人弾きをさせられて吊し上げられているとかそんなことは全然ないので、ハタ目には全然そういうふうには見えないだろうと思う。幸か不幸かVオケの指揮者はあまり、というか全然厳しいことは言わず、どちらかというと音楽的にもユルい(ゴメン!)ので非常に助かっているとも言える。

何が大変な目かというと、人数が少ないので、一人でも団員が休んでいるといきなりトップサイド(要するに一番前の席)になってしまっていること。

オケの弦と言えば、あの青島教授もご講義されているように、3列目以降は「人数合わせ」なのである。
なので、3列目以降よりも前に座ってしまうなんて・・・


我がFオケにも、時折初心者に近い方で見学や入団される人もいる。
こういう方々は、おそらくは前の方に座る、ということの意味をおそらくご存じではないので、だから特にどうだ、ということはないのだろう。また、実際に上手でない人が前の方に座ったからと言って、問題が起きるとか悪口を言う奴がいるとか、そんなことは全く、全く、全く、ない。

要は、私自身が中途半端にそういう事情をよく知っているので(にも関わらず下手っぴ・・・)、無用にプレッシャーを感じているだけではある。

でもやっぱり、全然違うね。プレッシャーが。1列目と、2列目以降に座っているのでは。

今のこの精進の時期を早く乗り越えて、どこの位置に座ろうと動じない技術と肝を身につけなくては、と願いながらの精進の日々なのであった。

レッスン

2007-09-16 | レッスン
さてレッスンの方は、モーツァルトのG-durのほうはなんとかよしとなり、D-durの突入。
レッスンに合わせて、ベーレンライターの楽譜を新調した。

この楽譜がなかなか気が利いている。

むかーしG-durをやった時は、フルートソロ譜とピアノ譜のみであったが、最近のレッスン用にまた買った時は、カデンツァ譜(ドンジョンではない)がついていて驚いた。このカデンツをいろいろ試してみるのもなかなか楽しい。ピアノ譜も少し簡単に改訂した、旨のコメントもあった。

さて、このD-dur。
ソロ譜、カデンツ譜があるのはG-durと同じ。

それに加えて、もう一つのオマケがあって笑った。

このD-dur。もともとはオーボエコンチェルトC-durだったものを少し手直ししただけのほぼ同じ曲であるのは有名。

私としてはフルートコンチェルとしてのほうが有名であると信じていたのだが、最近のだめで黒木君が演奏したことによって、オーボエ版の方が有名になったかもしれないなあ、などと思う。

で、そのもう一つのオマケというのは、なんと、オーボエ版とフルート版が二段に並んで比較してある!! しかも丁寧にオーボエはinDに転調してある(笑)

・・確かに、比較すると面白い。

・・・・で、比較したらどうしたらいいの?
・・・・それがよくわからない私はまだまだ未熟者だなぁ。と思う。


さて、レッスンではある。

モーツァルトは和音の音楽(違ったかな・・・)なのだとかで、新しいヒントとして、それぞれの音がコードのどの音であるかを意識するとよいという。

つまり、ルートなの?、三度なの?、五度なの?

ルートなら、しっかりと吹く。全体を支えられるように。
三度なら、音程に気をつけて(苦笑)、あまり飛び出すぎないように。
五度なら、華やかに。
テンションも忘れちゃダメよ。

あとは、いつも通り、拍の感じを出す。
4拍目はやや引っ張り気味、もったいぶり気味。1拍目が入るまではややもったいぶって、はいってしまったらスルッと抜ける。


G-durを既にやっているから、D-durはそれよりはすんなりと行きそうな感じ。

それに、D-durはテクニック的には少し楽なので助かる。最近全然フルートの練習する時間がとれていないので・・・・(笑)

最近のレッスンでは、技術的にどうこうよりも、この音楽はこう解釈する、というのがメインになっているので、練習したからとか、できなかったからどうこうということは、ほとんどないのだけれど。

まだ続いているオーケストラ挑戦

2007-09-10 | バイオリンでアマオケ挑戦記
先週末も、バイオリンを所持してオーケストラ練習に行ってきた。

バイオリンの、あの四角い楽器ケース。
それが欲しくてバイオリンを始めたと言っても過言でない(笑)ほど、カッコいいと思う。あれを持って歩く姿。なんとも知的で誇らしげではないか(笑)。
但し、私の価値基準では、三角型や半ダ円型では意味なし。のだめの影響で、三角形のフライトケースのようなものが流行っているそうだが私にはピンとこない。

バイオリンケースの影を追ってか、いろいろなフルートケースカバーを探し彷徨っているとも言える。何となくフルートケースカバーいうと、女性の持ち物か、中高生のお稽古、という雰囲気が漂ったものばかりで、残念ながら未だ満足するに至っていないのが現状。

何事も道具というのは、持つ姿を見るだけで何となくベテランか初心者か見分けがついてしまうもの。
1年ぐらい前、私がバイオリンケースを持って歩くのを木管アンサンブルのオーボエさんに見られた時、真っ先に言われたのが、持って歩くのが様になっていない、であった・・・・そろそろどうかしらねぇ・・・??

弦楽雑誌でプロのインタビューというと、大抵楽器と楽器ケースの写真が写っている。そして、ほぼ例外なく(?)、ケースのフタの裏側に写真が貼り付けて(?)ある。
弦楽器で参加しているので、弦の人と近くにいるためか、今まで気になったことがなかったが、みんな(?)写真が入っているようである。

何故だ? なんでそんなに写真を入れたがる?
いったい何の写真を入れている?

もう少し仲良くなったら聞いてみたいと思っている。

私の仮説(というかイメージ)としては、写真を入れているのはご幼少の頃にバイオリンを始めた人。入れている写真は、まだ小さい(?)頃の発表会の写真。

ほんとかなぁ?

なので、大学や社会人から始めた人は写真を入れていない・・・

ほんとかなぁ?

管楽器の人はあまり写真を入れてないと思うけど(フルートには写真は入らない・・・)、それは、ご幼少の時にはまだ始めないから・・・??


何となく立場が変わって見えてくる、弦と管の文化?の違い・・・


この次は、このバイオリンで参加始めたオケ(仮にVオケ)と、私が所属しているオケ(仮にFオケ)との、比較等を書いてみようかなと思っている・・・。

フルート&バイオリン合同発表会

2007-09-04 | 演奏や練習に関して


音楽教室の、フルートクラスとバイオリンクラス合同での発表会があった。どちらもグループレッスンのクラスではあるが、一人だけフルートで個人クラスで発表もソロという人がいた。


なんでこの二つの楽器が合同なのかはよくわからないけれど、どうやら何かの機会に先生同士が意気投合してどうせなら一緒にやっちゃおう! ということになったのだと思われる。
こういう異業種交流も面白い。

フルートクラスは、ほとんどが始めてから半年~3年未満。

ところが驚くのは、どのグループもちゃんとアンサンブルになっていること。
フルートグループの発表が終わる毎に、おそらくはバイオリンクラスの生徒を主体に、ため息が出る。ほど、フルートクラスの演奏はすごい。ほとんど初級者集団のはずなのに、どこも立派にアンサンブルになってハモってるし、リズムもしっかりととれている。

さすがのバイオリンの先生も動揺が隠せない。

う~ん・・・
やっぱりフルートって簡単??
 (違うって・・・・・)


そして最後は、講師演奏。
フルート、バイオリン、ピアノの演奏。

生徒だと、バイオリンは楽器を操作するので手一杯、フルートはそこそこの曲でアンサンブルを楽しむ余裕がある、程度だけれども。

さすがに、プロは違う。
ので、ちょっと違うところが見えて面白かった。

なんといっても、バイオリンは音程が良い。

というか、フルートの音程がと~っても杓子定規でつまらなく聞こえた。どの音もきちんと正しいのだろうけれど、それでいて、なぜかどの音も均等に調子はずれ。なんなんだろう。平均律とか表情音程とか、いろいろ言葉が頭のなかを巡る。よくわからないけど。前にモーツァルトのフルート四重奏をレッスンでやったとき、伴奏の弦楽器はここをこういう音程でとるから、フルートはこうしなければならない・・・・なんて指導されたことがある。弦楽器奏者は、やっぱり音程に対する感覚が、管楽器奏者に比べて段違いで違うんだなあ、と実感した。
(勿論、ちゃんとした弦楽器奏者Only)

よしよし、今後はバイオリンも弾ける、音程の良いフルート奏者を目指そう! (気持ちの努力目標)

オーケストラも3回目

2007-09-03 | バイオリンでアマオケ挑戦記
知人Oさんの勧誘でバイオリンを持ってWオケの見学に行ってから、もう3回目の練習出席となっている。

このオケ、木管の半数だけは知った顔(Oさん以外の弦と金管は知らない)なので、さみしくはない程度に「知っている人」がいるというだけで、基本的には未知の楽団に来たという、フレッシュな気分。

と思っていたら。

2回目に顔を出したとき。
なんか知った顔に出くわして「今日はなんだか大きいフルート持ってるね~」とからかわれる。吹奏楽の仲間のチューバ吹きだ。と、よく見ると。パーカッションとコントラバスで来ている奴もやっぱり吹奏楽の仲間。たまたまこの日は打楽器他のエキストラを呼ぶ日だったので、知った顔オンパレードになってしまった。フレッシュマンな気分で多少緊張していたのが、いきなり阻害されちゃったよ(笑)。

最近はろくに吹奏楽に顔を出していない。それがいきなり、どこで何をしているかがばれてしまったので、今頃何を言われていることやら。べつにいいけど。

この日の練習は、前回は見学するだけだった、遅れて楽譜をもらった方の交響曲練習にも参加してみた。

練習後には、なかなか上手な弦の子に、ちゃんともう一曲の方も弾いてましたね、練習したんですか?と言われた。お、まるでちゃんと弾いているかのように見えたのね(喜)。

そりゃあ、一日半会社休んで練習したからね。とか、カラオケボックスで3時間Oさんとコソ練したからね。とか、いつも弦の人を観察している(フルートの時)から「エアーバイオリン」」「だけ」は上手になったのかもしれませんね、とか、いろいろ理由はあるけれど、どれを返答したかは忘れた(笑)。

というわけで、だいぶオケで弾くことに慣れてきた今日この頃ではあった。

みんなの吹奏楽リハーサル

2007-09-02 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
先週末、渋谷のNHKに吹奏楽系の番組収録のカメラリハーサルを見に行ってきた。地上波ではなくBSの番組ということで、私はその存在を知らなかったが、ゲスト出演のプロがみんな超有名なこともあり、それに出演するという知人からのご招待をありがたく受けることにした。

NHKのホームページを見ると、その番組は各地のアマチュア楽団を巡っているようであるが、今回はその番組が公募したスペシャルバンド。おそらくは難関の書類選考(!)を突破した社会人約100人のバンド。

さすがNHK。民放とは違ってやることがビッグだね。


指定の場所に集合。時間をだいぶ過ぎてからふれあいホールなるホールへ誘導される。リハーサルに熱が入って時間が押しているのだという(笑)。かまわず見学者入れちゃえばいいのにねぇ。

このホールは収録用らしく、ステージは普通なのだが、客席側は側面にびっしり無骨な鉄骨が組み込まれていて、カメラとかもろもろの機材が組み付けられている。クレーンにつるされたカメラもあって、なかなか珍しくて面白い。こういうところにも、私の支払った受信料が「有効に」つかわれているのだなぁ、と実感。

ステージには、文字通りぎっちりと102人の吹奏楽愛好家が並んでいる。どこかの吹奏楽団にいそうな人たちばかりで、当然といえば当然だがこれが笑える。な、仲間に入れて・・・・すぐに馴染める自信あり。

私の後ろには、出演者の誰かの奥様と小さな子供。お父さんちゃんとできるようになったかなー、上手にできなかったらあとでダメだししようねー、などと言いながらあやしている。聞いていると笑いをこらえるのがなかなか大変で、この子供がどう育っていくのだろうと心配だ(笑)。


演奏曲は、ゲストがゲストだけにビッグバンド系の曲。ちょっとフルート的にはきびしかったかもしれない。
クラリネットの人たちはノリノリで楽しんでいらっしゃいました。なかなかあんなに楽しそうに吹いているクラリネット吹きが集団になっているのは見たことない。すばらしい。

カメラリハとはいえ、出演者のノリノリの演奏と、ゲスト奏者の見事なソロとで、クソ暑いなか、渋谷の人混みの中を歩いて行った甲斐があったというもの。
翌日の本番の撮影時には、もっともっと熱の入った素晴らしい演奏であったという。

吹奏楽の有名校を取材した、音楽スポ根ものとはまた違った視点から見た(と思われる)番組も面白そうなので、BSが見れて、受信料もしっかり支払っている人は必見かも。ていうか、BS見ると、今の受信料プラスαでお金払う必要がある、ということをホールの中のPR展示で知った。

10月初旬の放送らしい。
番組名は「響けみんなの吹奏楽」というらしい。詳細不明。調べてからブログ書けよ、なんていわないように。