昨秋、念願の(?)バイオリンで管弦楽デビューをした話は書いた。
実はその後、もう一つ管弦楽のステージに乗っている。
それは何かというと、私のデビュー戦のVオケ演奏会にエキストラで来てくれていた人がいて、その人の所属する楽団(ここではIオケとしよう)の方にエキストラでずうずうしくも乗ってしまったのである。要するに、互いのオケでエキストラ交換をしているところに便乗させてもらったということ。
Vオケの一ヶ月後がIオケの演奏会だったので、私の技量からすると無謀以外の何者でもない。
我ながら度胸が据わっているなあと人ごとのように関心してしまう(笑)。
当然Vオケの演奏会前はIオケの曲の練習なんてできる余裕があるはずもない。Vオケ終了後、一息つきつつ、そろそろさすがにやばい、と楽譜を改めてよく見るとこりゃー大変だ!、と顔面蒼白になりつつ練習を再開始した。
そんなんだから、ブログ更新なんていう時間も気持ちの余裕も余計になくなり・・・というのが師走の初旬まで。
技量の余裕がないのは変わっていないけれど、通常の合奏練習はVオケの演奏会までは周りを見る余裕なんて全くなかったが、Iオケの練習からは一山越えたこともあり、周りを見渡すことが少しできるようになった。
そこで感じたこと。
各弦のパートトップはものすご~~~く大事!
こんなことに全然気がついていなかったのかっ、と言われてしまいそうだけれど。吹奏楽や管弦楽の管セクションの人がイメージする大事さとはニュアンスが違うと部分に気がついた。というか、気づかされた。
それまでは、弦はみんなで集まって同じことやってるだけ(失礼!)なんだから、どこに座ろうと関係ないよねぐらいに思っていた。
吹奏楽のクラリネットと似たような環境で、座った場所で影響されるのは、隣が上手だと自分も吹きやすい、とかその程度。
弦も同じだろう、形の上でトップがあるのでは・・・位の認識だった。
Vオケの時は、まあ自分が下手だから隣の上手な人に合わせられれば、まあ正解、みたいな感じでやっていたし。
ところがっ
トップ(&トップサイド)にナイスな人が来るのと来ないのとでは、弾きやすさが全然違う。
後ろの人は前の人の背中を見ながら弾くので、その影響が大きい。これが想像以上に大きい。それは、弦が上下するという管にはない視覚効果によるものなのか? 配置の関係なのか?
トップがボーイングを間違えれば、その他のプレイヤーは「今間違えたの私? もしかしてボーイング変更!?」とすご~い緊迫感が走る。
トップが入りで入らなかったり落ちたりすると、後ろも当然のことのようにつられてしまう。というか、つられないようではその人個人はアンサンブルできていない、あるいはするつもりのない人である。と思う。
もしくは前列が信用されてないとか(笑)。
もちろんザッツはトップを信用するし、テンポの変わりもトップの解釈に合わせる。
まあ、言葉にしてしまえばなんでもない当たり前のこと。
Iオケの練習の帰り。
Vオケの何人かを車で送りつつ、練習を振り返りつつのナイショ話。
あそこのアチェレ、バラバラでしたね。トップに合わせようと思うんだけれど、私の席からはイマイチ見えなくて。どうしてます?
あぁ、結構トップの人も走ってますよね~ だから私はコンミス見てるんですけど。
そうなんだ~、では、コンミスはどうです?
みんながコンミスについてきてませんね~。指揮もよくわからないし。
・・・・・・むむーぅ・・・・・
あそこの入りがわからないですねぇ。みんな指揮がわからなくて混乱してましたよね。
私、2ndの2プルの表の人が絶対間違えないって気がついたんです。あの指揮なのに入りも間違えないし、落ちたりもしないですよ。すごいです。信用できますよ。いつもその人に合わせてます。だから入りは完璧ですよ。何の心配もないです。
そーなんですかっ。すごく良いこと聞きました。次は注意してみます。
・・・次回練習終了後・・・
ホントだホントだ。あの人、全然落ちないですね。いったいどうやって数えてるんだろう。あの指揮で。特殊な才能でもあるのかしら。
そうなんですよね、ほんとすごいですよね。
でも、時折ボーイング間違えてませんでした・・・?
あ、ボーイングは良く間違ってますよ・・・・
・・・・・・むむーぅ・・・・・
私の前におじいちゃん二人組のプルトがあって、その二人がどうにも曲に乗りきれて無くて、どうにも惑わされちゃうんですけど、どうしたらいいですかね?
あー、私、去年そのおじいちゃんの後ろだったのですごく弾きにくかったです。今年はその人より前のプルトなので大丈夫ですよ。ホントに前で良かったです。
あのーっ。で、どうしたら惑わされないですかね?
うーん・・・そんな方法無いんじゃないかな。大変ですよね、あのプルトの後ろだと。
・・・・・・むむーぅ・・・・・
「普通の」弦楽器奏者であると、胸を張って(?)言えるようになるには、まだまだ道のりが長そうな気配がするのであった。
実はその後、もう一つ管弦楽のステージに乗っている。
それは何かというと、私のデビュー戦のVオケ演奏会にエキストラで来てくれていた人がいて、その人の所属する楽団(ここではIオケとしよう)の方にエキストラでずうずうしくも乗ってしまったのである。要するに、互いのオケでエキストラ交換をしているところに便乗させてもらったということ。
Vオケの一ヶ月後がIオケの演奏会だったので、私の技量からすると無謀以外の何者でもない。
我ながら度胸が据わっているなあと人ごとのように関心してしまう(笑)。
当然Vオケの演奏会前はIオケの曲の練習なんてできる余裕があるはずもない。Vオケ終了後、一息つきつつ、そろそろさすがにやばい、と楽譜を改めてよく見るとこりゃー大変だ!、と顔面蒼白になりつつ練習を再開始した。
そんなんだから、ブログ更新なんていう時間も気持ちの余裕も余計になくなり・・・というのが師走の初旬まで。
技量の余裕がないのは変わっていないけれど、通常の合奏練習はVオケの演奏会までは周りを見る余裕なんて全くなかったが、Iオケの練習からは一山越えたこともあり、周りを見渡すことが少しできるようになった。
そこで感じたこと。
各弦のパートトップはものすご~~~く大事!
こんなことに全然気がついていなかったのかっ、と言われてしまいそうだけれど。吹奏楽や管弦楽の管セクションの人がイメージする大事さとはニュアンスが違うと部分に気がついた。というか、気づかされた。
それまでは、弦はみんなで集まって同じことやってるだけ(失礼!)なんだから、どこに座ろうと関係ないよねぐらいに思っていた。
吹奏楽のクラリネットと似たような環境で、座った場所で影響されるのは、隣が上手だと自分も吹きやすい、とかその程度。
弦も同じだろう、形の上でトップがあるのでは・・・位の認識だった。
Vオケの時は、まあ自分が下手だから隣の上手な人に合わせられれば、まあ正解、みたいな感じでやっていたし。
ところがっ
トップ(&トップサイド)にナイスな人が来るのと来ないのとでは、弾きやすさが全然違う。
後ろの人は前の人の背中を見ながら弾くので、その影響が大きい。これが想像以上に大きい。それは、弦が上下するという管にはない視覚効果によるものなのか? 配置の関係なのか?
トップがボーイングを間違えれば、その他のプレイヤーは「今間違えたの私? もしかしてボーイング変更!?」とすご~い緊迫感が走る。
トップが入りで入らなかったり落ちたりすると、後ろも当然のことのようにつられてしまう。というか、つられないようではその人個人はアンサンブルできていない、あるいはするつもりのない人である。と思う。
もしくは前列が信用されてないとか(笑)。
もちろんザッツはトップを信用するし、テンポの変わりもトップの解釈に合わせる。
まあ、言葉にしてしまえばなんでもない当たり前のこと。
Iオケの練習の帰り。
Vオケの何人かを車で送りつつ、練習を振り返りつつのナイショ話。
あそこのアチェレ、バラバラでしたね。トップに合わせようと思うんだけれど、私の席からはイマイチ見えなくて。どうしてます?
あぁ、結構トップの人も走ってますよね~ だから私はコンミス見てるんですけど。
そうなんだ~、では、コンミスはどうです?
みんながコンミスについてきてませんね~。指揮もよくわからないし。
・・・・・・むむーぅ・・・・・
あそこの入りがわからないですねぇ。みんな指揮がわからなくて混乱してましたよね。
私、2ndの2プルの表の人が絶対間違えないって気がついたんです。あの指揮なのに入りも間違えないし、落ちたりもしないですよ。すごいです。信用できますよ。いつもその人に合わせてます。だから入りは完璧ですよ。何の心配もないです。
そーなんですかっ。すごく良いこと聞きました。次は注意してみます。
・・・次回練習終了後・・・
ホントだホントだ。あの人、全然落ちないですね。いったいどうやって数えてるんだろう。あの指揮で。特殊な才能でもあるのかしら。
そうなんですよね、ほんとすごいですよね。
でも、時折ボーイング間違えてませんでした・・・?
あ、ボーイングは良く間違ってますよ・・・・
・・・・・・むむーぅ・・・・・
私の前におじいちゃん二人組のプルトがあって、その二人がどうにも曲に乗りきれて無くて、どうにも惑わされちゃうんですけど、どうしたらいいですかね?
あー、私、去年そのおじいちゃんの後ろだったのですごく弾きにくかったです。今年はその人より前のプルトなので大丈夫ですよ。ホントに前で良かったです。
あのーっ。で、どうしたら惑わされないですかね?
うーん・・・そんな方法無いんじゃないかな。大変ですよね、あのプルトの後ろだと。
・・・・・・むむーぅ・・・・・
「普通の」弦楽器奏者であると、胸を張って(?)言えるようになるには、まだまだ道のりが長そうな気配がするのであった。
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