フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

オーボエの重さ

2008-09-26 | 楽器、その他
オーボエは、クラリネットよりも重い。
 ・・・・実は、知らなかった。

何故知ったかというと、木管アンサンブルの時に、複数のオーボエ吹きに責められるようにそう言われたから。

何故そんなことになったかというと、オーボエは大変だ、ということを複数のオーボエ吹きが言いたかったから。

何故そんなことになったかというと、アンサンブルのオーボエ吹きの一人が、右手を故障したから。
原因は、疲労の蓄積?と、練習のしすぎ?、ということらしい。

木管アンサンブルの練習で、クラリネットがたまたま休みだったので私が代わりにクラリネットを持っていって吹いていたのだが、その故障について皆で語るうち、どうやら私の中ではオーボエの方が軽いと思っているふしがあるとオーボエ吹きが感じ取ったらしい。

実際にオーボエを持たされ、オーボエの方が細いが、内径も細い、それにキーメカニズムもオーボエの方がたくさんついている。ので結果的にクラリネットの方が軽い、と、別に何を言ったわけでもないのに力説されてしまった。

ストラップつかえばいいじゃん?

いやいや、オーボエはクラリネットとは構える角度が違うからストラップが役にたたない、リードを口にぶつけてしまってリードを壊す可能性も高くなることもあるから余計に使えない・・・・・2人のオーボエ吹きに何故か余計に責められる。

クラリネットは、疲れたら膝の上に置いたり、股で挟んだりするけど・・・

そんなことはできない。よく見てみてよ!


よくわからないけれど意味もなく責められ、楽器による人間性の違いを改めて感じた!?

ふれんち って。

2008-09-17 | レッスン
先日木管アンサンブルの練習があって、メンバーが先日のオーボエ合宿時の演奏のDVDができてきた、と言う。

えっ、まぢですかっ
もちろん、それはプーランク(六重奏)のことですよねっ。
せっかく記憶の片隅においやられつつあったところだったんですけどお。

いや、それが、ピアノがちゃんとしている(笑)から、結構聞けるんだけど。

・・・・・・・(懲りない人達だのうぉ)・・・・


さて、レッスンの方も、順調に(?)プーランク(フルートソナタ))の二回目。

これが、冒頭からいけない。
あの有名な、ミシソシ/ミ・・・・であるが、そうなのである。

いままでのように、1、と、2、ハイッ
と入ってはいけないのであった。

うすうすはわかってたんだけどね。

そうやってるでしょ? と聞かれ、思いっきりそうやっているので、そうです。とはっきり答える。

だって、ついこの前までバッハでしょ。
そうやれ、そうやれ、そうやれ、そうやれ・・・と耳タコが発酵するぐらい言われてるわけ。

でも、コンスタントにリズムが続いていく大方の音楽とは、この曲は違う。

音楽が動いたり、止まったり、の繰り返し。
特に、この曲についてはこの特徴が強い。

特に、ピアノもフルートも、一緒に休符をとる。そういう場面が多数。
全部の楽器が休みになるときは、その場所で音楽が一度完全に止まるという作曲家の指示。

一口に休み、と言っても、フルートだけ休み、伴奏だけ休み、全部休み、とあって、それぞれに意味があるのでよく考えなければならない。モーツァルトの時も、特に伴奏休みでフルートのみの場面ではそうとう気を遣う必要があったが、このプーランクも両方の休符は大きな作曲家からの指示、あるいはメッセージである。と考えなければならないらしい。
(まぁ、考えただけでは思いつくのは限りなく不可能そのものなので、こればっかしは習う必要あり。と思う)

なんていう話を聞いてみると、なんとなくこの曲が好きになってきた。
前回書いた、オカマの××、というのも曲に親しむのにいい話だ。


やっぱ、いい曲というのは、フレーズが自然と頭に残る。
モーツァルトの曲がその代表と思うけれど、このプーランクもある意味そういう意味では名曲であると思えるようになてきた。

先のオーボエ合宿では、音がフレンチだね、という意味不明の喜ぶべき(??)コメントをもらったが、ちょっと演奏もフレンチっぽくしできるようにしてみたいな、と珍しくフルート練習に久しぶりに気合いが入りそうな今日この頃なのであった。

ケースの大きさ

2008-09-03 | 関連グッズ

普段気にすることはほとんどないのだが。

バイオリン教室の発表会があって、その直後に用事が入ってしまい、さて、楽器をどうするか・・・と考えていた。

その行為の是非は別として、駅のコインロッカーに入れてしまう、という選択肢を考えた。
さて、駅のコインロッカーにバイオリンの四角ケースは入るのか??

コインロッカーのサイズまではググるとすぐに発見できた。
新宿のような大きな駅ならば、比較的大きなサイズのロッカーが準備されていることもわかった。料金もしっかり表示されている。

では、楽器ケースの大きさは・・・・・・!?

これが、意外に、なかなか見つからない。
普通の品物なら、メーカーやショップのサイトにすぐあるのだが・・・

結局、似たようなケースを扱っているお店のページで、親切にも内寸までしっかり書いてあるところを発見。概ね大きなロッカーだったら入りそうなことがわかった。

楽器のケースについては、重さは書いてあることが多いが、サイズがなかなか書かれていない。こういう基本的な情報は、必ず載せて欲しいなぁ、と思うのであった。

フルートだって、例えばH管のケースの幅知っている人います?
意外に鞄に入りにくい中途半端な大きさで、鞄選びに苦労した人は多いはず。

なんだか、楽器業界はいまいち特殊なのかなぁ、と思った。
楽器の大きさなんて、感覚的に公知だからかしら。


ぷぅらんく

2008-09-02 | レッスン
オーボエ合宿にて、即席で合わせてみたプーランクの6重奏に徹底的に粉砕された話は既に書いた。

その後、いろいろな意味で震える手でハンドルを握り帰宅したわけだが、このままではトラウマになってしまうっっっっっ! と悩みに悩んだあげく。

レッスンではバッハのスイートが終わりかけていたので、次の課題には悲壮な想いでプーランク(のソナタ)を選んだ(泣)。フランスものは大の苦手なのだが・・・


合宿後にアンサンブルの練習で久しぶりに誘ってくれたオーボエさんに会ったら、ぜんぜんけろっとしている。やっぱ、こういう精神力の強さ(?)こそが(アマチュア)演奏家として重要な資質であると再納得する。

それどころか!

来年の頭に予定されている、そのオーボエクラスの発表会では、そのセクステットをやることにしたからっ、来れるよね?、とけろっとしている。こちらと違って、あちらは全く動揺のかけらも見せない。普通はピアノ伴奏ソロだが、そのコマを使うのならアンサンブルでも構わないそうで、実際に前回は別の人が五重奏で演奏しているそうで、先生にプーランクでもやれば??と軽く言われて、やりますぅ、と答えたと言うことらしい。

えぇ~? じゃぁ、今度は少しはまじめに練習してからにしますよね?
と聞けば、もちろん、とかる~く答える。

ピアノ会わせも事前にやりたいですよね? と聞けば、
親戚にピアニストがいるから、頼めば問題なくやってくれる、と言う。

何という至れりつくせり。
いい仲間を持ったことに感謝する。


さて、問題のプーランクのフルートソナタ。

私の師匠曰わく、あの曲は、楽章それぞれ、オカマのパーティ、窓辺(?)、ケンカ、だそうである。だから、文学的に表現しようと思ってもどうにもならないよ、と。確かに言われてみれば、オカマ同士の挨拶、テラスでまどろんでいるところ、はれんちなケンカ、とどれも当てはまってシーンが浮かんでくるので面白い。一楽章は、オカマ特有の裏声のような声を出したと思えば、突然野太い声に変わったり・・・・・三楽章は、金切り声があがって・・・・あの、キィ!というHの音。だからキンキンした演奏で(が)いいそうである・・・・うーん・・嫌いなフレンチも少し好きになれる気がする?

それはそうと、プーランクが両刀だったというのは有名な話。(らしい)


レッスンのほうは、何となくバッハが頭から抜けないままのプーランク一回目。小節の頭の音、というかフレーズの最後の音が大きすぎる、と何度も注意される。フランスの曲だから縦をびしびし合わせようとするのではなく、横の流れを重視して・・・・っていわれてもさぁ、つい最近までバッハだったから・・・・、というと、まぁ、そうだよね、となった。めでたしめでたし?

で、なにがフレンチなんですか?
と聞く。
それはやっぱり、横の流れかなぁ・・・世界的に見れば、縦を重視するよりも横の流れ重視というのがメジャーなはず・・・ということになった。日本人に馴染みの深いドイツ系の音楽が特殊なの。」

というわけで、今後は、フレンチの曲をいかにフレンチっぽく演奏するにはどうするか・・・・に焦点をあてていくことになった。


なんだかふれんちはよくわからん。

そお言えば、オーボエの合宿では、夜の飲み会で、あるオーボエ専門家の人に音がフレンチですね、と言われた。
たぶん褒め言葉だった(と思うことにしている)が、意味がわからない・・・・