goo blog サービス終了のお知らせ 

フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

弦の目線

2008-01-23 | バイオリンでアマオケ挑戦記
昨秋、念願の(?)バイオリンで管弦楽デビューをした話は書いた。

実はその後、もう一つ管弦楽のステージに乗っている。


それは何かというと、私のデビュー戦のVオケ演奏会にエキストラで来てくれていた人がいて、その人の所属する楽団(ここではIオケとしよう)の方にエキストラでずうずうしくも乗ってしまったのである。要するに、互いのオケでエキストラ交換をしているところに便乗させてもらったということ。

Vオケの一ヶ月後がIオケの演奏会だったので、私の技量からすると無謀以外の何者でもない。

我ながら度胸が据わっているなあと人ごとのように関心してしまう(笑)。


当然Vオケの演奏会前はIオケの曲の練習なんてできる余裕があるはずもない。Vオケ終了後、一息つきつつ、そろそろさすがにやばい、と楽譜を改めてよく見るとこりゃー大変だ!、と顔面蒼白になりつつ練習を再開始した。


そんなんだから、ブログ更新なんていう時間も気持ちの余裕も余計になくなり・・・というのが師走の初旬まで。


技量の余裕がないのは変わっていないけれど、通常の合奏練習はVオケの演奏会までは周りを見る余裕なんて全くなかったが、Iオケの練習からは一山越えたこともあり、周りを見渡すことが少しできるようになった。


そこで感じたこと。


各弦のパートトップはものすご~~~く大事!

こんなことに全然気がついていなかったのかっ、と言われてしまいそうだけれど。吹奏楽や管弦楽の管セクションの人がイメージする大事さとはニュアンスが違うと部分に気がついた。というか、気づかされた。


それまでは、弦はみんなで集まって同じことやってるだけ(失礼!)なんだから、どこに座ろうと関係ないよねぐらいに思っていた。


吹奏楽のクラリネットと似たような環境で、座った場所で影響されるのは、隣が上手だと自分も吹きやすい、とかその程度。

弦も同じだろう、形の上でトップがあるのでは・・・位の認識だった。
Vオケの時は、まあ自分が下手だから隣の上手な人に合わせられれば、まあ正解、みたいな感じでやっていたし。


ところがっ


トップ(&トップサイド)にナイスな人が来るのと来ないのとでは、弾きやすさが全然違う。

後ろの人は前の人の背中を見ながら弾くので、その影響が大きい。これが想像以上に大きい。それは、弦が上下するという管にはない視覚効果によるものなのか? 配置の関係なのか?


トップがボーイングを間違えれば、その他のプレイヤーは「今間違えたの私? もしかしてボーイング変更!?」とすご~い緊迫感が走る。

トップが入りで入らなかったり落ちたりすると、後ろも当然のことのようにつられてしまう。というか、つられないようではその人個人はアンサンブルできていない、あるいはするつもりのない人である。と思う。
もしくは前列が信用されてないとか(笑)。

もちろんザッツはトップを信用するし、テンポの変わりもトップの解釈に合わせる。


まあ、言葉にしてしまえばなんでもない当たり前のこと。


Iオケの練習の帰り。

Vオケの何人かを車で送りつつ、練習を振り返りつつのナイショ話。


あそこのアチェレ、バラバラでしたね。トップに合わせようと思うんだけれど、私の席からはイマイチ見えなくて。どうしてます?
あぁ、結構トップの人も走ってますよね~ だから私はコンミス見てるんですけど。
そうなんだ~、では、コンミスはどうです?
みんながコンミスについてきてませんね~。指揮もよくわからないし。
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・


あそこの入りがわからないですねぇ。みんな指揮がわからなくて混乱してましたよね。
私、2ndの2プルの表の人が絶対間違えないって気がついたんです。あの指揮なのに入りも間違えないし、落ちたりもしないですよ。すごいです。信用できますよ。いつもその人に合わせてます。だから入りは完璧ですよ。何の心配もないです。
そーなんですかっ。すごく良いこと聞きました。次は注意してみます。
 ・・・次回練習終了後・・・
ホントだホントだ。あの人、全然落ちないですね。いったいどうやって数えてるんだろう。あの指揮で。特殊な才能でもあるのかしら。
そうなんですよね、ほんとすごいですよね。
でも、時折ボーイング間違えてませんでした・・・?
あ、ボーイングは良く間違ってますよ・・・・
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・


私の前におじいちゃん二人組のプルトがあって、その二人がどうにも曲に乗りきれて無くて、どうにも惑わされちゃうんですけど、どうしたらいいですかね?
あー、私、去年そのおじいちゃんの後ろだったのですごく弾きにくかったです。今年はその人より前のプルトなので大丈夫ですよ。ホントに前で良かったです。
あのーっ。で、どうしたら惑わされないですかね?
うーん・・・そんな方法無いんじゃないかな。大変ですよね、あのプルトの後ろだと。
 ・・・・・・むむーぅ・・・・・



「普通の」弦楽器奏者であると、胸を張って(?)言えるようになるには、まだまだ道のりが長そうな気配がするのであった。

とうとうオケデビュー果たす

2007-10-30 | バイオリンでアマオケ挑戦記
オケデビュー、無事に完了!

とうとう果たしてしまった、念願のオケデビュー。
(「念願」とは言っても、この1年ぐらいだけど・・・)
しかも、いきなり交響曲を2曲という超無謀?プログラムにて。


木管アンサンブルの悪友Oさん。Vオケでバイオリンを弾いている、クラリネット吹き。
去年の春だったかに、実はバイオリンを少し触ってる(←弾いている、ではない)んですよー(グループレッスンだけど)、という雑談をしたら、いきなり送りつけられてきたオケの楽譜。

そりゃあどう考えても無理だろう、と思いつつ。

せっかくの楽譜ゴミ箱直行も失礼だよな、と、少しトライして、やはり当然のごとくあえなく玉砕。
それでもしばらく悪あがきを試みるも、結局は丁重にお断りを入れる。

その後何を思ったか、グループレッスンのテキストを自分でさらい直し。そのレッスンのテキストは家でさらうことをほとんど期待して作っていない。ので、もう少し指のトレーニングと能書きでも身につけておこうと、一般的そうでやさしそうでめんどうそうな教本を買ってきてやってみる。

そうこうしつつ、お決まり?の楽器を新調(笑)

そして。

→技術上の問題で乗れなかったVオケの演奏会に行き、最前列で凝視&偵察。
 (この時、木管アンサンブルチームみんなで行き、しかも最前列に座ったので、Oさん含め、知り合い関係者の出演者に大ヒンシュクを買う(笑))

→Fオケの弦楽チームで行く老人ホーム慰問演奏に混ぜてもらう。

→アンサンブル発表会でも、弦楽チームに入れてもらう。

→指揮者講習会の数回限定オーケストラに潜り込ませてもらう。

→普段のオケ練習では、弦セクションを凝視。
 特にプロ奏者であるコンミスと、元専門家だったらしいとても上手なビオラさん、そして、いかにも上手そう(←重要)に弾いている人も常にチェック。
Oさんには、次の楽譜を早くくれるよう催促。(しかし、それもあまりに図々しいかなと思い、まずは自分でパート譜を購入)

→Oさんからご丁寧にもボーイング入りの楽譜をもらった後は、Oさんとカラオケボックスで何回かコソ練。

→勇気を振り絞って参加したVオケでも、なんとか必死に上手な人を観察しつつ、ついて行く・・・


おぉ。今思い返すと、なんと涙ぐましいことか(感涙)。
この数ヶ月はほぼ毎日練習してたし。アビテックスのモトはとったかも。


肝心の演奏の方は・・・・

ものすごい大汗で下着ぐっしょりではあったが、極私的にはなかなか当初の想定以上に良いデキであったと思う。
どの程度音楽的に良い演奏だったか、というのとは全然別の観点ではあるが(笑)。

長いトレモロでボーイング間違えたのと、3楽章で使った弱音器をはずし忘れて4楽章に突入し、途中でかわいいおとなりさんが指摘してくれた、ぐらいが失敗といえば失敗であるが、いずれも想定内。トップの人もボーイング間違えていたのを、私は見逃していない・・・・ふふふ。

難しくて怪しいところは、怪しいままだったけれど、当初の想定よりは遙かに怪しいは箇所は少なくて済んだとも言える。


観衆の反応は。

観衆と言っても、去年は私と一緒に最前列に座った口の悪い人の集団のこと。
私を除いたそのメンバーは、SNSでコンミス(みんな知り合い・・・)から去年の大迷惑最前列居座りにNGが出でていたらしく、今回は2列目(笑)にしっかり座っていた。

演奏会終了後、私の位置からはっきり見えていたその内の一人が「なかなか上手に見えたよ、弓も端から端までちゃんと使ってて、それもちゃんとトップの人に合っていたし。実際の音は聞こえないからわからないけどね。形や見た目から入るのは、相変わらず得意だよね」という、彼にしては絶賛のお言葉。
今回は音程よりもアーティキュレーション重視にした戦略が当たったと言える。オーボエの上手な女の子も「バイオリンちょーカッコイー、私もやりたーい、オーボエは周りにいろいろ言っちゃうから友達できないけれど、バイオリンだったら友達できそうだしやりたいー」と曰われていた。これまた、彼女としては絶賛と言える。

この反応からも、演奏は成功だったと言えるのではないか。
あとでビデオ見るのが本気で怖い・・・(笑)


初参加での、全体を通しての感想。

今回の指揮者は、指導がユルい。というか、いまいち意志が感じられない・・・・というのが私にはおおいに幸いした。
延々とつっこまれることもなく、パートやプルトだけで弾かされる、なんていうこともなく。おかげで、打たれ弱い私も途中で挫折することなく、最後まで続けることができました。感謝です。是非来年も続けて振って欲しいものです。

演奏や練習の方はというと。
もし私がフルートで参加していたとしたら・・・脳の中で手榴弾が炸裂していたであろうシーンがたくさん。オーケストラ全体が地雷原で、その中を言うことを聞かない幼稚園児が遠足しているかのような・・・に見えていたかも。

しかし、ここで「私についてこいオーラ」あふれる素晴らしいコンミスさんのおかげ。私だったら相当精神的ダメージを受けるであろうストレスを全て一身に背負い、なんとか無事??遠足を終了することができた・・・のだろうか?
演奏会前日練習後もファミレで指揮者にかみつき、打ち上げでもいろいろ言いたいことがたくさんありげなご様子なのをやっぱり少し吐き・・。

かくもコンミスとは大変な仕事だったのか。
このコンミスさん、私の「尊敬する人リスト」に入るかも・・・・!?

ポジションのエチュード

2007-09-19 | バイオリンでアマオケ挑戦記
バイオリンの、ハイポジションのエチュードを買ってみた。

ハイポジションというのは、要するに高音域を弾くときの左手の位置。3rdポジションが出来るようになったらオーケストラに参加しましょうとはよく見かけるが、このレベルだと2ndバイオリンが出来るか出来ないかぐらいの音域。1stバイオリンとなると、5th、7thぐらいはマスターしておかないとね、となる。

今のところは2ndバイオリンでかなりあっぷあっぷなのだけれど、次の演奏会が終了すれば技術的にも精神的にも余裕ができる予定(希望)なので、次なる目標に行く足がかりにしてみようかなと。

上手だけれどさほど上手でない人も、2ndよりも1stバイオリンの方が簡単だよ、と言う。なぜならば2ndは内声が出てきてリズムなどが難しいから。ハイポジションの問題さえクリアすれば、絶対に1stの方が弾きやすい、という。

実は、今2ndを弾いていて一番困っているのがトレモロの部分。トレモロだからやっていることは単純で、3度とかのインターバルが続くだけ。それがナゼか、これが長く続くとかなり高い確率で「落ちて」「固まって」しまう。どんなに早いパッセージでも、落ちることはないのに、のに、のに・・・。信じられないことだけれど、トレモロの連続は現在の最大の鬼門となっている。フルートには、こういうことは滅多にないからか・・・?

トレモロが嫌だからハイポジションに挑戦しようというわけではないが。


Vオケも小規模なオケなので、他にもたくさんトラが来る。なかには長年顔見知りで、お互いに行き来する仲になっている人もいる。
あるトラさんが、今度は○○をやるんですけど、またお願いしますね、という話になる。それを聞いた私の友人Oさんは、じゃあ、私も一緒に行きますかっ、と誘ってくれる。そのトラさんもお願いします、と私に言う。じゃあ、楽譜見て考えますね、と答える(おいおい、そんなんでいいのか。。。。?)。

本来なら技術的にはあり得ない感じだけれど、まあ、次の演奏会が終わったら一皮むけて余裕が出来ている(予定)なので、まぁ、いっかぁ。
人材豊富なフルートやクラリネットでは、考えられないことだよねぇ。

そろそろマンネリで惰性になってきた管楽器生活。弦ももう少し上手になるといろいろ違う世界が開けて面白そうだ。
ということで、まずは教本は買ってみたというわけ。オケ曲の練習の合間に少しずつやれば、そのうちできるようになることでしょう(笑)。タネは蒔いてみないと芽は出ないし。出る保証はないけど。


中身は期待通り、というかそういうのを探して買ったのだが、無味乾燥以外の何ものでもないエチュード。
大人になってこういうのをやってみると、それはそれで面白い。指の器械体操のための単純なパターンの繰り返しにすぎないのだが、私の音楽歴自体は短くないので、音楽的に楽しむ余地もある。

が、きっと子供には苦痛以外の何ものでもないだろうな・・・・と思う。

と思いながら教本をめくってみたら・・・


なんとこの教本は子供向けに書かれたものだった。

教本には古びた写真が時折挿入されているが、それは、たくさんの小学生ぐらいの子供が、校庭だか講堂だかで朝礼のように列をなしてバイオリンを弾いているのである!!

教本のコメントには、子供に「宿題」を出すのはこうしよう・・みたいなものまである・・・

か、可愛そうすぎる。うるうる(涙)

ご幼少の頃からバイオリンを持たされ、雨の日も風の日も雪の日も嵐の日も、母親に連れられ、元気に外で遊んでいる友達を横目にレッスン通い。レッスンでは先生に、家では母親に、なんでこんなこともできないのか、と罵詈雑言をあびせられ・・・!?

おお、壮絶な母子模様が目に浮かんでくるようだ。
スポ根、というか、音根??


そのような苦難を乗り越ることのできたほんの一握りの人たちが、こうやってアマオケで(もちろんプロも)上手に弾いているんだね。 うるうる(涙)


音楽は、なかなか参入障壁の高い趣味だなあと改めて思った今日この頃であった。

オケ挑戦の方は

2007-09-17 | バイオリンでアマオケ挑戦記
バイオリンで挑戦しているオケ(仮にVオケ)ではあるが、私がフルートで所属している方のオケ(同Fオケ)に比べて、弦の人数が少ないという難点がある。

数年前のFオケも弦は瀕死の人数であったが、一進一退ながらも最近は少し増加傾向あるので、めでたいことである。

その人数の少ないところに足を突っ込んでしまったので(まあ、少ないから呼んでくれたというのはあるので、有り難いというべきか・・・)、Vオケは上手ではない楽団(O氏談)であるものの、大変な目にあってしまっている。

大変な目といっても、プルト弾きや一人弾きをさせられて吊し上げられているとかそんなことは全然ないので、ハタ目には全然そういうふうには見えないだろうと思う。幸か不幸かVオケの指揮者はあまり、というか全然厳しいことは言わず、どちらかというと音楽的にもユルい(ゴメン!)ので非常に助かっているとも言える。

何が大変な目かというと、人数が少ないので、一人でも団員が休んでいるといきなりトップサイド(要するに一番前の席)になってしまっていること。

オケの弦と言えば、あの青島教授もご講義されているように、3列目以降は「人数合わせ」なのである。
なので、3列目以降よりも前に座ってしまうなんて・・・


我がFオケにも、時折初心者に近い方で見学や入団される人もいる。
こういう方々は、おそらくは前の方に座る、ということの意味をおそらくご存じではないので、だから特にどうだ、ということはないのだろう。また、実際に上手でない人が前の方に座ったからと言って、問題が起きるとか悪口を言う奴がいるとか、そんなことは全く、全く、全く、ない。

要は、私自身が中途半端にそういう事情をよく知っているので(にも関わらず下手っぴ・・・)、無用にプレッシャーを感じているだけではある。

でもやっぱり、全然違うね。プレッシャーが。1列目と、2列目以降に座っているのでは。

今のこの精進の時期を早く乗り越えて、どこの位置に座ろうと動じない技術と肝を身につけなくては、と願いながらの精進の日々なのであった。

まだ続いているオーケストラ挑戦

2007-09-10 | バイオリンでアマオケ挑戦記
先週末も、バイオリンを所持してオーケストラ練習に行ってきた。

バイオリンの、あの四角い楽器ケース。
それが欲しくてバイオリンを始めたと言っても過言でない(笑)ほど、カッコいいと思う。あれを持って歩く姿。なんとも知的で誇らしげではないか(笑)。
但し、私の価値基準では、三角型や半ダ円型では意味なし。のだめの影響で、三角形のフライトケースのようなものが流行っているそうだが私にはピンとこない。

バイオリンケースの影を追ってか、いろいろなフルートケースカバーを探し彷徨っているとも言える。何となくフルートケースカバーいうと、女性の持ち物か、中高生のお稽古、という雰囲気が漂ったものばかりで、残念ながら未だ満足するに至っていないのが現状。

何事も道具というのは、持つ姿を見るだけで何となくベテランか初心者か見分けがついてしまうもの。
1年ぐらい前、私がバイオリンケースを持って歩くのを木管アンサンブルのオーボエさんに見られた時、真っ先に言われたのが、持って歩くのが様になっていない、であった・・・・そろそろどうかしらねぇ・・・??

弦楽雑誌でプロのインタビューというと、大抵楽器と楽器ケースの写真が写っている。そして、ほぼ例外なく(?)、ケースのフタの裏側に写真が貼り付けて(?)ある。
弦楽器で参加しているので、弦の人と近くにいるためか、今まで気になったことがなかったが、みんな(?)写真が入っているようである。

何故だ? なんでそんなに写真を入れたがる?
いったい何の写真を入れている?

もう少し仲良くなったら聞いてみたいと思っている。

私の仮説(というかイメージ)としては、写真を入れているのはご幼少の頃にバイオリンを始めた人。入れている写真は、まだ小さい(?)頃の発表会の写真。

ほんとかなぁ?

なので、大学や社会人から始めた人は写真を入れていない・・・

ほんとかなぁ?

管楽器の人はあまり写真を入れてないと思うけど(フルートには写真は入らない・・・)、それは、ご幼少の時にはまだ始めないから・・・??


何となく立場が変わって見えてくる、弦と管の文化?の違い・・・


この次は、このバイオリンで参加始めたオケ(仮にVオケ)と、私が所属しているオケ(仮にFオケ)との、比較等を書いてみようかなと思っている・・・。

オーケストラも3回目

2007-09-03 | バイオリンでアマオケ挑戦記
知人Oさんの勧誘でバイオリンを持ってWオケの見学に行ってから、もう3回目の練習出席となっている。

このオケ、木管の半数だけは知った顔(Oさん以外の弦と金管は知らない)なので、さみしくはない程度に「知っている人」がいるというだけで、基本的には未知の楽団に来たという、フレッシュな気分。

と思っていたら。

2回目に顔を出したとき。
なんか知った顔に出くわして「今日はなんだか大きいフルート持ってるね~」とからかわれる。吹奏楽の仲間のチューバ吹きだ。と、よく見ると。パーカッションとコントラバスで来ている奴もやっぱり吹奏楽の仲間。たまたまこの日は打楽器他のエキストラを呼ぶ日だったので、知った顔オンパレードになってしまった。フレッシュマンな気分で多少緊張していたのが、いきなり阻害されちゃったよ(笑)。

最近はろくに吹奏楽に顔を出していない。それがいきなり、どこで何をしているかがばれてしまったので、今頃何を言われていることやら。べつにいいけど。

この日の練習は、前回は見学するだけだった、遅れて楽譜をもらった方の交響曲練習にも参加してみた。

練習後には、なかなか上手な弦の子に、ちゃんともう一曲の方も弾いてましたね、練習したんですか?と言われた。お、まるでちゃんと弾いているかのように見えたのね(喜)。

そりゃあ、一日半会社休んで練習したからね。とか、カラオケボックスで3時間Oさんとコソ練したからね。とか、いつも弦の人を観察している(フルートの時)から「エアーバイオリン」」「だけ」は上手になったのかもしれませんね、とか、いろいろ理由はあるけれど、どれを返答したかは忘れた(笑)。

というわけで、だいぶオケで弾くことに慣れてきた今日この頃ではあった。

オケの見学

2007-08-24 | バイオリンでアマオケ挑戦記
恐ろしいことに先週末、とうとうアマオケの見学に行った。
バイオリンを持って。

去年からOさんという友人には誘われてはいて、いきなり楽譜を送ってこられたりはしていたが全く歯が立たず。今年も丁寧にボーイングまで記入された楽譜を渡されていた。

今年は、もしかしたらどうにかなるかも?
と、しばらく練習を試みる。

その後、少しは形になりつつあるかというタイミングで、コソ練と称して、そのOさんと共にカラオケボックスに3時間籠もった。
教えてもらってるのに、カラオケ代はきっちり割り勘。
その後の飲み代もきっちりと割り勘。
多少は多く払おうと思うのだが、受け取ってもらえない。

このような万全!?の準備をして、いざ。

その日の最初の曲は、私がまだ何も練習していない曲からだったので、Oさんと相談して、少し遅刻していって隅で見学。
失礼ながら、まぁ、このぐらいの所だったら、まあまあ大丈夫かな、というレベルで安心。我が弱小オケと大差ないレベルか。但し、これがフルートを持って行ったのであれば。
聞いているだけでも、どんどん緊張は高まる・・・・

いよいよ、頑張ってコソ練済みの曲となる。

このオケは弦の人数が少ない。しかも2ndVnは一人お休みということで、準備された場所は、2ndのトップサイド。

・・・あり得ないでしょ。

2ndトップが知人のOさんであることだけが、唯一の救いではある。

私のオケでもたまに見かける、弦の後ろの方でなんとなく弓がうごいているやら指がうごいているやら、という奏者。
私も、まずはここから、と想像していたが、なかなかそれが厳しい場所になってしまった。


曲の出来に関するコメントは、あえて今回はしないとして。


ここのオケは、コンミスのチェックが厳しい。

我々のオケのコンミスさんは、とても優しい方で、なにかやってしまってもチラりとも流し目をしたり、睨んだりということはない。精神的に安堵感の高いコンミスさんである。演奏も、もちろん素晴らしい。

まあ、2ndのトップサイドに座ってしまったということもある。
明らかに気に入らない場所があたとき、コンミスの流し目、というか、正視(!)がわかる。まぁ、私に直に何かいいたい、という類ではなくて、弦としてどうしたい、ということではあるが、とにかくどこかに何かを指示したい、というのがありありとオーラを伴ってわかる。全くイヤミなものではなく無邪気な視線なのだが、これがなかなかやりすごせない。

キビシー!

練習後にOさんにそのことを伝えると、いつもそうだし、彼女もよく間違えるからテキトーに流しておけばいいよ、と、軽ーいお答え。

そうだよね、こういう「鈍感力」ってすごく必要だよなぁ。
でも、私にはなかなか困難。

本当にはじめてオケを見に来たのだったら何も感じないのだろうけれど、中途半端に知っているのだから、かえって不要なプレッシャーを感じているのも悪く作用しているね。わかってるんだけど、なかなか難しい。

練習後にOさんとロビーでコーヒーを飲んでいると、近くにいたフルート吹きの子を紹介してくれた。
「フルートの人がくると聞いていたので、緊張してたんです」といきなり言われてしまった。あまりそれを言うつもりはなかったのだけれど、みんな知ってたのね。

フルート吹きの人がどういう目で弦を見ているか、私はよく知っている(笑)ので、「あんまり変な目で見ないでくださいね」と返事をしたところ、「そんな余裕はないから大丈夫です」だって。

フルートの人が、私がフルートを吹くことを知っていると、合奏の前に聞かなくてよかったよ。それを知っていたら、もっと緊張していたかも。


で、その日の帰り。
やはりOさんとカラオケボックスへ直行。
3時間監禁のあと、ファミレで食事。
もちろん?割り勘。食事は、たまたま同じ値段のものを食べたのだけど。

いやあ、つかれた。
今度は、いつ会社を休んで練習しようかなぁ。