フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

サマーキャンプ 2

2008-07-31 | 楽器、その他
引き続き門外漢が挑む?オーボエサマーキャンプではあった。

さて、短い時間ではあったが呼吸法について話をお師匠様より伺うことができた。


曰く、
大事なポイントは、「上虚下実」なのだそうだ。

先ほどググってみると、どうやら気功の方面の話らしい。

私が理解したところによると、要は演奏する時は「丹田」に力が入る=下実。が、上=みぞおちのあたり、は柔らかくなっている。そういう必要があるということらしい。

これが結構難しい。

どうやら私は、おなかをつっついてみると、上にも下にも力が入っているようだ。
食事直後と言うこともあるが・・・・(笑)。

この「上虚下実」が極められれば、音はしっかりするわ、緊張やストレスに強くなるわ、と、いいことづくめ、らしい。

そして、呼吸法に関する怪しげ(笑)なDVDを見ながら、たまたまその場にいわわせた何人かで呼吸法の練習(体操みたいなの)をやる。傍目にはかな~り怪しい風景。


例の玉砕プーランクの最中には、気持ちを立ち直らせようとこの呼吸法を試みるも努力空しく・・・・(涙)。まあ、今から思えば、こういうことを演奏の最中に試そうと思えたことで良しとするべきか。


・・・・まずはそういうことにしておこうと思う。

サマーキャンプ

2008-07-30 | 楽器、その他
合宿に行った。オーボエの(笑)。

自分が習っていない先生が主催するフルート教室の発表会に出る、ということは昔何度か経験あるが、自分が演奏する楽器ではない教室のイベント参加ははじめてだ。


私が以前通っていたフルート教室でも合宿はあって、結構楽しかった。

教室から複数の先生も一緒に参加して山の民宿みたいなところに集合。技術等を考慮して適当にアンサンブルが組まれて、それぞれに練習するなかを先生方が巡回して指導。午後一は観光。最後の晩に発表会。

そんな感じで、ゆるくリラックスして楽しめた。


今回は、教室主催というよりは、師匠門下生の集合。

その門下生のなかに二人ほど我々のアンサンブルメンバーが属していて、アンサンブルもやるみたいだから来ない? と誘われ、様子もわからず参加してみた。結局オーボエ合宿といいつつ、なんだかんだ我々で木管五重奏ができるメンバーが合流した。

なんなんだか。


様子は全く想像していなかったが、まあ、昔私が行ったことのあるフルート合宿のような、リラックスムードだろう。そう思っていたら、ある意味違って大変驚いた。

世の中いろいろな合宿(サマーキャンプ)が企画されているので、それぞれに雰囲気はいろいろだろうし驚くようなことでは無いのかもしれないが。


先生は複数名。

大もとの師匠と、その門下生で現在は国内外の楽団でばりばり現役の人が複数。

私のそういった経験の中で知っている先生というのは、概ね「お教室」の先生が多い。もちろん上手であるが想像の範囲からは、そうはみ出るようなものではない。

まぁ、それは自分がフルート吹きであるということも多分にあると思うけれど。


私のお友達の上手なObさんのレッスン風景を見学させていただいた。

いつも美しい音色をありがとう、といつも私が内心思っているObさんであるが、そこでの門下生講師様の模範演奏には驚いた。彼女には失礼ながら、全てが別格。一流というのはこうも違うものか。

知らないというのは恐ろしい。


Obさんから合宿に誘われているとき、「一度本当のオーボエ音を聞いてもらいたいの~」と言っていたが、なんでわざわざ上手彼女がそんなことを言い出したのかが、痛いほどよくわかった。というより、よくわかりすぎて痛かった。


何故かその合宿にはピアニストも来ていて伴奏をしていたのだが、それが若くてイケメンなのに(?)、ゲロ上手。(私が上手、というのも失礼だとは思うが・・・)。初見も怖いモノ無し。夜の飲み会では、仲間と才能って言うのは極めて偏在するものだなぁ、としみじみする。

と言って驚くのは、実はまだ早すぎた。

翌日昼過ぎに登場した小柄な若い女性ピアニスト。我々がプーランクの六重奏(木五+Pf)を合わせてみようかな、という時にちょうど登場し、音が聞こえたらしく、プーランク大好きなのっ、とか言いつつまだ我々がまともにこの難曲が合わせられていないうちから恐れ多くもアンサンブルに合流。繊細さと怒濤のダイナミクスのピアノに私はただただ唖然。後で聞くと、コンクールで伴奏をしてしまうような人だと聞いてまたまた呆然。


合宿の晩とえいば、発表会。

一日目の夜は、バロックのアンサンブルを無難にまとめて無事飲み会。
二日目の夜は、話の流れで、そのプーランクを半日も練習していないのに無謀にも発表会で披露と決まる。


ところが、いろいろなことがいろいろあって大暴発&玉砕。

そのまま深い失意のうちに、夜の高速を走り深夜に帰宅。


そしてそのまま今日に至り、未だ失意の底からはい上がれる気配無し。

演奏会へ行った

2008-07-24 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
何人もの知人が団員あるいはエキストラとして乗ること、そのメイン曲が我々のオーケストラの次回メイン曲と同じであること、そのメイン曲では私がこよなく(演奏を)愛するObさんがそのオケでも(我々のオケでも)TOPを吹く、という三つの楽しい要因が重なり、大いなる期待を持って演奏会を聞きに行ってきた。


  自分や自分の楽団のことは思いっきり棚に上げて・・・・・


明日の我が身なので、あまり悪くは言えないのだが(笑)、まあ、起きるときは、いろいろと起きる。


あとでエキストラで出た友人に聞くと、演奏行為自体はすごく楽しいものであったらしい。
私もその楽団の指揮者の指揮で一度吹奏楽で演奏したことがあるけれど、確かに練習もてきぱきしているし、楽しい演奏体験ではあったと言える。


それはそうと、今までは楽しく演奏できれば、聞くほうにとっても良い演奏である、という考えを信じていた。

しかしながらこれは必ずしも当てはまらないらしいことが今回わかった。


たぶん、我々と同じ曲をやるので、多少なりともこちらの耳が肥えていて厳しいという面はあったと思う。

あと、双方の指揮者の解釈が違う・・・・・というか、こちらの指揮者がいつもいつもいつもしつこくしつこくしつこく厳しく厳しく厳しくやろうとしてる事項が、今回の演奏では・・・・・・フリーパス!


なので、全然まとまってないように聞こえちゃったんだよね。
やっぱり放置と放任主義とでは違う・・・と思ったりもした。

先のエキストラの友人君。せっかく楽しく頑張ったのに、さんざん酷評した上(最近性格がねじ曲がってるなぁ・・>自分)、指揮者変えたら?とか言っちゃった。
エキストラさんにこう言っても無意味だけど。

せっかく気分良かったのに・・・・本当にごめんね。


この演奏会に行って良かったこと。

双方の楽団で同じ曲をTOPで吹くObさん。

いつも合奏で、なぜあなたはそこでそういう風に演奏するの? といういくつかのささやかな・・・・いつも合奏中について聞いてしまい(注意しているのではなく!)、しかしながらはっきりした答えがもらえていない・・・・疑問の答えが今回聞いて全部納得しました。

なるほど、そういう仕掛けになっていたのね。

合奏中に、私の意味不明な質問(注意ではなく!)に気を散らされることは今後なくなることでしょう(笑)


さてさて。

こちらの楽団は、先の楽団より人も少ないし全然実力は怪しい。

酷評されないように、じゃなくて、酷評されても落ち込まないように精神力を鍛えて頑張っていかねば!?

いやいや、それ以前に、その関係者は演奏会に呼ぶのはやめよう!?

久しぶりの調整

2008-07-23 | 楽器、その他
うん年ぶりに、クラリネットを調整に出してみた。

フルートは年に3回以上は点検調整のためにお店に行くが、それとは対照的ないい加減さではある。数年前は瞬間風速とはいえ本番回数はフルートよりも多かった時期があるのぐらいなのに。


なんで調整に出したかというと、どうも中途半端に調子が悪い。
特に、高音域が神経質で演奏しにくい。
普段はリードミスなんてほとんどしないのに、どうも最近は連発気味。

普通なら音が出なくなってからあわてて調整に出すのに、少しおかしいかな?と思った時点できちんと調整するなんて、結構俺って偉い? と自画自賛してみた(笑)


調整に出したのは、買ったお店ではなく、それなりに定評あるらしいクラリネット専門店。

私が行くフルートの専門店は、どちらかというと個人で趣味的にやっている方(失礼!)で、またそこで楽器を購入したこともあり、専門店としてはかなりリーズナブルに、そしてばっちりと、調整してくれる。その代わり、話が長い(笑)。

対するこちらのクラリネットの方のお店は、プロ意識ばりばり。
来てくれるからには、必ず満足して帰ってもらう!という気迫が感じられる。そこらへんのところがプライスリストにも出ており、まず楽器を見せて見積もってもらう金額を見ると、おぎゃぁっっ、と思ったりもする。

高くはないんだろうけど、決して安くない。

でも、楽器を買った楽器量販店の、安いけどテキトーな修理・・・つけてもらったタンポがすぐ外れる、いまいち調子が修理前後で変わったと思えない、ネジが良く間違ってついてくる(!)・・・等々を思い出すと・・・やっぱり安くないとはいえ修理程度の値段であれば、安心を買いたいところ。


今回のトピックとしては、三カ所タンポ交換したのだけれど、この中で一カ所だけタンポの種類を変えてみた。

そのお店では、普通のスキンタンポの他、コルク、皮タンポ、ゴアテックスタンポ、がリストに載っている。

クラリネットは、フルートのG#キーにあたるトーンホールが慢性的に水がたまって演奏に支障をきたし、しかもその結果すぐにタンポがダメになる、という持病をほとんどどの楽器も持っている。ので、ここのタンポを耐久性の良いものにしたいという願望が昔からあった。

タンポのことをいろいろ聞いてみると、コルクは耐久性があり変形にも強いが、音が堅くなる傾向がある。ゴアテックスは密閉が良くなるため人によっては音の変化が気になる人がいる・・・等の情報が得られた。

ということで、耐久性があり、音色の変化もそれほどは気にならないであろうという、皮タンポをG#(C#)の一カ所だけに使用してみた。

修理後の試奏では、音色の変化は気にならなかった。ただ、この皮タンポは見た目がどうもよろしくない。普通のタンポが干からびてしまったみたい(笑)

というわけで、これからどうなるかちょっとした楽しみができたのであった。

アルトフルートは何故G管か

2008-07-08 | フルート本体
長年、何故アルトフルートがG管なのか疑問に思っていた。

楽器屋さんに聞いてもよくわからず、先生に聞くと、たぶんF管だったら倍音構成が変わってあーいう音はでないからじゃないかなぁ、というコメント。

私としては、できることならF管が良かったのに、と思っていた。

何故かというと、べつにコントラアルトフルートとか、ダブルコントラアルトフルートがF管だから・・・・ではない。

もしアルトフルートがF管だったのなら、ちょうどリコーダーのソプラノとアルトの持ち替えと同じで、Cの楽譜で読み替えが楽になるから。私はクラリネットの経験があるので、この読み替えはどうと言うことはない。クラリネットの下の音域と同じ運指でアルトフルートを吹き、普通のフルートはクラリネットの真ん中の音域と同じように考えて演奏すればいい。

これだったら、ジャズクラスに行っても(最近ご無沙汰・・・)問題なくフツーに書き換えなくてもリードシートを読める!


この疑問の答えは、あっさりとWikipediaに出ていた。
先生のコメントの通り、やはり音色の点でF管はG管に淘汰されてしまったということらしい。

普通のクラリネットのB管とC感の音色の違いを考えると、1全音の違いの音色に与える影響はそれほど大きかったということもなんとなく納得できる。

それならば。
B管のフルートがあれば試してみたいかも。

サンキョウからは、A管のフルートダモーレが出ている。昔試奏したが、それほど感動しなかった。サンキョウのアルトフルートはそれほどアルトらしい音色だとは思わなかった、というか、低い音の出るフルート、ぐらいにしか思わなかったけれど、それと同じだからか。

パールミヤザワのアルトはなかなか音色はよいと思うので、そのどちらかが作ってくれればいいのにと思う。
アルタスのカタログか何かでAでもBでもフルートダモーレを作る、というのを見た記憶があるが、アルタスのフルートはあまり好きではないので(今は違うかも・・・)、別にいいや。

なんでB管がいいか、はちゃんと理由がある。

クラリネットをやっていた経験があるので、私のいいかげんな絶対音感では、ドレミの聴音がinCやinBがごっちゃになるという困った現象があるからである。特に、B管やEb管の管楽器の音はほとんどinBで聞こえてしまう。どうやら私の耳は実際の音程と、音色感との両方でドレミを判定するような回路になってしまっているようだ(泣)。

なので、他の管楽器と聞いて何か合わせる場合はB管の方が私的には便利。
セッションにも参加してみようと思うだろうというもの(本当か?)

ジャズのサックス奏者が持ち替えるのも、実はB管の方が便利なのでは?
(本当に才能ある奏者は、調性なんて関係ないのかもしれないが)


是非パールかミヤザワあたりでB管フルート作ってくれないかしら。
ジャズ奏者持ち替え向け、とか言えばそこそこ売れるかもよ???

   ・・・・・って、買えないと思うけど。

新しいクラウンと音程

2008-07-05 | 関連グッズ
頭部管のクラウンを新型に変えてから、どーも音程感が変わって、先生の指摘もあって抜き量を変えて・・・・うぬぬぬっと思いつつ、抜き量を変えて臨む最初のオケの合奏があった。

最初のうちは・・・抜いたり入れたり。

最近は、ほとんど頭部管の抜き量は一定の決めうちでOK・・・実は二種類で夏用と普段用・・・だったのに、チューニングが定まるまで少々悩む。

ほどなく、このへんかなぁ、というポイントが見つかり、その後は今まで通り普通に・・・音程の上ずり頻度は下がったはず・・・なったはず。

しばらく悩み続けるかなぁ、と恐れていたが、完全ではないにしろ、まずは先が見えてきた。よかったよかった。


さて、新型のクラウンについては、レッスンで先生から話があってそのまま足でそのまま池袋で買ったわけだが、どうもその話が既にメーカー本社の方にまで伝わっていたらしい(笑)。先生の紹介の弟子のハンドメイドを使っている人がきてクラウン買っていったという話が。その話でどうやら喜んでもらえたとのこと。

どうせなら、試作の評価もしましょうか? と思ってみたりもした。

アマチュアに売るモノは、アマチュアに評価させてコメントを集めた方がいいんじゃないかなぁ。プロの、しかもマニアックな人の評価よりも良くないですかね。意見はアマチュアの方がばらつくかもしれないから数は必要だと思うけれど、専門家の意見がアマチュアにも適用できるとは限らないでしょ? でしょ?

おやすくしときまっせ・・・・って。

まあ、むりかぁ。

コントラバスフルート試奏した

2008-07-02 | フルート本体
なかなかそんな機会ないよねっ

ということで、コントラバスフルートを試奏するから来ない?というレッスン仲間の誘いに乗じて、とある楽器店に行って来た。

よく事情はわからないが、仲間のMさんがお店のご主人に顔が利くらしく、そおいうことで演奏&貸し出ししたりもする楽器を吹かせてもらえるようお願いしたらしい。

仲間の中に社長さん!もいるので、おそらく金持ち(笑)だから買わせてしまえっ、という目論見も半分。ふふふ。


コントラバスフルートと言えば、あの4の字してる、ふつーのフルートの2オクターブ下のやつ。


・・・・でかいっ


音は意外とすんなり出た。

ずぼっ ずぼっ ずず~


お、面白い。けど、吹き続けると少し目眩が・・・


あとはフツーのフルートの1オクターブ半下の、コントラアルト。又はFバスというのか。やっぱり、4の字。こちらの方がコントラバスより吹きやすい。


なかなか良い経験でした。

半分お礼の意味も込めて、女性陣が買う買うと言って買っていた、ミントとアルコールの臭いがぷんぷんするマウスピースクリーナーを買ってみた。


その後は、女性陣のとある高級ホテルへ行ってアフタヌーンティーする、という計画にそのまま男性陣もいそいそとついていき、場違い感アリアリの格好のままティーする。


これもなかなか良い経験でした。