フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

フルートスピード

2012-06-13 | 関連グッズ
フルートの足部管にとりつけるリング状のアダプターといえばよいだろうか。
フルートは、クラリネットや金管楽器と違い、マウスピースを取り替えて自分により合うように楽器をコントロールあるいはチューニングする、というのが極めて困難である(少なくとも、ふつうの人には)。なぜならば、マウスピースに相当する頭部管が高価だから。下手すれば、もう一本楽器が買えてしまう。

それでも、なんとか安価にどうにかならないの?
といったときになんとか交換可能なのは、クラウンか、反射板か、というものになるだろう。


思えば、クラウンについてはよく買ったな、と思う。マテキに関しては一時期一部に金の入ったクラウンを変えたが、結局オリジナルにもどっている。
サンキョウに関しては、より新しいタイプのクラウンの方が気に入っている。

一時期、もう10年ぐらい前? には、そういったグッズがいろいろ楽器店にあったと思うのだが、気がつけば、自分がそういうものに興味を失ったからなのか、見あたらなくなったように思う。


そんなことをふと思っていたとき、銀座でこのフルートスピードを見つけた。
この半円リング状のものを、足部管にすこっと差し込むと、あら不思議。楽器の反応が良くなって、なおかつ音に輪郭が出てしまう優れもの。音量も、キモチアップか。
そしてなにを思ったか、早速試して、思わず買ってみた。

ピンクゴールド(メッキ)と、イエローゴールドが在庫としてあった。ネットで調べると、ほかにホワイトゴールドのものもあるようだ。
ピンクとイエローを試した結果、ほぼ見た目の通り、イエローは華やかに響くが、私にはやや耳障りに感じた。ピンクゴールドの方が、落ち着きを失わずに、より芯がある響きが増すように感じられ、迷わずピンクの方にした。音量的にはイエローが有利のようだが。


買った後、フルートに取り付けてフルートアンサンブルで使ってみた。
ちょっと耳障りになったかな、とその時は思ったので、あとで隣にいた人に聞いてみたら、ぜんぜんそんなことはないという。音が大きくなるならそのほうがいいじゃん、的なご返事。

その後、フルートアンサンブルの先生がこれを使用していることが判明。金の楽器にイエローの方を使用。その日の飲み会でピンクを買ったことを告げると、「それはまた、鳴らないほう買っちゃって!」だそうだ。好みというのはわからない。使う楽器による相性もあるのだろう。とりあえず、「イエローはなんか耳障りでうるさくないですか?」とは返しておいたが、べつに先生の音はウルサくはない。


その会話を聞いていたほかの仲間が、早速楽器屋に行った。ジャズもやる人で、ジャズ用に、とか言って、最近買ったヤマハの洋銀製の名器に使うようにと早速イエローの方を買った。ジャズは音がでかいほうがいいでしょ?と言って、喜んでおられる。彼に同行した別の知人は、「二人で行ったけど、ぜんぜん違いはわからなかったよ」とおっしゃる。


その後、私が一度オケで使ったみていたら、私もこれを買うつもり、という人がいた。ちょっと貸してみたら、確かに反応がかわりますねー、と言っていたのでどうするかと思っていたら、結局イエローの方を買われていた。やはり最近のフルートのトレンドと同じで、音色より音量の風潮が強いのか??

その後私はどうしたのかというと、結局、今現在のところは非使用。
なぜならば、最近はハスキーな音が好きみたいだから。
これ使うと、明らかに音に輪郭ができる。これは好みの問題で悪い事ではない。
楽器の反応も早くなる。これは、たぶん悪いという人はいないと思う。


思えば、さんざんいろいろ探して買う高価なハンドメイド楽器ゆえ、なにか取り付けてバランスがかわって、その方がぜんぜん良かった、なんていうんじゃ楽器メーカーないちゃうよね。いったいどういう設計しているんだと。
それに自分自身も、時間かけてわりに、どういう楽器選びをしているんだよ、ということもある。

やっぱ、こういうグッズは、頭部管銀とか管体銀ぐらいのモデルを使っているが、より上級の楽器を買うか迷っている、あるいは現在の楽器に音量や反応に不満がある、それか、とにかくこういうモノが好き(笑)という人が使うのがよいのかなと再確認した。
ただし、上述の先生のように、高価な楽器にも使う人がいるので、主張としては弱い(笑)。

ま、好きな人は買いましょう。そして満足するも不満に思うのも、少しでも楽しめたから文句なし、とするのも自己責任。
迷ったら、買おう。なぜならば、この市場が盛り上がれば、また変なパーツが増えてきてよりみんなのフルートライフが楽しくなるだろうから。いいじゃないか、仮に妙なパーツに引っかかっても。そのぶん、夢を買ったと思えば。フルートのチューニングと思えば、安い(笑)。(但し、これがうん千円もするの?という感想を持つ人も多数)

そうそう。最初からそうすればいいんだよ。

2011-06-07 | 関連グッズ
また性懲りもなく、フルートがはいるケースカバー、というか、鞄(ケースバッグ)を買って来てしまった(笑)
収集癖といってもいい領域にはいりつつあるのか。。。


このブログでも何度か触れていると思うけれど、なかなかフルート(特にH足)を入れて持ち運ぶのにちょうど良い大きさの鞄というものが世の中に存在しない。

A4ビジネスバッグにはH足は入らない。
B4ビジネスバッグは出張鞄になってしまって、でかすぎ。

楽器用ケースバッグのメーカーや、楽器店や代理店がいろいろ出してはいるが、ブリーフケースなどと言われているやつは妙に無駄にでかくて電車で邪魔。大きさが「近い!」と思っても、どう見ても男性が持ち運ぶデザインでなかったり。

どうやらフルート関連産業の考える、フルートのユーザーというのは、ケースバッグはフルートさえ入ればいいとしか思わない、持ち運ぶのは女の子(しかも高校生)、と考えているとしか思えない。

鞄が好きで、よく店は覗くのだが、ビジネスや旅行用は、ほんとうにいろいろ考えて設計しているな、というメーカーがある。
それに比べて、楽器のケースバッグは、はっきり言ってなにも考えていないに等しいと、常々思っていた。

もう何年も前から、ケースカバー入りフルートのH足が入る横幅で、A4ファイルが入る高さのバッグを作ってくれ、絶対に買う、と何件の楽器屋で訴えてきたことか。なんで、たったそれだけのことができないのか。
我々アマチュア音楽家が、いつどうやって楽器を運んでいるか、ちょっと考えれば誰でもわかるはず。


そんな時、銀座の楽器店で、「そうそう。」と思ったケースバッグがあったのを最近チェックしてあったので、今日決心して買って来た。アルティエリの、どうやら新製品らしい。

フルートと譜面台、あるいはピッコロ。あるいはその三つ全て。
薄いA4ファイル。
そしてケータイやお財布。
邪魔な空間は要らない。


こういうジャストサイズのものは、(もちろん他の持ち運び品の組み合わせ含めて)もっとバリエーションがあって良いと思う。ケースバッグメーカーさん、もっと使う人のこと考えて。なんだったらアドバイスしますよ(笑)

パールのダブルケース

2010-10-19 | 関連グッズ
ある楽器店のフルートフェアに行ったとき、いろいろなメーカーのカタログをもらって来た。全く買う気はないのだが。

と、パールのカタログを見たとき、目を疑った。
フルートとピッコロのダブルケースが異様に安い。

昔、某大楽器店で聞くと、ダブルケースはその手の業者に特注になり、四万五千だか五万五千だったか六万だったか、そういうオーダーの見積もりだった。

しかし、この値段は何??
しかも、フルートのみのケースと逆転?
ミスプリですか、これ。


それからだいぶ経ち。

たまたまフルートを持って上野に行った時、ふと思いついてパールのショールームに行ってみた。
昔はアルトの調整にたまに通っていたが、最近はそういうことはなくだいぶ久しぶり。

早速、ダブルケースを見たい旨を女性の店員さんに告げる。
サンキョウのフルートとフィリップハンミッヒのピッコロ入れたいんですけど。(我ながらずうずうしい。でも気が小さいので、アルトはパールですよ、とちょっと言ってみる(笑))

・・・ところが、見事に入らない。
なんと、サンキョウの方が、胴体も足部も見事に長い。

店員さんは、うちには器用な人がいますからなんとかなるかも、と言ってリペアの人を呼んで来てくれたが、この長さの違いはなんともしがたい模様。

ついでにリペア氏にいろいろ聞くと。

ダブルケースは、(当然のことながら)パールのフルートとピッコロに合わせて作ってある。ピッコロに関しては、他メーカーに合わせたい要望はそれなりにあるらしい。それにどう対応しているかは聞き忘れた。確かに、ピッコロは他のを入れたいよね。

値段が安いのは、ミスプリではなくて、台湾製だから。皮ではなくビニール?だから。別に台湾製であることをパールでは隠しませんよ、とのこと。ま、廉価なバージョンのフルートは台湾製であることは有名ですね。あ、私のアルトフルートも台湾製。全然問題なし。

サンキョウは残念ながら全く入りらなかったが、実は○ラ○ツの楽器は入った実績があるらしい。こそっと教えてくれた。完璧なマッチングではないのだろうけど、興味のある人は自己責任で。もちろん、自分のピッコロも持参していかないと二度手間になります。今回ピッコロは持っていなかったので、フィリップハンミッヒが入るのかどうかは不明のまま。

フルートの入るカバン

2009-01-21 | 関連グッズ
フルートが入るカバンがなかなか見つからない。

普通のビジネスバッグは普通A4やB4サイズが入る設計となっていて、少しマチの広いものならC管と楽譜ならなんとか入るカバンというのは巷に多くあり、これさえあれば職場に楽器を持っていって、アフター6にレッスンだとか練習だとかに行くことができる。楽器を持っているので、何かあるから定時ダッシュするんだ・・・などと気づかれずに!?

しかしH管のフルートはそういう意味でかなり中途半端な大きさ。
普通のビジネスバッグにはうまく収まらず、入る大きさのカバンがあっても出張用みたいなぶ厚いものになってしまう。どうやら大きさとしてはA3書類が入る大きさがちょうど良さそうなのだが、薄いものがどこにもない。

そういうわけで、一時期は楽器屋さんに行くたびに、フルートのH管と譜面台と楽譜がちょうどはいってしかも男性が持てるケースカバーあるいはカバンを作って! と言い続けていた。


まあ一応、楽器屋に行けばブリーフケース風のフルートカバンはあることはあった。

その一つはギャラックスというブランドがそういう出しているが、生地がふにゃふにゃで私的にはかっこ悪い。他にも最近出てきているが、つるつるぴかぴかだったりと、どうもおじさんが持ち歩くには納得できない。

唯一まともだったのがNatsukoという国産ブランドのリュックタイプというものだが、貧乏人の私にはかな~り高価。モノは良く、フルート奏者に使いやすいように実に上手く設計されているが、この値段はあり得ないだろうと悩みに悩み、セコいカバンを買って失敗したりと紆余曲折の末、結局は数年前に購入して今に至る。

なかなか良いです。これ。お勧め。
但し、値段に納得できれば。


というわけで、どうも鞄屋さんにいくとH管が入るカバンというのを探してしまうクセがある。概ねそういうものは巷で見つかることはないので、失望することが常である。


と、最近銀座をたまたまレッスン帰りに楽器をもってぶらぶらしていたら、たまたま通りかかった鞄屋さんの店頭に並んでいたものにフルート持ち運びにジャストなものを発見! なんかうれしさで頭の中真っ白。楽器も持っていたので、中に入れてみるとばっちりではないか。書類バッグらしく、余計な厚みもない。店頭で悩むこと10分以上。単にH管が入るだけでなく、皮や綿の素材感がとっても良い。しかもバーゲン中で安くなってるし。

というわけで半分衝動買いをしてしまった。
Natsukoのいいカバン持ってるのに・・・・のに・・・・のに・・・・

まだ何日も使っていないので本当に使いやすいかどうかはわからないが、まともに男性が使えるフツー風のカバンを探している人は、このRustic(ラスティック)というブランド名のカバンもチェックして見てみたらいかが。楽器用ではないが、Natsukoより安く、ビジネスなので定期入等入れられるポケットが内側に多くあって便利。ギャラックスよりも素材感が全然いい。

最近、取引先の人が妙に大きめなカバンを使っていたので聞いたら、このブランドのものだった。よく見ると、私が買ったやつの別の上位バージョンっぽい。銀座の伊東屋(文具屋)で買ったということ。なるほど、そういう所に行っていれば見つかっていたのか。

ケースの大きさ

2008-09-03 | 関連グッズ

普段気にすることはほとんどないのだが。

バイオリン教室の発表会があって、その直後に用事が入ってしまい、さて、楽器をどうするか・・・と考えていた。

その行為の是非は別として、駅のコインロッカーに入れてしまう、という選択肢を考えた。
さて、駅のコインロッカーにバイオリンの四角ケースは入るのか??

コインロッカーのサイズまではググるとすぐに発見できた。
新宿のような大きな駅ならば、比較的大きなサイズのロッカーが準備されていることもわかった。料金もしっかり表示されている。

では、楽器ケースの大きさは・・・・・・!?

これが、意外に、なかなか見つからない。
普通の品物なら、メーカーやショップのサイトにすぐあるのだが・・・

結局、似たようなケースを扱っているお店のページで、親切にも内寸までしっかり書いてあるところを発見。概ね大きなロッカーだったら入りそうなことがわかった。

楽器のケースについては、重さは書いてあることが多いが、サイズがなかなか書かれていない。こういう基本的な情報は、必ず載せて欲しいなぁ、と思うのであった。

フルートだって、例えばH管のケースの幅知っている人います?
意外に鞄に入りにくい中途半端な大きさで、鞄選びに苦労した人は多いはず。

なんだか、楽器業界はいまいち特殊なのかなぁ、と思った。
楽器の大きさなんて、感覚的に公知だからかしら。


新しいクラウンと音程

2008-07-05 | 関連グッズ
頭部管のクラウンを新型に変えてから、どーも音程感が変わって、先生の指摘もあって抜き量を変えて・・・・うぬぬぬっと思いつつ、抜き量を変えて臨む最初のオケの合奏があった。

最初のうちは・・・抜いたり入れたり。

最近は、ほとんど頭部管の抜き量は一定の決めうちでOK・・・実は二種類で夏用と普段用・・・だったのに、チューニングが定まるまで少々悩む。

ほどなく、このへんかなぁ、というポイントが見つかり、その後は今まで通り普通に・・・音程の上ずり頻度は下がったはず・・・なったはず。

しばらく悩み続けるかなぁ、と恐れていたが、完全ではないにしろ、まずは先が見えてきた。よかったよかった。


さて、新型のクラウンについては、レッスンで先生から話があってそのまま足でそのまま池袋で買ったわけだが、どうもその話が既にメーカー本社の方にまで伝わっていたらしい(笑)。先生の紹介の弟子のハンドメイドを使っている人がきてクラウン買っていったという話が。その話でどうやら喜んでもらえたとのこと。

どうせなら、試作の評価もしましょうか? と思ってみたりもした。

アマチュアに売るモノは、アマチュアに評価させてコメントを集めた方がいいんじゃないかなぁ。プロの、しかもマニアックな人の評価よりも良くないですかね。意見はアマチュアの方がばらつくかもしれないから数は必要だと思うけれど、専門家の意見がアマチュアにも適用できるとは限らないでしょ? でしょ?

おやすくしときまっせ・・・・って。

まあ、むりかぁ。

久しぶりに音色グッズ購入

2008-06-17 | 関連グッズ
レッスン時に、先生からサンキョウのヘッドクラウンが変わっていてなかなかこれもよいよ、と聞いたので、その足で池袋に直行し、早速買ってきた(気が早い・・・)

最近は、楽器関連の怪しいグッズを買っていないし、試奏もあんまりしていないし、そろそろささやかな無駄遣いでもしてみたかったところ。


楽器というのは仕様にいろいろオプションがあって、フルートの頭部管ならば管体の材質、ライザーの材質、リッププレートの材質、唄口のカット、等がいろいろあり変化が楽しめる。

が、しかしフルートの頭部管を新しく買うというのは大変な出費である。クラリネットや金管楽器のように、数千円~でマウスピースが買えるというような恵まれた状況ではない。

そこで、フルートで一番簡単で安価に変化が楽しめるのはクラウンということになる。但し選択肢は狭く、扱っている店も少ないが・・・
(他には、反射板交換という選択肢もある)

今回のは銀製(Ag925)で5千円強程度なので、最も安価に変化を楽しめるものといえるのでこういうのは大好きである。
金製となるとウン万円となってしまうが、クラウンの交換というのは意外と変化の効果があって、例えば銀製頭部管で金ライザーにするのと、銀製頭部管のクラウンを金製に交換するのとでは同じぐらいの効果があると思う。

但し、私は一度別のメーカーのクラウンで銀製クラウンに一部金の混じったものに交換したことがあるが、最初は良く思ったもののバランスが悪く感じるようになり、結局元に戻したことがあるので、本体と異なる材質のクラウンには懐疑的になっている。


今回新しいクラウンを買ってきたことで、うちには歴代サンキョウの3種類のクラウンが揃った(笑)。

写真の左は、むかしむかしシルバーソニックを購入したときについていたもの。真ん中は、今使っているハンドメイドについてきたもの。右が今回買ってきた、最近のサンキョウにデフォルトでついているもの。

ここでは仮に左から1型、2型、3型とする。

1型から2型へは、やや高さが低くなりローレットの形状が変わっている。
2型の方が、工芸的で高級な感じがして気に入っている。


実はシルバーソニックで、最初ついていた1型から2型へとクラウンを交換している。この時が池袋でクラウンを購入してきた最初の機会でもある。明らかに2型が良いと思う。音の輪郭がはっきりして抵抗感も良くなった。


2型から3型へは、やや細身になり、隠れてしまう部分ではあるが高さが低くなっている。また、中身が中空ではなく身がつまって平坦になっている。

2型は削り出しているのだが、3型は洋銀のベース?に銀をプレスして作った外側をかぶせているのだそうだ。

デザイン的にはほぼ同じだが、3型の方がやや細身で、私は2型のがっしりしている感じが好き。


さて、期待の3型を今使っているハンドメイドで交換してみると。

2型と比べてアタックの立ち上がりがややよくなり(抵抗感が減り)、演奏が少し安楽になる。
音色は、良く言えば柔らかく、悪く言えば輪郭がぼける。(ような気がする)


この違いは全くの好みで、どちらが良いとは言えないと思う。

抵抗感が強くて音色に輪郭があった方が好きならば2型。
(最近楽器を買って3型がついているが、抵抗感を強くしてみたいなら試す価値あり。但し市中在庫のみ。お店に走れ!  但しサンキョウユーザー限定)

優しい音色が好きなら、また、演奏が少しでも楽な方がよいなら3型。
(2型を使っている人は、お試しの価値あり。 但しサンキョウユーザー限定)

新型が演奏が楽な方に振っているのは、昨今の事情によるものか??


と、今のところはそう思う。

今度の練習で使ってみて、もっと詳しく様子を探ってみようと思っている。早いパッセージでのタンギングがやりやすくなって、今までよりもアーティキュレーションがはっきりしている・・・・・気持ちの上では・・・予定・・・・

リガチャーのその後

2008-03-05 | 関連グッズ
クラリネットのリガチャーを買ったので、早速使ってみた。
少し前に書いたけど、入手したのはバンドレンの皮リガチャー。

使ってみた先は、今度エキストラで出る吹奏楽団での練習。
ここ数年毎年お世話になっているけど、今シーズンは初めての練習出席。

依頼が来たのは、吹奏楽向け交響曲のSolo、1st~3rdとパートのあるうちの、Soloクラパートの裏。
ま、今シーズン初回だし、吹奏楽のトラだし(←本来そういうことを言ってはいけないが)、ソロは表の人が吹くし、クラリネットはそれなりにたくさんいる(はず)だし、顔見知りも多くなってきているので、すっかり油断して練習に行った。


そしたら、なんと困ったことに。
Soloの表さんも1stさんもお休み!だとか。


れろれろ。


1パート一人なのはふつうは全然平気だけど。

リードもリガチャーも新品で様子がわからないし。
クラリネットも去年の年末コンサート以来吹いてないし。
 (正確には、一週間前のリガチャー選定時に少し吹いた)

なんと言っても、全然練習してないし。
CD聞きながら譜読みはしたけど、1、2楽章だけで、その後は寝てしまって全然記憶にないし~(泣)

今年最大のピ~ンチ!!


合奏開始15分前から、一夜漬けにもならないラストスパートをかけることになったのだった。(汗)


まぁ。合奏としては。今回は私以外にも今シーズン初めてのトラさんが多数いたので、通しと大まかな雰囲気の練習が主体。
無事大過なく(?)過ごすことができたのだった。

今度はちゃんと練習してきますね・・・・(本当かなぁ。)


依頼は交響曲の方だけだったけれど、それの練習が終わって「お疲れ様!」なんて言っていたら、ポピュラー系のステージにも乗ってもらったら?と指揮者さんがおっしゃりはじめ、とりあえず原譜を借りてその後の通し練習までご一緒させていただきました。

こちらのポピュラー系方は、やったことがあるような曲が大半(但し、フルートで・・・)なので、ほぼ問題なし(と本人は思っている)。

すみませんです。指揮者さんには気を遣っていただいてありがとうございますです。


さて、本題のリガチャーはというと。


今まで使っていたロブナーの厚ゴムに比べて、全体に鳴りは均一になって反応も軽くなり、長時間の吹奏楽練習にはけっこう助かった。(但し、ロブナーのゴム比。他の金属リガチャーに比べてどうかは不明)

音色は特に気になるところはなかったので、きっと良い(私の好みの)範疇にはいっているものと思われる。


高音域は全般に鳴りやすいのだが、上第四間のF、F#(実音Eb、E)が何故か出なくて困った。
リード振動の支点が定まらない?感じでどうにもならない。最初は、まじめに楽器が壊れたのかと思った。

一人しか高音パートいないしまいったなぁ・・・と思いつつ、リードにあたる部分のプレートを固めの皮(柔らかい皮、固めの皮、金属の三種が付属)から金属に交換してみた。


そうしたら、よりぱりっと高音域が出るようになった。
F#も問題なし。
そして、より楽ちんになった。


要は、単に慣れの問題っぽい。

あとはもう少しこのリガチャーの吹奏感というかクセに慣れれば、この金属プレートで今回のエキストラはなんとかなりそうな予感。


楽器というのは、楽に吹ければいいというわけではないが、バンドレンもロブナーと違う個性で面白い。もう一度どこかで以前使っていたのと同じロブナーを発見したら、こちらは高価ではないし、また買ってみてもいいかな、とも思った。

980円のまっぴ

2008-03-01 | 関連グッズ
先週、用事があったついでに新大久保の某楽器店に行ったら、なんとかセールとかで小物等が安く売っていた。

サックスのマウスピースの山があった。


うちには、一度やろうと思ってFgの友達(笑)から借りっぱなしのヤマハのテナーサックスがあって、付属のヤマハ純正デフォルトでついているマウスピースがいまいち吹けないので、違うのがないかなーと、一時期探そうと思っていたことを思い出した。


そのマウスピースの山は、楽器にはじめからついてくるやつと思われた。

ほとんどがアルト用だったが、テナー用を探すと、一個だけあった。
幸運なことに既にあるヤマハではなく、ヤナギサワのものだった。

見れば、ヤナギサワの新品マウスピースは1万うん千円している。


思わず、迷わずこれをつかんでレジで980円を払った。


ちょっと使ってみたら、付属のヤマハより、ぜんぜん調子がよさそう。
まぁ、まともに吹けるわけではないので実際の所は良くはわからないが、ラッキーな買い物であったとご満悦だ。


しかし。

いつまともに使うのだろうか・・・・・???

クラリネットのリガチャー買い換えた

2008-02-25 | 関連グッズ
今までクラリネットで使っていたリガチャーがいよいよダメっぽくなってしまった。


ロブナー製の、ゴム?リガチャー。型名は見る場所によって書いてあることが違ってどれが正しいのか良くわからないが、Darkだか、Mark3だかというらしい。厚手のザラザラさいた触感の、リードと当たる部分に金属プレートを使っていないタイプ。

このゴム(合皮?)が伸びてしまったらしく、マウスピースに平行にリガチャーがとりつかなくなり、またネジ山が思いっきりマウスピースに傷をつけている。

もうだめかな、こりゃ。

と思い、同じモノを買おうと銀座の楽器店を巡ったが、なんと、どちらも置いていない。
同じ製造元の似たような製品はあるのだが、どうも何かが違う。
試してもみたが、気に入らない。

新大久保に行ったら私のと同じモノはあったのだが、その頃にはもう一度いろいろ試してみようという気になっていた。


いろいろネットや雑誌等で見た印象からすると、金属製リガチャーを好む人は、概ね金属製を「適度に共振して響きを増す」、ゴムや皮製を「響きを止める・吸収する」と感じるようだ。

非金属のリガチャーが好きな私の印象からすると、金属製リガチャーは悪く言えば「金属で締め上げられてリードが悲鳴をあげがち」と聞こえ、ゴムや皮製は「振動を阻害しないかわりに安定した振動のサポートが難しい」ように聞こえる。

リードの固定に関していうと、自分の親指でリードを押さえているときが一番調子よいように思う。少なくともどこのキーも押さない開放の中音G(実音F)の状態では、あきらかにそうだと思う。が、この状態で低音や高音を試すことができないので、全てに於いて親指が一番、という確信はないけれど・・・


私の使っていたロブナーに関して言えば、中低音の音は太く柔らかくて良いが、アタックの反応が遅くて合奏やアンサンブルには慣れが必要。高音域は安定しなくてややヒステリックになる。そんな印象。なので、吹奏楽の2nd~3rdを吹くのは良いが、特に管弦楽の編曲ものの1stは結構コントロールが難しくてキビシイのだった。


金属、ゴム・皮、ひも製のリガチャーを改めて銀座のお店で試した結果、バンドレンの皮製リガチャーを買ってきた。今までのロブナーを超える厚みで見た目はかなり仰々しい感じで×だが、吹奏感は意外に軽快なところが良いと思った。非金属らしい音の柔らかさはそのままで、全音域にわたって振動を上手くサポートしている感じがする。今までのロブナーより全然高音域が安定して出しやすい。

あまり演奏性を非金属製リガチャーに求めようとは思っていなかったけれども、これはすごいラッキーな気分だ。今度エキストラで出る曲が上のパートで依頼が来ているが、ちょうど良いタイミングだったと思ってちょっと嬉しい。

リードにあたる部分は、金属、硬い皮、柔らかい皮のプレートが付属していて交換できる。ちょっと使ってみた感じで、まずは固い皮が吹きやすかったのでまずはこれから使い始めようと思う。


リガチャー選定のついでに、リードも新しく出たばかりだというリコーの赤箱(アンファイルド)をすごーく久しぶりに(笑)買った。今までは同ファイルドだったが、帰宅後に少し使ってみたらなかなかこれも調子良さそうな感じ。



次の演奏会に向けて幸先いいね。