フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

着ぐるみとクリスマスコンサート

2008-12-25 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
今年のクリスマスコンサートシーズンが無事終了。

先にも書いたが、シーズン一回目は、施設での吹奏楽演奏。
こちらは、本来はみんなでサンタの赤帽子でそろえるはずだったが、なぜか帽子の数が足りないというハプニングで、結局単なる私服での演奏に

お次は、木管五重奏を市民ホールのロビーにて。急遽フルートがいない、と友人から頼まれて練習一回で本番。
こちらは衣装に気合いが入っており、サンタ、ツリー、雪だるま、トナカイ、天使の五重奏。天使の男性は、スカートになるからとすね毛の処理までばっちりされたということ。 気合いが違います。

ここで不思議な発見をした。

そう、フルに着ぐるみを着ていると(中途半端にサンタ帽子とかトナカイカチューシャだけ、とかは×)、あまり緊張しないで済んだのだ。吹奏楽は、まあ人がたくさんいるからいいとして、ある意味オーケストラよりも各自の責任の重い五重奏で、がちがちに堅くならずに演奏できたのは、偶然か必然か。
少なくとも、今までの木管五重奏の人前演奏(内輪のみも含む)の中では一番リラックスして演奏できた。いつもと違うメンバーで、練習一回だけだったのに。

そして三回目は、屋外でのオーケストラ。
これは駅前でのイベントで、学校やら市民吹奏楽やらいろいろな団体が代わる代わる少しずつ演奏する。

とにかく寒い。

で、サンタの衣装は他に何人かいることはわかっていたので、上記五重奏衣装からトナカイを借りてそれを着て演奏したところ、仲間内からは「よく似合う」と好評。いろいろな着ぐるみの人と記念撮影。

演奏も、自分はラックスムード。
いつもはやたら冷え込むところを、着ぐるみが暖かくて比較的快適。


じゃあ、定期演奏会も着ぐるみでいけば、リラックスして成功間違いなし・・・?? 

楽器と猫

2008-12-23 | 楽器、その他
レッスンの時の話。

師匠が若い頃、ある先生の自宅にフルートを習いに行ったところ、演奏(レッスン)中にそこのうちの猫(高級な品種だったらしい)が足にまとわりついてきたことがあったらしい。

その猫は人見知りで、レッスン生やお客さんが来た時は大抵別室で引きこもっているそうである。なので、その先生からは、動物が好きなんですか? と聞かれたとのこと。

この話を聞き、

私のバイオリンレッスンの友達の一人が家で猫を飼っている。
しかし、自宅でバイオリンの練習を始めるとそそくさと猫は(家族も!笑)そこの部屋からいなくなってしまうそうですよ、という話をした。

そこで、師匠。

音大の学生時代に、副課でファゴットを習われていたそうである。

そのファゴットの先生宅でも猫を飼われていたそうで、師匠のレッスンの前にその先生が、この猫は下手なファゴットの音を聞くとそそくさといなくなってしまうんだよ、という話をされたらしい。

もちろん、ファゴットの先生が音出しをしている時は、件の猫はふつうに心地よくお昼寝などをされている。

果たして、私の師匠がファゴットを吹き出したところ、件の猫殿はそそくさと立ち上がりいなくなってしまったということ。
まあ、まだ始めて一年たってないからね~、と師匠は慰められたとのことである。


果たして、人間と猫の音に対する感覚は近いのだろうか。
それとも、良い音は万物に共通する概念なのだろうか。

好きでもないのにクリスマス

2008-12-19 | フルート本体
吹奏楽世界に住む人はほとんどそうだと思うが、どうもこの時期はクリスマスコンサートと名の付くものが多い。

だがクリスチャンではない私は、どうもクリスマスというものが好きではない(もう少し若かったときに良い想い出がなかっただけという説もある(笑))
年始にお寺や神社へ行く、たまに法事でお寺へ行く、結婚式に行けばフェイクな教会(あるいは仮設神社)に入場する。ほとんどの人はそれだけなのに、何が楽しい?クリスマス。

それでもなんと、今年の12月は「クリスマスコンサート」と名の付くものが3回、木管アンサンブル関係での発表会類が2回。計五回の人前演奏。まさに、師走。

クリスマスコンサートのうち、赤い帽子のみをかぶるのが1回。

他の1回は、私としては初めての上下赤衣装。数千円で買えるんですねぇ、こういう衣装。
今回私が初参加となる木管五重奏での演奏では、サンタ、ツリー、トナカイ、天使、雪だるま(?)、と揃えるらしい。
好きな人は好きなんだなぁ・・・・理解不能だが、楽しくなくはない(笑)

ラストの一回は、特に決まりはないが、上記衣装でチャレンジしようかと思っている。
去年は、演奏の少し前に急遽近所の百円ショップへ行くも、めぼしいサイズのグッズはほとんど売り切れ。この手の季節商品は早めの手配が必要・・・と思った記憶がある。

クリスマスは好きではないと言いつつも、例えばリハビリ施設のようなところでの演奏だとみんな本気で喜んでくれるからうれしい。

これからしばらくは、仕事は早く切り上げて・・・・不況で残業規制も厳しくなっていることもあるし・・・・クリスマスキャロルを練習しなくっちゃ。

恐ろしい・・・

2008-12-12 | 吹奏楽、管弦楽&アンサンブル団体
昨日だったか、新聞を読んでいたら恐ろしい記事が載っていた。

とあるアマオケの団員が、本番で使うエキストラ奏者の希少な楽器を運搬中に壊してしまったという。それがなんと訴訟にまで発展し、結局オケ側が敗訴したというもの。ネットでもその件話題になっており、経緯やらなにやらが記されているが、それら一つ一つがいろいろな意味で、ほんとうにいろいろな意味で悩ましい。

吹奏楽部に入って、おそらく最初の頃に楽器運搬で先輩に怒られるものの一つが、ティンパニの持つところ。おそらく十人に十人が、皮の張ってあるリムのところ(フープというらしい)を持ってしまう。これがいけない。

おそらくはこのへんで新入生は怒鳴られて「学習」し、いちいちその楽器の専門家に尋ねてから楽器を運ぶようになる。

その他私の経験では、ソフトケースに入ったチューバとか、ユーホニアムの構え方とか、キーのたくさんついている木管楽器とか、つかみどころに困るものがいろいろとある。

あと、何かで読んだ困ったちゃんとしては、コンクールに楽器を運ぶのに、コントラバスがかさばるからと言って教師が(!)駒を外して運搬したらやっぱり魂柱が倒れてしまい使えなくなってしまった、という笑えるやら、もし少しでも弦楽器を知っていたならば無性に腹立たしい、エピソードをどこかで読んだ。

オーケストラに入ると恐らく一番身近な怖いことは、ハープの運搬。どこをどうつかんでいいやら、どう倒していいやら、どう押していいやら、さっぱりわからない。奏者のいちいちの指示を仰がないことにはおろおろするばかり。何かやってしまっても、それがいったいいくらするやらも見当がつかない(つかなかった)。

自治体がバックについているような裕福なところなら良いが、私達のオケは、指揮者やプロ奏者のコンマスにはほとんどボランティア状態でお願いしているような弱小貧乏団体である。
今度の役員会では、いろいろお金のプール(難しい・・・)や保険とか考えないと、という議題を出そうかと思ってしまう。知らないところで、いや実はいろいろやってます、なんて・・・・なさそうだなぁ。

またまたクラウン交換

2008-12-08 | フルート本体
前に、サンキョウのクラウンを交換してみた話を書いた。

そこで余ってしまったクラウンの2型(仮称)は、その後防音室に転がっていたわけであるが、ふと、マテキのクラウンとその2型を交換してみた・・・・ら問題なく(たぶん)くっついてしまった。

私の古いタイプのマテキはかなりヘビーデューティーな感じなクラウンがついているのだが、今のものはもう少し軽そうなのがついてた気がする・・・・のだが、サンキョウのそれを使うと、なんかだいぶ吹きやすくなった感じだ。

それでは!

というわけで、先日木管アンサンブル練習の合間を使って、マテキ君にサンキョウの3型(仮称)クラウンをつけてみた。家のアビテックスでやればいいんだけれど、吹奏感の違いはその中ではわかるんだけど、音色の違いはいまいちよくわからない・・・

結果としては、あれほど手強かったマテキ君がウソのようにあたりの柔らかい楽器に。
これだったら、バッハの管弦楽組曲の前奏曲を吹き通すのが非常につらかったものが、これならなんとかいけるかも?というほど違う。

というわけで、もう一個クラウンを池袋に買いに行こうか思案中。
これだけ違えば安いものだ。

何となくメーカー間を超えての交換には挑戦してこなかったが、もとフルートメーカー勤務の知人によればみんなそのあたりの仕様は同じようなもの(ネジの仕様?)らしいので、意外と派生メーカー、例えばムラマツ派生系のメーカーではみんな互換性がある、なんていうことがあるかもしれない。

試したい物好きなひとは自己責任で。
ちなみに、私の知人にはアキヤマ頭部管にサンキョウクラウンをつけている人もいる。それが調子よくいっているのかは不明。