フルート吹きの物思い

趣味のフルートと、それに関わるもろもろのこと。

ぷぅらんく

2008-09-02 | レッスン
オーボエ合宿にて、即席で合わせてみたプーランクの6重奏に徹底的に粉砕された話は既に書いた。

その後、いろいろな意味で震える手でハンドルを握り帰宅したわけだが、このままではトラウマになってしまうっっっっっ! と悩みに悩んだあげく。

レッスンではバッハのスイートが終わりかけていたので、次の課題には悲壮な想いでプーランク(のソナタ)を選んだ(泣)。フランスものは大の苦手なのだが・・・


合宿後にアンサンブルの練習で久しぶりに誘ってくれたオーボエさんに会ったら、ぜんぜんけろっとしている。やっぱ、こういう精神力の強さ(?)こそが(アマチュア)演奏家として重要な資質であると再納得する。

それどころか!

来年の頭に予定されている、そのオーボエクラスの発表会では、そのセクステットをやることにしたからっ、来れるよね?、とけろっとしている。こちらと違って、あちらは全く動揺のかけらも見せない。普通はピアノ伴奏ソロだが、そのコマを使うのならアンサンブルでも構わないそうで、実際に前回は別の人が五重奏で演奏しているそうで、先生にプーランクでもやれば??と軽く言われて、やりますぅ、と答えたと言うことらしい。

えぇ~? じゃぁ、今度は少しはまじめに練習してからにしますよね?
と聞けば、もちろん、とかる~く答える。

ピアノ会わせも事前にやりたいですよね? と聞けば、
親戚にピアニストがいるから、頼めば問題なくやってくれる、と言う。

何という至れりつくせり。
いい仲間を持ったことに感謝する。


さて、問題のプーランクのフルートソナタ。

私の師匠曰わく、あの曲は、楽章それぞれ、オカマのパーティ、窓辺(?)、ケンカ、だそうである。だから、文学的に表現しようと思ってもどうにもならないよ、と。確かに言われてみれば、オカマ同士の挨拶、テラスでまどろんでいるところ、はれんちなケンカ、とどれも当てはまってシーンが浮かんでくるので面白い。一楽章は、オカマ特有の裏声のような声を出したと思えば、突然野太い声に変わったり・・・・・三楽章は、金切り声があがって・・・・あの、キィ!というHの音。だからキンキンした演奏で(が)いいそうである・・・・うーん・・嫌いなフレンチも少し好きになれる気がする?

それはそうと、プーランクが両刀だったというのは有名な話。(らしい)


レッスンのほうは、何となくバッハが頭から抜けないままのプーランク一回目。小節の頭の音、というかフレーズの最後の音が大きすぎる、と何度も注意される。フランスの曲だから縦をびしびし合わせようとするのではなく、横の流れを重視して・・・・っていわれてもさぁ、つい最近までバッハだったから・・・・、というと、まぁ、そうだよね、となった。めでたしめでたし?

で、なにがフレンチなんですか?
と聞く。
それはやっぱり、横の流れかなぁ・・・世界的に見れば、縦を重視するよりも横の流れ重視というのがメジャーなはず・・・ということになった。日本人に馴染みの深いドイツ系の音楽が特殊なの。」

というわけで、今後は、フレンチの曲をいかにフレンチっぽく演奏するにはどうするか・・・・に焦点をあてていくことになった。


なんだかふれんちはよくわからん。

そお言えば、オーボエの合宿では、夜の飲み会で、あるオーボエ専門家の人に音がフレンチですね、と言われた。
たぶん褒め言葉だった(と思うことにしている)が、意味がわからない・・・・


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