まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

統計は怖くない?

2007-01-13 08:10:00 | 学業
1月12日(金)。

朝から、ミニタブというソフトで自分のデータを使って、初めて統計らしい統計処理を始めた。

この統計、日本で働いている時は見ただけで拒絶反応を示していたものだが、時間をかけて理解していくと、怖くない、それよりも面白いものだということが分かってくる。

ソフト自体、研修を受けたのが2年近く前で、その頃は英語の聞き取りも、統計もチンプンカンプンで、留学したことを少し後悔していたことを覚えている。

しかし今日は、心の中で苦手意識のあった統計を、実際自分が(手計算しているわけではないが)処理していくことにより、自分が立てた仮定が次々と証明されていくと、非常に興奮を覚えた。

このペースだと、来週統計の専門家に相談するアポを取ってあるので、訂正を加えても、来週末には第2章に必要な統計処理が全て終わる見込みだ。まあ、これからまた文献をたくさん読まなければ完成しないが、少し先が見えてきた。ビスターライ、ビスターライ。

しかし、今日は嬉しい一日だったなあ。

4歳。

2007-01-12 08:40:23 | 家族
1月11日(木)。

博士論文、第2章の統計分析にようやく入った。長い長い孤独な道のり。僕の場合、アフリカ眠り病を研究している他の学生とはテーマが違い、一人都市問題を扱っている。毎日少しずつしか進まない、ともどかしく思いながら、帰る前に最後のメールチェックをすると、国際協力をずっと目指してきた友人から、就職決定の挨拶が届いていた。

とても励みになった。頑張っていれば、きっと結果が出る。また一歩一歩進んで行こう。そう、山を登っているように。山岳に住むネパール人たちは、仕事でも、遊びでも、山を登るときに、ビスターライ、ビスターライ(ゆっくり、ゆっくり)、と声を掛けてくれたものだ。

さて、今日は、息子天馬の誕生日。4歳になった。まだ4歳だが、外国で、喘息持ちで病弱な子を育ててくるのは、容易なことではなかった。妻共々、よくここまで大きくなった、と喜び合った。

食事の後、お風呂で呼んでも来ないので見に行ってみると、誕生日のカードと、絵が大好きなので贈った、プレゼントの色鉛筆の前にじっと立っている。声を掛けると、こちらを振り向いて、「ありがとう。」と嬉しそうな顔をした。

そんなことは、初めてだった。最近は、厳しいお父さんはあっち行って!と一緒に寝てくれないのだが、今日は3人で寝たいとのリクエスト。やっぱり誕生日は嬉しいんだなあ。

Back to normal

2007-01-10 08:37:51 | 学業
1月9日(火)。

すっかり日常生活に戻った。
昨日はスペイン語とフランス語の講座を受けて、ハードだが楽しい、特別な日だったが、今日は研究室の机に向かいきり。

さあて、これから毎日なんとか頑張るだけよ。

今は、博士論文の第2章を書いていて、材料と方法は終わり、結果を書いているところ。頭の中で整理されていたものをずるずる引っ張り出して書いている。それも一先ず明日には決着し、それからは、とうとう統計を使った解析をして行く。早くやりたい。やってみれば身に付くから。

夜は空手の稽古始め。今日は型の稽古。体が重かった。
そんなこんなでもうすぐ12時。日常生活は慌しいねえ。

マッシュド・ポテト

2007-01-08 07:33:56 | グルメ
1月7日(日)。

ほとんどやらないが、僕はたまに料理する。
レシピも少なく、単調になりがちだが、料理自体は好きなのだ。

今日は、妻にゆっくりしてもらおうと思い、夕飯を作った。献立は、チキンカツ、キャベツのみじん切りにレタス、ポテトサラダ。それとご飯と味噌汁。

このポテトサラダ、僕の大好物で、子供の頃から誕生日には必ず作ってもらっていた(実は今でも。安上がりね~)。ポテト・サラダにはマヨネーズが入るが、今日は入れなかった。だから、マッシュド・ポテトだったんだな。マッシュド・ポテトに、水にさらした玉ねぎのスライスと、短冊に切った茹で人参を混ぜた。

マッシュド・ポテトはスコットランドの伝統的な主食だし、オランダでもそうらしい。エディンバラでは、どのカフェでも食べられる。だから僕は幸せ。

しかし、ポテトは欧米人にとって、あくまでも主食なので、ご飯やパンと一緒に食べる、という感覚はないらしい。そういえば、日本のある地域では、ご飯とお好み焼き、ご飯とやきそば、さらになんと、ご飯とたこ焼きという組み合わせが存在するとか。全国的には、ラーメン定食、うどん定食などで、ご飯と他の主食が重なった定番メニューがある。

広島の甥っ子が、妻の弁当に文句を言っていたのでよく聞いてみると、ご飯のおかずがスパゲッティーだったらしい。もちろん僕は、甥っ子の肩を持った。確かにおかずの一部にはスパゲッティーもありだ。しかしおかずが全部スパゲッティーなんて、それは白米と食パンだけでご飯をたべなさいということではないかと(妻談:違う、せめておかずの3分の2だった!)。

今日のメニューを振り返ると、それは僕の間違いだったかも知れない、と思った。なぜなら、僕はごはんの上にマッシュド・ポテトを乗せたマッシュド・ポテト丼でも満足するであろうから。これを確かめるためにも、明日の朝食は、マッシュド・ポテト丼にしてみよう。

スペイン語とフランス語

2007-01-07 06:24:31 | 学業
1月6日(土)。

今日は仕事始め後、初の息抜きだった。
午前中、うちの大学にある語学センターにスペイン語とフランス語コースの申し込みに行き、その後ちょっと公園沿いの静かな小路を散歩した。散歩の途中で、僕が生まれた頃にはエディンバラに住んでいて、今はオーストラリア在住、久しぶりに旅行で訪れたという老夫婦とふとしたきっかけで話し込んだ。知らない人と何気なく話し込む、というのは非常に楽しいものだ。相手の話を聞くと、自分の普段の生活とは離れることが出来るので、とても良い刺激になるし、なんだかとっても爽やかな気分になれる。

研究で忙しい中さらに語学コースを申請した理由は、仕事上有利になることもあるが、新しい言語を学ぶことがとても好きだから。言語自体にも興味はあるが、その言語を学ぶことによって人と親しくなれる瞬間がとても好きなのだ。

日本語を少しでも話す外国人には、たとえ普段はお互いの会話に英語を使っていても、同郷の友に似た親近感を抱く。相手だって自分がその国の言葉を話せば同じように感じるもの。今日の老夫婦とは英語で話したが、エディンバラに住む、住んだ、という共通意識があったのでお互い親しみを感じたはずだ。

コースは、2教科とも月曜にあるので大変かも知れないが、授業料は40%の学割がきくし、時間の融通が利く今が最大のチャンス。フィールドワークで参加出来ない場合は、独学で出来るよう資料をもらえるとのこと。

早速、次の月曜から始まるが、楽しみだー!

何に使うんや、一体?

2007-01-06 08:00:20 | いろんな人がいるよ。
1月5日(金)。

今日のBBCで、奇妙な事件が報道されている。
イギリスのハンプシャーで、パブの小用便器が盗まれた。

犯人は、半パイントのビールを注文し、何度かトイレに行った後、便器と共に去ったらしい。警察は監視カメラに映った男を捜査中。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/hampshire/6234445.stm

パブの御主人の奥さんのコメント:
「とてもプロフェッショナルな仕事よ、停止弁を閉めて、パイプを抜き取ってるんだもの。」

どうでもいいけど、何で新品のを盗まないんだろう?一体何に使うんや?

分からん・・・

今年は抜歯でスタート

2007-01-05 05:08:14 | 健康は大切よ。
1月4日(木)。

先月の日曜夜、左上の親知らず(奥歯)が虫歯で痛くなり、朝まで悶絶し、翌日抜歯したが、今日は、反対側の親知らずを抜いた。数年前にその下の親知らずを抜いていたので上の歯は伸びて横を向いていた。歯のケアを容易にし、途上国滞在時に虫歯で悩まされないようにするため、思い切って抜くことにした。

抜歯自体はあっという間に終わったが、痛みと食べにくさで、冴えない一日。でも、嫌なことを先にやってしまえば、きっと後にはいいことが待ってるさ。

明けましておめでとうございます。

2007-01-03 06:54:36 | イベント
1月2日(火)。

大晦日に書かなかったので、まずは2006年を振り返って。
我が家としては、息子、天馬の体が丈夫になってきたことが一番良かった。2005年から、平均して3週間に一度風邪をひき、それに続く喘息で、家に閉じこもりがちだった。入院したり、救急車で夜中に病院に行ったりと、全く大変だった。
それが、2006年10月からは、一度も喘息の発作なし。風邪もひどいのは一度もひかず。

次に天馬の英語。2006年4月から幼稚園に入ったが、しばらくほぼ英語が分からず過ごす。10月から家庭の言語を英語中心にしたお陰で、ようやく先生や友達とも意思の疎通が出来るようになってきたようだ。

僕は、お陰様で学問が本格化。ウガンダでのフィールドワークは大成功。奨学金が取れた。空手が上達。4級以下の部で、型全英3位、スコットランド優勝、組み手スコットランド3位。
夏にひどい寝違え、後半、ドアで指を挟んで未だに爪が真っ黒、奥歯の虫歯で夜通し悶絶、と怪我などには苦しんだ。

妻は、なんとか元気。英語もようやく話せるようになってきた。夫がウガンダにしょっちゅう長期行ってしまう我が家がなんとかやって行けるのは、ひとえに妻のお陰です。一年お疲れ様でした。

さて、年が明けて元日は、家族での新年の挨拶と御屠蘇、お雑煮で爽やかに始まり、午後からご近所の日本人のご家族と楽しく過ごした。天馬は、初めてウルトラマンを知っている友達と会えて、大喜び。アンディーさん、お世話になりました。

今年は、神様に一つお願いできるならば、息子がこれからもひどい風邪をひかず、喘息が出ませんように。

僕の抱負は、堂々と貪欲に、そしてコツコツと。出来れば今年中に博士論文を提出できるように頑張る。

ネット上で数年ぶりに再開した人たち、新たに知り合った方々、それから家族や友人など毎日読み続けてくれている方々も、皆様、新年が良い年でありますように。今年もよろしくお願いします。