未来、それはどこまでも膨らむ赤字との闘いだな」。
*<北海道>北海道新幹線 開業3年目 課題と未来は?
3/26(火) 17:41配信 、HTB北海道テレビ放送
2019年3月、東京を出発した北海道新幹線が4時間を切り3時間58分で新函館北斗駅に到着しました。...
青函トンネル内の速度アップにより、東京ー新函館北斗が最速4時間以内で結ばれました。乗客インタビューは「青森からきょうなんか早く感じました。」「茨城から新幹線の方が安いってことでした。3時間くらいですかね。」と語ります。
3月26日で開業から3年を迎えた北海道新幹線。日本銀行によると、この3年間での経済効果は函館など道南地域だけで710億円にのぼります。日銀函館支店長は「所要時間の短縮メリットが大きい、飛行機が飛んでいないエリアから呼んでくるのが重要。その意味では東北北関東は直行便がない。新幹線を利用した来客が焦点になってくる。」と語ります。一方利用者が減ると思われた青森と函館を結ぶ航路。利用した人数は昨年度、開業前の2015年度に比べておよそ8万人も増え、7年ぶりに60万人を超えました。
新幹線開業で値段が上がったため片道1600円と比較的安いフェリーにも客が流れたとみられます。青函フェリーでは「新幹線の料金と弊社の料金を比べると3分の1以下になっている。コスト面を含めたこの規模だから出来るサービスの向上をして行きたい」と語ります。ただ、開業3年を手放しで喜べる話題ばかりではありません。北海道新幹線の平均利用者数は年々減少していて1年目の6千200人に対し、3年目は4千700人、乗車率は24%に留まっています。
北斗駅前では。3年経っても囲いがされたまま工事が進んでいない場所や空き地のままになっている場所が目立ちます。駅の隣にある商業施設「ほっくる」も客足はまばらです。テナントの撤退が相次ぐ中、先日その空きスペースを使った道南初のeスポーツ大会が開かれました。企画したのは「ほっくる」で焼きそば店を経営する三浦孝之さんです。
eスポーツでの活性化という企画に賛同した道内出身でユーチューバーの「たくたく」さんと「伊藤D」さんが大会を盛り上げます。札幌延伸まであと12年。課題解決に向けた継続的な取り組みが必要です。