情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

セーフティ教育 2日目

2006年12月21日 | 校務
本日も午後に、2年生のセーフティ教室がありました。

昨日は前半部分しか見られなかったので、今日は後半部分を記録も兼ねて見学いたしました。
いわゆる「ゲスト回答方式」で、事例を生徒に寸劇でやってもらい、それに対してNPOの方々3人が、某TV番組のようにそれぞれもっともらしく回答し、生徒にどの方が正解かを挙手してもらう、という方式でした。

このような形式は、生徒も参加している、という意識もあり、かつ、寸劇は生徒が行うので、生徒も飽きずに見学できる、と感心いたしました。
この形式は、私も今後利用させて頂ければ、と思っています。

セーフティ教室 1日目

2006年12月20日 | 学校行事
今日、明日と、午後に「セーフティ教室」が開催されます。
今日は1年生、明日は2年生です。

いろいろなカテゴリがあるのですが、本校では、交通安全および消費者教育、ネットでの不法行為に対する教育を、NPO法人の方のご助力によりおこないました。

今日は前半部分のみ、見学させていただきました。
自転車事故の模擬裁判を見学したり、陪審員として参画することを通じて、自転車の交通安全について考えてもらう、というねらいです。

生徒がいろいろなことにとても良く考えていることが伺え、感心いたしました。

いずれにしても、安全に自転車にのってもらい、特に加害者にならないようにして欲しいと思っています。

生徒代休

2006年12月19日 | 準備
生徒は一日代休ですが、教員は通常通り出勤です。

私も定時に出勤、午前中は別系統校内LANの準備および総合実習の準備を行いました。

休みでも、生徒は部活等で登校してきます。PC室も、Webの締切間近で何人かの生徒でにぎわっていました。

午後は代休であったため、都心にちょっとした用事で出かけました。
最近は都心に行くことが多く、私も随分と慣れてきました。

総合実習のバランス

2006年12月18日 | 授業
総合実習の時数が、クラスによりばらつきがあります。

1~2時間程度なら、まあ仕方もないかな、と思いますが、多いクラスと少ないクラスで3時間程度空いてしまったのと、発表の佳境である2月末に他県にお伺いする予定ができてしまったため、時間割の調整を他の先生にお願いいたしました。

おかげさまで、金曜日の2時間目に、一番厳しいクラスを調整することができました。

ハッピーマンデーも、「学校泣かせ」です。

専修大学プロジェクト発表会

2006年12月16日 | 研究会・学会
専修大学のプロジェクト発表会のお誘いを頂き、午前中に見学をさせていただきました。

大学の3年生、ということで、まだ教科「情報」を受けていない世代の学生です。どのような発表になっているのかな、と楽しみに見学をさせていただきました。

全般的に、大学生ならではの発表だな、と感心いたしました。
ただ、問題や課題の明確化とそれに対する論理的な解明手段や方法、展開について、もう少し詰めるとさらに素晴らしくなるのでは、と思われる班もありました。

その点に関しては、高等学校での「国語」「情報」や「総合」で扱う方が適当なのかもしれません。

今回見学をさせて頂き、高等学校の情報や総合的な学習の時間で行うべき内容が、少しですが見えて来たような気がします。

ありがとうございました。

「調査結果」の記事

2006年12月15日 | 思うこと
総合的な学習の時間に関する内容などについて、東京都で問題点を指摘されています。

読売新聞の記事毎日新聞の記事とで若干ニュアンスが違うように見受けられました。

毎日新聞の記事では、確かに事実を淡々と書いてはいるのですが、背景や理由が全くかかれていないため、捉えようによっては、タイトルの「国語総合でも未履修か」といった言葉が一人歩きしてしまう危険性があります。一方、読売新聞の記事では、関係者のコメントを載せるなど、どうしてそのようなことが起きているのか、という点に触れているため、実際の現場の内容を幾分反映しているのかな、とも思われます。

#理科総合に関しては置いておいても、今回の国語総合に関しては、
#時間割の表記のみの問題なのに・・・。
#今後は「国語総合(現代文)」とでも時間割に書け、ということなのでしょうかね・・・。何でこんな細かなことまで・・・。

現場は多種多様です。いろいろな学校もあれば、生徒も様々です。内容に関しても、学習指導要領を逸脱しない範囲で、その学校や生徒にあったものにかみ砕いて興味関心を高めたり、より発展的な学習に進んだりしています。
「情報」のように教科自体の目的や内容も無視して他教科を行うことはもちろん論外ですが、個々の教科指導の詳細まで細かく言われ「教科書のここの部分を行っていないから未履修」のような言い方をされてしまっては、「では教科書ごとの差異はどうなるの?」「学年途中から転入してきた生徒はどうなるの?」などと、キリがなくなってしまうだけでなく、教える相手をみない非常に硬直化した教育になってしまうような気がしています。

もちろん、だからといって現場が好き勝手にやっていいわけはありません。自分も含め、教員は、もっと指導技術を磨くだけでなく、法令にもしっかりと遵守した上で、時間割表記のような細かな点を指摘されている状況まで信頼が落ちていることを素直に反省すべきであるとも思います。

これは、「総合的な学習の時間」にも言えると思います。
高校で総合を行うことは、はっきりいって大変です。高校では、教科ごとに授業を行うので、他教科との横断的な内容を扱う「総合」では、どうしても教員の連携や発想の転換が必要になると思います。教科「情報」の知識や指導内容が、総合で大きく生かされるわけですから、その点についても、しっかりと認識していく必要があると思います。

たとえば「高校の『総合』で、何を目的にしてどのような研究をしたの?」「それで、あなたは何を得たの?」なんていう質問や論文での大学入試があってもいいかもしれませんね。高校現場の「総合」の見方が変わるかもしれません。

役員会

2006年12月14日 | 研究会・学会
都高情研の役員会がありました。

研究大会や紀要、また、次年度関東大会に関する内容等、話し合いを行いました。

終了後、駅の近くで忘年会。いろいろな情報交換や、来年に向けて楽しいひとときを過ごしました。

最近、少しアルコールに弱くなったような気がします。ほどほどにしないといけませんね。

「自主自律」と情報科

2006年12月13日 | 思うこと
職場で「茶話会」と称して、本校の「伝統」である「自主自律」について教員が自由に討論を行いました。
はじめは小一時間の予定でしたが、もりあがり、17:00過ぎになってしまいました。

異口同音に出てきたことが、「最近は生徒が自ら動かない」「生徒たちだけではなかなか意識を保つことが難しい」ということです。

実は、それは私も十分に感じている所です。6年前に私が赴任したときは、生徒はもっと自分の考えで行動を決めていたような気がしており、私が何か話しても「どこ吹く風」という部分があったように思います。良い意味で「たくましさ」があったのかな、と思います。

#もっとも、私も高校時代は相当勝手にやらせていただいていたので、
#生徒のことは言えませんが・・・(^^;

個人的には、「自主自律」は教科「情報」での内容(特にプロジェクト学習)と大いに関係があるのかな、と思っています。

実は2年前にも同じような話し合いがあり、その場でも、「情報科」ではこのように、「問題解決」を通じて、自分で物事の段取りとその考え方を学習している、と説明していたのでありました。なかなか生徒には定着できていないようで、課題が残るように思われます。

なかなか「即効性がある」内容ではないとは思いますが、「全然変わっていない」というような内容をお聞きすると、「何とかせねば・・・」と感じてしまいます。
唯一「救い」なのが、情報科で行っている内容に、先生方が大変興味を持っていただくとともに、その内容にご賛同頂ける方が多い、ということです。

もちろん、本校の生徒は素直で優秀な子たちだと私は思っています。だからこそ、しっかりと育てたい、と思っている次第です。

実証授業

2006年12月12日 | IT活用
昨年に引き続き、ITを活用した実証授業を行っております。

今年度は、「情報化の進展と未来」の単元で、ネットを用いた調べ学習を行うチームと教科書のみを用いたチーム、さらに、KJ法的な発想を、パソコンの画面で整理するチームと紙・付箋で行うチームとでどのように変化があるかを見てみることにしました。手段が違うだけで、説明や目的はどちらも全く同じです。

結果については、時期をみて論文等にでもまとめたいと思っています。

・・・ということもあり、情報科学部会の研究会に出席できませんでした。タブレットPCの利用については私もいろいろと思うところがあり、出席したかったのですが残念です。