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「重力波」を初観測 米チーム、宇宙の謎に迫る

2016年02月14日 | 宇宙
「重力波」を初観測
米チーム、宇宙の謎に迫る
2016/2/12 3:30 日経朝刊

 【ワシントン=川合智之】米大学などの国際研究チームは11日、宇宙から
やってくる「重力波」を観測したと発表した。重力波はアインシュタインが
100年前に予言した、重力によって生じた時空のゆがみが波のように伝わっ
ていく現象で、観測されたのは世界で初めて。宇宙の謎に迫る重要な手掛か
りで、ノーベル賞級の成果だ。
 重力波はアインシュタインが1916年、みずから打ち立てた一般相対性理論
に基づいて存在を予言した。今回の観測は理論の正しさを示す最終証拠となる。
今後さまざまな重力波の観測が進み、ブラックホールの形成や、宇宙の謎の
解明につながると期待される。
 研究チームの米ルイジアナ州立大のガブリエラ・ゴンザレス教授は「これは
始まりにすぎない。我々は宇宙の声を聞き始めたところだ」と語った。
 米カリフォルニア工科大学や米マサチューセッツ工科大学が中心となり、
ワシントン州とルイジアナ州の2カ所に「LIGO(ライゴ)」と呼ぶ1辺
4キロメートルの巨大なL字型観測施設を建設した。
 重力波が地上に届くと空間がゆがみ、L字の中心から両端までの距離にわず
かなズレが生じる。このズレを精密に測定し、昨年9月14日、重力波が届いた
ことを確認した。今から13億年前に、太陽の29倍以上の重さがある2つのブラ
ックホールが合体した時に発生した重力波とみられる。
 ブラックホールの合体のような巨大な宇宙イベントでも、発生する重力波は
極めて小さい。研究チームは2002年から観測を試みていたが成功せず、装置の
感度を10倍に高め、昨年から新たに観測を開始した。同様に準備を進めていた
欧州や、梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長らが率いる日本チームを制して、
初観測に成功した。

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