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日露首脳 領土問題で協議

2016年11月20日 | 政治
日ロ首脳、1対1で領土問題協議
安倍首相「いい話し合いできた」
2016/11/20 10:26 日経

 【リマ=地曳航也】ペルーを訪問している安倍晋三首相は19日夕(日本時間20日朝)、リマ市内のホテルでロシアのプーチン大統領と約70分間会談した。12月15日に首相の地元・山口県長門市で首脳会談を開くのに続き、翌16日にも東京で会談することを確認した。首相は終了後、記者団に「12月の訪日に向け良い話し合いができた」と語った。


 首相とプーチン氏の会談は今年に入り3回目、第1次安倍政権時代を含めると15回目となる。最初の35分間で全体会合をした後、双方の通訳を残し2人だけで協議。日本政府側の説明によると、2人での会談は北方領土問題を中心に話した。

 全体会合では「8項目の経済協力」の進捗を確認。首相はプーチン氏の訪日準備を加速するため岸田文雄外相をロシアに派遣する方針を示した。プーチン氏は8項目の経済協力を「良い計画だ」と評価し「人の交流をさらに伸ばしていく必要がある」とも語った。

 首相は会談終了後、記者団に北方領土問題を含む平和条約交渉について「解決に向けて道筋が見えてきているが、一歩一歩山を越えていく必要がある。着実に一歩一歩前進していきたい」と指摘。「プーチン大統領と2人きりで腹蔵ない意見交換ができた。2人の信頼関係の上でなければ前進していかない。2人でしっかりと話せたのは意義があった」と強調した。