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⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

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土星リング 起源解明 核持つ小衛星同士が衝突し形成 神戸大

2015年08月18日 | 宇宙
土星リング 起源解明
核持つ小衛星同士が衝突し形成 神戸大
2015/8/18 15:30 日経夕刊

 土星の輪の外縁部にある「Fリング」と、重力作用でそれを支える2つの衛星「プロメテウス」「パンドラ」は、核を持つ小衛星同士が衝突して形成されたとみられることを神戸大の大槻圭史教授(惑星物理学)らが解明し、18日付英専門誌電子版で発表した。



土星の輪の外縁部にある「Fリング」(弧状)と、衛星のプロメテウス(弧の内側)とパンドラ(同外側)=NASA提供

 天王星も同様のリングと衛星を持っており、大槻教授は「太陽系内外のさまざまな衛星系の起源解明につながる」と話している。
 Fリングは、幅数万キロある「主要リング」の外縁にあり、幅は数百キロと細く、成分は9割以上が氷。2つの衛星はFリングの粒子同士が衝突し、拡散するのを防ぐ役割がある。
 大槻教授によると、かつて土星の周りには、粒子からなる現在よりも質量の大きいリングがあり、それらの粒子が衝突を繰り返し、最終段階で主要リングの周りに小衛星ができた。探査機カッシーニの観測では、これらの小衛星は高密度の核を持っている。
 スーパーコンピューターを使い、小衛星の衝突をシミュレーションした結果、小衛星が核を持つ場合は、衝突後に完全には破壊されず、2つの衛星とそれに挟まれる形でFリングが形成された。核を持たないと、リングと衛星はできなかったという。

医療費節約で補助金 厚労省、自治体の取り組み後押し

2015年08月18日 | 医薬
医療費節約で補助金
厚労省、自治体の取り組み後押し
2015/8/18 3:30 日経朝刊

 厚生労働省は2018年度から、医療費の節約に取り組む都道府県への新たな補助金を設ける。特許が切れて価格が安い後発医薬品の利用状況などに基づき、年700億~800億円の補助金を出す。国民健康保険を運営する地方自治体に住民の健康づくりへの意識を高めてもらい、年40兆円規模の医療費を抑える狙いだ。
 5月に国会で成立した医療保険制度改革関連法に、「保険者努力支援制度」として補助金の創設を盛り込んだ。厚労省と都道府県が年内にも制度設計の議論を始める。
 特定健診や保健指導の実施状況や、後発薬の使用割合、保険料の収納率の高さ、糖尿病の重症化を防ぐ取り組み、といった項目に応じて金額を決めるようにする方針だ。
 新たな補助金をつくることで、自治体の病気予防などの取り組みを後押しして医療費の膨張を抑える。補助金として支出したよりも大きな医療費の抑制効果が得られるかどうかが焦点だ。
 地方自治体にこうした取り組みを促すのは国民健康保険の財政が厳しいためだ。もともと自営業者が多く加入していたが、今は非正規社員や高齢者が増えている。1人あたりの医療費は年間32万円と会社員が加入する医療保険の約2倍。一方で、加入者の平均所得は83万円で大企業社員の半分以下だ。
 給付が膨らむ一方で十分な保険料を集めにくく、国と地方自治体の負担で赤字を穴埋めしている。