The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

2月24日 『山田帽子店』,『オーラ・カイリー』,『新悦園』,『おまた』

2007-03-14 03:33:07 | 抱茎亭日乗メモ
*2月25日に書いたものに加筆してアップしました。

 ジェイソン君が、『山田帽子店』に行きたい、というのでお付き合い。
前に買った黒いハットを皆に誉められ、今度はグレイが欲しいらしい。
そして春物のカジュアルな帽子も。

シャーロックホームズみたいな帽子(鹿撃ち帽、ディアストーカーって言うのね)を被ったらよく似合う。
「可愛いね!」と私が言ったらご機嫌で、ジェイソン君は「今度買います」。
「服は何に合わせるの?」
「わかりません」
シャーロックホームズのコート(インバネスコートと言うらしい)か? 春物じゃないじゃん。
「でも買います」とジェイソン君。

『山田帽子店』のご主人は、帽子について1を聞くと10ぐらい説明してくれる。
私は全てを訳す事ができない。ジェイソン君は「スミマセン、全然判りません」。

今回はパナマ帽について解説してくれた。
本物のパナマ帽はパナマ草を使い、作るのに非常に時間がかかり、エクアドル製のいいものは30万円ぐらいするらしい。

そして、ジェイソン君が博士帽についてご主人に解説。
アメリカでは、博士帽を「モーターボード」と呼ぶ。
「モーターボード」とは左官の持つコテ板。なるほど似てる。
卒業時に博士帽の房の位置を左右逆に変えるらしい。
これはご主人も「知りませんでした」と感心していた。

 「他に行きたいところはないから、うちに来る?」と聞かれて「新宿三越に行きたい」と言う。
『オーラ・カイリー』に、毛が禿げてしまったバッグと同じ商品が届いているはずなので取りに行く。

店員が言うには、やはり生き物の毛なので均一ではなくて、中には毛足が短いとか密度が薄いとか、そういうこともあるとのこと。
今度は大丈夫そうだが、より大事に使おう。
連絡が来なかったり何度も店に行ったり、いろいろあったけれど交換できて良かった。
さすが三越。そして『オーラ・カイリー』はやっぱり可愛い。
うーん、大事だね、的確で誠意あるクレーム対応。

 ジェイソン君のお気に入り、紀伊國屋書店1Fの店を覗いて、さて、どこへ?
「何のアイデアもありません」
「歌舞伎町行った事ないんだよね? ガイドしてあげる」
「今日は荷物があるから具合が悪い」
「そっか。危険な所ではないけどね。じゃあyour placeに行きますか」
ということで東京メトロ。

 赤坂の中華料理『新悦園』。割とカジュアルな店。
大勢の家族客がいっぱいで賑やかだった。
エビチリとかチキンとカシューナッツ炒めとか、普通のメニューを頼んでみる。
味も普通。
ジェイソン君は「美味しいです!」と言っていた。
紹興酒は甕古越龍山の8年ものなどもあり、良い◎。

溜池山王駅上の『過門香』に行くより面白かったと思う。
でも赤坂の中華なら『涵梅舫(かんめいほう)』だ。随分行ってない。行きた~い。

いろいろな話。
「ボーイフレンドは優しいですか?」と聞かれる。
「はい。とても優しい。マメ。でもこの間信じられないことがあった」と話す。
目を丸くするジェイソン君。

 今週はお仕事ウィークで、飲みにも行かなかった。
ジェイソン君は「帰る」と言うが、飲み足りないので一人で『おまた』。

 22時半過ぎに『おまた』に着いたが、看板の灯は消えていた。
引き返して5、6歩、また踵を返して店の中を覗いたら、まだお客さんはたくさんいて、空席もある。

ガラスのドアを開けて「一杯だけいいですか?」と入り込む。

隣のカップル客の女性はおまた兄に「眉毛が変!」と盛んに言っていた。
私がおまた兄の眉毛をジーッと見て「いや、全く問題ない!ちょうどいい感じ」と言ったらもう一杯飲ませてくれ、メニューにはない柿の種も出してくれた。

そして、他のお客さんからもらったという立派な花束を「持って帰っても明日から留守なんで」と言って私にくれた!
美しい! これは豪華で値が張りそう。いやー、開いてて良かった。
じゃなくて無理矢理入って良かった! か。


どう? きれいでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。