今、円安による物価安や豊富な観光資源、グルメなどで、
日本の魅力が増している。
米国の大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』は
旅行、ホテル、レストラン、買い物などに関する最新情報を掲載して、
読者数は約320万人にのぼり、
『トラベル・アンド・レジャー』や
『ナショナル・ジオグラフィック』と並ぶ
人気の旅行雑誌。
その『コンデナスト・トラベラー』雑誌が
「リーダーズ・チョイス・アワード2023」を発表。
1988年から実施しているランキングで、
約52万人の読者が投票で、
全世界の旅行先を総合的に評価し、
次の旅先候補の人気地として格付けしているもの。
その格付けで、
日本が「世界で最も魅力的な国」の第1位に選ばれた。
その他、大都市部門で東京が第2位、
トレイン部門で「ななつ星 in 九州」が第1位など、
複数の部門で日本が高い評価を得ている。
○世界で最も魅力的な国 トップ10
1位 日本
2位 イタリア
3位 ギリシャ
4位 アイルランド
5位 ニュージーランド
6位 スペイン
7位 ポルトガル
8位 イスラエル
9位 ノルウェー
10位 スイス
日本は、昨年の2位から1ランクアップして1位に。
日本政府観光局によると、
2023年の米国からの訪日旅行者数は、
1月から8月までで過去最高の
130.9万人と好調に推移している。
○世界で最も魅力的な大都市(人口50万人以上) トップ10
1位 シンガポール
2位 東京(日本)
3位 ソウル(韓国)
4位 ケープタウン(南アフリカ)
5位 シドニー(オーストラリア)
6位 コペンハーゲン(デンマーク)
7位 オスロ(ノルウェー)
8位 バンクーバー(カナダ)
9位 メルボルン(オーストラリア)
10位 エディンバラ(イギリス)
東京が昨年の3位から1ランクアップの2位に。
超近代的な高層ビル街や静かな寺院、
ストリートスタイルなどが共存していることが刺激的で、
人々を魅了するという。
また、ミシュランガイドの星の数が世界最多の都市であり、
世界最高のグルメスポットのひとつだと評価されている。
○世界で最も魅力的な鉄道旅行 トップ10
1位 ななつ星 in 九州(日本)
2位 パレス・オン・ホイールズ(インド)
3位 ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(ヨーロッパ)
4位 ベルモンド・ブリティッシュ・プルマン(イギリス)
5位 ベルモンドアンデアン・エクスプローラー(南米)
6位 ロボスレイル(アフリカ)
7位 ロッキーマウンテニア(北米)
8位 ダニューブ・エクスプレス(ヨーロッパ)
9位 ゴールデン・チャリオット(インド)
10位 ハイラム・ビンガム(南米)
JRのクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が3年連続の1位に。
わずか7両に限定20名のみが乗車できる豪華列車。
ベッドから洗面台のシンク、組木細工、磁器製のディナープレートに至るまで、
匠の技による手づくりで、サービスも別格と評価されている。
また、車内での体験のみならず、
地域での神社・温泉・陶芸工房に立ち寄りながら、
日本のメジャーな観光地から離れた
本物の日本を知ることができると紹介されている。
○世界のベスト空港 トップ10
1位 シンガポール・チャンギ空港(シンガポール)
2位 イスタンブール空港(トルコ)
3位 仁川国際空港(韓国)
4位 ハマド国際空港(カタール)
5位 チューリッヒ空港(スイス)
6位 香港国際空港(香港)
7位 羽田空港(日本)
8位 ドバイ国際空港(ドバイ)
9位 ヘルシンキ空港(フィンランド)
10位 インディラ・ガンディー空港(インド)
羽田空港が7位に。
成田空港と比べて都心からの距離が近くてアクセスが便利なことに加え、
ターミナルの快適さや清潔さ、
幅広いショッピングスポットや飲食店などが評価されている。
○世界のベスト国際線 トップ10
1位 シンガポール航空(シンガポール)
2位 カタール航空(カタール)
3位 ターキッシュエアラインズ(トルコ)
4位 エミレーツ航空(ドバイ)
5位 ヴァージンアトランティック航空(英国)
6位 キャセイパシフィック航空(香港)
7位 ニュージーランド航空(ニュージーランド)
8位 エバー航空(台湾)
9位 日本航空(日本)
10位 エティハド航空(アブダビ)
日本航空が9位に。
フラッグキャリアとしての長い歴史、
最新鋭ボーイング787ドリームライナーと
エアバスA350を大量注文し、
保有機材をアップグレードしたこと、
ファーストクラスやビジネスクラスに加え、
プレミアムエコノミーも提供もしており、高い評価に。
子ども向けの機内食メニューやベビーフードもポイントが高いようだ。