空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

肥後細川庭園

2023年11月26日 23時00分00秒 | 名所めぐり

昨日は、昼前に、ここへ。

これが、駅名となった江戸川橋

向こうに見えるビルが建つ前にあった出版社で、
ある雑誌の編集にたずさわったことがあります。

江戸川区でもないのに、
なぜ江戸川橋かというと、
ここに流れる神田川は、
昔、江戸川という名前だったからです。

江戸川公園

片側は神田川、


反対側は台地の崖です。

石垣が作られるほど高い崖です。

公園の隣の目白坂は、急勾配で台地に登ります。

公園からも長い階段で登れます。

ということは、
先日のブラタモリで初めて知りました。

この大滝橋は、

名前の通り、昔、滝があった場所。

神田川から引き込んで神田上水にするための堰が滝になったもの。

江戸で滝が見られるというので名所に。錦絵にも描かれています。

江戸川公園を抜けて、

椿山荘を見上げながら、

ここへ。

肥後細川庭園

江戸時代中期以来旗本の邸地となり、
幕末に、肥後54万石の藩主、
細川越中守の下屋敷になりました。
その後、東京都が買収し昭和36年に「新江戸川公園」として開園し、
昭和50年に文京区に移管されました。
平成29年3月に「肥後細川庭園」に名称変更しました。 

南門から入ります。区立なので、入園料は無料。

入ってすぐに小池があり、


橋で境をして中池、


更に土橋を境として、大池となります。

これは亀石。

雪見灯籠。

目白台の台地(関口台地) の自然景観を活かした池泉回遊式庭園

先日行った清澄庭園同様、
大きな池を中心として、
その周囲の園路を歩きながら、
広がりのある池や背後の山並みなど様々な風景の移り変わりを
観賞出来るように計画された庭園の様式の一つです。

これは、「雪吊り」。

重い雪から守るため、
わら縄で枝を吊っています。

これは、11月25日から9日間開催される
秋の紅葉ライトアップ「ひごあかり」の時
点灯する竹あかり(竹灯籠)。

4時半に一旦閉園し、5時半に再開。


このように、個人で竹あかり作りに参加できます。

その点灯の電源の準備。

道の左右の灯火は、電線を引いているわけではなく、
スイッチで点灯するようです。

赤や黄色に染まった紅葉が池の水面に映る美しい風景を、
庭園を回りながらご覧できます。

昨年の様子。

松聲閣(しょうせいかく)。

細川家の学問所として使用され、
一時期は細川家の住まいとして使用されていました。


現在の建物は、歴史性を生かして保存・修復を行うとともに、
耐震性を確保し、平成28年1月にリニューアルオープンしました。

         
くまもんがいるのは、
館内で熊本県観光PRの展示が開催されているためです。

日本マラソンの父 金栗四三の遺品の数々。

奥へ進み、2階へ。

2階の展望部屋では、
職員の絵画などを展示。

ここからの景観。

外から見てみます。

この筒に耳をつけると、地下を流れる水音が聞けます。

西門広場

近隣の小学校と保育園の児童による
イラストの灯火カップ。

次第に高いところにあがります。

目白台台地が神田川に落ち込む斜面地の起伏を活かし、
変化に富んだ景観をつくり出しています。

滝がありました。

ここにも。

目白台からの湧水が豊富で、
その湧水を利用した流れは「鑓り水(やりみず)」の手法をとりいれて、
岩場から芝生への細い流れとなり、
その周辺に野草をあしらっています。

池はこの庭園の中心に位置し、
広がりのある景観をつくりだし、
池をはさんで背後の台地を山に見立てています。


十三重の塔。

ずっと上がると、永青文庫があり、


旧熊本藩主細川家伝来の美術品・歴史資料、
16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵展示しています。

通用門から外へ。

この後、椿山荘に向かいますが、
それは、また今度。