抜け地がどこにもない様子
あきらめてるな
グタグタ
あちらで真赤な塔が延焼中
鳥がキッキと飛び回る
焼けるの怖いの
適当に力を出しときな
行きつくところはみんな同じなんだ
いやなタイプ
頭を吹っ飛ばしました
それでトントン
とりあえずの始末書
郵便局の壁にピタリと押し当て
またまたまたの取り組みはごめんなの
鳥が飛ばないもの
見て見ぬふりして格好つけるの流行ってて
抜かれた玉ちっとも恋しくないみたい
草風そよいで
残り地モワモワ震えるのだ
紙屑の舞う
ワルツにタンゴ
カキカキ
紙の神は当然無愛想でした
箪笥の方が思い出深いのである
動かない立派な理由の深み
やわらかに胸に活けて
ボンヤリ立っていようよ
永遠のひととき