月のmailbox

詩或いは雑記等/小林貞秋発信。

読まれるための人類史みたいに

2024-07-03 18:48:48 | Weblog

                 読まれるための人類史みたいに

 

読まれるための

人類史みたいにぼんやり

立っている人がいて

カラッポ

と自認する

悲しい日というのもある

でもなんと美しいという

光景は

至るところにあって

これを見る眼を失う人類史の

終焉は

あるべきものではないです

いずれは終焉と

生きている間は日の中で繰り返し

飛び上がると容易に

時間の先の究極が掴めてしまう

嘘のトンネル

伝わるようなことは言わない

伝わるとも思わない

全景閉じていると微笑を見せる

全て幻想に似る

全て幻想以前に戻る

その時そこにあった瞬間

消えずに留まるわけではない

鋭利な剣ともならない

全て迷路に似る

全て迷路以前に

戻る

 

 

       

 

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