neighbor記 その七
あの過ぎ去りし日彼ら誌上の語り合いした宇宙楼かなた薄紫に霞む
雨粒残る外円卓にてその向きに潜むもの探るも指かけること能わず
土手の下gun-gun永遠方向に曲がって走る黒猫見えて
あれH氏の袖下あの日通り抜けたMaryだよと脇で声する
交差点至近に引き寄せ伝統技法で織り合わせる手に慣れを見っ
やってきてくれたね永遠にここに留まるみたいにと山頂語
解明できるのか訊ねるのはそこを辿るひと再び逆方向に同時に走り出す
この流れは超時間事項なんだと振るのが帽子下変わらぬ空気頭