地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

新しいもの【「主は復活された、来て、見なさい」 教皇フランシスコのウルビ・エト・オルビ】

2014-04-27 23:58:50 | 今日の御言葉

▼2014.4.26 (北海道 松前町 sankei)



だから、キリストと結ばれる人は
だれでも、
新しく創造された者なのです。

古いものは過ぎ去り、
新しいものが生じた。


「コリントの信徒への手紙二」/ 5章 17節
新共同訳 新約聖書



先進国にも、一つの貧しさがあります。
それは、お互い同士、
心を許していない貧しさ、精神的貧困、淋しさ、
愛の欠乏からくる貧しさと言っていいでしょう。

愛の欠乏こそ、
今日の世界における最悪の病です。


マザーテレサ『愛と祈りの言葉』より





復活祭:

「主は復活された、来て、見なさい」
教皇フランシスコのウルビ・エト・オルビ

バチカン放送局2014年4月20日



カトリック教会の典礼暦は、20日、2014年度の復活祭を祝った。

教皇フランシスコは、19日夜、復活徹夜祭をバチカンの大聖堂でとり行われ、明けた20日、復活の大祝日の朝のミサを聖ペトロ広場で捧げられた。

同日正午、教皇は大聖堂の中央バルコニーから、ローマと世界に向けてのメッセージと祝福、「ウルビ・エト・オルビ」をおくられた。

教皇フランシスコの2014年の復活祭メッセージは以下のとおり。

********

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、聖なる復活祭、おめでとうございます!

世界中に散らばった教会に、天使が婦人たちに告げた言葉が響きわたります。「恐れることはない。あなたたちが十字架につけられたイエスを探していることは知っている。イエスはここにはおられない。復活されたのだ。...来て、遺体の置いてあった場所を見なさい」(マタイ 28,5-6)。 「恐れることはない!主は復活された!」

これは福音書の頂点、最高の良き知らせです。十字架につけられたイエスは、復活されました!この出来事はわたしたちの信仰と希望の基礎です。もし、キリストが復活されなかったならば、キリスト教はその価値を失うでしょう。教会のすべてのミッションはその活力を失うでしょう。なぜならそこから教会は出発し、常に再出発するからです。

キリスト教徒が世界にもたらすメッセージ、それは、愛の受肉であるイエスは、わたしたちの罪のために十字架上で死なれたが、神なる御父はイエスを復活させ、命と死の主とされた、ということです。イエスにおいて、愛は憎しみに、憐れみは罪に、善は悪に、真理は偽りに、生は死に打ち勝ちました。

それゆえに、わたしたちは皆に告げます。「来て、見なさい!」と。弱さや罪や死にしるされたあらゆる人間的状況において、この良き知らせは単なる言葉ではなく、無償で誠実な愛の証しです。それは自分自身の外に出て他と出会うこと、人生に傷ついた人に寄添うこと、必要な物に事欠く人と分け合うこと、病気の人、お年寄り、疎外された人の隣に留まることです...。「来て、見なさい!」愛はより強く、愛は命を与え、愛は砂漠に希望の花を咲かせます。

この喜ばしい確信を胸に、わたしたちは今日、復活の主に祈り求めます!
皆があなたと出会えるように、あなたを探すのを助けてください。わたしたちには御父がおられ、みなし子になることはありません。わたしたちはあなたを愛し、礼拝します。

飢えの苦しみを撲滅できるよう助けてください。飢えは紛争によって、またわたしたちもしばしばその責任を負うように多大な無駄によって深刻化します。

無防備な人々、特に子どもたち、女性、お年寄りを守ることができるよう助けてください。彼らは時に搾取され、見棄てられています。

ギニア・コナクリ、シェラレオーネ、リベリアにおけるエボラ熱や多くの疾病に苦しむ兄弟たちの治療を助けてください。疾病は無関心や極度の貧困にもよって広がります。

世界の各地で拉致された多くの人々、司祭や信者たちのように、愛する人たちから不当に引き離され、今日、復活祭を親しい人たちと祝うことのできない人々を慰めてください。

より良い未来を求め、祖国を離れて移民した人々を慰めてください。彼らが尊厳ある生活をし、自分の宗教を自由に信じることができますように。

栄光のイエスよ、あなたに祈ります。すべての戦争、大小、新旧のすべての敵対を止めてください!

シリアのためにあなたに願います。愛するシリアで、紛争で苦しむ人々が必要な人道的援助を受け、対立する双方が特に無防備の市民に死を撒き散らすことがないよう武器を納め、これほどにも待たれる平和交渉への勇気を持つことができますように。

栄光のイエスよ、イラクにおける兄弟間の暴力の犠牲者を慰めてくださるよう、イスラエルとパレスチナの和平交渉の再開への希望を支えてくださるよう、あなたに頼みます。

中央アフリカ共和国の衝突を終わらせ、ナイジェリアのいくつかの地域での残忍なテロや、南スーダンでの暴力を止めることができるよう、あなたに祈り求めます。

ベネズエラにおいて兄弟間の和解と平和が行なわれるよう、あなたに願います。

あなたの復活を、今年はユリウス暦に従う教会と一緒に祝います。ウクライナの平和構築への取り組みを照らし、導くよう、あなたに祈ります。すべての当事者が、国際社会の支援のもと、暴力を回避するあらゆる努力に着手し、国の未来を一致と対話の精神で築いていくことができますように。彼らが兄弟として、今日、共にキリストの復活を告げられますように。

地上のすべての民のためにあなたに祈ります。主よ、あなたは死に打ち勝ちました、わたしたちにあなたの命を、あなたの平和をお与えください!
「キリストは復活されました。来て、見なさい!」
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、復活祭おめでとうございます!

********

メッセージに次いで祝福をおくった後、さらに、教皇は次のように挨拶された。

********

親愛なる兄弟姉妹の皆さん

世界中からこの広場に集ったすべての皆さんにあらためて復活祭のお喜びを申し上げます。
通信メディアによってつながった様々な国々にも復活祭のお祝いを申し上げます。
皆さんのご家族、共同体に、わたしたちの平和であり希望であるキリストが復活したとの喜ばしい知らせをお伝えください!
皆さんの存在、祈り、信仰の証しに感謝します。
オランダから贈られた大変美しい花々にも特別に感謝申し上げます。
皆さん、よい復活祭を!おいしい昼食を。またお会いしましょう!

(2014-04-20 13:08:49)




▲チョークで制作した巨大な
イエス・キリストの肖像画
=16日、テキサス州グレープバイン市で
(写真:フェローシップ教会)

★米教会、イースターで
イエス・キリストの超巨大チョーク画を制作

◆クリスチャントゥデイ2014年4月23日


テキサス州グレープバイン市のエド・ヤング牧師率いるフェローシップ教会の信者達が、イースターの活動の一部として16日、1万7千平方フィート(約1579平方メートル)という巨大なイエス・キリストを描いたチョーク画を制作した。

「イースターは常に祝いと内省と再生の時です。私たちの教会の駐車場に描いたこの巨大なチョーク画は、多くの人々と繋がって、このイースター週間の意味を思い出すための素晴らしい手段です」と、2万人の同教会を率いるヤング牧師はこのイベント前に語った。

「このメッセージは明らかです。イエスが全てだということです!!」と、ヤング牧師は自身のフェイスブックに書いた。「肖像画はできました。歴史は作られました。あとは今年のイースターにイエスの物語を伝えるだけです」

この作品は全部で6700のチョーク画でできていると、教会関係者はNBC5ニュースに語った。

「教会は地球上で最もクリエイティブな組織であるべきだと思います。退屈であってはなりません。平凡であってはならないのです」とデリック・ボノット氏。「イエスとはどのような存在で、神はどのような存在なのか、物語を伝える新しい方法を常に考え出さなくてはなりません。この作品が人々の関心を集めて、もっともっと知りたいと思ってもらえれば嬉しいことです」

チョーク画は、ヤング牧師が描いた下絵を下敷きにしており、「アート・オブ・イースター」というフェローシップ教会の今年のイースター活動の一部として行われた。

ヤング牧師は、これまでに米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなった『Sexperiment』など14冊の著書があり、フェローシップ教会の信者を惹きつけるクリエイティブな説教をすることで知られる。過去には羊やライオンなど生きた動物をイースターの説教に使ったこともある。



▲テキサス州グレープバイン市にあるフェローシップ教会で、チョークで巨大なイエス・キリストの肖像画を制作する人々(写真:フェローシップ教会)


2012年の「ワイルドな」説教シリーズで、ヤング牧師はキリンや像などの動物に加え、ライオンと羊を使って、「神の子羊」と「ユダ族の獅子」というイエス・キリストの2つの役割を表現した。

このシリーズは議論を呼び、ダラスに拠点を置くWFAAテレビニュース局は、フェローシップ教会がこれらの動物を使用する許可を得ていないと主張。一方、教会側はこの主張を否定した。

「私たちは動物の使用を禁止されているわけでは断じてありません。イースター礼拝の前に電話しましたが、そのときは許可を得る手続きそのものが整っていませんでした。イースター礼拝後、市と協力してこの手続きを進めています」とヤング牧師はそのときに主張し、彼自身は「他に類を見ないほどの動物好き」だという。

またフェローシップ教会は今年、クライド・ウォレン公園にて、第2回目となる「公園の聖金曜日」というイベントを開催し、ヤング牧師のイースター特別メッセージ、ライブミュージック、聖餐式、子ども用アクティビティを盛り込んだ。


(クリスチャントゥデイ2014年4月23日)


【今日の御言葉】


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