わたしの舌があなたの正しさを歌い
絶えることなく
あなたを賛美しますように。
詩編 / 35編 28節
(新共同約)
一同は賛美の歌をうたってから、
オリーブ山へ出かけた。
マタイによる福音書 / 26章 30節
(新共同約)
何もかもなげうって
死さえもいとわないほど
価値のある
宝が見つかったときにこそ
人はほんとうの意味で
生きる。
アントニー・デ・メロ『心の歌』
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■北海道新聞2012年10月1日
【宗派異なる4教会 聖歌の旋律響く 函館元町】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/8e/9feca13b3c41a494516601ef24215ce1.jpg)
函館市元町にある宗派の異なる四つの教会を訪ねる「元町・教会めぐり」が9月29日に開かれ、200人余りの市民が厳かな雰囲気の中で聖歌に耳を傾けた。
日本基督教団函館教会、カトリック元町教会、日本聖公会函館聖ヨハネ教会、函館ハリストス正教会の主催。一つの地区に異なる宗派の教会が共存してきた函館ならではの歴史を市民に再認識してもらい、東日本大震災の犠牲者に祈りをささげようと、昨年から始まった。
カトリック元町教会では、同教会所属の「聖チェチリア混声合唱団」が美しい祭壇の前でグレゴリオ聖歌などを歌い、訪れた市民もフランス聖歌「心のそこより」を合唱団と一緒に歌った。また函館聖ヨハネ教会では「夕(ゆうべ)の礼拝」が開かれて英国国教会の聖歌「アングリカン・チャント」が歌われ、独特の旋律が教会内に響きわたった。
函館聖ヨハネ教会の礼拝に足を運んだ奈良県の地道諭子さん(60)は「卒業した学校がカトリック系でした。宗派が違うと随分違うんですね」と感心した様子で話していた。(内田晶子)
北海道新聞2012年10月1日