***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

花いろいろ@2泊3日で前穂高

2014-07-30 23:50:38 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

今回の2泊3日で出逢った花たちを、場所別に載せます。
日にちはゴチャ混ぜです。

名前、間違っていたらゴメンなさい(汗)

 

 

@上高地(大正池から岳沢登山口まで)

唐松草(カラマツソウ)

 

山苧環(ヤマオダマキ)

 

野薊(ノアザミ)

 

玉川杜鵑(タマガワホトトギス)

 

丸葉岳蕗(マルバダケブキ)

 

現の証拠(ゲンノショウコ:赤)

 

現の証拠(ゲンノショウコ:白)

 

巴草(トモエソウ)

 

立山靫草(タテヤマウツボグサ)

 

黄釣船(キツリフネ)

 

金水引(キンミズヒキ)

 

草牡丹(クサボタン)

 

 

 

@岳沢登山口から岳沢小屋周辺まで


岨菜(ソバナ)

 

九蓋草(クガイソウ)

 

御前橘(ゴゼンタチバナ)の葉と小さいのいろいろ(笑)

 

名前分からず
と~っても小さい花。初めて会いました。 

 

白山風露(ハクサンフウロ)

 

車百合(クルマユリ)

 

黒唐飛廉(クロトウヒレン)のつぼみ状

 

たぶん深山猪独活(ミヤマシシウド)
今だにウド系の区別は苦手です(汗)

 

ふたたび唐松草(カラマツソウ)

 

山母子(ヤマハハコ)

 

裏白七竈(ウラジロナナカマド)

 

もひとつ裏白七竈(ウラジロナナカマド)

 

名前分からず
線香花火みたいで可愛かった。

 

 

 

@重太郎新道から前穂高山頂まで

 

深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)

 

四葉塩釜(ヨツバシオガマ)

 

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)

 

たぶん信濃弟切(シナノオトギリ)

 

蝦夷塩釜(エゾシオガマ)

 

信濃金梅(シナノキンバイ)

 

当薬竜胆(トウヤクリンドウ)

 

深山大根草(ミヤマダイコンソウ)

 

白山一華(ハクサンイチゲ)

 

小梅草(コバイケイソウ)
去年が当たり年だったので今年は見られないだろうと思ってましたが、
ホントに少しだけど前穂の斜面に咲いていました。

 

青の栂桜(アオノツガザクラ)

 

岩爪草(イワツメグサ)

 

栂桜(ツガザクラ)

 

 

栂桜(ツガザクラ)とその向こうにチラッと岩鏡(イワカガミ)、
右はお初の高嶺矢筈母子(タカネヤハズハハコ)

 

高嶺矢筈母子(タカネヤハズハハコ)
葉っぱがウスユキソウっぽいので別名タカネウスユキソウ、でも
ウスユキソウ属ではなくヤマハハコ属だそう。

大好きなヒメウスユキソウに少し似て、これまた好きなヤマハハコの系統で、
めっちゃ好み。
 

咲くとますます可愛い。

 




可愛すぎ~~~~っ

 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その3

2014-07-30 23:35:30 | 美味しい話とか旅の話とか

 

3日目(7月29日)の起床は午前5時過ぎ。

この日は上高地を散策するだけの予定だから、朝ものんびりです。

 

朝食はアルファ米の五目ご飯と茄子の味噌汁&残りのパン。
家でこれだったらヒンシュクものだけど、山だと充分美味しいから
ズボラ主婦には嬉しい限り(笑)

 

2泊のテント生活、
キャンプ場に着いてからは雨に降られることもなく、ラッキーでした。

小屋にも近くてテン泊初心者には便利なテント場だったし。
何より背景が穂高ってのが素敵。

テントの撤収は祭の終わりにも似た寂しさがあるなぁ、
なんてちょっとおセンチになりながら片付けを終え、上高地に下山です。

 

登山道を下りながら、名残惜しむように穂高の峰を見上げます。

 

  

上高地に下りてきて、

穂高と明神をバックにした岳沢湿原。

大好きな景色のひとつです。

 

こちらのバックは六百山。
派手さは無いけど、流れの先に聳える構図がカッコいいです。

 

左に梓川、右に前回カレーをいただいたホテル白樺荘、
控える六百山と霞沢岳。
上高地はどこを切り取っても絵になりますね。

 

登ってきた山をバックにザックで記念写真(笑)

あそこまで自分の足で行ったなんて嘘みたい。
ザックも足も腕も心臓も、みんなよく頑張ってくれました。

 

河童橋の上から。
何十回でも何百回(←そんなに来てない)でも見飽きないこの景色。

 

お昼は五千尺ロッジのお弁当をテラスで。
山賊弁当@900円ときのこ弁当@800円(だったかな)
河童橋のすぐ横で、爽やかな風を受けながらいただくこの贅沢さ。
5000円のランチにも引けを取らないと思う。

この時、ケショウヤナギか何かの綿毛が辺り一面に舞っていて、
ちょっと幻想的な雰囲気でした。

舞ってる綿毛をカメラに納めようとしたけどダメだったので、
                 テーブルにくっついたこれ↓(笑)



こんなのがフワフワ舞ってホントに綺麗なんですわ。

 

 

 

夏真っ盛りの田代湿原。
1年で一番美しい時季じゃないかと思う。

 

白く見えるのはサギスゲの綿毛。
ワタスゲよりちんまりとしていて地味です。

 

どんなときも穏やかな表情の田代池。
癒しの風景です。

大正池。バックは焼岳です。
美しい水の色は、エメラルドの伝説の舞台にも似つかわしいような。
って、若い人は知らないか。

 



大正池といえば、穂高をバックにドーンという構図が普通ですが、あえてちょびっとだけ。
たまにはこんなのもいいなぁ(←自己満)

 

今回も上高地の〆は帝国ホテルのラウンジにて。

 

 

ダンナは私がぼっち旅の時にいただいた超特大プリンのセット@1,600円
私はケーキ5種盛り合わせセット@2,300円
どちらも1日20食限定です。
盛り合わせも大満足の美味しさだったけど、プリンの満足度は更に上をいくものでありました。
苦みの強いカラメルとプリンの相性が素晴らしいったらない。


なんて言っておりますが、

実は私、テント生活2日目あたりから異様にカラダが臭くなりまして、

自分で臭いんだから、近くにいる人はもっと臭いと思われ(汗)
この時の隣のテーブルの方、スタッフの方々、今さらですが申し訳なかったです。

こんなに自分が臭いって感じたのは真夏の妊娠中以来のこと。
普通の汗と、あわや滑落かという冷や汗がブレンドされ、
えも言われぬ匂いになったんでしょうか(汗)

そして、辛抱堪らず、沢渡大橋駐車場に着いてから、近くの「梓湖畔の湯」という
温泉に駆け込み、すっきりサッパリさせてもらったという。

私には5日間かけての縦走とか絶対無理ですわ。

 

 

最後、臭い話しになっちゃいましたが、

初めての北アルプス登頂は、楽しさも嬉しさも今までで最大のもの。
そして、それと同時に味わった恐怖も最大。

登山は死と隣り合わせの危険なスポーツであることを本気で思い知らされました。

こうして帰って来れたから、それも言えることで、

これからは、ちゃんと元気な身体で帰ってくることを目標に
ひとつひとつじっくり登っていこうと思います。

 

山オバサン頑張りますっ

 


 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その2

2014-07-30 23:35:20 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

2日目(7月28日)は午前5時少し前起床。

雲を従えた乗鞍がくっきりと綺麗です。
上高地一帯は霞に覆われていて、大正池はあの幻想的な風景を見せていると思われます。

 

パンとスープで簡単に朝食を済ませ、
午前5時40分、前穂高岳を目指して出発です。

その前に小屋でヘルメットを借りました@1,000円
前穂高も山岳ヘルメット着用奨励山域に入ってますし、少しでも危険は減らしたいので。
ちなみに、ヘルメットはモンベルが長野県の遭難防止対策協会に
200個ほど寄付したものだそうです。えらいじゃん、モンベル。

 

沢を渡って、前穂への登山道に入ります。

 

しばらくは草付きの道ですが、徐々に手を使わないと登れない斜面になり、
この手前あたりでヘルメット装着。

岩場はなるべく岩から身体を離し、3点支持を確実にという登り方、
私なりに身についてきたと思います。
ダンナは若い頃ロッククライミングをやっていたので、出来て当然(笑)

で、上の写真、見事に前ピンです(汗)
昨日の雨でカメラのファインダーの内部が結露してしまい、全く見えず(汗)
ライブビューを使うとバッテリーの消耗が激しいので勘で撮影することとなり、
結果、ワイド側以外はほとんどピンぼけとなりました(泣)

 

 

ハシゴもところどころ登場。
足を踏み外した時に身体を支えられるよう、手は横ではなく、段々を持つのが鉄則。
高所が全然平気なので垂直に近くてもOKですが、結構疲れます(汗)
でも高度が稼げるから、そこは嬉しい(笑)

 

ハシゴからほどなく『カモシカの立場』に到着。

重太郎新道のビューポイントのひとつ『カモシカの立場』
自分がホントに前穂に登ってるんだって実感できて嬉しいったらない。

なのに、こんなとこでも三脚オジサンが出張り、延々と居座る(汗)
三脚を使うなとは言わないけど、お願いだから他に人がいたらササッと撮って、
速やかにどいて欲しい。そういう周りへの気遣いが欲しい。
みんなここに来たら絶対『カモシカの立場』の字を入れて記念写真を撮りたいはずだもん。

 

そんなことを思いながら稜線を眺める『オバサンの立場』(笑)

 

重太郎新道は半分以上がよじよじと手を使って登る斜面って気がしますわ。
なので、疲れはさほど感じず、かな~り楽しい(笑)

 

岳沢の眺めが素晴らしい『岳沢パノラマ』
岳沢はもちろん、梓川、焼岳、乗鞍、その向こうには御嶽山もくっきり。
いい天気で良かったよぉ~~~ん

 

そんでもって、

自分の目線が西穂の高さに近くなってきました。
下の方の赤い屋根が岳沢小屋。登ってるんだなぁ~、ホントに。

 

ザレた道を一歩一歩踏みしめるように登ります。

 

見事な眺め。でも、乗鞍方面に雲がかかってきたのがちと不安(汗)

 

『雷鳥広場』到着。
曇天時にはここで雷鳥にお目にかかることも多いそうですが、
晴天と雷鳥両方は贅沢ってもんで(笑)

それにしても暑い(汗)

 

越えてきた岩稜を振り返って。お気に入りの写真です。

写真だと、ハシゴいらないんじゃない?って見えるけど、
左側がすんごい切れ込んでて、ハシゴ無しでは危険なんですわ。

 

こちらはペンキマークが目みたいで面白かったので。

 

紀美子平に到着したダンナが「お~い」

って、その岩絶対落とすなよっ(汗)

 

午前9時すぎ、紀美子平到着。岳沢小屋から3時間20分。
コースタイムは20分オーバーしてるけど、自分としては大満足。
なんたって、あの重太郎新道だもん♪

さほど疲れてはいなかったけど、ひと休みして栄養補給。

ここからの眺めも最高。
雲がかかり始めた西穂と、一番手前は奥穂、間の小さい突起がロバの耳、その向こうがジャンダルム、かな。

紀美子平は奥穂と前穂の分岐点。
ここから前穂までは約30分なので、前穂に行く人はみなザックをおいてピストンするようですが、
私は往復に1時間以上は優にかかるので、天候の急変があったら怖いのと
水分補給のため必要アイテムの入ったザックを背負ったままで行きます。

途中、ダンナが下りてきたオバサンに「あんた、女にザック背負わせて、可哀想じゃないの」と
責められたそうで、
ダンナは「いや、これにはいろいろと事情がありまして」とタジタジだったようです(笑)


紀美子平から山頂までは本気の岩場。
斜め上の方で「らーーーーーく!!!(←落石注意のこと)」と声が上がり、
十数メートル横を石というよりも岩が落ちていきました。

あれが自分の上だったらと思うと「ゾゾーーー」です(汗)

そういう時のためにもヘルメットは有用ですが、
私の場合、上を見ずに「えいっ」と身体を持ち上げてしまうクセがあり、
ここでも、グイッと上がった瞬間、上に張り出していた岩に頭部が激突、
ということがありました。

ヘルメットを被ってなかったら、頭部裂傷はもちろん、
そのまま滑落して命がなかったかもしれません。
いやぁ、本当にありがとうヘルメット。

この出来事により、ヘルメット購入と必ず上を見るということを心に誓った私です。



 

前穂山頂直下、紀美子平が小さく見えます。

 


で、紀美子平からは、頭部激突事故もあり、すこぶる慎重になりまして、
50分近くかかって、、、

午前10時10分、

前穂高岳到着ぅ~~~~~っ

標高3,090mなり~~~~~っ

初めての3,000m越え~~~~っ

 

やっほーーーーーーーーっ 超うれしぃ~~~~~~~~~っ

 

ア~ンド、誕生日おめでとーーーーーー(四捨五入すると60歳になっちまったぜw)

 

ちょっとの間、山頂ひとり(正しくはふたり)占め。

生きてて良かったよぉ(泣)

 

ガスが上がってきて、残念ながら見たかった涸沢側や槍ヶ岳の眺望は叶わなかったけど、
合間から覗く迫力の岩稜帯、その景色だけで充分。

 

こちら、穂高岳山荘が雪渓の上にちい~~さく見えるのがお分かりでしょうか。

今度は吊尾根を歩いて奥穂まで行ってみた~い。

もうホントにテンションMAXですわ(笑)

 

山頂で槍から5日間かけて縦走してきたオジサマふたりとしばし雑談。
聞けば70歳になるそう。
全然見えない。凄いッス。

私の年なんかまだまだじゃん(笑)

 

この日は小屋に戻るだけなので、30分ほどのんびりして、
それでも後ろ髪をひかれるようにしながら下山開始。

前向き、すぐに回転して手をついて、って繰り返してたら気持ち悪くなっちゃって、
加えて、絶対動かなそうな大きな岩の角を掴んだら、それがグラッとして滑落寸前(超汗)
たぶん生まれてこのかた最大の恐怖を感じたと思います。

それ以後、どの岩も動きそうで怖くて怖くて、超スロー下降となり、
下りは20分というコースタイムの紀美子平までなんと1時間近くかかってしまいました。

 

紀美子平でしばし休憩し、体調回復。

また慎重に歩き出します。

「あ、オコジョ!」ダンナの指さす先にチラッとオコジョの姿が見えて、その後も
チョロチョロと岩陰から出たり引っ込んだり。
でも、動きが速すぎて写真に写せず(汗)

 

下りは楽かと思いきや、ズルッといきそうな箇所ばかりで、上りより数倍神経を使うので、
かなりしんどかったです。

 

それでも一歩踏ん張る毎に、少しずつ、少しずつ、上高地が近づいてきます。

 

午後3時、やっとこさ岳沢小屋のテント場到着。
ダンナの後ろ姿ったら、まるで『砂の器』みたいじゃありませんこと?(汗)

ええ、疲れましたとも(汗)
下りも上りとほぼ同じ時間かかりましたもん。

 

片付けもそこそこに、小屋で遅めのお昼ご飯。
再びのおでんと、かた焼きそば。美味しいに決まってンじゃん(笑)

 

夕飯はレトルトのカレーにアルファ米のワカメご飯&オニオンスープ。
ワカメご飯にカレーってどうよ、と思ったけど、心配無用の美味しさ。

だって山だもの(笑)

 

 


淡い夕焼けを眺めながら、前穂高登山の充実感に浸ります。


なんて贅沢なひととき。



こうやって、ズボズボと山に嵌り込んでいく自分が怖いわ(笑)

 

 


その3へつづく。

 

 

 

 

 

 


2泊3日で前穂高・その1

2014-07-30 23:35:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

 

先日の岳沢ぼっち旅で仰ぎ見た前穂高。

雲に隠れていたそのてっぺんに登ってみたいという欲求が収まらず、
2泊3日で予定していた南八ヶ岳周回を変更し、
前穂高岳登山へ挑戦とあいなりました。


まずはその1日目。

出発は7月27日(日)の午前4時。
1日目は小屋のテント場に到着することが目的なので遅めです。


午前8時少し前に沢渡大橋の駐車場に到着。
駐車場は、夏休みなので満車を心配してたけど、8割方埋まっていたくらい。
曇り時々晴れという天気予報のせいかな。
ヤマテンの局地的予報はもっと悪かったし(汗)


8時20分発のバスで上高地へ。

途中、崖の上でオロオロしていたニホンカモシカを発見。
下りられなくなっちゃったのかな。


バスターミナルでトイレ(有料)を済ませ、登山計画書を提出し、歩き出します。

 

お約束の河童橋。
お山の上部はガスってますが、まぁ、小屋まで行くだけだから。

 

岳沢湿原近くの登山口に午前9時30分到着。

 


歩き始めてほどなく雨(汗)

カメラは即仕舞い、スマホもバッテリー温存のため写真は無し。

雨仕様にして、ほどなく大雨(汗) 一時豪雨(大汗) その上雷(超汗)

 

雷鳴を聞きながら、川状になった登山道を歩き、
「ちょっとヤバイかも、、引き返した方がいいかな」と思いつつも、樹林帯だから
大丈夫だろうと。

岳沢小屋が見える小屋見峠あたりで雨は止んでホッ。

 

ガスに覆われた岳沢ですが、ほんの少し青空が見えてきました。

 

大雨で川になった岳沢。普段は水は流れていません。
増水がひどいと渡れなくなる場合もあるそうです。

↓これは沢の脇に掲げられた案内版。

 

 

岳沢小屋到着は12時ジャスト。

小屋で幕営の申込をし(1泊につき1,000円/人)、テント設営にかかります。

メインのテント場は100mほど離れたガレ場に点在してますが、
トイレが近い方がいいので、私たちは小屋裏のひな壇状の場所を選びました。

 

設営完了。
しっかりカバーしたつもりが、ザックの中が結構濡れちゃって干し物のオンパレード(笑)
なんか難民キャンプみたいだわね。
次回からザックの荷物はまとめて大きな防水袋に入れることにしました。

それにしても、真後ろに穂高の吊尾根が迫るテント場なんて、めっちゃ贅沢じゃありませんか。

 

テラスのフェンスに掲げられてている標識が可愛いです。
紀美子平、雷鳥広場、、この標識を見てるだけで胸がドキドキしちゃいます。

 

テーブルに貼られている案内写真。
右下の赤い線が小屋から前穂までのルートで、紀美子平までが噂に名高い重太郎新道です。

穂高の名ガイドと呼ばれた今田重太郎氏がつくった道なので重太郎新道、
また、紀美子平は、道を造っている時、娘の紀美子さんをそこで遊ばせていたことから名付けられたそうです。

 

これはヘリポート近くから。ルート後半はほとんど壁って感じです(汗)
それにしてもいい風景だな~~。

 

テント場側から、西穂方面を見た景色。
右上が天狗の頭というピークですが、「天狗というよりマグロのお頭じゃない?」と
言ったら「山だからマグロじゃまずいだろ」だそうで(笑)

 

小屋でちょこっとおでん。
なんてことないのに美味しいんだなぁ、これが。
小屋らしからぬ器も嬉しい♪

 

夕食はタンメン風ラーメン。野菜は切って、豚肉は凍らせたまま持ってきました。
ハイカーズデポで買った食器、使いやすいです♪
味は当然、めっちゃ美味しい(笑)

 


夜は満天の星だったのですが、1枚撮ったら(失敗)いきなりバッテリーが減っちゃって、
予備バッテリー1個であと2日は危険なので、今回は星空撮影は断念。

写真には撮れなかったけど、流れ星もいくつか見れて本当に綺麗な星空でした。


翌日の登頂成功を祈りつつ、午後9時過ぎに就寝。

 

その2へつづく。

 

 

 

 

 

 


氷穴と小遣いの話し

2014-07-22 22:04:59 | その他

 

 

息子が富士五湖近くの鳴沢氷穴で買ってきた缶バッジ

 

 

好きだわ、こういうセンス。


吉井さんと並べちゃってゴメンね(笑)

 

 

 

ということとは関係なく、

 

「小遣い減額だな」

 
これは昨夜のダンナの寝言。

 

猫ちゃん2匹を飼うにあたって、何やら覚悟を決めたようです(笑)

 

 

 

 

 

 


世間は3連休

2014-07-20 23:26:12 | その他

 

 


写真のトルコキキョウはスーパーで190円(!)
それに庭で伸び放題の蔦を合わせれば、あら、ちょっとオサレ♪
切り花の活力剤を入れれば一週間は持つし~♪

と悦に入ってる私の休みは今日だけであります。

そんな今日は、カメラのクリーニングをしてもらいに新宿のPENTAXフォーラムへ。
現在はリコーイメージングスクエアというのが正式名称みたいだけど、
PENTAXフォーラムの方が好きなので。

で、1時間ほどの待ち時間は、いつものように隣のビルで雑誌を買ってきて
カフェハイチでコーヒータイム。



カップの大きさの割にコーヒーの量が少ない気がするけど、美味しいから
まあいいや(笑)

山雑誌(ワンダーフォーゲル)の今号の特集は「とっておきのテント場教えます!!」

なんでこんな年になって嵌っちまったんだろうなぁ(汗)



帰路は途中駅で下車してねこけんさんの里親会へ。

 

ウエンディが天国へ旅立って4ヶ月。

里親になるのはまだ無理。


 

でも、ちょっとだけ、

ちょっとだけ猫に触れたかったんです。

 

 

そう、触れたかったのよ~~。

 

 

 

ということで、

 

8月はじめ、仔猫ちゃんが我が家にやってきます。

それも2匹。

 

 

いやぁ、まいった、まいった

 

 

 

 

 

 

 


ピンクと阿佐ヶ谷と三鷹

2014-07-18 23:52:30 | 吉井和哉


 

吉井さんの今日のピンク文字は恥ずかしながらチンプンカンプンです(汗)

そんな私ですが、すごろくでここんとこずっと90キロが出続けているんです。
信じられません(笑)

それでも2333.7kmですけどね(笑)

 

スタジオ引っ越し記念スペシャルプレゼントなるものがあるそうで、

第一弾は、吉井和哉の私物3点。

リュックにカットソーにサングラスとはなかなかゴージャスですね。


リュックはシックでいいけど、ジバンシーのロゴがちと苦手(汗)

白フチのサングラスは人のいないとこじゃないと掛けられない(笑)

ので、カットソーがいいな~♪

っていってもどうせ当たらないし~。

 

但し書きに『実際本人が使用したものとなり新品ではございませんので、
商品の傷などをご容赦いただける方のみご応募下さい。』とありますが、

「傷があるじゃない(怒)」って文句を言うファンがいるんでしょうか?

私だったら頬ずりしちゃいますぜ(←アブナイw)

 

という本日はダンナも私もお休み。

昨日は職場で納涼祭が催され、ハッピ姿にねじりハチマキで1日踊りまくり、
気が遠くなるほど疲れ果てちまいまして、今日のランチはその慰労を兼ねて
ちょっと贅沢に阿佐ヶ谷の山猫軒にて。

 



お店は、森の中にあるようなラピュタビルの3、4階。

 

緑の木々に誘導され、上階のお店へ。

 

さほど暑くなかったのでテラス席にしました。
素通しの窓からは阿佐ヶ谷駅のホームもよく見えます。

 

 

久しぶりでしたが、斬新さと安心感のバランスの良さは変わらずで、
料理もデザートもとても美味しかったです。
前にも書いたと思うけど、ハーブティをポットで出してくれたら120点なんだけどなぁ(笑)



食後は三鷹に移動し、アウトドアのお店Hiker's Pepot(ハイカーズデポ)へ。

テント泊をするにあたってスリーピングパッドを購入した際、
取扱店舗として紹介されていたお店で、一度見てみたいなと思っていたんです。

お店はマンションの2階。

店内には、軽くて機能的で、かつスタイリッシュでこだわりの強そうな商品が
所狭しと並べられていました。

どうやって使うんだろうという商品も多くて、その度迷惑だろうなぁと思いつつ
スタッフの方に訊いちゃって、そうすると迷惑どころか嬉々として丁寧に説明してくださって、
なんだかとっても雰囲気もいいんですわ。

店長さんをはじめとして、訪れるお客さんもその手の雑誌に載っているような人が
多いみたいで、知る人ぞ知る、というお店なんだろうなって感じました。


買ってきたグッズはこちら。

カップは引き手を引っ張り出すと深い器に変身し、引き手は持ち手になるというもので、
カトラリーはスプーンとナイフとフォークを兼ねているという、どちらも優れもの。
良い買い物が出来ました♪



お店を出て向かったのは、甘味処たかね


車の中でひとつ、家に帰ってまたひとつ(←反省)


たかねのたい焼きは私にとってのナンバーワンだと再確認しました。

 

本当に美味しいんだよぉ。

 

 

 

 

 

 


ぼっち旅@上高地&岳沢

2014-07-13 23:55:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

なんか知らんけど、昨日の朝、急に上高地に行きたくなって、

でもダンナは仕事だし、友人たちも都合がつかずで(そりゃそうだ)、単独行となり、

せっかくなら早朝に着きたいので夜行バスを探し、
そしたらスタンダード@7,400円とグリーンカー@9,000円があって、
ゆっくり寝られそうなグリーンカーを選び、新宿を12日(土)の22:30出発となりました。

新宿駅まで山の格好をして電車に乗っていくのって、結構恥ずかしいもんですね(笑)

今まで2回利用したクラブツーリズムの上高地バスツアーは往復で5,500円。
それから比べると片道で9,000円というのは私にとって凄い贅沢な金額ですが、
何日か前に購入した山用の腕時計の代金をダンナが誕生日のプレゼントとして
出してくれるというので、じゃあ、その分使っちゃえ~と(←江戸っ子だねぇ)
でも、帰路はスタンダード@7,400円(笑)


グリーンカーは乗車率9割くらい。
私はひとりなので2列プラス1列シートの1列側。
お隣に気兼ねすることもなく、ゆったりとして快適でした。

でも、この写真は上高地バスターミナルに到着する寸前なんだけど、
誰もカーテンを開けないんですよ。
焼岳も大正池もカーテンの外なんて、もったいなさすぎ~~~(汗)

 

で、上高地バスターミナルに午前5時20分に到着して、
ターミナルのテーブルにて朝食。

既に開いていた売店で買ったホットの缶コーヒーと手作りサンド。
全部食べると体重がますます重くなるので半分だけ(笑)

ここでカメラのアイカップが無くなってることに気付き、駐車しているバスに戻って探すも無し。
無くてもさほど困るものではないけど、ちょっとさい先悪し(汗)

 

 

定番ショットの河童橋と穂高連峰。
橋の上に誰もいません。岸の人がいなければ完全無人だったのにな~(笑)

あいにくの曇り空ですが稜線はバッチリ♪

 

午前5時50分。河童橋脇の売店はシャッターを開けようとしているとこでした。

 

こちらも定番、橋の上から。
何度でも、何十回でも見飽きません。

 

振り返って焼岳。
チャンスがあったら登ってみたいですお山です。

 

橋を渡ります。
やっぱり誰もいません。

 

今日の目的地は岳沢小屋。小屋の標高は2,170m。このあたりは1,500m。
700m弱の標高差です。
えっちらおっちら登って、そこでのんびりと景色を楽しみながら
ラーメンを食べてこようという計画です(笑)

※昨年の8月に岳沢へ行った時の日記はこちら
 あの時は見事なまでのピーカンでした。

 



カラマツソウ
行く道をずっと淡く照らしてくれるかのように満開になっていました。
ほんのりピンクがまた可愛い。

 

もうひとつカラマツソウ。繊細な花だな~。

 

モリアオガエルの卵。ですよね?

 

ヨツバヒヨドリ、の蕾と言っていいのかな。

 

サワギク
小さな花だけど、うす暗い散策路に鮮やかな黄色が目立っていました。

 

 

岳沢湿原。
ここの景色も大好きです。

 

正面は六百山。
なんで六百?と調べてみたら、この近辺は昔、木材の産出地になっていて、
切り出した丸太の数にちなんで名付けられたとのこと。
へえ~~。


深い緑と透明な水。
癒されるなぁ。

 

陽が差すと水の色がブルーに見えるんだけど、でもこの薄暗さも
ちょっと幻想的でいいかも。

 
岳沢湿原からすぐのところに岳沢・穂高への登山口があります。

時刻は午前6時30分。岳沢小屋まで2時間のコースタイムなので、
私は2時間半の午前9時到着くらいを目標に歩きます(笑)

 

ゴゼンタチバナ
登山道脇に上の方までずっと咲いていました。

 

花が付くのは6枚葉のみ。4枚葉には全く花が付いていません。
面白いですね。

 

終わりかけのエンレイソウ。
花が葉っぱ色になってます。

 

半夏生みたいな葉っぱだけど、これ半夏生じゃないですよね。
ただの病気だったりして(汗)

 

途中、斜面一体が何年か前の大雪崩による倒木で埋め尽くされている場所あります。
(マクロレンズをつけていたので全体が写せなかったです)
付近につくられた丸太の階段はその倒木を利用したものと思われます。
向こうに見える赤い屋根は河童橋のホテル白樺荘。

 

もう少し上がって乗鞍岳も。

 

風穴近くの案内版。岳沢ヒュッテとなっていますが、現在は岳沢小屋ですね。
消えかけた数字は7。あと70分ということはここまで50分。
実際かかった時間は43分。いいペースじゃないですか。
2度目だから少し慣れたのかな。

 

このあたりで急に左側の視界が開けて、望めるのは、たぶん西穂、間ノ岳、天狗の頭。
テンションあがりますわ♪

 

天然クーラーの風穴です。この日は涼しかったのであまり有り難くない(笑)

 

1,760mの見晴し台。この眺め最高♪ 気持ちいいです~~~。

 

視線を右に移すと、

奥穂高。
登ってみたいです。もっともっと経験を積んで、来年、もしくは再来年にはぜひっ。

 

 

河童橋方面を見下ろして。
西の方が明るくなって、お天気は少し回復するかなって思ったんですけど。

 

樹林帯の途中から穂高が見えると、つい「うほほぉ~~」と見上げてしまう(笑)

 

通せんぼも平気です。チビだから(笑)

木々の向こうに当たり前のように存在している穂高。凄い贅沢な景色だなって思います。 

そして、いつも当たり前のように私の前を行くダンナが今日はいません。
不安とか心細いとかより、こういうのが当たり前になることがあるかもしれないって思ったら、
歩きながら涙が出てしまった。

一緒に歩けることをもっともっと大事にしなきゃいかんですね。

 

 

緑色のゴゼンタチバナの花。初めて見ました。
これから白くなるのでしょうか。
って、よく見たら、みんな葉っぱが5枚。だから花が緑なのか?

 

これはハクサンフウロ、かな。
時期的に少し早い気もしますが、、違ったらゴメンナサイ(汗)

 

1,900mの西穂高展望所。何度でも仰ぎ見る(笑) しつこくてスンマセン。
でも、いいんですよ。ホントにいいの、この眺め。

 

 

クモマニガナ? ちょっと自信ないです(汗)

 

このあたりから雨が落ちてきたので、レインスーツを着て、ザックにカバーを被せます。

カメラもしまいましたので、ここからはスマホの写真です。

 

ニッコウキスゲ
一株だけ咲いていました。

 

小屋までの道のりで唯一残っていた雪。というかカッチカチの氷状だったので、
避けて端っこを歩きました。


 

何度でも見る(笑)

このあたり、胸突八丁と言われてる急坂らしいけど、特段息も切れず。
ガスで真っ白にならなければいいなとか、足を挫かないようにしなきゃとか、
そっちの方に神経がいってたせいかと思われます。
それと、前回の赤岳で歩き方と呼吸の仕方を少し覚えたってのもあるかな。

 

マイヅルソウ
ひどい写真です(汗)

 

イワカガミ
このあたりのイワカガミは色が薄めな気がする。

 

岳沢小屋が見えてきました。
ここが小屋見峠かな。

 

美しい沢です。でも、どれが何沢っていうのか全然分かりません(汗)

 

ユキザサ

結構本降りになってます。

 

ナナカマド
ウラジロかな?
この辺も紅葉が綺麗なんでしょうね。

 

オオヒョウタンボク
大ファンです(笑)
秋口になると2つの赤い実が繋がって、瓢箪みたいになるのがまた可愛いだわ。

 

そして、岳沢小屋到着は午前9時ジャスト。

登山口から、目標通りの2時間半。よしよし♪
目標が甘すぎかな?(笑)

 

ここからまた一眼にチェンジ。

小屋の展望テラスです。

雨降ってるし、暗いし、眺望良くないし、、でも、全然ガッカリじゃないんですよ。
思い立って、ひとりでバスに乗って、ここまで登ってきて、ビショ濡れのテラスに立って、、
それがなんでか凄く気持ちいいの。写真は暗いけどね(笑)

食堂でしばし休憩。岳沢小屋はまだ新しく綺麗です。小屋の歴史はこちらで。
この時はまだお客さんが多くなく、ゆったりとしてました。

 

朝の残りのサンドと、ココア@600円
ココアがちゃんとしたココアで(って言い方も変だけど)とっても美味しかったです。

 

少し小止みになってきたので、小屋周りを散策。

石垣の上が宿泊棟のようです。
その向こうに前穂高が聳えてるはず。
前穂、天気が良かったら挑戦してみたい。いや、まだ無理か(汗)

 

キヌガサソウ
逢いたかった花のひとつです。
小屋のブログで、小屋裏に咲いていたけど台風で全滅、と書かれていて、「あら残念」
でももしかしたらひとつふたつ残っているかも、とダメもとで見てみたら、
こんなに綺麗に咲いてくれてました。
花びらと葉の数が同じ8枚。必ず同じになるのかな。

もっとアップで撮りたかったけど、足元にもお花が咲いていて、ズームでもこれが精一杯。
今度は近くでお目にかかりたい。

一輪だけ咲いていた、(たぶん)シナノキンバイ。
キヌガサソウより更に遠くで咲いていたので、こんなに小さい写真(汗)
これからたくさん咲いてくれるんでしょうね。

 

再び食堂で休憩。
まだ10時だったけど、「岳沢小屋でラーメン」という当初の目的を果たすべく
早お昼にしようと、貼られていたメニューを見たらラーメンが無い(ブログの写真にはあったのよ)

でも、まあ大してお腹は空いてなかったので、

再びのココア(笑)&持参のオレオ(笑) ココア、本当に美味しいよぉ~。
奥は小屋オリジナルのバンダナ。お土産に買いました。

ほどなくして韓国人の団体さんがやってきて、のんびりとお茶してる雰囲気じゃ
なくなったので退出。

もうちょっと居たかったな~。


外は小雨。

小屋を出てすぐの沢。ここは大雨になると川になり渡るのも難しくなるとか。
この沢を渡って上高地へ下山します。ルートを外さないようにしっかりと目印が立っています。
登山道の整備、安全確保は小屋のスタッフさんがやってくれてるんですよね。
地味な仕事だけど、そのおかげでこうして安心して山道を歩けるというもので、
本当に有り難いです。


徐々に雨は強くなって、一時は土砂降り。

こんな道がところどころ川のようになって、ちょっと怖かったです。

強い雨の中、山道を歩くのは初めて。
ひとりだし、登山者も少なくて、万一転んで動けなくなったりしたらと
思うと、いつも以上に歩みも慎重になります。

途中で、揃いの黄色いレインスーツでキビキビと登っていく男性数名に行き逢い、
もしかして救助隊の人?と思ったら、小屋のブログにそれと思われる記事が出ていました。

救助隊に会う率高し(汗)
自分がお世話にならぬよう心せねば。

 

登山口近くになってギンリョウソウを発見。嬉し~~~~っ。
往きも探したんだけど見つからず、今年は逢えないのかなぁと思ったのでホントに嬉しい。
でもスマホの写真なのが悲しすぎる。ピント合ってないし~~~っ(汗)

 

そして無事、上高地まで戻ってきました。

 

ここは白樺荘の前あたり。

雨は依然として降り続いており、でも、こんな天気ならではの柔らかいトーンの
風景もちょっと素敵で、無理して一眼で撮っちゃいました。

 

お昼はホテル白樺荘のカフェにて。
トマトカレー@1,650円くらい(記憶が定かでないの)
なかなか美味しゅうございました。

 

雨の梓川沿いを歩きながら、帝国ホテルへ。

また来てしまいました。


前回(5月27日)来た時、隣のおじさんが大きなプリンを美味しそうに食べてて
次来る機会があったら、「ぜひっ」と思っていたカスタードプリンセット@1,600円
直径10センチの特別サイズのカップで1日20食限定だそうです。

これ、めっちゃ美味しかった。

幸せ~~~(笑)

 

でも、前の席に誰もいないのはちょっと寂しい。


次はやっぱりふたりがいいかな(笑)

 

 

 

 

 


春を背負って

2014-07-12 12:23:00 | 映画

 

 

昨日の地元の気温は37度(汗)

台風はどこへやらのピーカンとなりました。

 


暑くて暑くて、その上、蒸し蒸しで、汗ってこんなに出るものかってくらい
汗ダーダーで、ババ様の手術の付き添いを終えて、バスの停留所で待つ私は、
ワカメを頭から被った人みたいになっていたと思われます。

 

ババ様の手術は無事終了となりましたが、
術後の先生の話しでは、大腿骨のヒビはどうも先月末に転んだ時よりも
以前のもののようだとのことでした。


とすると、ヒビの入った状態でずっと普通に歩いていたと、、

確かにババ様は最近は痛みの感覚が無いようで、
拘束バンドを無理矢理外そうとして、皮膚がめくれるほどの傷が出来ても平気そうだし、
かなり無理な姿勢をとっても脚に痛みを感じてなさそうだし、、

痛みを感じないって、怪我はもちろん、身体の中の危険信号にだって
気付かないわけで、すごく危険な状態ですよね(汗)


早速明日から始まるリハビリはなんとか頑張ってもらいたいけど、
痛いのに分からず無茶してしまう怖さもあり、複雑ですわ。

 

 

病院のあとは、気分転換で映画館へ。


『春を背負って』という邦画を観てきました。

 


監督は、『劔岳 点の記』の木村大作さん。

TVなどで拝見すると、べらんめえ調の凄い強烈な方ですよね(笑)

 

映画は(TVで観た)『劔岳 点の記』の骨太さはなく、
全編を通して穏やかでやさしい印象。


松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、檀ふみ、小林薫といった出演者の方々、

みんな顔がナチュラルですよね~。

日本の美しい大自然が舞台ですから、こってりとかクッキリとかギラギラとかじゃなくて
ごくあっさり。これ大事だと思います。
なので救助隊の吉田栄作さんが少し浮いたかなって(笑)

『点の記』でキザっちい山岳会のリーダーを演じた仲村トオルさんは、
今回は都会のオフィスで働くケンイチくんの上司。
顔の分類的に納得です。
ちなみに、トオルさんのレンガ色のスーツ、どえらい派手だと思うんだけど、
あれって有りですかね(笑)


顔に話を戻して、
ナチュラル顔の中でも、キング、いやクイーンは蒼井優ちゃんでしょうね。
なんですかね、あのわざとらしいまでのナチュラルさは(←意味不明w)

「沖縄の人?」とよく訊かれるこってり顔の私にとっては
垂涎のナチュラル顔。
1日でいいから、あの顔で過ごしてみたいもんだわ。

あと、幼なじみのサトシくん(だっけ?)の奥さんもいい。
あっさり感が半端無い。いや、顔だけじゃなくて雰囲気もgood。
と思って、調べてみたら、奥さん役の人は安藤サクラといって
奥田瑛二さんと安藤和津さんの娘さんだそうで。


メインの登場人物は、
人の金で金をつくり出すトレーダーという仕事に嫌気がさして、
山で事故死した父の後を継ぎ山小屋の主人となる決心をする亨(ケンイチ)、
良き母、良き妻、良き女将さんである菫さん(檀ふみ)、
天真爛漫で働き者だけど、心には秘めた傷を負っている愛ちゃん(蒼井優)、
バブルが弾けてから放浪者のような生活をしているゴロさん(豊川悦司)、
といった、ちょっとありがちな人物設定で、

菫小屋の主人として成長していく亨の姿と、
それを見守る人たちを描いたストーリーも特段新鮮みはなく、

そして、なんつってもセリフがくさい(笑)

「菫小屋はみんなの心の避難小屋なんだよ」とか、
「自分で歩いた道だけが宝物になるんだ」とか
「心に背負った重い荷物をひとつひとつおろしながら人は生きていくんだな」とか
(記憶はかなりあやふやです)

くさいセリフのオンパレード。

山の上ではきっと自然に口から出るし、自然にうなづけるんだろうけど、
山から遠く離れた映画館で聞いてると、なんともこそばゆい。

ゴロさんが倒れた時、一刻を争うんだから背負ってないでヘリで運べばいいじゃん、
天気もいいんだしさぁ、というツッコミは、
まぁそれ言ったら『春を背負って』にならないから、言わないけど(←言ってるしw)


でもね、大自然の映像が素晴らしい。

雄大で厳しくて、そして美しい。

それだけでも見る価値があるっていったら失礼かもしれないけど、
本気で「立山に行ってみたい」と思わせる映像でした。

いや、映像ばかりじゃなく、松山ケンイチくんもよかった。
演技してないようで、凄くなりきってたと思います。
スーツ姿の時と、山で働いている時の姿勢、顔つきが全然違う。
しっかり山の男になってました。
いい役者さんだなと思いましたわ。


監督さんがチラッと登場してるシーンもありましたね。
高級そうなカメラがアップで写った時、「これは出るな」って(笑)
可愛いニット帽が全然似合ってないのがいい感じでした(笑)


ベタでくさくて、先が読めて、ツッコミどころ満載で、、

だけど、観終わっていい気分。


なんとも不思議な映画でした。


 

あ、でもでも、ラストの両手つないでグルグル回るの、あれはヒドイっ。

 

あれは有り得ないわ~~~(笑)



 

 

 

 

 


ピンクの股間

2014-07-10 20:46:00 | 吉井和哉

 

って、ピンク文字に載せてくれた、吉井さんの股間がね、

という話しです。

 

略すなってw

 

いやぁ、まさにドキンなスタジオ。

あ、そのドキンじゃない?

 

あれが狙ってのショットだったら、さすが吉井和哉というカンジでありますわ。

 

 

『吉井和哉に質問』によれば、吉井さんは閉所恐怖症であると。

確か高所恐怖症でもありましたよね。

感受性が強いひとは、恐怖を感じる感性も強いんですかね。

 

私は高所も閉所も全然オッケーでして、山頂の崖っぷちにたたずむとか、
蓋を閉めて真っ暗にした湯舟に浸かるとか大好きです。



雑な人間ということなのでしょうか(汗)

 

 

 

 

 

 

 


その後のババ様とデュフィ展

2014-07-07 23:25:39 | その他

 

 

ババ様の大腿骨頸部骨折の手術は11日(金)に決まりました。

転院したら、すぐ翌日くらいになるのかと思ったら結構先で
骨が折れたまま固まるんでない?と思ったりしますが、

手術自体は人工骨頭挿入術という30分ほどのもので
担当の医師曰く「差し歯を入れるみたいなものだよ」とのことで、
「翌日から足をついてリハビリ開始で、普通にいけば元通り歩けるようになります」と。

それを聞いてひと安心なのですが、ババ様は転院してからますます
ご機嫌よろしくなく、薬を投げたり、点滴を抜いたりで
看護師さんを手こずらせている状態でして、
リハビリが上手くいかないのではという不安は増すばかりであります(汗)


 

で、昨日は見舞いの合間をぬって(というよりもこっちがメインか)

友人と渋谷のBunkamuraで開催中の『デュフィ展』を鑑賞。


フランスの近代画家であるデュフィ、数年ごとに画風が変わるのが面白いです。


私が一番気に入ったのは、巨大壁画『電気の精』をコンパクトにしたリトグラフ。

上の絵は10枚のうちの1枚。
文明社会の変遷とともに、それに寄与したエジソンやベルやキュリー夫人やレントゲンなどが
登場する壮大な絵巻のよう。

『色彩の魔術師』と謳われるデュフィのこの作品、なんといっても色が美しい。
どの色も生まれたての純粋な色のように透明感があって、見てると、
その時代時代の全部を肯定したくなるような、不思議で素敵な絵です。

パリ市立近代美術館に行けば、10m×60mのこの巨大壁画が見られるそうですが、
私の残りの人生で、お目にかかれることはたぶん無いと思われ(汗)

これは、なんとなく買っちゃったデュフィのテキスタイルデザインを用いた布。



何に使えばいいんだろか(汗)

 

 

 

 

 


楽あれば苦あり

2014-07-04 21:52:20 | その他

 

 

ババ様が入院してもうすぐ3ヶ月。

本来なら退院しなければいけない時期なのですが、
2週間くらい前から薬のコントロールが効かなくなり、
食事の拒否や凶暴な面が顕著になっていました。

そんな状態で退院されても在宅での介護は無理で、
かといって特養などの施設は申し込んではいるけど空きはなく、
さて、どうしたものかと頭を悩ませている昨今でありましたが、

先日、なんと入院中にフロアで転倒してしまい、大腿骨頸部を骨折(汗)

現在の病院では外科治療が出来ないので、本日外科病院へ転院となりました。

入院中の転倒が原因なんだから、転院先での治療費等は
病院が負担してくれないのかな、なんてちょっと期待したけど、
病院側は「申し訳ない」という様子は全然無く残念なり。
そういうものなんですかね(汗)


んで、明日、検査の結果を踏まえて、担当医師から今後の治療について
説明がありますが、たぶん近々に手術となるようで、
でも、転院先でも食事拒否は変わらずで、発語も全く無く、
意思の疎通が難しい状態のババ様に術後のリハビリ等は期待できず、
そうなると車イス生活になるかも、と。

2階が居室の我が家では、ますます在宅は無理。

ババ様には可哀想だけど、退院が先に延びたのを利用させてもらって
本気で施設を探さねば(大汗)

 

 

あ~あ、赤岳はめっちゃ楽しかったのにな~~。

 

筋肉痛の残るふくらはぎが愛しいぜ。