***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

ぼっち旅@上高地&岳沢

2014-07-13 23:55:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

なんか知らんけど、昨日の朝、急に上高地に行きたくなって、

でもダンナは仕事だし、友人たちも都合がつかずで(そりゃそうだ)、単独行となり、

せっかくなら早朝に着きたいので夜行バスを探し、
そしたらスタンダード@7,400円とグリーンカー@9,000円があって、
ゆっくり寝られそうなグリーンカーを選び、新宿を12日(土)の22:30出発となりました。

新宿駅まで山の格好をして電車に乗っていくのって、結構恥ずかしいもんですね(笑)

今まで2回利用したクラブツーリズムの上高地バスツアーは往復で5,500円。
それから比べると片道で9,000円というのは私にとって凄い贅沢な金額ですが、
何日か前に購入した山用の腕時計の代金をダンナが誕生日のプレゼントとして
出してくれるというので、じゃあ、その分使っちゃえ~と(←江戸っ子だねぇ)
でも、帰路はスタンダード@7,400円(笑)


グリーンカーは乗車率9割くらい。
私はひとりなので2列プラス1列シートの1列側。
お隣に気兼ねすることもなく、ゆったりとして快適でした。

でも、この写真は上高地バスターミナルに到着する寸前なんだけど、
誰もカーテンを開けないんですよ。
焼岳も大正池もカーテンの外なんて、もったいなさすぎ~~~(汗)

 

で、上高地バスターミナルに午前5時20分に到着して、
ターミナルのテーブルにて朝食。

既に開いていた売店で買ったホットの缶コーヒーと手作りサンド。
全部食べると体重がますます重くなるので半分だけ(笑)

ここでカメラのアイカップが無くなってることに気付き、駐車しているバスに戻って探すも無し。
無くてもさほど困るものではないけど、ちょっとさい先悪し(汗)

 

 

定番ショットの河童橋と穂高連峰。
橋の上に誰もいません。岸の人がいなければ完全無人だったのにな~(笑)

あいにくの曇り空ですが稜線はバッチリ♪

 

午前5時50分。河童橋脇の売店はシャッターを開けようとしているとこでした。

 

こちらも定番、橋の上から。
何度でも、何十回でも見飽きません。

 

振り返って焼岳。
チャンスがあったら登ってみたいですお山です。

 

橋を渡ります。
やっぱり誰もいません。

 

今日の目的地は岳沢小屋。小屋の標高は2,170m。このあたりは1,500m。
700m弱の標高差です。
えっちらおっちら登って、そこでのんびりと景色を楽しみながら
ラーメンを食べてこようという計画です(笑)

※昨年の8月に岳沢へ行った時の日記はこちら
 あの時は見事なまでのピーカンでした。

 



カラマツソウ
行く道をずっと淡く照らしてくれるかのように満開になっていました。
ほんのりピンクがまた可愛い。

 

もうひとつカラマツソウ。繊細な花だな~。

 

モリアオガエルの卵。ですよね?

 

ヨツバヒヨドリ、の蕾と言っていいのかな。

 

サワギク
小さな花だけど、うす暗い散策路に鮮やかな黄色が目立っていました。

 

 

岳沢湿原。
ここの景色も大好きです。

 

正面は六百山。
なんで六百?と調べてみたら、この近辺は昔、木材の産出地になっていて、
切り出した丸太の数にちなんで名付けられたとのこと。
へえ~~。


深い緑と透明な水。
癒されるなぁ。

 

陽が差すと水の色がブルーに見えるんだけど、でもこの薄暗さも
ちょっと幻想的でいいかも。

 
岳沢湿原からすぐのところに岳沢・穂高への登山口があります。

時刻は午前6時30分。岳沢小屋まで2時間のコースタイムなので、
私は2時間半の午前9時到着くらいを目標に歩きます(笑)

 

ゴゼンタチバナ
登山道脇に上の方までずっと咲いていました。

 

花が付くのは6枚葉のみ。4枚葉には全く花が付いていません。
面白いですね。

 

終わりかけのエンレイソウ。
花が葉っぱ色になってます。

 

半夏生みたいな葉っぱだけど、これ半夏生じゃないですよね。
ただの病気だったりして(汗)

 

途中、斜面一体が何年か前の大雪崩による倒木で埋め尽くされている場所あります。
(マクロレンズをつけていたので全体が写せなかったです)
付近につくられた丸太の階段はその倒木を利用したものと思われます。
向こうに見える赤い屋根は河童橋のホテル白樺荘。

 

もう少し上がって乗鞍岳も。

 

風穴近くの案内版。岳沢ヒュッテとなっていますが、現在は岳沢小屋ですね。
消えかけた数字は7。あと70分ということはここまで50分。
実際かかった時間は43分。いいペースじゃないですか。
2度目だから少し慣れたのかな。

 

このあたりで急に左側の視界が開けて、望めるのは、たぶん西穂、間ノ岳、天狗の頭。
テンションあがりますわ♪

 

天然クーラーの風穴です。この日は涼しかったのであまり有り難くない(笑)

 

1,760mの見晴し台。この眺め最高♪ 気持ちいいです~~~。

 

視線を右に移すと、

奥穂高。
登ってみたいです。もっともっと経験を積んで、来年、もしくは再来年にはぜひっ。

 

 

河童橋方面を見下ろして。
西の方が明るくなって、お天気は少し回復するかなって思ったんですけど。

 

樹林帯の途中から穂高が見えると、つい「うほほぉ~~」と見上げてしまう(笑)

 

通せんぼも平気です。チビだから(笑)

木々の向こうに当たり前のように存在している穂高。凄い贅沢な景色だなって思います。 

そして、いつも当たり前のように私の前を行くダンナが今日はいません。
不安とか心細いとかより、こういうのが当たり前になることがあるかもしれないって思ったら、
歩きながら涙が出てしまった。

一緒に歩けることをもっともっと大事にしなきゃいかんですね。

 

 

緑色のゴゼンタチバナの花。初めて見ました。
これから白くなるのでしょうか。
って、よく見たら、みんな葉っぱが5枚。だから花が緑なのか?

 

これはハクサンフウロ、かな。
時期的に少し早い気もしますが、、違ったらゴメンナサイ(汗)

 

1,900mの西穂高展望所。何度でも仰ぎ見る(笑) しつこくてスンマセン。
でも、いいんですよ。ホントにいいの、この眺め。

 

 

クモマニガナ? ちょっと自信ないです(汗)

 

このあたりから雨が落ちてきたので、レインスーツを着て、ザックにカバーを被せます。

カメラもしまいましたので、ここからはスマホの写真です。

 

ニッコウキスゲ
一株だけ咲いていました。

 

小屋までの道のりで唯一残っていた雪。というかカッチカチの氷状だったので、
避けて端っこを歩きました。


 

何度でも見る(笑)

このあたり、胸突八丁と言われてる急坂らしいけど、特段息も切れず。
ガスで真っ白にならなければいいなとか、足を挫かないようにしなきゃとか、
そっちの方に神経がいってたせいかと思われます。
それと、前回の赤岳で歩き方と呼吸の仕方を少し覚えたってのもあるかな。

 

マイヅルソウ
ひどい写真です(汗)

 

イワカガミ
このあたりのイワカガミは色が薄めな気がする。

 

岳沢小屋が見えてきました。
ここが小屋見峠かな。

 

美しい沢です。でも、どれが何沢っていうのか全然分かりません(汗)

 

ユキザサ

結構本降りになってます。

 

ナナカマド
ウラジロかな?
この辺も紅葉が綺麗なんでしょうね。

 

オオヒョウタンボク
大ファンです(笑)
秋口になると2つの赤い実が繋がって、瓢箪みたいになるのがまた可愛いだわ。

 

そして、岳沢小屋到着は午前9時ジャスト。

登山口から、目標通りの2時間半。よしよし♪
目標が甘すぎかな?(笑)

 

ここからまた一眼にチェンジ。

小屋の展望テラスです。

雨降ってるし、暗いし、眺望良くないし、、でも、全然ガッカリじゃないんですよ。
思い立って、ひとりでバスに乗って、ここまで登ってきて、ビショ濡れのテラスに立って、、
それがなんでか凄く気持ちいいの。写真は暗いけどね(笑)

食堂でしばし休憩。岳沢小屋はまだ新しく綺麗です。小屋の歴史はこちらで。
この時はまだお客さんが多くなく、ゆったりとしてました。

 

朝の残りのサンドと、ココア@600円
ココアがちゃんとしたココアで(って言い方も変だけど)とっても美味しかったです。

 

少し小止みになってきたので、小屋周りを散策。

石垣の上が宿泊棟のようです。
その向こうに前穂高が聳えてるはず。
前穂、天気が良かったら挑戦してみたい。いや、まだ無理か(汗)

 

キヌガサソウ
逢いたかった花のひとつです。
小屋のブログで、小屋裏に咲いていたけど台風で全滅、と書かれていて、「あら残念」
でももしかしたらひとつふたつ残っているかも、とダメもとで見てみたら、
こんなに綺麗に咲いてくれてました。
花びらと葉の数が同じ8枚。必ず同じになるのかな。

もっとアップで撮りたかったけど、足元にもお花が咲いていて、ズームでもこれが精一杯。
今度は近くでお目にかかりたい。

一輪だけ咲いていた、(たぶん)シナノキンバイ。
キヌガサソウより更に遠くで咲いていたので、こんなに小さい写真(汗)
これからたくさん咲いてくれるんでしょうね。

 

再び食堂で休憩。
まだ10時だったけど、「岳沢小屋でラーメン」という当初の目的を果たすべく
早お昼にしようと、貼られていたメニューを見たらラーメンが無い(ブログの写真にはあったのよ)

でも、まあ大してお腹は空いてなかったので、

再びのココア(笑)&持参のオレオ(笑) ココア、本当に美味しいよぉ~。
奥は小屋オリジナルのバンダナ。お土産に買いました。

ほどなくして韓国人の団体さんがやってきて、のんびりとお茶してる雰囲気じゃ
なくなったので退出。

もうちょっと居たかったな~。


外は小雨。

小屋を出てすぐの沢。ここは大雨になると川になり渡るのも難しくなるとか。
この沢を渡って上高地へ下山します。ルートを外さないようにしっかりと目印が立っています。
登山道の整備、安全確保は小屋のスタッフさんがやってくれてるんですよね。
地味な仕事だけど、そのおかげでこうして安心して山道を歩けるというもので、
本当に有り難いです。


徐々に雨は強くなって、一時は土砂降り。

こんな道がところどころ川のようになって、ちょっと怖かったです。

強い雨の中、山道を歩くのは初めて。
ひとりだし、登山者も少なくて、万一転んで動けなくなったりしたらと
思うと、いつも以上に歩みも慎重になります。

途中で、揃いの黄色いレインスーツでキビキビと登っていく男性数名に行き逢い、
もしかして救助隊の人?と思ったら、小屋のブログにそれと思われる記事が出ていました。

救助隊に会う率高し(汗)
自分がお世話にならぬよう心せねば。

 

登山口近くになってギンリョウソウを発見。嬉し~~~~っ。
往きも探したんだけど見つからず、今年は逢えないのかなぁと思ったのでホントに嬉しい。
でもスマホの写真なのが悲しすぎる。ピント合ってないし~~~っ(汗)

 

そして無事、上高地まで戻ってきました。

 

ここは白樺荘の前あたり。

雨は依然として降り続いており、でも、こんな天気ならではの柔らかいトーンの
風景もちょっと素敵で、無理して一眼で撮っちゃいました。

 

お昼はホテル白樺荘のカフェにて。
トマトカレー@1,650円くらい(記憶が定かでないの)
なかなか美味しゅうございました。

 

雨の梓川沿いを歩きながら、帝国ホテルへ。

また来てしまいました。


前回(5月27日)来た時、隣のおじさんが大きなプリンを美味しそうに食べてて
次来る機会があったら、「ぜひっ」と思っていたカスタードプリンセット@1,600円
直径10センチの特別サイズのカップで1日20食限定だそうです。

これ、めっちゃ美味しかった。

幸せ~~~(笑)

 

でも、前の席に誰もいないのはちょっと寂しい。


次はやっぱりふたりがいいかな(笑)