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引っ越しました~
by lotusruby

『覆面ダルホ~演歌の花道』

2008-02-24 13:36:13 | K-Movie Notes


『覆面ダルホ~演歌の花道』 
原題:복면 달호

監督: キム・サンチャン、キム・ヒョンス (2007年)
出演: チャ・テヒョン、イム・チェム、イ・ソヨン、チョン・ソギョン、イ・ビョンジュン

韓流シネマフェスティバル2008*春 上映作品

     韓流シネマ・フェスティバル2008春 リンク用バナー


過日シネマートさんのご招待試写会で鑑賞した『覆面ダルホ~演歌の花道』。
日本映画『シャ乱 Q の演歌の花道』(監督:滝田洋次郎、脚本:斉藤ひろし)をリメイクした作品。

客がほとんど来ない地方のナイトクラブでロックスターを夢見るポン・ダロ(チャ・テヒョン)が、トロット(演歌)専門エージェントのチャン社長(イム・チェム)に出会い、不本意ながらトロット歌手として社運をかけたプロジェクトで「覆面」をかぶってデビューを果たす。

ロックにしか興味のなかったポン・ダロがトロットを歌いこなす歌手に成長する過程と、歌が下手なエージェント専属の女性歌手ソヨン(イ・ソヨン)との恋物語が同時進行する。

チャ・テヒョンがひとりでひっぱっているような作品。もともとチャ・テヒョンは、CD も出しているぐらいだから歌も上手い。劇中で歌っている「二車線の橋」は思わず、口ずさんでしまいそう(笑)。

いかにもべたなトロット音楽業界の裏側をのぞけるのかな~と思ったら、どこか素人っぽい。ドサまわりや、先輩歌手から妬みを買うという場面は、音楽業界お決まりの設定。現実感もなく、
中途半端に茶化してしまっていて、各人物キャラの面白さがあまり出ていなくて残念

ダロがトロットをだんだんと受け入れる過程とか、トロットの世界の魅力的な部分がもう少し丁寧に描かれていたらよかったのに・・・ダロとソヨンの恋物語も添え物的で、恋と音楽との接点がぼやけていてもったいない。

オリジナルの『シャ乱 Q~』を見ていないため、どの程度のリメイクなのかはっきり分からないが、当時のレビューを読むと、結局、終わり方というかオチは同じらしい。全体的にさらりと流していて、笑いどころもお決まりだけど、後味の悪さが残らなかったのが不思議(笑)。

この作品を観て、「あの人、どこかで見た顔」と思いながらどうしても思い出せず、家に帰って調べたこのコンビ(わかってスッキリ )。

    

(左)ナイトクラブ時代にチャ・テヒョンをいじめる役のソヌ。超 B 級映画(笑)『かわいい』の次男だった人。

(右)国民的人気歌手ナ・テソン役のイ・ビョンジュン。ドラマ「恋するハイエナ」の漫画店のオヤジ店主だった人。




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