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「追撃者」
原題: 추격자 (2008 年 2 月)
監督: ナ・ホンジン
出演: キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ
( link to Cine21)
今年の話題の韓国映画のひとつ。
ロンドンのとあるレビューでは、 "superb direction (秀逸な演出)" と絶賛。
( link to viewlondon.uk.com)
とにかく画面は暗くて、そして寒々しい雰囲気。
八の字まゆ毛で笑うとお人好しそうな顔なのに、頭の中ではとんでもないことを考えている被追撃者のハ・ジョンウも良かったけど、何といっても圧倒的だったのは、追撃者のキム・ユンソク。
気迫というより "鬼" 迫(造語)というべきか。演出が秀逸かどうかって、私にはよく分からないけれど、明らかに観て分かるのはまずもってこの俳優の秀逸さなのではないかしら。もうファンになりそう(笑)。
いくつか始まっている韓国映画界の賞レース。
キム・ユンソクが賞を獲るなら納得だわ・・・
猟奇的殺人犯とそれを追いかける 元刑事の対決 の構図が鮮明に描かれている。ただ、ストーリーや話の展開にはそれほど目新しいものは感じなかった。
猟奇性と言っても、どこかで読んだような、あるいは観たような設定だし、キム・ユンソクの執拗なオッカケぶりと、金槌を振り上げる姿はふとオールドボーイを思わせたり・・・
展開の緩急の間がいいというか、追い詰めるところは観ている方もガンガン追い詰められて手に汗握る感覚だし、路地や坂のような空間の使い方も面白いので、見ていて飽きることはない。
低予算の制作だったっけ?人工的なセットよりロケ中心の撮影だったせいか、「ここはお金かけて作りました」 というように見せびらかすようなところはもちろんなくて、リアリティあふれる、人間同士のガチンコ勝負と言う感じ。
でもね、とにかく暗くて、出てくる人がみな決して幸せそうではない。
映画を見た後にドヨ~~ン とするのは、エンタメ志向ではないという作品性のせいかもしれないし、スクリーンと現実の間にあまり隔たりがないような気がするからかもしれない。
そのうち日本でも上映されるかな。
すごかったですね、こういうのが好きでないはずなのに、最後までキム・ユンソクに引っ張られて行きました。
このキレ系ハードボイルド・キャラ、めちゃくちゃかっこいいです。
ふつうのアジョシもやるのに、こういう面があるのが役者さんなんだ~と感心。
ハ・ジョンウのあのブリーフ姿は…悪夢にでてきそうです……
賞レースでは、こういうそうそうたるメンツとならんでジソプもノミネートされて、それだけでも嬉しい。
キム・ユンソク、惚れますよね、あの迫力だもの。主演男優賞獲りましたね(@青龍)。納得です
あのハ・ジョンウには絶対会いたくないですね(笑)。ほんと怖い奴でした
ジソプの「ヨンヨン」も評価高いですね。釜山で見てこようかなと思ったのだけど、日本で買い付けられたと聞いていたので見てこなかったのですが、公開が楽しみですね