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「タチマワリ~悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ」
原題: 다찌마와 리 - 악인이여 지옥행 급행열차를 타라 (2008 年 8 月)
監督: リュ・スンワン
出演: イム・ウォニ、コン・ヒョジン、パク・シヨン、リュ・スンボム
今年、これが最後の韓国映画 DVD 鑑賞作品。これを見てからじゃないと年を越せない? と思うほど気になっていたわけではないけれど、商品が届くと珍しくいそいそと開封、即プレイヤーへ!
これぞ、スーパー B 級ムービー。でも、あちこちへのオマージュ作品らしい。
短編 「タチマワリ」 から、かな~り進化してて、話のスケールも、グローバルに展開!?(笑)。上海、アメリカ、スイス、満州へも飛び、大忙しのタチマワリ。タチマワリったらお洒落度もアップして、ヨジャたちにもモテまくり、えらくカッコよくなっているではありませんか。
この作品、まるで旅役者の 「芝居」 を見ているようだった。お洒落なステージじゃなくて、旅芝居が回る小さな芝居小屋の舞台で繰り広げられる 「活劇」 の感覚。セリフまわしも無声映画の弁士のようだし、泥臭くて、セットもどこかチープなのに、遊び心満載(遊びすぎ? ・笑)。
金の仏像探し、仏像の中のリスト・・・これはイ・マニ監督の 「鎖を断て」 と同じプロット。時代設定は一体いつなんだか、いやもう、凄くへんてこな日本人出てくるわ、それに、一体何語を話しているんだか、ちゃんぽん語じゃない !! 論理的に深く考えることに全く意味がなくて・・・。
この作品、今年最大の話題作 「ノム」 とともに、ウェスタンジャンルへの回顧的作品として取り上げられていたけれど、ウェスタンなのかというと、そうでもなく、どちらかと言うとスパイアクション? ウェスタン風味、お得意のカンフー風味あり。凝りに凝っている。それと衣装に現われる独特の色彩感覚も面白い。
この作品、まず、タチマワリって何者よってところから知らないと面白くないかも。それに、この B 級テイストを受け入れられないと、何やってんだかとドン引きになる可能性も。見る人の嗜好性によって、感じ方がかなり大きく左右されてしまいそう。だから B 級なんだろうけどね。
そして役者も多彩。みなさん遊んでるでしょ・・・と思えるほど、楽しそう。ファン・ボラの変わりように驚いた。ファン・ボラだって分からなかったもの。
ストーリーは一応(笑)ちゃんと筋が通っていて、設定はおかしくとも、そこは故意におかしくてしているのだから、あっさりスルーする潔さ(?)淡白さも必要かな。ともあれ、この独特の雰囲気が今なおべったりあとをひく(笑)。
読ませていただきました。
>タチマワリったらお洒落度もアップして、ヨジャたちにもモテまくり、えらくカッコよくなっているではありませんか。
アハハ、確かに~。オシャレ度はグンとあがりましたよね。
国境山猫達との決闘シーンは本当に格好良かったです。
B級映画といっても遊び心、こだわり満載のA級なB級映画だと思います。お正月中はゆっくり出来そうなので、改めてじっくり見ようと思ってます。
しばらくブログの方をお休みされるとのことで淋しくなりますが、また再開される日を楽しみにしています。
お体に気をつけてお時間があったら、たまには私のところへ覗きに来てくださいね。
よいお年をお迎えください
コメントありがとうございます。
>短編の時も一応女子二人
そうでした。いつもモテモテ
>国境山猫達との決闘シーン
この場面は、珍しく(笑)真剣勝負シーンでしたが、それでも可笑しいのはなぜでしょう?
>こだわり満載のA級なB級映画
そうそう。タチマワリの後ろや脇で、どうでもいいんだけど直球の笑いの演出とかね。現場の楽しさが伝わってくる作品でした~。
>たまには私のところへ覗きに来てくださいね
しばらくこちらは留守にしますが、また遊びに行かせていただきます。どうぞよろしくお願いします