Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『傷だらけの男たち』

2007-07-19 23:29:08 | Cinema な時間


トニー・レオン&金城武、こんな美しい組み合わせ、見に行かない理由が見つかりません。
『傷だらけの男たち(原題:傷城)』(香港 監督:アンドリュー・ラウ&アラン・マック)
出演:トニー・レオン、金城武、シュー・ジンレイ、スー・チー

金城武は好みのタイプじゃないけれど、今回はアルコール依存症の役を、撮影中ずっとお酒を飲みながら演じたらしい。アルコールのおかげで、いつもの表情の硬さが取れていたのね。酒に溺れても横顔があまりに完璧で思わず見入ってしまった。

トニー・レオンは、作品ごとにイメージが変わるが、今回もまた違った味わい。最近見た作品がトラン・アン・ユン監督の『シクロ』だったので、作品の世界観自体も異なるせいか、この作品はホームグラウンドで余裕の演技という感じだ。

この人の瞳は深いというか、瞳の奥に哀しみとか切なさとか、なんとも言いようのない不思議なものが潜んでいるところが魅力

『インファナル~』と同じアンドリュー・ラウ&アラン・マックのコンビは、追い詰める者の「迷い」と追い詰められる者の「焦り」の描き方が上手いと思う。役者もいいのだけど、このパターンは先が読めても、やっぱり緊迫感があっていい。どんでん返しは、プチ程度だったけど・・・。

痛みがテーマらしいが、2人とも痛みより、脆さの方が、印象的だった。

エンディングにあゆの声・・・ええー、ここでもまたか。外国映画のエンディングにプロモ用の日本人歌手の歌声が流れると、余韻に浸っているわけでもないのに、ガクっときてしまうのは、いつも同じ。


来月、香港とマカオへ行く予定なので、ちょっと楽しみになってきた。
でもって、これもハリウッドでリメイクされるらしい・・・