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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

響鬼って

2005-03-02 00:16:49 | 特撮
「かっこつけてるだけで中身のない男」に見えます。主役もそうだし、番組自体も。
そろそろ耐えられなくなって来たので、途中でテレビ消しました。来週以降は見ないでしょう。

話の構造から行くとまず、中学生視点ウザい。単にかったるいっていうのもあるけど、それ以前に主人公のドラマ(精神的に挫折したり傷付いたり苦悩したり)をスポイルするための言い訳のように見えます。
敢えて言うと、どうも主役のヒビキは脚本家orプロデューサーの自己投影っぽい。そして、自分=ヒビキが挫折したり傷付いたり苦悩したりするのは痛くて嫌。でもそういうのがないと「ドラマ」として成立しないので、スケープゴートとして中学生投入。ついでに自分=ヒビキをヨイショさせることも出来て一石二鳥。って感じがすごくするんですが。
……どうでもいいので主役の「ドラマ」を描いて下さい。

そういう訳で、ヒビキのキャラウザイです。念のため、細川茂樹氏が嫌いな訳ではありません。寧ろかっこいい人だと思う。でもあの、「いよっ」ていうのを目の前で生でやられたら、多分私は彼を殴る。
たまにいるよね、こういう男。「俺ってかっこいいでしょ、飄々としてマイペースでしょ、ちょっと普通と違ってるでしょ」こういうのを誘い受けといいます。もちろん、本当に飄々としてマイペースな男は誘い受けなんてかましません。
そして女性キャラは軒並み男の補佐&ヨイショ要員。超星神シリーズの元気な女の子たちに比べるとキャラが生きてる気がしないのはきっとそのせい。変な口調でキャラ作ってもダメなもんはダメなわけで。
で、そうやって女の子たちにお世話され、ヨイショされてるから余計ヒビキをウザく感じるんです。ホステス侍らせて鼻の下延ばしてるおっさんを、あなたはカッコいいと思いますか?

ついでにこの話、早い話が「害獣を駆除する」話なんですよね。対等に「戦う」話ではなくて。
なんかそこら辺からも、ヒビキ=自分が傷付くのは嫌っていうか、常に優位に立っていたいという作り手のモラトリアム思考を感じてしまう。
そういやクウガの時もそうでしたね。五代が汚れるのは嫌、みたいな。
そうするとやっぱり主犯はプロデューサー?

これも師匠の言ですが、人が人として成長するのはとてもとても苦しいものなのだそうです。
でもそれがドラマなんですよね。挫折し、傷付き、苦悩し、そして乗り越えて成長する。
主役がそこから逃げてどうしますか。
ていうか、要するにそれってプロデューサー自身が(以下略)。

せめて渋江くんが出て来る所だけでも見ようと思ったら、キャラヒビキと一緒じゃん……(涙)
役者じゃなくて「役」なんですね、やっぱり。

あと、全体に漂う変な演出も以下同文。
「これってオシャレだろ? センスあるだろ?」誘い受けはいいからとっとと話を進めて下さい。
いやもう私は見ませんけどね。

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