ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

あけましてMOI

2012-01-04 11:40:00 | 日記

ヘルスピア倉敷(旧サンピア倉敷)にて。
大ちゃんからパワーのお裾分け。ありがとう♪

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
…といいながら、何事もなかったように去年の話題に戻ります。
2011年フィギュアスケート全日本選手権・最後の締めくくりメダリスト・オン・アイス。

午前中神戸で仕事して、午後から半休取ってなみはやドームへ向かいました。大阪が会場だとこういう事ができて助かります。
今回もステージで生演奏付き。生オケの方が何となく豪華!って感じがするのは分かりますが、あの寒さでは演奏する人本当に大変だと思うし楽器にとっても良いコンディションとは言えないし、寒さでかじかむ指で演奏した生音より、使い慣れた音源の方が選手にも滑りやすいんじゃないかと思うんですが。

それはともかく、MOIは全日本選手権&ジュニア全日本選手権で決定した国際大会出場選手たちの壮行会を兼ねてますので、ジュニア世界選手権の代表選手たちの演技から始まります。
第1部で一番盛り上がってたのは4大陸代表の町田くんでした。ノリの良い曲をノリノリに踊ってみんな大喜び。個人的には、同じく4大陸代表の無良くんも良かったです。SPの方かな、競技用プログラムで、ジュニアの子たちの後だけに、大人の男の格好良さが際立ってました。4回転決まってた気がするんだけど記憶違いだろうか。

休憩を挟んで第2部。…の冒頭でオープニング以上に派手な2回目のオープニング。
…ああ、ここから番組が始まるのね。と分かってしまうじゃないですか。
その後も男女シングルの選手が2人滑り終わる度にキス&クライに呼んでインタビュー。そしてインタビューの最後に国分太一が「この後は○○の登場です!」っていうから、ああ、ここでCMに入るのね。と分かってしまう訳ですよ…。
ちなみに第2部は全員アンコール付きだったと思います。
冒頭で世界選手権出場選手全員が壇上に上がり、代表で羽生選手が挨拶。東日本大震災を踏まえての事でしょう。そしてその流れで、仙台の先輩・荒川さんの『SMILE』。可愛い衣装で盤石のクオリティ。
村上佳菜子ちゃんがここでもやっぱりすごく大人っぽくなっててびっくり。鈴木明子ちゃんのバーレスクも素敵でした。羽生選手の白鳥もますます激しくなってるし。海外ゲストのランビエール氏とチャン選手の演技も楽しかったですよ。でも気が付くといつも日本にいる(ような気がする)ランビエール氏はともかく、チャン選手この時期にわざわざこの為にカナダから日本に来たのかと思うと結構びっくりです。

そして大ちゃん。Crisis完璧でした。やさしい、けれどどこか物悲しいピアノの音。静かなメロディを味わい尽くすような指先まで繊細な仕草。そして静かな余韻を崩す事無く、さらりと跳んでしまうジャンプ。3Aでさえステップの一部。
今更だけど、最後にポーンと響く音に呼応して振り返るあの振付け、ドラマを感じますね。
静かな余韻を残してCrisisが終わった後、アンコール。「大ちゃん、みなさんアレをお待ちかねですよ」のアナウンスと共に大ちゃん登場。お疲れの所申し訳ないけど、もういっちょ踊り倒して頂きましょう。今ではすっかりEXの定番になってしまったアレを。
という訳で、マンボメドレー。ジャンプ(ルッツかな?)を軽々と跳んで、煽りの腕ぐるぐるもパワーアップ。きっとすごく難しい事をやってるんだろうけど、観てる方にはそういう難しさを感じさせず、楽しく、軽快にノリノリ。ほんとよくこんなの競技でやってたなあと思います。すごく楽しかった。ありがとう、大ちゃん。

フィナーレでは、男子シングル勢で登場の時に4回転に挑戦してたような気がします。大ちゃんはちょっと着氷が危なかったけどもうちょいの所まで行けてました(この辺大分記憶が怪しいので間違ってたらすみません)。
後選手たちがぬいぐるみ持って出て来て客席に投げる所で、何故か真上に高く放り上げてそのままリンクに落ちて来る。それを拾って投げるもやっぱりリンクに…という事を繰り返してるのが大変大ちゃんらしいと思いました。
でもフィナーレ後のお楽しみは今回あっさりめでしたね。オケの演奏が終わると速攻照明が落ちて強制終了みたいな。

今回、ノリのいい若い女の子たちが近くの席にいて、結構楽しく観れました。盛り上がる所のツボが私と近くて、大ちゃんの出番にはバナータオル広げて声援を送ってました。

■買ったもの
カッティングエッジ

まだちゃんと読めてないけど、全体的にネタが古くて現在の状況とのズレを感じる内容。これ企画・編集した人たちが描く今シーズンの展望が、実際のそれとかなり違ってたんじゃないかと。
普段メディアにあんまり登場しない選手たちのインタビューは興味深かったですけどね。田中刑事くんの詳しいプロフィールとかは初めて知りました。大ちゃんの出現以降岡山・倉敷の子たちの意識も変わったかなあと思ったけど、刑事くんのインタビュー読むと、やっぱり倉敷の子はのんびりしてるなあと感じました。
まあ、基本的に岡山は(特に県南は)ハングリー精神とはあんまり縁のない土地柄ではあります。それでこんだけ頑張ってるんだから大したもんだ。

刑事くんのサインには「Deka」という字が入ってる。

***

2010年の年末から去年の頭にかけては見てて辛くなる事も多かったけれど、終わってみればやっぱり大ちゃんを応援できて良かったな、楽しかったなと思う一年でした。
あの3月の地震の後、すぐに行動を起こして神戸でチャリティーイベントを開いてくれたのも本当に救われたし。
モスクワでの世界選手権も辛い結果に終わってしまったけど、結果的にはそれがきっかけでソチを目指す事になって、台頭して来た若手に混ざって本当にイキイキと楽しそうに戦ってて、素晴らしい競技用のプログラムも見せて貰えて、私たちファンも幸せだったと思います。
これからの一年も実り多き年になりますように。

■買いたいもの
ピアノ・スコア 高橋大輔
アメリとかCrisisとかるぶれたーとかピアノで弾けるといいですよね。バイエルレベルの私にも弾けますように。

■拍手コメントへのお返事
あけましておめでとうございます。演技の度に一喜一憂できるのも、大ちゃんが現役を続けてくれているお陰と感謝しつつ胃痛と闘う日々です(笑)。大ちゃん今期は「試合も練習の一部」と位置づけてるそうなので、今回の事も、次へ向けての良い経験にしてくれるんではないかと期待してます。
Web上で色々言う人のことは気にする必要ないですよ♪選手は試合で結果を出す為に戦っているのであって、ネットで褒めて貰うために試合に出ている訳ではありませんから。見る目のない人が何を言った所で、試合の結果は変わりません。
羽生選手の早熟っぷりにはびっくりですが、大ちゃんも決して彼を見くびってはいなかったですよね。若い者には負けられん、と奮起したからこその大ちゃんの今期のがんばり、そして全日本SPでのあの見事な演技につながったと思うと、寧ろ感謝すべきかなとも思いますが、私は田中刑事君を応援するのです(笑)。地元愛です。