地震のときは震源地に程近い、友人宅5階に居た。
これまでに体験した事ない強い揺れだったのでビビったし
帰りは全電車が止まってて散々だった。
思えばこの日は朝からおかしな日で
予定通り家を出たらターミナル駅の階段で人だかり。
一つ先の駅で列車の人身事故があり
復旧の目処がたっていないという事で
仕方なく逆方向のターミナル駅へ、30分ロスしてしまった。
南部の大田区は神奈川の一部と共に震度5弱だったので
帰宅したらきっと食器の数枚くらい割れてるだろうと思ったら
テレビの上の小さな時計が倒れてるのと
本(何故か会田誠挿絵のジェローム神父:本人の直筆サイン付、
横尾忠則:なぜ僕はここにいるのか:ワーズワース詩集)が3冊
落ちていただけだった。高層マンションでもないし2000年の
建築だから意外に揺れず結構しっかりしているらしい。
これなら6が来ても大丈夫かもしれない・・・と
少し安心したけれどやっぱり地震は怖い。
この日友人の未熟児で生まれた
生後5ヶ月の赤ん坊に会いに行っていた。
目的地から電話したら彼女が我が子を抱いて迎えに来た。
10ヶ月ぶりの挨拶もそこそこに小さな子供に目が釘付け。
初対面で泣かれたらどうしようと思ったら
私が近づく前にこちらのほうを見て口を開いて
きゃっきゃと笑っている。なんて可愛い子なんだろう・・・
そのこぼれるような笑顔の穢れなく
愛くるしいことといったら喩えようがない。
友人の目の特徴と同じく子供の目も
子猫のような藍色に、くりくりと光っていた。
にしても初対面の赤ん坊にこういったリアクションを
取られるケースは2度3度ではなく
笑った、というよりは笑われている感覚に近い。
サングラスしててもそんなに面白い顔なのか、わたし・・・
イタリアンレストランで先に着いていたもう一人の友人と着席した。
改めて母子を見ると彼女が新入社員で入社してきたときのことが
想い出された。当時まだ20歳そこそこだった彼女は、
どことなく女優のつみきみほに似ていてきりっとしていたし
お洒落で素敵な子だなと思っていた。
名前が同じ事が判明し誕生日も近い事を知って親近感と
ファッションセンスなんかも近くて気が合い、
私たちは先輩後輩の垣根を越えて親しくなり
あまり弱音をはいたり甘えたりしないのが彼女の魅力だったが
若さのせいか時々無神経なことを言う時があったので
よくイエローカードを出したものだ。(お互い様だった)
その会社を辞めてもう5年以上経つけど
職場で互いに助け合って仕事の結果を出した信頼関係の絆は
ことのほか強くて、全員が職場を去って
お互いの生活や状況がそれぞれ変わっても
誰かの節目の時には必ず会ったりして
変わらない関係は今も続いている。
彼女に付いていた新人教育係の同僚は
「すっごく気が強い。えらい負けず嫌いな子で
ああいう子って扱いにくくて憎らしいわ~」(と関西弁で)
言っていたのが印象深い。でも彼女の負けず嫌いは
相手の領域に侵食していくような感情的なものではなく
純粋に対象の物事に対するチャレンジ精神だったので
負けず嫌いじゃない私から見ていて不快でもなく
むしろ痛快だった。素直でまっすぐ過ぎるくらいなのだ。
しかし可愛くてスタイルも良いのに人に媚びず(特に男の子に)
色気もないし上司には歯向かうし
キャラがストレート過ぎて年数が経つほど
男の子に(一部上司にも)恐れられていった。
彼氏も居ないようだったし本当にこの子は大丈夫かしらと
知ってる男の子を紹介したりもしたけど彼女のほうが脈なしだった。
私の周りの男性には彼女の裏表のないまっすぐな性質や
独特な透明感が伝わったのか、受けは良かったのだが
数年前、何人かで初島に泊まりに行った時のこと
やっと色っぽい話を聴かされて、その2年後に
その時話に出てきた人とめでたくゴールインし
あれよあれよという間に新居を構え、出産した。
そうだ、彼女恋愛には晩熟だったけど、仕事は早かったっけ・・・
そんな事がぐるぐる頭を巡って目の前の彼女の母親ぶりを見ていたら
子は可愛いしパスタとワインはおいしいし感激して
涙が出そうな親戚のおばちゃんモードになる。
ママになると声色まで変わるようだ。
子猫を呼ぶ時の母ネコの声を想い出した。
本当に可愛い子だった。
あの笑顔を想い出すと今もほほが緩んでしまう。
そうだ、子供の名前はまさに彼女を表していた。
その名は「凛」ちゃん
これまでに体験した事ない強い揺れだったのでビビったし
帰りは全電車が止まってて散々だった。
思えばこの日は朝からおかしな日で
予定通り家を出たらターミナル駅の階段で人だかり。
一つ先の駅で列車の人身事故があり
復旧の目処がたっていないという事で
仕方なく逆方向のターミナル駅へ、30分ロスしてしまった。
南部の大田区は神奈川の一部と共に震度5弱だったので
帰宅したらきっと食器の数枚くらい割れてるだろうと思ったら
テレビの上の小さな時計が倒れてるのと
本(何故か会田誠挿絵のジェローム神父:本人の直筆サイン付、
横尾忠則:なぜ僕はここにいるのか:ワーズワース詩集)が3冊
落ちていただけだった。高層マンションでもないし2000年の
建築だから意外に揺れず結構しっかりしているらしい。
これなら6が来ても大丈夫かもしれない・・・と
少し安心したけれどやっぱり地震は怖い。
この日友人の未熟児で生まれた
生後5ヶ月の赤ん坊に会いに行っていた。
目的地から電話したら彼女が我が子を抱いて迎えに来た。
10ヶ月ぶりの挨拶もそこそこに小さな子供に目が釘付け。
初対面で泣かれたらどうしようと思ったら
私が近づく前にこちらのほうを見て口を開いて
きゃっきゃと笑っている。なんて可愛い子なんだろう・・・
そのこぼれるような笑顔の穢れなく
愛くるしいことといったら喩えようがない。
友人の目の特徴と同じく子供の目も
子猫のような藍色に、くりくりと光っていた。
にしても初対面の赤ん坊にこういったリアクションを
取られるケースは2度3度ではなく
笑った、というよりは笑われている感覚に近い。
サングラスしててもそんなに面白い顔なのか、わたし・・・
イタリアンレストランで先に着いていたもう一人の友人と着席した。
改めて母子を見ると彼女が新入社員で入社してきたときのことが
想い出された。当時まだ20歳そこそこだった彼女は、
どことなく女優のつみきみほに似ていてきりっとしていたし
お洒落で素敵な子だなと思っていた。
名前が同じ事が判明し誕生日も近い事を知って親近感と
ファッションセンスなんかも近くて気が合い、
私たちは先輩後輩の垣根を越えて親しくなり
あまり弱音をはいたり甘えたりしないのが彼女の魅力だったが
若さのせいか時々無神経なことを言う時があったので
よくイエローカードを出したものだ。(お互い様だった)
その会社を辞めてもう5年以上経つけど
職場で互いに助け合って仕事の結果を出した信頼関係の絆は
ことのほか強くて、全員が職場を去って
お互いの生活や状況がそれぞれ変わっても
誰かの節目の時には必ず会ったりして
変わらない関係は今も続いている。
彼女に付いていた新人教育係の同僚は
「すっごく気が強い。えらい負けず嫌いな子で
ああいう子って扱いにくくて憎らしいわ~」(と関西弁で)
言っていたのが印象深い。でも彼女の負けず嫌いは
相手の領域に侵食していくような感情的なものではなく
純粋に対象の物事に対するチャレンジ精神だったので
負けず嫌いじゃない私から見ていて不快でもなく
むしろ痛快だった。素直でまっすぐ過ぎるくらいなのだ。
しかし可愛くてスタイルも良いのに人に媚びず(特に男の子に)
色気もないし上司には歯向かうし
キャラがストレート過ぎて年数が経つほど
男の子に(一部上司にも)恐れられていった。
彼氏も居ないようだったし本当にこの子は大丈夫かしらと
知ってる男の子を紹介したりもしたけど彼女のほうが脈なしだった。
私の周りの男性には彼女の裏表のないまっすぐな性質や
独特な透明感が伝わったのか、受けは良かったのだが
数年前、何人かで初島に泊まりに行った時のこと
やっと色っぽい話を聴かされて、その2年後に
その時話に出てきた人とめでたくゴールインし
あれよあれよという間に新居を構え、出産した。
そうだ、彼女恋愛には晩熟だったけど、仕事は早かったっけ・・・
そんな事がぐるぐる頭を巡って目の前の彼女の母親ぶりを見ていたら
子は可愛いしパスタとワインはおいしいし感激して
涙が出そうな親戚のおばちゃんモードになる。
ママになると声色まで変わるようだ。
子猫を呼ぶ時の母ネコの声を想い出した。
本当に可愛い子だった。
あの笑顔を想い出すと今もほほが緩んでしまう。
そうだ、子供の名前はまさに彼女を表していた。
その名は「凛」ちゃん