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「黒死病」大流行はネズミのせいではなかった?最新研究では「ヒト→ノミ・シラミ→ヒト」

2018年01月29日 | サイエンスジャーナル

 パンデミックとなった黒死病

 黒死病というとペストのこと。感染すると皮膚が黒くなるのでこう呼ばれた。日本では感染症法により一類感染症に指定されている。ペストは元々齧歯類(特にクマネズミ)に流行した病気で、人間に先立ってネズミなどの間に流行が見られることが多い。

 ノミ(特にケオプスネズミノミ(英語版))がそうしたネズミの血を吸い、次いで人が血を吸われた結果、その刺し口から菌が侵入したり、感染者の血痰などに含まれる菌を吸い込んだりすることで感染する。人間、齧歯類以外に、猿、兎、猫などにも感染する。

 世界史に数次の全地球規模の流行が記録されており、特に14世紀の大流行は、世界人口を4億5000万人から3億5000万人にまで減少させた。中世の欧州やアジアで大流行し、多くの人々の命を奪ったペスト。その原因であるペスト菌は、ネズミによって拡散されたと長い間信じられてきた。だが、犯人は別にいたようだという結果が最新の研究で示され、論争を呼びそうだ。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/

参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011700018/

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