赤潮と青潮は「始まり」にすぎない
皆さんは、海が赤やピンク色に染まるのを見たことがあるだろうか?昨年のゴールデンウイーク中に、全国でも有数の海水浴場である神奈川県鎌倉市の海が赤く染まった。赤潮が発生したことが原因で、ゴールデンウイーク中の観光客からは困惑の声があがった。一方、赤く染まった海水が夜になると一転、青白く光り幻想的な光景になったことが話題になった。
原因は夜光虫である。夜光虫(Noctiluca scintillans)は海洋性のプランクトンで、大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。動物分類学では古くは植物性鞭毛虫綱渦鞭毛虫目、最近では渦鞭毛虫門に、植物分類学では渦鞭毛植物門に所属させる。一般的な渦鞭毛藻とは異なり葉緑体は持たず、専ら他の生物を捕食する従属栄養性の生物である。
夜は美しく見える夜光虫であるが、その発生原因は海が汚れたことが原因である。実際に、海水をすくってみるときつい臭いがした。外海との海水の交換が悪い海域に、家庭や工場、下水処理場からの排水が流れ込んで海水中の窒素やリンなどが増えると、海水中のプランクトンが急速に増殖する。夜光虫もそういったプランクトンの1つだ。
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参考 National Geographic: natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/010900142/
貧酸素水塊―現状と対策 | |
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海洋と生物 208 Vol.35-No.5 2013 | |
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