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自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

「温かいおむすび」と「冷めたいおむすび」脂肪をよく燃やすのはどっち? 「レジスタントスターチ」の健康効果

2018年06月27日 | サイエンスジャーナル

 「温かいおむすび」と「冷めたいおむすび」

 「温かいおむすび」と。脂肪をよく燃やすのはどっち?

 実は「冷めたいおむすび」の方。温かいご飯になくて、冷めたご飯にある健康成分が、脂肪の燃焼を促進する。その成分が「難消化性でんぷん」。炊く前のお米の中ではでんぷんは固まった状態だが、加熱すると結合が解かれる。それが冷えると再び結合して、難消化性でんぷんになる。

 でんぷんと聞くと肥満のもととして女性に敬遠されがちだが、「難消化性」、つまり"消化されにくい"でんぷんに姿を変えることで、腸の中で食物繊維のように働き、私たちの健康に貢献してくれる。普通のでんぷんと違って胃で消化されにくいため、小腸で吸収されずに大腸まで届くのが特徴。難消化性でんぷんは、大腸内で腸内細菌の餌となり「酪酸」「酢酸」「プロピオン酸」という成分に分解される。

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参考 Kenbi nave: http://www.kenbi-navi.jp/column/editors/post_7.shtml


インフルエンザウイルス侵入の鍵を握るタンパク質特定!「カルシウムチャンネルブロッカー」が特効薬になる?

2018年06月25日 | サイエンスジャーナル

 日本で撲滅した「はしか」が流行

 今年、3月に沖縄での麻疹流行が報道された。日本では麻疹はなくなったはずだが、今回のような流行が度々起こるのはなぜだろう。

 日本の麻疹は、2015年3月27日から「排除状態」となっている。排除状態とは、その国や地域特有のウイルスによる麻疹が発生しない状態が3年以上継続したとき、世界保健機関(WHO)によって認定される。

 ただ、その国や地域で排除状態になっただけであって、麻疹そのものが撲滅されたわけではない。麻疹がまだ抑えられていない海外への渡航者や、海外から日本を訪れる人が持ち込む可能性は常にある。つまり、日本の麻疹は現在では「輸入感染症」となっている。

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参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/05/20180528_01.html

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山形米「どまんなか」で認知症予防?コメに健康成分フィチン酸を確認!がん・尿路結石予防も

2018年06月24日 | サイエンスジャーナル

 高齢社会と認知症予防

 総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といい、世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。

 平均寿命が長くなり、少子化が進むにつれ、社会の中で高齢者の占める割合が増え、将来に向けて大きな課題となっている。65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約5人に1人になるとの推計もある。

 現在のところ認知症の治療に決定的な方法はないが、生活習慣病の予防は認知症予防にもつながる。バランスのとれた食事や適度な運動を心がけよう。アルツハイマー型認知症は、ある日突然発症するわけではない。脳の小さな変化が少しずつ進行し、かなり進んだところで、疑いようもない認知症の症状が出るようになる。

参考 山形新聞: http://yamagata-np.jp/news/201806/08/kj_2018060800157.php

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金井さんがISSから帰還!長期宇宙滞在、生物への影響調査「健康長寿のヒントは、宇宙にある」

2018年06月23日 | サイエンスジャーナル

 金井さんがISSから帰還

 2017年12月から国際宇宙ステーションに長期滞在していた金井宣茂さんたち3人が搭乗したソユーズ宇宙船が6月3日、カザフスタン共和国に着陸した。金井さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月半(168日)滞在した。

 金井さんは日本人宇宙飛行士としては12人目だが宇宙ステーションでの長期滞在は7人目。滞在中ISSの運用に関わる任務や科学実験などをこなした。 米航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、金井さんは日本時間午後3時ごろ、ロシアのアントン・シュカプレロフ飛行士、NASAのスコット・ティングル飛行士と一緒にソユーズ宇宙船に乗り込んだ。

 その後宇宙船は同午後6時すぎにステーションを離脱、大気圏に突入後、パラシュートで草原に着陸した。NASAテレビによると、金井さんは帰還直後にもかかわらずカメラの前で笑顔で手を振り、報道陣の質問に「着陸の様子はジェットコースターみたいだった」などと元気に話していた。

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参考 サイエンスポータル: https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/06/20180604_02.html

宇宙飛行士という仕事 - 選抜試験からミッションの全容まで (中公新書)
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宇宙飛行士だけが知っている 最強のチームのつくり方
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これからは光子エネルギーの時代!燃料いらずの夢の宇宙エンジン「EMドライブ」はマイクロ波を利用

2018年06月22日 | サイエンスジャーナル

 光子推進ロケットは実現可能

 近い将来、人類が火星まで行くとなるとその時間が問題になる。火星までの距離は7800万km。徒歩で1000年、車で30年、音速ジェットでも約5年、現在の宇宙船でも5ヶ月もかかる。

 そこで、現在とは違う方法で移動する宇宙船が考えられている。反重力や反物質、空間を変化させる方法、ワームホールを利用する方法など様々なアイデアがあるが、もっとも実現に近いものが光子推進ロケットかもしれない。

 光は質量がないにもかかわらずエネルギーを持っている。これを「光エネルギー」という。このエネルギーをロケットに照射し、反射させれば推進力に変わる。

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参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/052400226/

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冥王星に「地球のような特徴」、メタン粒子の砂丘を発見!ニューホライズンズのデータから

2018年06月21日 | サイエンスジャーナル

 冥王星は生きている

 冥王星には、メタンの氷がヘビの鱗状に覆った広大な平原をはじめ、太陽系屈指の奇妙な地形が見られる。しかし、その地下ではさらに、氷の天体の概念を根底から覆すような、地質活動が起こっている。

 それまで科学者たちは、太陽系の端にあるこの極寒の天体に、ほとんど地質活動はないと考えてきた。 地球からの観測によって、冥王星の表面で季節ごとに氷が移動している可能性は指摘されてはいたが、今回ニューホライズンズのデータからは、想定外の事実が明らかになった。冥王星は今も(あるいはつい最近まで)地質学的に“生きている”のだ。内部の熱の作用で、その表面の物質に動きが起きている。

 米サウスウエスト研究所のキャシー・オルキン氏は、スプートニク平原と呼ばれる直径1200キロほどの広大な氷原に言及し、「太陽からこんなに離れた冥王星に地質活動があるとは、本当に驚きでした」と言う。

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参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/060100188/


地中レーダーで観測、ツタンカーメン王の墓に「隠し部屋なかった」!ファラオの呪いか?定説覆る

2018年06月20日 | サイエンスジャーナル

 地中内部を調べる方法

 見えない地中内部を調べるにはどうしたらよいだろうか?

 例えば地球内部構造を調べるには、「地震波」を使う方法がある。すいかをたたいて実がつまっているかを調べたり、聴診器を当ててからだの様子を探るように、地震波の波の伝わり方から地球内部を調べることができる。この方法は、異なる層の境界がどこにあるかを調べる上では大変有用で、地殻、マントル、核の境界とともに、それぞれの中にも、深さ方向に大きく波の伝わり方が変化するところがあることがわかった。今では、核の中は、深さ約5150kmを境にして、外側の液体部分(外核)と内側の固体部分(内核)からなることが分かっている。

 最近では、人体のCTスキャンにも似た「地震波トモグラフィー」という手法によって、地球内部の3次元的な構造を細かくみることができるようになってきた。地球内部の電磁気的性質やニュートリノを使った新しい方法によって、地球の内部構造がより具体的に明らかになると期待されている。

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参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/050800178/


枝に擬態する「ナナフシ」、卵は種子に擬態、鳥に食べられ分布拡大する!ナナフシの七不思議

2018年06月19日 | 動物

 ナナフシとは何か?

 ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称。草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的。「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではない。また、「竹節虫」は中国語由来の表記である。

 ナナフシ目の学名の "Phasmatodea" は「異様なもの」を意味する phasma と、高次の分類群を示す odea を合わせたもので、学名についてはこの他に "Phasmida" とする場合もある。

 細長い体で、その姿は葉や枝などの植物体に擬態している。それだけではなく、硬い卵殻に覆われた卵も植物の種子に擬態している。体長は数cmから50cmを超えるものまでさまざまだ。

参考URL http://www.phasmatodea.com

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NASAの新宇宙望遠鏡「TESS」のとらえた、20万天の星を見よ!第2の地球発見に期待

2018年06月18日 | サイエンスジャーナル

 地球と同サイズの惑星探せ 宇宙望遠鏡TESS打ち上げ

 宇宙望遠鏡「TESS」といえば、米航空宇宙局(NASA)が4月18日打ち上げた宇宙望遠鏡。およそ2年間にわたって地球を周回し、地球と同じぐらいの大きさで、生命が存在できそうな惑星の発見を目指す。

 太陽のように光を放つ恒星を観測すると、周回する惑星が前を横切った場合にわずかに暗くなる。TESSはそのわずかな変化から惑星を見つけ出し、その大きさや公転の軌道、周期などをはじき出す。NASAがマサチューセッツ工科大と共同で3億3700万ドル(約360億円)かけて開発した。

 NASAが2009年に打ち上げた宇宙望遠鏡「ケプラー」は、9年間の観測で2600個以上の系外惑星を見つけた。TESSはケプラーよりも400倍広い視野を持ち、ほぼ全天をカバーする。2年間で太陽系に近い恒星を中心に20万個を調べる計画だ。

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参考 アストロアーツ: http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9923_tess


ネッシーにチェックメイト! 環境DNA分析で未確認生物を確認生物に?最新の科学的手法

2018年06月17日 | サイエンスジャーナル

 環境DNAとは何か?

 環境DNAというと、海・川・湖沼などの水に含まれるDNAである。生物は日々、皮膚のかけら、糞、卵、精子などを環境に落としながら生きている。これらのゴミには生物のDNAが含まれていて、周囲の水や土に混ざってゆく。つまり、1本のガラス瓶に採取した土や水が遺伝子ライブラリになっているのだ。

 生物の個体から直接採取されたのではなく、環境の中にあるこうしたDNAが、環境DNAと呼ばれる。科学者は土や水からDNAを単離し、塩基配列を解読し、既知のDNAの塩基配列のデータベースと比較して、それを残した生物を特定できる。

 近年、配列決定のコストが急激に下がり、多くのDNAデータが収集されるにしたがって、参照用データベースの規模が爆発的に拡大している。米国立衛生研究所(NIH)が運営する巨大なDNAデータベースGenBankに登録されているDNAの塩基配列データは、1982年以降、18カ月ごとに倍増している。現在では、塩基配列では2億以上、塩基対の数としては260兆を超えるデータが蓄積されている。もしデータベースにない生物のDNAがある場合、その種を特定できずとも、未知の生物がいるかどうかははっきりする。

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参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/052500229/

海洋と生物 234 Vol.40-No.1 2018 環境DNAが拓く魚類生態研究の未来
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「強い力」の大きさは?陽子内部の圧力を測定、中心部は中性子星よりも高圧10の35乗Pa

2018年06月16日 | サイエンスジャーナル

 強い力の正体は?

 世界を支配する4つの力というと、重力、電磁力、強い力、弱い力(基本相互作用)である。

 このうち強い力は、基本相互作用の一つである。ハドロン間の相互作用や、原子核内の各核子同士を結合している力(核力)を指す。その名の通り電磁相互作用に比べて約137倍の強さがある。強い力の理解は、歴史的には湯川秀樹による、パイ中間子の交換によって核子に働く核力の説明に始まるが、1970年代前半の量子色力学の成立によって、ゲージ理論として完成した。

 強い力は核力ともいい、原子核をつくる力であるが、陽子、中性子には作用しない。では何に作用するかというと陽子、中性子を構成するクォークに対して作用する。クォークは赤、緑、青のカラーチャージといわれるものをもっていて、それぞれに作用する。

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参考 マイナビニュース: https://news.mynavi.jp/article/20180525-636182/

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)
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地面にソーラーパネル、駐車場に敷き詰めたコンビニの新型店舗登場!狭い土地を有効活用

2018年06月15日 | サイエンスジャーナル

 太陽光発電の設置場所

 太陽光発電は、建物の屋根や空き地などに設置するのが一般的である。ソーラーパネルをたくさん設置するには広い土地が必要だから、価格が安い郊外エリアにソーラーパネルが集中してしまう。結果、景観が損なわれてしまう。また、電気を遠くから運ぶと、徐々に電気が失われてロスが生じる。

 ソーラーパネルによる景観破壊と送電ロス。この2つを解決する方法として、「道路で太陽光発電する」という方法が注目されている。

 道路で太陽光発電は奇抜なアイデアに思える。しかし、この発電方法は新しい太陽光発電のスタイルとして、欧米を中心に開発や実験がすでに行われている。

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参考 NHK news:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011447161000.html

太陽光発電で、誰でも資産家になれる! 一生困らないお金の増やし方
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ビオ・マガジン
改訂版 太陽光発電アドバイザー試験公式テキスト
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日本能率協会マネジメントセンター

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照射する光によってレタスの味が変わることを発見!植物工場の利点「安全・安定・栄養」を生かせ!

2018年06月14日 | サイエンスジャーナル

 植物工場

 植物工場は、内部環境をコントロールした閉鎖的または半閉鎖的な空間で植物を計画的に生産するシステムである。植物工場による栽培方法を工場栽培と呼ぶ。

 植物工場は、安全な食料の供給、食材の周年供給を目的とした、環境保全型の生産システムである。一般に、養液栽培を利用し、自然光または人工光を光源として植物を生育させる。また、温度・湿度の制御や二酸化炭素施用による二酸化炭素飢餓の防止なども行われる。これらの技術により、植物の周年・計画生産が可能になる。

 実際、冷夏や暖冬、台風などの気象変動の影響を受けることがなく、病原菌や害虫の被害にあうこともないため、凶作がなく、一定の量、形や味、栄養素などの品質、そして安定した価格での供給が可能である。

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参考 マイナビニュース: https://news.mynavi.jp/article/20180524-635615/

図解でよくわかる植物工場のきほん: 設備投資・生産コストから、養液栽培の技術、流通、販売、経営まで (すぐわかるすごくわかる!)
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植物工場経営-明暗をわける戦略とビジネスモデル- (B&Tブックス)
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深海2300mにサンゴの群体、まさかの発見!謎の多い深海の宝石サンゴは雌雄異体と判明

2018年06月13日 | サイエンスジャーナル

 深海サンゴと造礁サンゴ

 サンゴ(珊瑚)は、刺胞動物門に属する動物のうち、固い骨格を発達させるものである。宝石になるものや、サンゴ礁を形成するものなどがある。

 腔腸動物花虫綱六放サンゴ亜綱のイシサンゴ目に属する種類が大部分で、そのほかに八放サンゴ亜綱に含まれるクダサンゴやアオサンゴ、さらにヒドロ虫綱のイタミレポラなども含まれる。

 サンゴ礁を形成する造礁サンゴにはトゲサンゴ科のハナヤサイサンゴ、ショウガサンゴ、トゲサンゴなど、ミドリイシ科のミドリイシ、アナサンゴ、コモンサンゴなど、そしてハマサンゴ科のハマサンゴ、ハナガササンゴ、アワサンゴなどがあり、もっとも造礁サンゴが豊富な南洋群島やオーストラリアの大堡礁(グレート・バリア・リーフ)などでは500種くらいはあろうとされている。

 これに対して宝石になるサンゴ類はほぼ例外なく深海産である。といっても数千メートルともなるような深さではなく、せいぜい数百メートルから千メートルくらいの「浅い深海」に生息している。

 ちなみに、日本でよく知られているアカサンゴやモモイロサンゴは相模湾以南の水深200~300mから記録されている。また、宝石に加工される骨格は白からピンク、赤など美しい色を呈し、非常に硬くて緻密であり、太い根元の部分は簡単に折れることはない。

 緻密な骨格を作るため成長は非常に遅く、枝の伸びる速さはアカサンゴで2~6㎜/年程度と言われている。こんなに硬い骨格を作るが、柔らかいソフトコーラルに近い仲間である。

 浅いサンゴ礁にすむサンゴ「造礁サンゴ」は主に六放サンゴ亜綱イシサンゴ目に属する種類で構成されている。体内に褐虫藻と呼ばれる微細藻類を共生させるのも特徴で、やはり硬い骨格を持ちますが、ほぼ白色の中がスカスカの泡状構造で研磨しても光沢は出ない。それどころかぼろぼろと崩れてしまう場合もある。

 そのため成長は速く、枝状のミドリイシ類など速いものでは15~20㎝/年で枝が伸びていく。宝石サンゴ類とは遠い親戚で、むしろイソギンチャクに近い仲間である。

 造礁サンゴは水温が18〜30℃の暖かい水が大好きで、水が透明で水深は40m未満、チッソやリンなどの栄養が乏しく塩分が高い海水にすんでいる。一方、深海に生息する宝石サンゴはサンゴ礁のサンゴとは種類が違い、水深100m以上、深いものでは1,000mを超える深海底にすんでいる。

 今回、さらに深い海に生息している深海サンゴが発見された。

 深海2300mにサンゴの群体、まさかの発見

 メキシコ湾の水深2300メートルの深海で、サンゴの「秘密の花園」が発見された。米海洋大気局(NOAA)が動画を公表、科学者らもメキシコ湾でこうした群体を見たことがないという。

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参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/052100221/

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謎の多い太陽系外縁天体、炭素質の小惑星発見!逆行小惑星は太陽系外から?

2018年06月12日 | サイエンスジャーナル

 太陽系外縁天体

 私たちは太陽系の外側についてどのくらい理解しているのであろうか?

 先日、宇宙が誕生して間もないころの、132.8億光年彼方の銀河を地球最大の電波望遠鏡で発見しているが、意外なことに我々は、太陽系の外側に何があるか分かっていない。

 というのも、自ら光を出す恒星や恒星の集団である銀河については観測可能であるが、太陽系外縁部は太陽の光も弱くなり、自ら光ることのない惑星や小惑星は、観測する方法がないからだ。ちょうどブラックホールがどこに存在するか分からないことに似ている。

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参考 アストロアーツ: www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9907_2004ew95

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