laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

茉莉花と生姜

2014-08-01 | cinema

ブルージャスミン見てきました。1/4くらい爆睡しちゃったんですけどねw

ウッディアレン全盛期?を知ってる人間としては、どうしてもストレートに受け取れなくて、このストーリーの裏にはどんな痛烈な皮肉が隠されてるんだろう?とかかんぐっちゃうわけですが。
今回はなんせ睡眠時間が長かったのでかんぐることも不可能で、単にストーリーの流れを受け止めちゃうとあほな茉莉花(ジャスミン)ちゃんと善良な生姜(ジンジャー)ちゃんの姉妹が対照的な人生&男チョイスの末に見た景色は・・・って感じでして。

あくまで1/4の睡眠時間に描かれていたことを除いて、の感想なのですが、単純にこの映画を見ていると、まるで「人生の幸せはお金じゃないんだよ」的道徳教育映画みたいなテーマなのか、と思えるくらいの、ある意味ストレートなストーリー。本当にそういう映画だったんだろうか?

最近のアレンは、年のせいか、とても素直な映画を撮るようになってきたので、そういう可能性もなくはないんだけど、そんな映画撮るアレンはあたしゃ嫌いだw

全部通してみたら「毒」を感じ取れるのかなあ・・・取れなかったらいやだなあ・・・ってことで再見はしないと思います。

3/4みた限りでは茉莉花ちゃんを演じたケイト・ブランシェットががんばってるなあという印象だけが際立って。好きな女優さんなのだけれど、この映画ではとにかくがんばってる(目立ちすぎという意味)感ばかりが強く・・・なんかメリルストリープでも目指してるんですかねぇ・・・と思ってたらこの映画でオスカーとってるんですね。うん、ハリウッドが好みそうな演技だったw

…生姜ちゃんの妹役の女優さんは上手いと思うけれど、造型があまりにありきたりで、いくら血がつながってないとはいえ、同じ両親に育てられてここまで違う好みに仕上がる?と疑問に思うほどの茉莉花ちゃんとの対照ぶりにorz
ま、頭が弱いってことと、男好きってことは共通してるのかwどんな両親やねんw

ってことでつまらなくはなかったのですが個人的な見所は、最近親近感を持ってるNYとSFの町並みと、ケイトブランシェットの典型的パークアベニューマダムファッションくらいだったかしら?

それにしても、アレンは本当に年とって勧善懲悪的お決まり映画しか作らなくなったのかしら?
私生活ではいまだに勘悪懲善としか思えないのにwww


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