客席はともかく、舞台「は」熱かった夜の部に引き換え、舞台までなんとなく冷え込んだ印象の歌舞伎座昼の部。この日、お外はポッカポカの開花宣言もそろそろか?の陽気だっただけに余計ね・・・ちなみに、終演後はお外までなんとなく冷え込んできましたのことよ。
対面
ん?なんだろう?
襲名月の皮切り。襲名役者は不在としても、兄と甥二人も登場。
花形役者勢ぞろいで、歌舞伎の華、的曽我物。
そのうえ個人的にはご贔屓勘九郎が登場。
なのに、なのに・・・楽しくない。
舞台全体に祝祭感がないのよね。
なにがどう悪いというわけでもない。
取り立てて下手糞もいなければ所作を心配しなけりゃならないような年寄りwもいない。
なのに、なのに・・・
最後まで楽しくなれなかった。
児太郎(大磯の虎でも化粧坂少将でもない三人目。なんて役だっけ?)がとても綺麗だったのと、
勘ちゃんが、松緑くんが三方を壊してるとき下手で控えてるときの角度が絶妙に美しかったこと(鋭角30度、鈍角150度、みたいなw)のが、素晴らしかった。
なぜあのシーンの写真がないんだ!
の欲求不満解消?のためにスーパーモデル級のコタ写真買っちゃったw
ね、綺麗でしょ?
舞台が楽しくなかったので、楽しくなるためにw
ポッカポカのCAFEのテラスでランチ。白ワインも飲んですっかり楽しくなって
戻ってきたら、かなり遅刻。
女戻駕はほとんど見られなかったw
錦ちゃんととっきー兄弟のいちゃつき、というあまり見られないものを見られたのが目の保養。
一人ひとり踊ってるときは菊ちゃんがいちばん!と思ってたんだけど連れ舞になったら、いやあ菊ちゃんでかい!てか錦ちゃんよりでかいんだから少しは背を盗めよ!と思った。錦ちゃんは思ったより踊れたw
少ししか見てない割にいいたいこと言ってますなw
俄獅子
ここでも梅玉さんと魁春さんという、めったにいちゃいちゃしない兄弟wのいちゃいちゃが見られたのが収穫かな。
てか、襲名演目以外の、とにかく役者を順列組み合わせで詰め込みました、感が半端じゃない。特に昼の部にそれを感じてしまったなあ。とはいいながら祝祭感がいちばんあったのが、このごった煮的適当舞踊だったってのも皮肉。
鎌倉三代記
個人的に、いまだに完全に起きていたことがないかもしれない唯一の演目w
菊畑も逆櫓も太十も克服したんだけど。この日もやはり時姫のクドキで撃沈してしまいました。
襲名役者の、しかも、サワリ中のサワリであるクドキで寝てしまうなんて、本当、雀右衛門さんごめんなさい。
しかし、何度見ても太十と鎌三を混同してしまうワタクシ・・・
井戸から出てくるのは吉右衛門だと思い込んでたらいきなり又五郎で混乱w
二人出てくるってすっかり忘れてましたのw
誰か私を寝かさずに一度でいいから最後まで物語を見届けさせて!www
でも目覚めてからの後半、特に吉右衛門の高綱物語のところはさすがでした。
菊五郎・葵太夫ともに休演していたのでこの二人が揃ったのはほんの1-2日前だとか。
ベストな状態で見られたのだから、まあ感謝しなければね。
…ごめんなさい。それ以上の感動はなかった、です。
あ、京屋シスターズ(妙・蔵)がおそろいの衣装で双子みたいで可愛かった。ここだけ祝祭感がw
京ジャニでは金閣寺の雪姫の後見をしていた純くんに、ああ、襲名の大役の後見任されるようになったのね、とちょいと感動。稽古風景では蔵さんがやってたんだけど、本番は純くんに任せてもらってるのかな!ずっとだといいな!
団子売
中村屋大和屋コンビ、中村屋兄弟コンビ、などの思い出が強烈で、正直松嶋屋父子コンビでは見たくないなあ、と思った。でも仁左衛門ががっつり踊るなんて今後めったに見ることもないかもしれないし、途中遅刻しちゃったから早退はやめとこうと思ったのもあって、拝見しましたw
いやあここまで短縮版の団子売見たの、初めてっす。
板付きで始まって、1分くらいで団子出来上がってなかったか?wwww
仁左衛門のパートはほぼ全部w手を抜いてある感じで、でも普通お福がやる「じさまとばさま」の手だけはちゃっかり自分が踊って。ってか、勘ちゃんがやったほうがよほどちゃんと腰が曲がってじさまとばさまに見えたぞwww
ま、楽しい気分で追い出されるには、これくらいがよかったのでしょうね。
ふふん。
そうそう、高円宮妃久子さまがご観劇。
ちゃきちゃきと明るい雰囲気で、客席にめでたい風をほんの少し送っていただいていたようでしたw
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