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錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

産卵温度は13~14℃以上がベスト

2025年03月31日 | 昆虫・植物

今月の26日に採集したスジボソヤマキチョウの母蝶を福岡へと持ち帰り、大型の吹き流しを用いて強制採卵中。
そして参考までに採集した当時の状況を記すと…
現地の天気は晴れおり風速1mの風が南南西から吹くものの午前11時台の気温18.1℃。
そんな条件下でオオイヌノフグリで吸蜜を繰り返し林縁でホストのクロウメモドキを探す姿が見られた。
ただ、現地から持ち帰った翌日は福岡県南部は雷を伴った雨が降ったことから母蝶を吹き流しに収容はしたが採卵のセットは組まなかった。
しかし、その翌日(28日)になると午後から多少雨が小降りになったことから吸蜜用にポット栽培のネモフィラと宿根イベリス(Iberis sempervirens)を入れ、そこへホストであるクロウメモドキの3点でセットを組んだものの天気は回復せず結果として卵は産まなかった。
が!


翌日の29日は朝から陽が射して最高気温は14.1℃(13時)
ただ、この気温は1時間程度で急降下。
よって日当たりの良い場所に吊るしたのが功を奏したのか、そこそこの数の卵を産んでくれました。
しかし一夜明けた30日の最高気温は9.4℃(13時)と二桁には届かず中の母蝶も全く動く気配が無かった。
それを考えるとスジボソヤマキの産卵する温度は13~14℃以上なのかもしれません。
そして今日の予想最高気温は16℃と気温が上昇し、高い気温が続く今日から週末までが最も卵の数を稼げると考えて良いのかもしれない。

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